僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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ヒーローインターン回その6です


矛盾の戦い

天喰にヤクザ3人を任せた善彦達は治崎の元へ走っていた。

 

切「先輩、、大丈夫かな、、やっぱ気になっちまう」

 

緑「うん、、、」

 

善「いや、大丈夫でしょ、信じてあげてお二人」

 

善彦は天喰を信頼しているが、切島と緑谷からの信頼はゼロだった。

 

フ「背中預けたら信じて任せるのが男の筋やで!」

 

ここでファットガムが2人に一喝する。

 

切「先輩なら大丈夫だぜ!」

 

切島はその言葉で心情をコロッと変えた。

 

緑「逆に流されやすい人っぽい、、」

 

善「そーゆー人ですからね、切島きゅんは」

 

切「心配だが信じるしかねぇ!サンイーターがつくってくれた時間!一秒も無駄にできん!」

 

切島がそう言いながら走っていると後ろを走っていた善彦が異変に気づく。

 

善「そういえば、先程から壁が変化していないような、、」

 

緑「確かに、さっきまでぐにゃぐにゃだった足場が全然、」

 

「動いてない」と緑谷が言おうとした瞬間、相澤先生に壁が襲いかかってきた。

 

相(俺を狙って、、やはり"見られる"ことを嫌がって、、)

 

相澤先生が隆起した壁に押され、向かい側の壁の穴に落とされそうになる。

 

フ「イレイザー!」

 

しかし落とされる直前でファットが相澤先生を突き飛ばした。

 

相「すまない!」

 

フ「気にすんな!」

 

そしてそのままファットは相澤先生の身代わりとなり、穴に落ちて行った。

 

ファットが穴の中の洞穴をゴロゴロと転がり広間に落とされる。

 

フ「ん〜、どこやココ、、」

 

ファットが辺りを見渡すと、腹の辺りで何かが動いているのを感じた。

 

切「ん〜〜!ぷはっ!」

 

善「ぶはー!死ぬかと思った!」

 

ファットが腹を少し浮かせると、ファットの腹から切島と善彦がよじよじと這い出てきた。

 

フ「雛らか!何しとん!」

 

切「俺も先生庇おうとして飛び出しました、俺ならダメージねぇと思って、、そしたらファットに沈んじまって、、」

 

善「同じ理由で沈んでここにきました強救道です」

 

善彦達が理由を説明すると、ファットが「そうかそうか」と言いながら前を向く。

 

フ「まぁ、しゃーないわ!それより気ぃ張っとけ、、」

 

善彦達もファットにつられて前を向く、前は暗闇しか見えなかったが、暗闇の中から突然拳を振りかぶった男、乱波肩動が現れた。

 

切「拳!砕けてもしらねぇぞ!」《安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)

善「変身した自分も結構硬いんだぜ!ゼロ速!」

 

安無嶺過武瑠を発動した切島とレーザーターボに変身した善彦がファットの前に出る、しかし乱破の拳のラッシュに善彦と切島は吹き飛ばされた。

 

乱「俺は思うんだ、ケンカに銃や刃物は不粋だって、持ってたら誰でも勝てる、そういうのはケンカじゃないその身に宿した力だけで殺し合うのが良いんだ、、わかるかな」

 

フ「レッドライオット!強救道!」

 

2人の体が壁に叩きられる、善彦はかなりのダメージをくらい変身が強制解除されてしまった。

 

善「チクショウ!ベルト、、ベルトがぁ、、!」

 

善彦がゲーマドライバーを持って立ち上がる、先程のパンチのラッシュでゲーマドライバーが砕けていた。

 

善「よくも、、やって、、、くれたなぁ!」

 

善彦が激怒しながら乱破に向かって走る。

そして拳を大きく振りかぶり叫んだ。

 

善「エメラルドフィストォォ!」

 

硬い素材で出来た指輪を使ったパンチが乱破に繰り出される。

しかし、その拳は乱破の目の前で何かに防がれた。

 

善「なんだこりゃあ、、バリア、、?」

 

善彦のエメラルドフィストがバリアで防がれていた。

善彦の指につけられていた指輪の宝石がバリアの硬さに負け粉々に砕け散る、善彦は素早く乱破との距離をとる。

 

天蓋「ファットガムと身体を硬化できる少年と変身ができる少年、、三人か、、フム、二人は防御が得意で一人は攻撃が得意な個性だ、乱破よ良かったな」

 

