僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
天喰が窃野達を食い止めて数分、天喰は苦戦を強いられていた。
窃野の個性"窃盗"によって天喰が再現したものは全て奪われ、多部の個性"食"によって再現したものは食べられ、その隙を狙われ宝生の個性"結晶"で攻撃される。
しかし天喰にも秘策がないわけではない、天喰はそっと腰にベルトを巻きつけた。
窃「なんだぁ?ここに来てまだ何かする気か?」
へらへらと笑う窃野に目もくれず、天喰はオーズドライバーにメダルをセットし、バックルを傾けた。
天(使わせてもらうぞ!仮面ライダーの力!)
窃「俺らの前でチンタラするってナメすぎだろぉがよぉ!」
窃野が天喰がスキャナーを構えた瞬間に飛びかかる。
窃野の手がスキャナーを捕える前に、天喰はスキャナーにベルトを読み込ませた。
天「変身!」
《タカ!トラ!バッタ!》
窃「うげぇ!」
窃野は突然天喰の前に現れたメダルの光に弾き飛ばされる。
《♪タ・ト・バッ・タトバ・タ・ト・バッ!!!! 》
そしてメダルの光が天喰の体を包み、変身を完了させた。
天「これが、、仮面ライダーオーズ、、歌は気にするなってメモに書いてあったな、、」
天喰が変身した手足を見ると、窃野達の方を向く。
窃「なんだぁ?タカトラバッタって、、」
宝「気にしている暇はなさそうだな!」
宝生がすかさず結晶を天喰に向かって襲わせる。
しかし天喰はそれを跳躍で回避した。
宝「なに!」
天(避けようとして軽くジャンプしただけでこれか、、バッタの跳躍力のおかげか、、)
天喰は冷静に分析すると、腕を胸の前で交差しトラクローを展開させる。
天「はぁっ!」
そしてそのまま宝生の結晶をバラバラに切り刻み、着地した。
宝「俺の結晶をまるでバターのように刻みやがった、、」
窃「だけどよぉ!バラバラにしたのはいい選択じゃなかったな!」
窃野がバラバラになった結晶のカケラを拾い、天喰の顔面に向かって投げる。
天「っ!危な!」
天喰が咄嗟にそれを右腕でガードした瞬間、天喰の右腕につけられたトラクローが消えた。
窃「はーっはっはぁ!お前さっきよりいい武器つけてくれてありがとなぁ!アサリやタコより断然かっこいいぜ!」
天喰が結晶のカケラをガードした瞬間に窃野がトラクローを盗ったのだ。
窃野の右腕にはトラクローがつけられていた。
窃「さぁて、今度はお前が切り刻まれる番だぜぇ、、」
窃野にトラクローを奪われた天喰だが、焦る様子はない天喰はバックルのトラメダルを外し、青いメダルを入れ、再びスキャナーでスキャンした。
《タカ!ウナギ!バッタ!》
今度の天喰の両腕には、爪ではなく、二本のウナギウィップが握られていた。
窃「ウナギだぁ?多部!出番だぜ!」
窃野が多部を呼ぶと多部が天喰に飛びかかる。
多「喰う喰う喰う喰う!」
天「ふっ!」
天喰は多部に向かってウナギウィップを叩きつける、だがウナギウィップは多部の口にキャッチされた。
窃「ようし!そのまま食いちぎっちまえ!」
窃野が多部に向かって指示するが、多部の様子がおかしいことに気づいた。
多「ウナギ、、食えない、、マズイ、、」
多部がいくらウナギウィップを噛もうとしても噛みちぎれないのだ。
天「お前ならそう来てくれると思ったよ!」
天喰がウナギウィップを強く握る、するとウナギウィップから高圧の電流が流れた。
ビリビリビリビリビリビリ!!
