東方星桃玉   作:HR-H HR-E

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今回はイラストを入れてみました。

皆さんの画面ではちゃんと映ってるでしょうか?


まぁ映ってもひどい絵ですからね


アシクビヲクジキマシター!!!

 

 魔王の城に等しい真っ赤な館、紅魔館のバルコニーの入口がノックされる。

 ノックの後には咲夜の声がバルコニーに響く。

 

「お嬢様、お客様をお連れしました」

 

「はいりなさい」

 

「失礼します」

 

 咲夜の後に続いてすっげぇ広いバルコニーに入ると紫色の髪をした少女が椅子に座っていた。背中にはコウモリの様な翼が生えており、吸血鬼を思わせる。

 

「ようこそ紅魔館へ、私がここの主レミリア・スカーレットよ。」

 

「当然だが質問いいか?」

 

「いいわよ」

 

 

「なんでそんな弱っているんだ?」

 

「え?」

 

 シャテン・シュテンの言う通りレミリアは今にも椅子からずり落ちそうなレベルでぐったりしていた。雰囲気に反してものすごく雑魚そうだ。

 

「じ....実は....ゼェゼェ.....」

 

「お嬢様、私がお話いたします。」

 

「おk.....頼んだわ....ゼェ」

 

 喋るのもつらそうになってきたレミリアを見て咲夜は話を始める。

 

「お嬢様がこうなったのには大きな理由がございます」

「お嬢様には5歳年下の妹様がおられるのです」

「おん」

 

「ある日、突然お嬢様が妹様を心配になられ部屋に様子を見に行かれました」

 

「なぜに?」

「その日は紅魔館の上空に黒い霧が出てたからです....そして、妹様の部屋にお嬢様と私が行くと妹様の周りに大きな黒い球体があったのです」

「球体?」

 

 黒い球体という単語にシュテンは少し引っかかる。

 

「その球体は妹様を取り込み、消えてしまいました。その後消えた妹様を探すべく、周りで情報を聞いていたら、妹様が人里などを襲っていたという話を聞いたのです!」

 

「.........」

 

「そして妹様を見つけ、話かけてみると....まるで何かにとりつかれた様に私を襲ってきたのです。それを聞いたお嬢様は妹様が心配になり、こんな感じに.....」

 

「なるほど......で、なぜ俺らに相談する?」

 

「妹様がおかしくなったのと同時にあなたみたいな異生物が来る現象が起きたから...」

 

「ゼェゼェ....何か...心当たりが...ハァ...あるかしら?」

 

「......ある、思いっきりな」

 

 レミリアは崩れかけの姿勢を戻すと、目線でシュテンの話の続きを催促してきた。

 

 

 

 

 

「おそらく.....ダークマター族だろう....」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

「ダークマター族とは?」

 

()()()()()()()()()()()()()()....あらゆる星を襲い、寄生して自分たちの住みやすい星にして、また移動をする厄介で迷惑な種族だ。黒い球体、何かがとりついた、俺たちとほぼ同時期に起こった。あくまで例えばの話だが可能性が高い.....」

 

「ゼェゼェ....ハァハァ.....フランは...元に戻るの?」

 

 シュテンとカービィは同時にうなずく。

 

「ボコボコにすれば寄生された側はほぼ無傷で元に戻るだろう。.....それよりも、俺らにとっていい話を聞いてなかったな...俺らはそれを聞きに来たのにいつの間にか話が変わってたし。」

 

「.......フランをもとに戻してくれたら....教えるわ...ゼェゼェ....」

 

「......まぁ、構わん。そのフランていう妹さんにとりついてるダークマターに聞けば、帰り方が分かるかもしれんな」

 

 

 

 するとバルコニーの入口が蹴破られる勢いで開かれた。そして入って来たのはレミリアも咲夜も呼んでないはずの霧雨魔理沙だった。

 

 

「!?....ま、魔理沙!..ゴホォゲォ!」

 

 立ち上がりながら叫びつつ、レミリアは血を口から吐く。

 

「すまないな、レミリアと咲夜...妹さんの評判のために他の人たちにばれたくないようだがダークマター族がとりついてるかもしれないんじゃ..人手が必要だ」

 

「ゴボォ.....いいわ、ばれても妹の罪はすべて私が背負うわ....」

 

「え!?そんなお嬢様!?」

 

 

「.....年上のプライド的なやつか?まぁそこらへんの問題には俺らは何も言わないぜ」

 

 妹はおろか、家族すらいないシュテンは興味無さそうにレミリアの反応を見て肩を竦める。

 

「行くぞ魔理沙、オリジナル.....」

 

 そう言ったシュテンはかっこつけのつもりかバルコニーから外へ飛び降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、次に聞こえたのは骨が粉々になるような痛々しい音とシュテンの奇声だった。

 

「ああーー!!アシクビヲクジキマシター!」

 

 

「「「...........」」」

 

 三人は無言の冷たい目で庭を転げまわってる仮面のバカを見下ろす。

 続けてシュテンは情けない奇声で叫び続ける。

 

「あ!しかもどこに行けば妹さんに会えるかも分からん!」

 

 

 

 こいつ役に立たねぇ.....

 

 この場に居るシュテンを除いた誰もが同じことを思った瞬間である。

 

To be continued...

 




前回までのお話で間をあけすぎたので
今回はあまり間を開けないようにしました。
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