東方光巨人X   作:ストライク心神

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幻想郷の情報を得るために紅魔館へとやってきた大地とX。そこで、フランドール・スカーレットと出会い、友情を交わす。しかし、フランは遊びと称して弾幕ごっこを仕掛けてくるのだった。

その戦いのさなか、フランは狂気に身を委ね、目を赤く光らせて暴走を始めたが、2人はピュリファイウェーブでフランの狂気を取り除く。

そして、地下の大図書館へと歩んでいくのだった。


紅魔館を襲う怪鳥

「パチュリー様?入ります」

咲夜はそう言うと、地下にある大きな扉を開いた。そこに目に入ったのは、膨大な量の本や資料。

 

すると1人の少女が声をかけてきた。

「あら咲夜?お疲れ様。」

その少女は銀髪(蒼?)で背中にコウモリのような羽を持っている。フランと若干似ている。レミリア・スカーレットだ。

 

「お嬢様、実はお客様が」

昨夜がそう言うと、レミリアは大地の方を向いた。

「あら?あなたは外界の人かしら?初めまして。ここ紅魔館の当主のレミリア・スカーレットよ。」

レミリアは上品に大地に一礼をした。

 

大地もビシッと気を付けをし、レミリアに深々とお辞儀をした。

「初めまして。大空大地です。ここの図書館で調べ物がしたいのですが…」

 

「あら?調べ物?構わないわよ。外界から来た人が一番情報を得やすいのはこの図書館ですもの。」

レミリアはにっこり笑って大地に言った。

 

「ところで、さっき上からものすごい音が聞こえたけどなんかあったの?咲夜。」

レミリアは首をかしげて咲夜に言う。

「あ、先程大空大地様が妹様と弾幕ごっこをなされたのです。しかし、この方はまだスペルカードも持ってないですし弾幕もうてません。でも妹様のことを鎮めてしまいました。彼はなにか特別なちからがあるようです。しかし、この力については彼本人から秘密にするように頼まれてるのでここでは言えません。」

咲夜は真剣な顔してレミリアに伝えた。

 

大地と霊夢とフランは既に本を調べ始めていた。

「うわぁなんだこの図書館、どこになんの本があるか全然わからない…」

大地はこんなに大きな図書館に普段来ることもないだろう。

「あら?お困りのようね。」

すると今度はまた別の少女が声をかけてきた。紫色の長髪をリボンで止めた暗い少女だ。

「私はパチュリー・ノーレッジ。この図書館の館長といったとこかしら?あなたの探してる資料ならその棚にあるわよ。あ、これあなたのいた世界から流れ着いたものだけど、何かわかるかしら?」

 

パチュリーは1冊の本を大地に渡す。大地はその本を読んで驚愕する。

「なによ、これ、ウルトラマン?」

霊夢も驚愕する。

「ウルトラマン…オーブ?ウルトラマンビクトリーに、ウルトラマンギンガまで…」

「なにか関わりあるの?」

霊夢は大地に聞く。

「ついこの間共に戦った絆の戦士だよ。」

 

「まぁ後で詳しく話すから、今は情報探し!」

大地はしばらく眺めたあと、パチュリーにその本を返して幻想郷の情報探しを再開した。

 

時は過ぎ、日が暮れ始めたころ、大地と霊夢は調べ物を終えて紅魔館から出ようとしているところだった。

「また来てね!大地お兄ちゃん!!」

フランはにこやかに手を振る。

「また力になれることがあればいつでも手伝うわ、いつでも来なさい。」

レミリアも大地に言う。

 

「さぁて、帰って…」

大地がそう言いかけると、Xが叫んだ。

「大地!霊夢!危ない!!」

「えっ?」

2人はその場から離れる。すると、上空から炎が放射され、さっきまで大地たちがいた場所が爆発を起こして燃え上がる。

 

「えっ?何が起きたの?」

流石の美鈴も目を覚ます。上を見ると、赤と黒の巨大な鳥が急降下しているではないか。

 

大地と霊夢は1度紅魔館へと戻った。

「大地!あれは何!?」

霊夢は大声で大地に聞く。

「あれは、火山怪鳥バードン!デマーガに続いて…」

大地も冷静に答える。

すると、レミリアとフランが立ち上がる。

「ふ、ふ、ふ、この紅魔館を傷つけるようなもの、私たちが許さないわ。覚悟しなさい、バードンとやら。」

レミリアとフランはそう言うと飛び立っていく。しかし、彼女達はバードンを目にした時少し驚愕した。それもそのはず。50mもある怪獣を簡単に倒せるはずがない。

 

「神槍「スピア・ザ・グングニル」!!」

「禁忌「レーヴァテイン」!!」

 

2人は槍や炎の剣を持ってバードンに切りかかる。当たりはするものの、ほとんど聞いていないようだ。

 

「うそ、全く聞いてない…」

レミリアは絶望した。自分のお得意のグングニルが効かないからだ。

「こんなに効かない相手、今までにいたかしら?」

フランも絶望している。

 

すると、バードンは彼女らに毒液を吹きかけた。

 

「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

2人は毒を食らって落ちてきた。そして、苦しそうにもがいている。

「お嬢様!!妹様!!」

咲夜が駆け寄るが、2人は苦しそうに地面でのたうち回っている。

 

ここで大地が駆け出した。霊夢もついていく。

 

「ここなら誰にも見られないわ。」

霊夢がかげっている場所を指さし、大地を誘導。大地はそこでXデバイザーを取り出す。

 

