平成最後の夏も終わりですね。幽香さん、平成の今までありがとうございました。
最後にベットで夜の思い出作りでも(殴
幽香「本編始まるわ」
視界が暗く、空気も薄い一つの狭い部屋.....いや、空間というべきか。
そこは幻想郷でもペルソナと住民が争ってる空間でもカービィ達が居る空間でも無い。
とある事故で忘れ去られた者が閉じ込められていると言っても過言でない空間だ。
そこに今、シュテンは居た。
頭を苦しそうに抑えつつ、目の前の人物から目を離さぬよう警戒しながらゆっくりと起き上がって......
「.....誰だ.......お前は?」
『...................』
シュテンの目の前に居る人物.....視覚で確認出来ながらもシュテンはその人物から気配を全く感じ取れなかった。
まるでそこに存在しないかのように.....
さらにその人物は顔がシュテンに酷似していた。
まるで鏡を見ているかのように。
だが相手が鏡ではないことは分かっている。
先ほどから聞きなれない言葉をブツブツと呟いているから.....
「..........初めましてだ、我が息子」
「!?」
背後から声をかけられてシュテンは大きく飛翔しては酷似している人物と話しかけてきた人物を両方視覚内に入れられる場所に着地する。
「後退と同時に背を壁に預けて死角を無くす.....わずか数秒でその判断をして実行するとは、ずいぶん強くなったじゃないか。サファファファファファ(笑い声)」
背後から現れたシュテンを「わが息子」と呼んだ人物。
身体全てを覆うようなフード付きのローブを纏っており、雰囲気だけならばシュテンと酷似していた。
「お前.....ジャーボ・アルタルストか?」
「ん?.....私が君と会うのは初めてだが.....何処で私の名を知った?」
「.....色々あってとんでもない状況でお前の事を少し聞かせてもらっただけだ.....」
シュテンは夏の始め、レティのために幽香と戦った日の夜を思い浮かべていた。
レティがシュテンを押し倒して襲おう(意味深)としていた時、レティになぜ自分を襲うのかを聞いたら帰ってきた返答。
「アイビムの前博士であるジャーボ・アルタルストに後継者をよろしくってね.....」
あの時まさかレティの口からアイビムの名が出るとは思わなかった。
「挨拶が遅れてすまなかったな、息子よ」
「俺はあんたの息子じゃない!」
「...そこは勝手にしてくれ」
ジャーボはゆっくりと歩むとシュテンに酷似している人物に話しかける。
するとその人物は消えていった。
「おっと、言い忘れてたな。今のはW.D.Gaster博士だ。君はもう会う事は無いだろうから覚えなくとも良いけど.....」
(あの俺に似ている奴はGasterって言うのか.....ある意味恐ろしいな.....)
ジャーボは警戒する息子に背中を見せたまま何処からかディメンションミラーの様な物を取り出した。
通常のディメンションミラーと違って色が灰色と白だ。
「息子よ、これを見てくれ」
「息子って言うんじゃねぇ、ぶっ飛ばs_______あ?」
ジャーボが見せた鏡には妹紅、勇儀、萃香、ウィザーが男性と女性の人型の神と対峙している様子が映されていた。
_____________________________________
「ここから先はペルソナ様の本陣!汚れたものが立ち寄っていい所ではない!」
「良いのかい、ホイホイやって来て。俺は命令とあらば女までも構わず食っちまう男だぜ?」
ペルソナの側近で犬の被り物をしたアヌビスと青いツナギを着たアベヌスがペルソナの本陣のすぐそこでウィザー達を足止めしていた。
「アヌビスか、丁度いい。貴様の召喚する天使が鬱陶しい所だったんだ。消えろ」
ウィザーは地面から数メートル浮いたところでアヌビスたちを見下すように言い放つと、アヌビスを一瞬で消し飛ばした。
「うほっ、いい攻撃だ。お前さん相手ならこいつをぶちかましても♂問題なさそうだ」
アヌビスがぶっ飛ばされた余波に微動だにしなかったアベヌスは意味深なセリフを言うと背後から一つ目の大きな巨人が現れた。
大きさは10mはあるだろう。
「ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」
アベヌスは阿部顔で背後の巨人サイクロンを指さす。すると妹紅がまるで例のあのネタを知っていたかのように答えた。
「すごく...大きいです.....」
「妹紅。やめなさい。」
やがて数分後にはアベヌスもサイクロンも撃破され、ウィザー達は本陣へと乗り込んだ。
「ん?ウィザーか....おぉ、幻想郷の住民まで来ておるのか!」
別名ロリ神と恐れられている超越神ペルソナは玉座から降りるとクロウとオーディンに下がるように命じ、指をパキパキ鳴らしながら戦闘態勢を取った。
「勇儀、萃香、妹紅。奴は強いぞ。あのピンク玉が来るまで時間を稼ぐぞ。」
「「「おう!」」」
これが三分前の出来事である。
そして今は.....
