僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
謝罪申し上げます。
金曜と土曜、ボクの学校でも文化祭をやりました
気付いたら結構エンジョイしてました
1-Aのライブが終わった後、クラスの皆は演出で使った轟の氷を片付けていた。
緑谷も峰田にどやされながら氷を片付けている。
緑「あれ?佐竹くんは?」
緑谷は辺りに善彦の姿が見えないことに疑問を抱く。
轟「あぁ、あいつならあそこにいるぞ」
轟が緑谷に善彦のいる方向を指差して教える。
指を指された方向をヒョコっと覗く緑谷、その光景に緑谷は目を疑った。
善「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」
上「おらおらぁ〜」
善彦は上鳴にロメロスペシャルを食らわされていた。
緑「え?え?なにあれ?なんで?なにやってんの?」
轟の方を見て緑谷は問いかけまくる。
轟「集合に遅れたことプラス曲を勝手にアレンジした罪でロメロスペシャルの刑なんだとよ」
耳「まぁったく悪い子だねぇ?ロメロスペシャルだけじゃ足りないよねぇ?」
ヒヒヒと笑いながら耳郎が善彦の隣に立つ。
善「お許しを、、お許しを、、」
善彦がか細い声で耳郎に訴える。
耳「やーだ!お仕置きだぁーー!」
耳郎はロメロスペシャルを決められて動けない善彦の脇腹をこちょこちょとくすぐってきた。
善「あ"ーーーーーー!むり!むりムリムリィ!タスケヒャヒャヒャ!ユルシあーー!」
善彦は上鳴と耳郎にいいように遊ばれていた。
耳「よーし!お仕置き終了!開放してよし!」
上「了解!」
耳郎が開放の許可を下ろすと、上鳴がロメロスペシャルを解く。
善「うぇ、、えぇ、、気持ちわる、、」
善彦はくすぐられ、関節をキメられ、グロッキーになっていた。
耳「さーて弱ってる暇ないよー!アンタの罪はまだ浄化しきってないんだから」
善彦が耳郎にグイっと引っ張り起こされる。
善「えぇ〜〜〜(泣)」
耳「一緒に出店回ってもらうよ!ちょっと奢れよな!」
善「そーゆーことならよかですけど、、」
耳「ヤオモモー!一緒に行こ!」
八「はいっ!耳郎さん!」
耳郎に呼ばれた八百万がプリプリとしたオーラを出しながら駆け寄ってくる。
善「あれ?上鳴くんは?」
上「あー、俺は芦戸達とお化け屋敷いってくるわ、耳郎行きたがらねーし、3人で行ってこいよ」
上鳴はそう言い残すと、お化け屋敷の方へ向かって行った。
善「ばいばーい」
善彦が八百万と耳郎に腕を引っ張られ、引きずられながら上鳴を見送った。
出店を回ってまず目についたのはセメントスカップのジュースだった。
耳「佐竹あれ買って買ってー!」
耳郎が子供のように善彦にジュースをねだる。
「はいはい」と言いながら善彦は3人分のジュースを購入し、2人に渡した。
耳「すっごいよくできてるね、このカップ!」
八「大人気ですわね」
周りを見回すとみなセメントスジュースを飲んでいた。
善「カップの完成度高いけど、、味はいかに、、」
善彦が真っ先にジュースをすする。
そして次の瞬間首を傾げた。
耳「ん?どした?」
善「飲んでみりんコレ」
善彦に言われた通り2人もジュースを飲む。
善「めちゃめちゃココナッツ」
中身はココナッツジュースだった。
耳「セメントス先生と全然カンケーない」
八「本当に」
善「セメントっぽい飲むヨーグルトだと思ってた」
そんなことを言いながら歩くが、皆ほんのり甘いジュースに満足していた。
人ごみを避け、3人は階段に腰掛ける。
耳郎はグイーッと背を伸ばし、息を吐く。
耳「初めはウチにできるかなって少し不安に思ったけど、、やってよかったな」
耳郎がふふっと微笑みながら言うと、八百万が言った。
八「私は、、、少し残念ですわ」
善「え?」
善彦が間の抜けた声をだす。
八「一度、歌う耳郎さんを前から観てみたかったんです。できれば最前列で」
耳「えぇ?」
耳郎が恥ずかしそうな顔をしながら耳のイヤホンジャックを指でくるくるといじる。
八「でも、ライトを浴びて歌う耳郎さんの後ろ姿もとてもカッコよかった、、、だから、結局最高でしたわ」
八百万がニコっと笑う。