「X、ユナイトだ!」

「よーぅし、行くぞ!!」

 

[ウルトラマンエックスと、ユナイトします。]

「エックスぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

 

「イィィィィィッッサァァァァァァ!!!」

[エックス、ユナイテッド。]

 

上空にX時の紋章が広がり、サイバーラインに包まれた何かが落ちてくる。そして、地面を巻き上げ、着地する。

 

咲夜は驚愕した。先程フランと戦った戦士が、あんな巨大な姿で登場していることに。

 

霊夢はXを見ると深く頷く。Xもそれを見て頷き返す。

 

「ピュリファイウェーブ!!」

Xは螺旋状の光線をレミリアとフランに撃った。すると、ふたりの身体から毒素が消え、2人は通常の状態を取り戻した。フランは礼を言う。

「ありがとう!!X!!」

「X!?」

 

すると、地下にいた小悪魔やパチュリーまでも出てきた。

「あれが、ウルトラマン…ウルトラマンXなのね…」

 

「イィィィ!スウォォォアァォァ!!」

ウルトラマンXはバードンの方を向いて、拳を構える。そして走り出した。バードンと甲高い鳴き声を上げて走る。

 

バードンとXが衝突する。Xが殴り、バードンが叩き、お互い互角にダメージを入れていく。すると、バードンが口から火球を吐き、Xに命中する。

 

「ウゥッッ!!」

 

Xは苦しそうな声を上げて飛ばされる。さらにバードンは火炎を吐き、Xを焼く。

 

「ウォォォォアァァァ!!!!」

Xは焼かれて苦しそうにしている。そして、かろうじて飛び出た足でバードンを蹴り飛ばす。バードンも飛ばされて地面に叩きつけられる。Xは高く飛び上がると、四股をX字に広げ、右足でバードンに飛び蹴りをした。

「Xクロスキック!!」

蹴りが入ったバードンにX字に光る衝撃波が発生し、バードンはまたも吹き飛ばされる。

 

Xはその後膝をついた。Xの胸のX字の青い発光体が赤く点滅して音を鳴らしている。

 

「大地?X?」

霊夢はその苦しそうなXを見て少し心配した。

 

「カラータイマーが鳴っているわね。もう限界が近いわ!!」

パチュリーもXを見ていう。

 

(大地お兄ちゃん、頑張って!)

(大地さん、どうか!立ち上がってください!)

咲夜とフランは強く祈る。

 

「大地!ヤバいぞ!!」

「そうだX!この前手に入れたアレを使ってみよう!」

「ちょ、私にだって心の準備が!!」

「そんなこと言ってる場合じゃないだろう!」

 

大地はXデバイザーに前に手に入れたあのカードをセットした。

 

[博麗霊夢、ロードします。]

 

すると、Xに紅白のマントがかかる。

 

[博麗霊夢アーマー、アクティブ。]

 

Xは異様な姿をしている。流石に巫女服ではないが、巫女服に近いスカーフとマントを羽織っているからだ。

Xは手を掲げる。すると、お札のようなものがXの手に握られた。そして、そのお札を右手の人差し指と中指で挟み、眉間に持っていく。そして、その手を1度後ろに引いてから前に突き出す。すると、Xの周りにサイバーラインが走り、カラフルな弾幕が飛んだ。しかも、バードンに命中し、バードンは苦しそうな咆哮をあげて吹き飛ばされている。

 

「威力も違う…」

霊夢は驚いた。そして、

「あ、あの時の…」

そう、初戦のデマーガ戦の後に自身の心の光がXに力を与えたのは言うまでもない。今のXはその力を使って戦っているのだ。

 

バードンはフラフラと起き上がる。

 

「良し、大地、一気に決めるぞ!」

「あぁ!」

 

すると、スカーフに赤と白のサイバーラインが走る。そして、再びお札を上に掲げると、お札から強力な閃光が発生する。そして、周りにサイバーラインが走り、Xの周りに弾幕が円を書くように出現する。

 

「夢想封印X!!」

「フゥゥエアァァ!!

Xはお札を持っている手をバードンに向かって再び突き出した。すると、ハードンの周りに弾幕が出現し囲むように回っている。そしてXの周りの弾幕がバードンに向かって飛んでいく。すると、バードンに命中し爆発を起こす。さらにほかの弾幕をバードンに迫っていき命中して大爆発を起こす。バードンは弱った鳴き声をあげて爆散する。そして、爆発の中心にサイバーラインが集まっていきスパークドールズを形成する。

 

Xは博麗霊夢アーマーを解除し、普通の姿に戻って飛び立っていく。

 

 

大地が光に包まれて霊夢の前に降りてきた。

 

「おかえり。私の力を使うならちゃんと言いなさいよ。夢想封印まで使って!」

「ごめんごめん。」

 

大地は霊夢と共にレミリアたちの元へ行く。

 

「あら大地?どこに行ってたの?さっきのバードンとやらは巨人が倒して言ったわよ。」

「あ、そうですか?…ではまた。お世話になりました。」

「はい、気をつけて。」

 

「全く、私の力を使うだなんて、ホントXって何でもできるわね。」

霊夢は内心嬉しく思いながらつぅんとした口調で言った。

「まぁ、私よりゼロの方が適任だろうけど。」

Xも笑って言った。

 

綺麗な夕日が、帰路につくふたりを朱色に染めるのだった。

 




次回:地底の怪獣と烏天狗
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