乱破の後ろから八斎會の1人天蓋壁慈が歩み出てきた。

 

天「我々は矛と盾、対するあっちも矛と盾」

 

乱「待て、、三人いるんだから矛と盾盾じゃないのか?」

 

乱破が善彦達を全員指差して問いかける。

 

天「フッ、それもそうだな、しかしそっちの少年は、盾と呼ぶには半端なようだが、、」

 

天蓋が細い目を開け切島の方を見る、それに気付いて善彦も切島の方を向いた。

 

善「切島くん!」

 

切「はっ!!はっ!!」

 

切島は乱破のパンチのラッシュに硬化した腕を砕かれ、その場から動けなくなっていた。

 

切(割れた!痛ぇ!受け切れなかった!)

 

切島が痛みでうずくまってしまった。

 

切(強くなれた気でいた!ちくしょう、、俺は、、また、、)

 

切島がうずくまりながら後悔する、そして安無嶺過武瑠を解除しようとした瞬間。

 

フ「その状態解くな!心まで折れたらホンマに負けや!」

 

ファットガムが切島に向かって叫んだ。

 

善「敵退治は『いかに早く戦意喪失させるか』だってファットガムさん言ってたでしょ?こっちが先に喪失してどーすんのさ」

 

善彦も切島に言葉をかける、そしてファットの隣に並んだ。

 

切「佐竹、、お前、ベルトが、、」

 

善「んー?なぁに隠し玉は持ってきてるのよ」

 

ベルトが無くて戦えないのではと心配する切島に善彦はニコっとほほえみながらガシャットギアデュアルを見せた。

 

天「我々に勝つつもりだぞ乱破」

 

乱「やったぞ、良いデブとガキだ!」

 

フ「こんな三下とっととブッ飛ばして皆のとこ戻るぞ!!」

 

善「はいっ!」

 

《Knockout!fighter!》

 

善彦が返事をするのと同時にギアをノックアウトファイターに合わせる。

 

《The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!》

 

善「変身!」

 

《デュアルアップ! Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!》

 

善彦がガシャットのボタンを押す、するとパネルが善彦の体を通り仮面ライダーパラドクスに変身を完了させた。

 

フ「うおぉ!その姿!その拳!ははぁーん、考えたなぁ強救道よ」

 

ファットが善彦の拳につけられた武器『マテリアライズスマッシャー』を見て何かを察する。

 

善「えぇ、目には目を、拳には拳をってね!」

 

善彦が再び乱破に向かって走り拳を突き出す、しかしそれも再び天蓋のバリアに防がれた。

 

乱「おい、これどけろ俺はこいつと殴り合いがしたい」

 

天「待て乱破よ、こいつの相手は我がしよう、お前にはアイツがいるだろう」

 

天蓋がファットを指さすと、乱破がマスクの中でニヤリと笑う。

 

それに気づくとファットは口を開いた。

 

フ「乱破くんいうたな、打撃が効いたんは久方ぶりや、俺も昔はゴリゴリの武闘派やってん、おまえの腕が上がらんくなるのと俺が耐えきれんくなるのどっちが先か、矛と盾どっちが強いか、、勝負してみようや!乱破くん!」

 

乱「やっぱりお前は良いデブだ!」

 

ここで天蓋がバリアを解き、乱破を解放させる。

 

乱「天蓋!バリアは!!」

 

天「出さない」

 

乱「そう!良い人ばっかりじゃねぇか!」

 

ガキィィィン!

 

乱破がファットに向かって走り出した後、善彦が天蓋に拳を振り下ろす。

 

しかしバリアで防がれた。

 

善「あっれ〜バリアは出さないんじゃなかったんスか?」

 

天「お前に対しては言っていない、こっちも勝負するか?」

 

善「あったり前よ!あんたのバリアが砕けるか!自分のこの拳が砕けるか!どっちが早いかなぁ!」

 

善彦の拳のラッシュが天蓋のバリアに放たれる、しかし全て防がれていた。

 

善「かったいなぁ!もうこれ!イライラする!」

 

天「そうか?なら解こう」

 

天蓋がバリアを突然解く、今さっきまでバリアを殴っていた善彦は急にバリアがなくなり、パンチが空振りしバランスを崩した。

 

善「うぉっと!っと!っと!」

 

天「はい、バリア」

 

ガキィン!