本陣まで押されていたペルソナは自ら前線に出て、幻想郷の住民を片っ端からぶっ倒していった。
スカーレット姉妹も鬼も妖怪も魔理沙も妖夢も蓬莱人もウィザーもペルソナに戦闘不能にされた。
たった一撃で
ペルソナはすでに紫と幻想郷の守りである霊夢の本陣のすぐそこ、というか霊夢の目の前に居た。
紫は霊夢を背中に隠すように守ってウィザーの時より怯えた目でペルソナを睨みつけていた。
対するペルソナは特に表情を変えずにウィザーを一撃で沈めた腕を振り上げた。
「させ.....なぃ.......!」
「む?」
突如、ペルソナの足が強く引っ張られる。
その足元には血まみれの妹紅が.....
ペルソナは目を少し輝かせると妹紅の方へと向いた。
「お主、不死身なのか!凄いのぅ!」
妹紅は大声を上げると轟炎で自分もろともペルソナを炎で包み込んだ。
もちろんこんな炎ではペルソナは火傷すら追わない。
せめてもの時間稼ぎであり、霊夢を逃がそうとした妹紅の素晴らしい行動だ。
「うぐぅ.....!」
だが超高速で飛んできて炎の外からホークスが妹紅の心臓を刺したため、妹紅は一時的に絶命してしまった。
「でしゃばってペルソナ様の邪魔すんなよ雑魚が....」
「.......ホークス、でしゃばってるのはお主じゃ。下がれ」
____________________________________
「!妹紅ぅ!!」
その様子を鏡からシュテンは殺される妹紅を見て悲痛な声を上げる。
そしてジャーボに向かって「俺を早くここに移動させろ!」と叫んだ。
しかし
「弱き息子よ、お前に何ができる?」
まさにその通り。
勇儀や妹紅が勝てなかったのにシュテンが勝てるわけがない。
「......幽香は!?オリジナルやあの花の妖怪は何処だ!?奴らなら勝てるだろ!」
「彼女達ならある空間に閉じ込められてるよ、抜け出せるがあとは最低でも5分はかかるだろう。」
5分は長すぎる。
鏡を覗くと霊夢と紫がペルソナ相手に戦っている。
(持って後1分程度か......ならば!)
「ジャーボ!俺が5分時間を稼ぐ!だから俺を転移させろ!」
まともに戦って勝てぬのならメタルでも何でも使って
「出来るのか?」
「何だったら妹紅以上に死んでも粘ってやるよ!」
シュテンは本気だ。
カービィが守るまで自分が守る。
「.....素晴らしいな、我が息子よ。では10秒後に転移させよう。準備はいいな?」
「10秒もいらん!今すぐだ!」
(本当に素晴らしいな、我が息子よ。)
ジャーボは血こそは繋がっていないが事実上の息子が幻想郷を守るために宿敵に挑む雄姿を真顔で見つめていた.....
___________________________________
「さすがは博麗の巫女じゃ!面白い能力じゃの!」
「くっ.....ぬ」
紫が霊夢を庇って倒れてからわずか10秒。
ペルソナの攻撃が集中してきたため、霊夢はすでに限界だ。
霊夢の能力の「空を飛ぶ程度の能力」でどんな強大な力も彼女に通用しないはずだが、なぜかペルソナの能力の前では無効されていた。
「さて、お主を洗脳すれば戦いも終わるかのう?」
ペルソナが膝から崩れ落ちている霊夢に手を伸ばす.....触れられれば終わり.....だが霊夢は動けない。
だがペルソナの手は自分の数倍身長の高い男の手によって遮られた。
いつの間にか居た男にペルソナは大きく後退する。
「すまない、変な奴のせいで遅れた。」
「.....遅い........」
いつもは頼りないが今回だけは素晴らしい希望の光見える男。
それもそのはず、彼は
「オーディン!こやつは誰じゃ!?」
「......!...シャテン・シュテン....人間から絶対的信頼を寄せられてる英雄です....が戦闘能力は先ほどの鬼より大きく下回ります。」
(シュテン....!違う、貴様ではない!貴様ではペルソナ様を止められないぞ.....カービィを.....早くあのピンク玉を...!)
