この度なんと東方星桃玉に平均評価が付きました!
評価、お気に入りしてくださった皆様ありがとうございます!
平均8というとても高い評価ですが、その分多くの人が私の作品を見に来るという事です。
最終回までこの評価を維持するのは難しいでしょうが、それでも高評価のまま最終回を迎えたいです!
「あ~.....妖夢は選手紹介されなかったのね.....やっぱりメタナイトの弟子で下に見られてるからか.....」
大会に参加しなかったタランザは観客席の手前の方で選手紹介を見ていた。
そして自分が4番目くらいに応援している妖夢が選手紹介されなかったのを残念に思いつつもそりゃそうかと思っていた。
「おや、タランザさんですね?」
「ん?」
タランザの隣の空席にヘカーティアほどでは無いが変な服装にサンタ帽子の青髪の女性が座った。
「こうして会うのは初めましてですね、私はドレミー・スイート。夢の世界の支配者です」
(あっ、こいつはやばい奴なのね)
冥界の管理者は暴食、フラワーマスターはカービィですら勝てるか分からない強者、地獄の女神は変なTシャツヤローとタランザはいち早く幻想郷の凄い役職を持った者はやばい奴と気づいている。
だが、ドレミーはそこまでやばい奴.......ではある。
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『お待たせしました!Aブロック第一試合!まさか初戦から登場!星のカービィ!それと雲居一輪!』
実況のヤマメが選手を呼ぶと二つの入口からファイターカービィと一輪&雲山が出てくる。
それと同時に観客席が大盛り上がりする。
一番盛り上がってたのはタランザの隣に居るサンタ帽の女性だがカービィにはそれが誰なのかは分からなかった。
「カービィさん、貴方がとんでもない強さがあるのは分かってますが。私も雲山は貴方を超えます。雲山も似たようなことを言ってます。」
「うぃぅ!」
『それでは第一試合始め!』
コングの音が鳴ると同時に先に仕掛けたのは雲山。
雲で出来た腕を大きさを変え、殴りかかった。
対するカービィは片手から丸い衝撃弾を放ち、雲山ではなく一輪を狙う。
間一髪一輪は衝撃弾を避けた。
「予測できない攻撃をしてくるとは.....まさに初見殺し」
(儂を使うスペルカードを扱うお前が言うな。)と雲山が言っております。
再び雲山がカービィに殴りかかり、今度は一輪が弾幕でカービィを狙い撃つ。
だがカービィは攻撃を全て潜り抜け.....
「スマッシュパンチ!」(心の声)
構えのモーションもほとんど無く、カービィは高威力の衝撃弾を雲山を突き抜けて一輪に命中させる。
モロに食らった一輪はよろよろとしながらステージから落ちた。
落ちたと言っても高さは50cm程度である。
ルールには相手が戦闘不能及びステージ外に出るが敗北条件なので落ちた一輪は.....
『Aブロック!第一回戦!勝者は星にカービィ!!!』
初戦はカービィの勝ち。
これはカービィの強さを知るすべての者が予想できた。
一輪の味方である聖ですらだ.....
その後、カービィは敗れた一輪を心配して居たが妖怪である彼女は大丈夫と言いながら顔を青くし、医療室へ向かった。
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『Aブロック!第二回戦!ポップスター最強の剣士メタナイトと地獄に住む鬼(仏)こんがらの試合を始めます!』
「あんた強いんだって?女だからって私をなめない方が良いよ」
「無論、今まで相手が女だろうとなめてかかったりした事は一度もない」
でかいロボに乗る秘書や三魔官、銀髪の少女とメタナイトは女性だから弱いと思った事は一度もない。
目の前の足の無い角の生えた女性も弱いなどと思っていない。
お互いに剣と刀を構え、ヤマメの合図と共に一瞬で距離を詰めて斬りかかった。
鬼に等しいパワーを持つこんがら、圧倒的スピードのメタナイト。
こんがらが刀でメタナイトのギャラクシアを弾き、メタナイトが追撃されないように驚異的なスピードで斬り返す。
「マッハトルネイド!」
こんがらの大振りを隙をつき、メタナイトが高速回転を始める。
回避があまり得意ではないこんがらは何とか刀一本と自慢のパワーでマッハトルネイドを止めるが、こんがらは無傷とはいかなかった。
まさか無理やり技を止められるとは思わずメタナイトは仮面の下から驚くが、まだ技や切り札があるため余裕があり気だった。
「.......ならば!!」
こんがらは一気にメタナイトから距離を取ると刀を高く振り上げ、一気に振り下ろした。
嫌な気配がしたメタナイトは止める暇もなく空中へと避難した。
その選択は正解だった。
「な....なんという.....」
『さ.....さすがは鬼(仏).....』
会場の観客も実況もメタナイトも唖然していた。
たった一本の刀で100メートルはある闘技場を叩き割る.....だけではなく。
なんと変形させた。
平らな場はなんと岩だらけの荒野となった。
「これで私としては戦いやすくなったな」
「幻想郷の住民は本当に何でもありだな.....」
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一方控室ではシュテン、カービィと他ブロックのプロト、ぬえ、妖夢が見ていた。
「なるほど、死角を増やして不意打ちをする気か.....単純だがメタナイトとの剣術戦を無くそうしているな」
「鬼って脳筋イメージがあるけどそうでもないんだな」
「萃香さんとか能力を頭良く使って戦ってるけどな」
そういえば次の試合は霊夢と萃香とシュテンは思い出した。
もし自分が自分の試合で勝てばシュテンはそのどちらかと戦う事になる。
(霊夢はともかく、萃香が厄介だな.....いまだに勇儀に膝すらつかせて無いのに勝てるか?)