 

バランスを崩した善彦にバリアの壁をぶつけられた。

 

善「ぐぁ!まじかよ!」

 

天「盾は時として矛ともなる、覚えておけ」

 

善「なんだろう、この徳の高い人に教えられてる感、、」

 

天蓋は仏門の出である。

 

善「えぇい!矛だろうが盾だろうが破壊するまでよぉ!」

 

善彦は続いて天蓋に拳を突き出すが、再びバリアに防がれた。

 

善(くそぅ!硬すぎんだよこのバリア!仮面ライダーパラドクスの姿でいられるのはそう長くはない、、やっぱりレベル50の力は体に相当な負荷がかかるな、、)

 

天「どうした?試合放棄か?」

 

天蓋がバリアの中で細い目を開け、フフッと笑いながら言った。

 

善「へへっまだまだよぉ!」

 

再び善彦がバリアに向かってラッシュを繰り出す。

 

そしてその様子を切島は立って見ていた。

 

切(ファット、、佐竹、、俺を庇って、、ファットは衝撃を受け切れてねぇハズなのに!佐竹はダメージが残っているハズなのに!何やってんだよ、、)

 

切島の腕から血が滴り落ちる、腕の皮膚が砕けて激痛が走っているはずだが、今の切島にはそんな痛みは感じなかった。

 

切(何か、、出来ること!、、俺に今、、出来る事!ファットガムが死んじまう!佐竹が力つきちまう!おまえのせいで!!なんもねぇのかよ地味野郎!硬化破られたら何も出来ねぇのかよ!、、何もできねぇのかよ、)

 

切島はそこから動けなかった。

 

天「、、、、」

 

天蓋が遠くから切島の様子を見る。

 

善「なによそ見してんすかぁ!あぁ!?」

 

天「いや、、あの少年はもう無理だなと思ってねあの目は恐怖に染まった目だ」

 

善「なんだと、、」

 

ここで善彦の拳が止まる。

 

天「かわいそうに、ああなったらもう二度と立ち直れまい、、」

 

ピキ、、

 

天「なにっ!」

 

天蓋が音がした方を向く、するとそこには拳を叩きつけた善彦とバリアに入ったヒビが見えた。

 

善「もう無理だと?、、かわいそうにだと?、、、二度と立ち直れねぇだとぉ!」

 

善彦が再びバリアに拳を叩きつける。

するとバリアに入ったヒビは広がっていた。

 

天「な、、なんだと、、我の防壁にヒビが、、」

 

善「アンタは何もわかってなさすぎる!あの男は、、あの漢は!」

 

善彦の拳に紅の炎が纏う、そして大きく拳を振りかぶった。

 

善「無敵の漢気ヒーロー!烈怒頼雄斗だぞぉぉぉ!」

 

切「!!」

 

バリィィィィ!

 

天「ぬぁぁぁ!」

 

善彦の拳がバリアを叩き割り、天蓋を吹き飛ばす。

 

そして善彦は切島の方を向いた。

 

善「切島くん!あんた、キョウリュウジャーに変身した時に言うブレイブの意味!分かる?」

 

切「え、、意味?、、わかんねぇ、、」

 

善「ブレイブの意味、、、それは、、勇気だ」

 

そう言うと、善彦は切島に向かって獣電池を投げる。

 

そして切島が獣電池を受け取ったことを確認すると善彦は乱破に向かって走り出した。

 

善「おらぁぁ!今度は自分が相手だぁ!」

 

乱「おぉ!天蓋を倒したか!かかってこい!」

 

ドガァァァァァ!

 

善彦と乱破の拳がぶつかり合う中、切島は渡された獣電池を見ていた。

 

切「勇気、、、勇気、、」

 

切島が渡された獣電池を眺め、何度もその言葉を繰り返す。

 

切「勇気と漢気、、、!」

 

切島は獣電池を握りしめるとガブリボルバーを構え、ファットに向かって走った。

 

善「うぉおおおお!なんつー速さ!」

 

善彦は乱破と拳をぶつけ合っていた。

 

乱「ふはははは!楽しいぞお前!もっと楽しませろ!」

 

フ「あかん!強救道!お前さっきの戦いで体力もうないやろ!無理すな!」

 

ファットが大声で善彦を止めようとするが、善彦はフフッと笑い、ファットの方を向いた。

 