ペルソナの側近のオーディンは幻想郷で集めた情報をペルソナに伝えるとなんと心の中で唯一ペルソナに勝てるであろうカービィの乱入を願った。
彼はペルソナの幻想郷支配を反対しているのだ.....もちろん彼にはペルソナを止められない。
「鬼より大きく下回る....雑魚か、興味はない。消えろ」
その言葉と同時にペルソナの光速のパンチがシュテンを捕らえる。
しかしシュテンは吹っ飛ばずに鏡の様に割れて行った。
「なんじゃと_____」
「ライジンブレイク!!!」
動揺するペルソナにいきなり現れたファイターシュテンの決め技が入った、無論鬼の攻撃すら効かないペルソナには打撲痕すら入らずにペルソナにカウンターが決まる。
「む!?これも鏡じゃと?」
不意打ちのシュテンも鏡の様に割れてゆく。
そして今度は三方向の不意打ちが入る。
「マジカ・スターアロー!」
「みだれ花吹雪!」
「ドラッグストア!」
「鬱陶しいわぁ!!!」
たった一つの大声でシュテンのミラー分身は三体とも消える。もちろん中に本物は居ない。
(残り三分程度か.....このまま分身出してもこっちの能力が尽きるだけだな)
シュテンは今自分が召喚できる最大の数のミラー分身を特攻させた。
それぞれにいろんなコピーを持たせて。
「不快ね......このあたり一面吹き飛べ!天変地異!」
超越神が両腕を振り下ろすと鬼も顔負けの衝撃波が辺りを埋め尽くす。
範囲はそれなりに抑えてあったのか霊夢の距離辺りは暴風程度で済んでいた。
しかし分身は全滅。
すべてガラスの破片と化していた。
「......丁度いい分散の仕方だ」
突如、シュテンがどこからか現る。
雰囲気からしてミラー分身ではないだろう。
「......マジカ・スターアロー!!!」
ギリギリまで引っ張り、威力を込めた星の矢を全力で放つ。
無論、ペルソナは軽々とかわすが.....
キィン、キィン、キィン
ペルソナの周りを何かが反射し続ける。
そう、これは昔風見幽香の時に使った戦法....ただ少し違いがありその違いを上げるならば.....
シュテンは矢を放ったとに休まず放ち続けた。
超越神に負担を与えるために何本、何百本も.....
「これは少し.....驚いたのぅ」
あっという間にペルソナの周りはスターアローだらけになり、隙間もかなり少ないほどの数だった。
「これで倒せると思っちゃいないが.....重傷は負えよ?超越神が...」
右手を高く上げて、指を鳴らすと鏡は全てペルソナの方へ向いた。
それと同時に数百本のスターアローも隙間なくペルソナの命を刈り取るために赴いた...
「火炎龍柱.....」
ペルソナの瞳が赤く光ったと思うとペルソナは妹紅以上の炎に包まれた。
スターアローは全て弾かれ、燃やされ、灰となってしまった。
「.........化け物すぎるだろ.....」
シュテンはそう呟くしかなかった。
炎が消えるとそこには無傷なペルソナ。
(こりゃオリジナルでも無理かも知んねぇぞ......)
そんなことを考えつつもシュテンは次の行動に移り出た。
「コピー、メタル!!!」
耐久戦だ。
もちろんこんな奴に30秒も持たないが、ブラフも込めての行動だった.....
そしてその時に彼ら、彼女達は現れた。
ヒーローは遅れてくるものだと言うが、遅れすぎて危うくシュテンが自分が身を挺したヒーローになるところだったぞ。っとシュテンは呟いた。
真っ白な空間に現れるは、幻想郷の化け物とピンクの悪魔達。
彼らが跳ねるとき、最高超越神は絶望に叩きのめされる。
「ぽよぃ!」
To be continued...
カービィ来た!これで勝てる!(確信)
記念すべき三人目のアンテキャラはGasterさんです!
オーディン・・・ペルソナの側近でウィザーの元部下(裏切り)。ペルソナの幻想郷支配を反対していたがペルソナには逆らうことはできずに嫌々幻想郷の情報を漏らした。カービィ達が現れた時はペルソナや他の奴らにバレぬ程度にガッツポーズを決めた。
ペルソナ・・・作者(HR-H HR-E)が作ったオリキャラではなく作者の友人が作ったキャラ。能力は「ありとあらゆるすべての物を司る程度の能力」と、小・中学生が考えそうなチート能力。のじゃロリであるが、素は普通に少女口調。
元ネタは多分......自然王 ナチュレ様
アベヌス・・・大体察しは着いたと思うが、例のあのいい男♂をモデルにした神