耳「もうヤメテ」
耳郎は八百万に肩を預けた。
八百万もそれを受け止める。
善(百合の花が、、咲いている、、)
善彦はその様子を見ながら静かにジュースを飲んだ。
そして3人は再び出店を回る。
小腹が空いて何かいいものはないかと探していると、たこ焼き屋の屋台が見えた。
善「すいまっせーん、たこ焼き三つ、、ん?なにやってんの?」
たこ焼き屋の屋台にいたのは障子と砂藤だった。
砂「この屋台やってるクラスが留守になっちまってな、たまたま通りかかった俺たちが留守番を任されているんだ」
ヒョイヒョイと慣れた手つきで障子と砂藤はたこ焼きを焼く。
善「ほっへー、様になってるねぇたこ焼き三つ下さいな」
砂「あいよぉ!まいどあり!」
障「熱いから気を付けろ」
障子が複製腕で3つのたこ焼きを善彦達に渡した。
善「みんなで食べよー」
耳「おーー」
3人は再び人ごみのない階段に腰掛けてたこ焼きを頬張る。
耳「はふっ、あちっ、アチチ、、あっおいち、、」
八「ふふっ、おいちって♡可愛らしいですわ」
善「あついとおいしいが混ざったね、、」
善彦はたこ焼きを半分食べると、竹串を口に加えて懐をゴソゴソと探る。
耳「ん?アンタまさか、、」
懐を探る善彦を見て耳郎が何か察した。
善「イェース」
善彦が懐から出したのは、赤いキャップが輝く調味料、マヨネーズだった。
耳「アンタ砂藤にマヨネーズサービスしてもらったのにまだかけるの!?」
善彦のたこ焼きにかけられたマヨネーズは砂藤と障子のご厚意によって普通のたこ焼きにかける量より多くかけてもらっていた。
善「足りないモン」
善彦は赤いキャップを外すと、マヨネーズをたこ焼きにブチュブチュとかけた。
八「あ、忘れてましたわ私も」
八百万も善彦に続いてどこからかマヨネーズを取り出す。
耳「ヤオモモー!なんでだー!」
ツッコむ耳郎をよそに八百万もたこ焼きにマヨネーズをかける。
ソースと青のりに彩られていたたこ焼きが薄黄色のマヨネーズの色一色に染められてしまった。
善彦が満足そうにたこ焼きを一つ竹串で刺し、持ち上げる。
耳「たこ焼きじゃなくてもはやマヨ玉になってる、、」
引いている耳郎を気に留めず善彦はたこ焼き改めマヨ玉を口に運んだ。
善「うむ旨し、いと旨し」
八「あぁ、マヨネーズは本当に不思議な調味料ですわ、止めることかできません」
八百万もマヨ玉を幸せそうに頬張っている。
口の周りにマヨネーズがついていた。
耳「ヤオモモ、ついてる」
耳郎は八百万に付いていたマヨネーズを人差し指でチョイとすくいとると、その人差し指をペロっと舐めた。
八「ひゃあ!恥ずかしいですわ耳郎さん」
耳「ふふっ、マヨモモかーわい♡」
耳郎はニッコリと微笑んだ。
八「もー!からかわないでください!」
八百万が頬を赤くさせた。
善(百合の花 再び咲いた 美しや)
善彦 心の川柳
腹を満たした3人は辺りを散策する。
目の前でミニ遊園地のミニSLに乗っている飯田、轟、常闇、口田がいた。
飯「楽しいな!轟くん!」
轟「あぁ、でも狭ぇな」
結構体が大きい男達が小さいSLに乗っている光景はシュールだった。
耳「なんだあれ?」
善「さすが仮面ライダーアクセル兼トッキュウ2号、様になってるね」
耳「あ!そういやずっと聞きたかったんだけどさ!なんでウチの変身がトッキュウ3号なんだよ!」
耳郎が仮免試験の事を思い出して善彦に問いかける。
善「あー、トッキュウ3号の人格に最も近かったのが耳郎さんだったんですよ」
八「人格?」
善「適当に渡しているように見えてるかもだけど、その人の特徴、性格、長所や個性を考えて変身アイテムを渡してるつもりだからさ」
善彦は飯田と轟を見ながら行った。
飯田には個性のエンジンをフルに使えるであろうと予想したからアクセルのベルトを渡した。
轟には炎と氷をより自在に操れるであろうと予想したからゲーマドライバーとタドルクエストのガシャットを渡した。
飯田をトッキュウ2号にした理由は眼鏡と『飯田くんは青っぽいなー』という善彦の考えであり、轟のキョウリュウグリーンは『あのクールな性格はマッチするんじゃないかな?』というなかなかに浅さがある理由である。