善「ファットさん!あなたまだ秘策残してるでしょ!それだいぶ時間かかるやつだろうでしょ!」

 

フ「なんや知ってたんかい!」

 

乱「おしゃべりはやめろよなぁぁ!」

 

乱破のラッシュのスピードが速くなる、善彦はそれに圧倒されつつあった。

 

乱「秘策があるだと!俺はそれを見たい!ジャマだから死ねぇ!」

 

善「ぐっ!がっ!しまった!」

 

乱破のスピードが善彦より上回り、善彦のラッシュが押し負けた。

 

乱「これで終わりだ!」

 

乱破のラッシュが一気に善彦に襲いかかってくる。

 

善「あ〜、、やっちゃったよ、、」

 

善彦が諦めかけた瞬間

 

切「頭下げろ!佐竹!」

 

切島の声が聞こえた。

 

善「えっ!」

 

善彦が言われた通りに頭を下げる。

 

バキィ!

 

乱「ぐぁあ!」

 

善彦には乱破の声しか聞こえなかった。

 

善「切島くん、、?」

 

善彦がゆっくりと頭を上げる、すると切島の姿が見えた。

 

乱「なんだ、、お前、、その姿は、、」

 

乱破がゆっくりと立ち上がる、そして切島は乱破の問いに大きな声で答えた。

 

切「その姿か、、、聞いて驚け!牙の勇者!キョウリュウ烈怒頼雄斗!カーニバル!」

 

善彦の前には、キョウリュウレッドカーニバルに変身した切島が立っていた。

 

善「切島くん、、名前勝手に変えんなよ!」

 

善彦が切島の隣に立つと、切島はフッと笑った。

 

切「ありがとな、佐竹、、お前のおかげで、ブレイブと漢気、両方思い出せた」

 

善「そいつはどーも、じゃ!行くぞ!」

 

切「応!」

 

乱「おもしろい!かかって来い!」

 

乱破のラッシュが再び襲いかかる、そしてそれを善彦と切島のラッシュで迎え撃つ。

 

その様子をファットは乱破から受けた衝撃を吸着し沈めながら見ていた。

 

フ(すまん、二人とも!俺のタメが完成するまで、、もう少し待っててくれ!)

 

善彦と切島は乱破のラッシュと真正面からぶつかり合っている。

 

二人の体はほぼ限界に近かったが、二人の拳が止まることはなかった。

 

乱「二人がかりでもこれか!まだまだ楽しませろ!」

 

善・切「やってやらぁぁぁ!」

 

ここで善彦の拳には紅い炎が纏い、切島の拳は安無嶺過武瑠の時よりも硬くなった。

 

二人の拳が乱破に向かう、その時。

 

ガギィィィィィィィン!

 

善「!!」

 

切「なにっ!」

 

二人のパンチがバリアで防がれた。

 

乱「天蓋!バリアは!」

 

天「出すに決まってるだろう、、、」

 

乱破の後ろから天蓋がフラフラとしながら現れた。

 

善「そんな、、、もう、、力が、、」

 

善彦は力つき、変身が解除される。

切島も体力が尽き変身が解除された。

 

天「この硬度でもヒビを入れるか、、末恐ろしい者共だ、、しかし無意味なことだ、我が防壁の前にはなす術なく、倒れるだけだ」

 

天蓋の言う通り、善彦と切島の体がよろめき、倒れようとしていた。

 

フ「無意味やないで」

 

天「!!」

 

倒れる善彦と切島の体が誰かに支えられている。

後ろから見えたのはエネルギーを右手に貯め、痩せたファットだった。

 

フ「まさか逆に守られるとは、、なんて言うんは失礼やな、、おおきに!ええ矛になったわ!」

 

ファットが拳を乱破と天蓋に向け構える。

 

天「最大最硬防!」

 

天蓋がバリアを張る、しかし

 

乱「無駄だ、割られる」

 

フ「敗因はたった1つや!あまく見とった!俺も!お前らも!強救道というヒーローの根性を!そして!烈怒頼雄斗っちゅうヒーローの漢気を!」

 

ドガァァァァァァァァァァァ!!

 

ファットガムの渾身の一撃、天蓋のバリアはたやすく破られ、乱破と共に吹き飛んでいった。

 

フ「ホコタテ勝負、、こっちの勝ちや!」

 

ファットは切島と善彦にも聞こえるように堂々と勝利を宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次はデク対治崎です
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