僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
善「なぁぁぁぁい!」
学校が休みの日曜日、寮内に善彦の悲鳴が轟いた。
上「どうした!佐竹!」
切「ないってどうした!」
耳「ちょっとうるさいんだけど」
善彦の悲鳴に1-Aが善彦の部屋に集まる。
善彦の部屋に真っ先に上鳴が入った。
上「えっ、、、佐竹?」
上鳴が目にしたのは段ボール箱の前で両膝をつき、涙を滝のように流している善彦の姿であった。
善「あぁ、、上鳴きゅん、、みんな、、、あぁぁぁぁあぁ〜」
善彦が床に顔を伏せ泣き始める。
それに上鳴は戸惑う事しか出来なかった。
上「どうしたんだよ、おい?泣き止んでくれ?な?」
上鳴が善彦の背中をさすり落ち着かせる。
落ち着きを取り戻した善彦は上鳴に小さな声で言った。
善「無くしちゃった、、、」
上「え?」
善「お気に入りだったネビュラスチームガンとキバット無くしちゃったぁぁぁぁあ!」
善彦はそう叫ぶと再び床に顔を伏せ泣き叫んだ。
上「え?ねびゅら、、なに?」
善彦の叫びに1-A全員がポカンとしてその場から動けなかった。
所は変わって敵連合アジトの廃屋、死柄木弔達は今後の活動について話し合っていた。
スピナー「これからどうするんだ?黒霧が捕まっちまって移動手段も無くなっちまったぞ」
荼毘「無くなったってわけじゃねぇだろ、しかしこの先どう動くかは考えなきゃだなぁ?えぇ?」
荼毘が死柄木の方を向く。
すると死柄木はゆっくりと口を開いた。
死柄木「まぁ、そうだな、大体やる事やったし、あまり動くこともないだろうな」
そう言うと死柄木は座っていた椅子にもたれかかる。
その様子を見てスピナーはため息をついた。
ス「なんだよ、結局やる事なしか」
スピナーが壁に寄りかかると何かで遊んでいる渡我とトゥワイスとMr.コンプレスが視界に入った。
ス「おい、お前らなに遊んでんだ」
スピナーがトゥワイスの持っている銃を指さす。
それは善彦が八斎會宅で落としたネビュラスチームガンだった。
渡「え!これですね!すごい面白いんですよ!トゥワイス!もう一回やってです!」
ト「めんどくせぇな!OKやるやる!見てろよぉ!」
トゥワイスがネビュラスチームガンの銃口を地面に向ける。
Mr「人間瞬間移動マジック!」
渡「タネもシカケもありませーん!」
ト「いくぜっ!」
バシュゥゥゥゥ!
トゥワイスがネビュラスチームガンの引き金を引くと銃口から煙が出てくる。
煙はトゥワイスの体を包み込み、スピナーの視界を遮る。
ス「うわっ!おい!なにやってんだ!」
スピナーが煙をバサバサと手で仰ぐとそこにトゥワイスの姿は無かった。
ス「あれ、、?トゥワイスのやろうどこに、、」
スピナーがキョロキョロと辺りを見渡してもトゥワイスはいない。
ト「ここにいるぜー」
死・荼・ス「!!」
三人が声をした方を見ると、トゥワイスは廃屋から離れた木の陰から顔を出していた。
ス「なんだ、、1、2秒くらいの間でここからあそこまで移動したのか?ここからあそこの木まで20メートルはあるぞ!」
ト「はいはいここからも見逃すなよ〜」
驚くスピナーをよそにトゥワイスが再び引き金を引く。
するとトゥワイスの体が再び煙に包まれ、木の陰から姿を消した。
ス「うおっ!今度はどこに、、」
ト「後ろだよん!」
ス「うわぁぁぁぁ!」
先程まで木の陰にいたトゥワイスがスピナーの後ろに立ち、スピナーの背中をポンと叩いた。
死「騒がしいぞお前ら、トゥワイスどこで拾ったそのおもちゃ」
死柄木がそう言うと、「貸してみろ」と手を前に出す。
ト「この前八斎會んとこ行った時拾ってな!それすげぇんだぜ、引き金引いたら行ったことのある場所にワープ出来るんだってよ」
トゥワイスはネビュラスチームガンを死柄木に渡す。
そして続けてネビュラスチームガンに貼ってあった善彦のメモを死柄木に見せた。