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「不意打ちと言えどこの私とここまで戦えるのはカービィや
「正確には仏だよ.....私は!!」
こんがらが刀を横に薙ぎ払い、周りの瓦礫ごと両断する。
しゃがむことで避けたメタナイトはギャラクシアを構えなおしこんがらへ駆けて距離を一気に詰める。
嫌な予感がするこんがらは後に引こうとするがそれ以上後ろは場外。
ならば正面からメタナイトの技を受けるしかない。
「シャトルループ!」
距離を詰めたメタナイトが繰り出したのはその場で空中を一回転して舞い上がるシャトルループ。
まともに食らえばあのカービィですらただでは済まないし、この世で彼とギャラクティックと心のカゲくらいしか扱えない技術を求められる技だ。
刀で受け止めようとしたが一回転によりメタナイトの宝剣ギャラクシアは腹部を傷つけた。
「剣術は最高峰だな!」
素直にこんがらが笑みを浮かべてメタナイトを称賛する。
そんな余裕があるという事は彼女はまだまだ戦える力があるという事だ。
「楽しいな!」
「私もそう思う」
再びこんがらとメタナイトが武器を構える。
不意打ちはメタナイトに効果的だが決め手に欠ける。
技術を問われる剣技は拍子をつくのに効果的だがこんがらに大したダメージは与えられない。
先に動き出したのはこんがら。
刀から強力な斬撃をメタナイトに向けて振り飛ばした。
それはまるでメタナイトやカービィが扱うソードビームの様に...
この攻撃を見て、メタナイトはちょっとした賭けに出てみる。
成功すればこんがらを倒せるかもしれないし、失敗すれば待ち伏せされて一撃を貰うかもしれない。
リスクがあるが、こんな程度なら問題ない。
「ディメンションマント.....」
メタナイトは自らのマントで身体を覆い隠し、飛んでくる斬撃を身体で受け止めた。
それを狙っていたかのようにこんがらは先ほどとは倍近くの差がある速度でメタナイトを刀で叩きつけた。
超スピードからの鬼(仏)のパワー.....並みの猛者なら全身骨折ものだ。
しかし、そこにはメタナイトは居ない。
合ったのは黒く美しいメタナイトのマントのみ.....
「なっ!?居ないだと!?」
驚いたこんがらが慌てて辺りを見回す。
その瞬間、メタナイトの賭けはメタナイトの勝ちとなった。
「甘いな」
突然聞こえる一言と共にメタナイトはこんがらの背後へと現れ.....こんがらは地面へと倒れた。
『わぁぁぁぁぉ!!Aブロック第二回戦の勝者はなんとメタナイト!!!』
メタナイトは歓声を上げる客には目もくれず、メタナイツ達にこんがらを医療室に丁寧に運ぶよう命じると次の対戦相手の名を見て仮面の下から笑い声を漏らした。
なぜなら次彼が戦うとしたら相手はあのカービィなのだから
To be continued...
ドレミーさんの最初のセリフで「夢の世界の支配者」を「夢の国の支配者」と書き間違えてしまいそうになったのは内緒。
ドレミ〇キ〇「ハハッ!」
シュテン「アウトォォォォォォォォォ!!!!!」
*10月14日の博麗神社例大祭の準備(時前打ち合わせ)とかで14日以降まであまり小説投稿はできません。もしかしたら終わった後もしばらく遅れる可能性もあります。
今回遅れたのも忙しかったのが原因です。
人気が出始めたのに投稿が遅れてしまうのは本当に申し訳ございません。
なのでこの小説の代わりに14日に博麗神社例大祭に行く、それの生放送を見るなどで最高の東方ライフを送ってください!