多「ウウウウナギギギギくえないいいい!」
窃「まずい!感電して動けなくなってる!宝生!助けるぞ!」
宝「わかってる!」
天「!!」
天喰が2人の動きに気づいた瞬間、手からウナギウィップを離し、その場から離れた。
天「やはり連携は厄介だな、、だったら!」
天喰はすかさずベルトのメダルを全て取り替え、スキャナーでスキャンさせた。
《クワガタ!カマキリ!バッタ!♪ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ! 》
天喰はガタキリバフォームに変身し、3人の前に立った。
窃「次はなんだ?昆虫揃いになったが、、」
天「昆虫揃いになったが、甘くみるなよ、、」
天喰2「今度は」
天喰3「俺達も加わるからな!」
窃・宝「なにぃぃ!」
天喰の後ろから2人の天喰が出てくる、その光景に窃野と宝生は目を疑った、しかし何度見ても天喰が3人いる。
窃「昆虫って分身できたっけか?」
宝「いや、、俺に聞かれても、、、」
窃野と宝生は呆然と立ってしまっていた。
天1「お前らの強さは個性もあるがその連携だ」
天2「俺が3人になって連携を無くさせれば」
天3「こっちにも勝機はある!」
そう言うと、天喰3人はベルトのメダルを取り替え、フォームチェンジした。
《♪ラタ・ラタ・ラトラァータァー! 》
《♪シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!!》
《♪サ・ゴーゾ……サ・ゴーゾォッ!》
ラトラータコンボの天喰1は窃野の前に立ち、シャウタコンボの天喰2は多部の前に立つ、そしてサゴーゾコンボの天喰3は宝生の前に立った。
窃「おいおい、まさか俺たちは3対3になったってことかよ!」
天1「そういうことだ!」
ラトラータコンボの天喰1が窃野に向かって走る。
窃「くっ!けどこっちの有利は動かねぇ!こっちにはお前と同じトラの爪があるんだからなぁ!」
窃野が天喰1に向かってトラクローを振り下ろす、しかし天喰1が突然窃野の前から消えた。
窃「あれ?、、あいつどこに消え、、」
ドゴッ!
窃「うげぇ!」
窃野が後ろを向いた瞬間、天喰1の蹴りが顔面に叩きつけられた。
天1「後ろに回り込んでいたんだよ、速すぎて見えなかったか?」
そしてその隣では多部対シャウタコンボの天喰2が戦っていた。
多「喰う喰う喰う喰う!」
多部が天喰2に向かって飛びかかる、それを天喰2は空中でウナギウィップで縛り上げた。
多「ウナギ!喰う!」
しかし多部は怯まずにウナギウィップに噛み付いた。
天2「そんなに喰いたいなら喰らわせてやる!」
天喰2はウナギウィップをグイと引っ張り自分の体に近づける、そしてシャチヘッドから高圧の水流を発射し、多部を部屋の壁に叩きつけた。
多「ガボボボボ!海水、、マズイ!」
宝「多部ぇ!ぐぉ!」
多部と天喰2の隣では宝生とサゴーゾコンボの天喰3が戦っていた。
宝生の出す結晶は全てゴリラアームで粉砕され、天喰3が優勢になっていた。
宝「くそ!まさかお前にこんな力があったとはな!」
宝生が巨大な結晶を天喰3にぶつける、しかしそれを天喰3は受け止めた。
天3「あぁ、まさかこんな能力があるなんて自分でもびっくりさ!」
天喰3は巨大結晶を宝生に投げ返し、宝生を壁に追いやった。
宝「ぐっ、、くそ、、まさか俺の結晶がこんないともたやすく砕かれるとは、、」
ドンッ
宝生が壁から離れようとした瞬間、宝生の体に何かがぶつかった。
宝「なんだ、、っ!多部!」
ぶつかったのは海水をたらふく飲み、グロッキー状態になった多部であった。
窃「あれ!なんで俺らいつのまにか壁に追いやられてんだ!」
多部の隣には窃野も立っており、3人は揃って壁に追いやられていた。
天1「そろそろトドメか、、」
天2「あぁ、、」
天3「決めてやれ!」
天喰2と天喰3がその場から消えると、元のラトラータコンボの天喰1人になる、そしてメダルを入れ替えタトバコンボに変わった。
天「互いに信頼したいい連携だったよ、お前達の境遇も怒りも哀しみも俺にはわからないが、、!」
《スキャニングチャージ!》
天喰はバックルのメダルを再びスキャナーでスキャンすると、足がバッタの脚になり、大きく跳躍する。
天「その固い絆とやらは俺にもわかる!!」
そして空中でキックの体勢をとると、赤、黄、緑とリングが空中に展開される。
天「セイヤァァァ!」
ドガァァァァァ!
窃「うぉおおおおおおおおお!」
三色のリングを通り、繰り出されたタトバキックは窃野達に直撃する。
天「互いを信頼しあったいい連携だったよ」
そのまま窃野達は気を失い、決着がついた。
天「悪いけど、拘束させて貰うよこんなダメージじゃあしばらくは満足に歩けないだろう」
天喰が個性で出したタコ足で縛り上げた3人を背に話しかける。
天「あとマスク、外しとくよ、何仕込んでるかわかったもんじゃない」
天(手こずりすぎた、、皆はちゃんと進めているだろうか、、)
ここで天喰の体が大きく揺らぐ。
天(あれ、、体が、、仮面ライダーになった反動か、、)
ドサッ、、、
天「フッ、、ちょっと調子に乗りすぎた、、かな、、」
天喰はそのまま、床に倒れ気を失ってしまった。
次は乱破対切島・善彦編です