死「ふぅん、、なるほどな、、お前ら、これと一緒になんかボトルみたいなの拾わなかったか?」
メモを読んだ死柄木が渡我達の方を向いて問いかける。
渡「ボトル?」
Mr「もしかして、コレかい?」
Mrコンプレスが死柄木に二本のボトルを渡す。
すると死柄木は不気味にニヤリと笑った。
死「おう、これだこれだ」
死柄木はそれを受け取るとそのうち一本を荼毘に渡す。
荼「おい、なんだこれ?」
死「お前もこのメモを読め、試したいことがある」
荼毘はそう言われるとめんどくさそうにメモに目を通す。
そして死柄木と共に椅子から立ち上がった。
荼「コレに書いてある通りにやるんだな?分かったからそれ貸せ」
死「おう」
荼毘が死柄木からネビュラスチームガンを受け取る。
そして荼毘は気だるそうにネビュラスチームガンにギアエンジンを差し込んだ。
《ギアエンジン!》
《ファンキー!》
荼毘がネビュラスチームガンを上に向かって撃つ。
するとドス黒い煙がネビュラスチームガンから発射された。
荼毘はギアエンジンを抜き、ネビュラスチームガンを死柄木に渡す。
死「フッ」
死柄木は少し楽しそうにネビュラスチームガンにギアリモコンを差し込んだ。
《ギアリモコン!》
《ファンキー!》
死柄木は荼毘と違い、体の真正面に向かって引き金を引いた。
荼・死「潤動」
二人の体が黒い煙に包まれる。
そして青と白の歯車のエネルギーが二人の体に装着され、変身を完了させた。
《リモートコントロールギア!》
《エンジンランニングギア!》
死柄木はリモコンブロス、荼毘はエンジンブロスに変身した。
渡「お、おおおおー!変身したー!」
ト「その機能知ってたぜ!なんだそれ!」
変身した二人を見てトゥワイスと渡我が興奮する。
荼「おぉ、、本当に変身できるとはな、、」
死「これで黒霧のゲートの埋め合わせも出来たし、戦力も上がって一石二鳥だな」
変身ができることを確認した二人は変身を解除する。
渡「あー、その姿写真撮りたかったのにー」
渡我がスマホを片手に頰を膨らませる。
ト「ん?トガちゃんそのスマホについてるストラップなんだそれ?」
トゥワイスが渡我のスマホにぶら下がっているコウモリのストラップを指さす。
渡「あぁ、これですか?これもその銃拾った場所に落ちてたんですよカァイイから持って来ちゃいました」
渡我がストラップに頬ずりしながら話す。
ス「どうでもいいがストラップがスマホと同じ大きさなのは気にならないか?」
渡「全然気になりませんよ、ねー?」
渡我がストラップに向かって話しかけた。
「いや、そこは気にしろよ」
突然声が聞こえる。
渡「? トゥワイス?なんか言いました?」
ト「いや、オレは何も?」
渡「じゃあMr?」
Mr「オレでもないよ?」
渡「えー?じゃあ誰ですか?」
渡我が首を傾げると再び声が聞こえた。
「俺だよ、俺!」
声の主に気がついたのはスピナーだった。
ス「おい!トガ!そのストラップ喋ってるぞ!」
渡「えぇ!」
渡我が慌ててストラップを見ると、そのストラップが再び喋り出す。
「ようやく気がついてくれたか、お嬢ちゃん」
渡「えー!コウモリさん喋れたんですか!」
キ「コウモリさんじゃねぇ、俺の名はキバットバット3世だ」
渡「キバットって言うんですか!カァイイです〜!」
名前を聞いた渡我がキバットに頬ずりをする。
キバットは少ししつこそうな顔をしていた。
キ「おぉ、そうだ、、これからよろしくな、、」
ス「命を宿したストラップとはな、、なんちゅう仲間ができたんだか、、」
死「邪魔にならなければいい」
死柄木がネビュラスチームガンを片手に廃屋の外に出る。
荼「おい、どこに行くつもりだ」
死「やることが出来た、お前らも行くぞ」
その言葉に敵連合全員が反応する。
死「全員行くんだな、それじゃあ」
キ「キバッて!いくぜっ!」
死柄木の言葉をキバットが遮る。
死「邪魔をするな、、まぁいい、行くぞ」
こうして、新たな力を手にした敵連合が動き出した。
次は文化祭回です