耳「だからってウチの武器がハンマーて、女の子にハンマーて」
善「実際のトッキュウ3号も女でハンマー使ってるんでご了承ください」
善彦が耳郎に軽く頭を下げた。
八「私も変身したいですわ」
八百万が口に人差し指を当て、物欲しそうに善彦を見た。
善「機会があったらベルトなりアイテムなりを渡しますよ」
善彦がアハハと笑いながら歩いた。
3人はそのまま文化祭を満喫した。
各クラスの出し物に顔をだし、射的なり喫茶なりを楽しむ。
途中ライブを見ていた人に遭遇し、握手や写真撮影を求められた。
楽しい時間はあっという間に過ぎた。気づいたらもう空が暗くなり、終わりのチャイムが流れていた。
八「あぁ、終わってしまいましたわ」
耳「ウチらも寮に戻るか」
善「そうしましょうか」
3人はそのまま寮に戻り、共有スペースで皆と文化祭でなにをしたかという話題で盛り上がっていた。
上「どうだった?耳郎と八百万に連れられての文化祭」
上鳴が善彦の隣に座り、話しかけた。
峰「なんだとてめぇ!なんで女子2人と一緒に行動してんだおらぁ!」
峰田が善彦のすぐ後ろで喚きだす。
善「あー、楽しかったですよぉやっぱレベル高いね雄英の文化祭」
しみじみと思いだしながら善彦が息を吐く。
上「来年はオレらと回ろうな!」
善「あいよ」
2人がニシシと笑っていると、甘い匂いが漂ってきた。
砂「おーい、みんなできたぞ」
砂藤がリンゴやイチゴ、みかん、ぶどうなどのフルーツ飴を持ってきた。
たこ焼き屋の店番をやったお礼にもらったフルーツを飴にしたらしい。
善「ふぇ〜、クオリティ高いなぁ」
善彦がみかん飴を手にとり、口に放り投げる。
上「おお、うまい」
善彦と上鳴がチュパチュパと飴をなめていると、後ろで峰田がフフフと笑う。
峰「女子にはこのオイラ特製バナナ一本飴をやるぜ!だが条件がある!舐めるところをじっくり観察させてもら」
ガズン!
峰「カハッ、、、」
峰田が全てを言い切る前に善彦がコレクションの1つガイソーケンの峰で峰田の首筋を叩き、気絶させた。
善「それはやらせちゃいけねぇなぁ?おぬしが食え」
善彦は気絶した峰田の口にバナナ飴を突っ込んだ。
その瞬間1-A全員の女子が善彦に向かってサムズアップを送った。
八「卑猥ブドウも静かになった事ですし、今日のシメをなさいますか?」
八百万が飯田に提案する。
※卑猥ブドウは峰田のことです
善「、、、、ちょっと失礼」
善彦が不思議なタイミングで部屋を出る。
上「なんだあいつ?」
飯田は善彦が出て行ったことに気づかず、シメの音頭を取ろうとする。
飯「えー、今日という文化祭のために、全員で寝る間も惜しんで準備してきました。ですか、思えば出し物を決めるのにひと苦労したのが昨日のことの、、」
上「そっから振り返るのかよ!」
上鳴が飯田の長くなりそうな話をツッコンで止める。
上「手短に!手短にな!」
上鳴が念を押すと、飯田が咳払いをして仕切り直す。
飯「それでは簡素に、、、みんな!お疲れさまでし、、」
善「ちょぉっと待ったぁぁぁぁあ!」
飯田の音頭を善彦の大声が遮った。
飯「一体なんだね佐竹くん!」
飯田が不機嫌そうに佐竹にビシっと指を差す。
善「ごめん!みんなごめんね、あの、、これだけ聞いて?質問聞いて?この後みんな時間大丈夫?用事あるとかないよね?」
善彦が恐る恐る1-A全員に聞く。
切「いや、、別にねぇよな?」
尾「片付けとかもないし、、」
芦「なにかあるの?佐竹?」
皆の視線が善彦に集まった。
善「いやね、あのね、さっきさぁ、自分の実家に電話したのよ、空いてるかどうかってさ、、そしたらね、今日定休日だって言ってたのね、、それでね、、それでね、、みんなが良かったらね、よかったらね」
善彦がもじもじとしどろもどろとしながら何か伝えようとしている。
そして善彦は顔を上げ、皆に聞いた。
善「もしよかったら!今日の打ち上げウチの居酒屋でしませんか!」
善彦が大きな声で叫んだ。
「、、、、、」
少しの沈黙か1-Aに走る。
「だめかな?」と善彦が思った瞬間。
「「「大賛成だーー!!」」」
1-A全員が拳を上に掲げ、「うぉおお」と熱狂した。
葉「すごーい!佐竹くん家はじめてー!」
切「行ってみたかったんだよ居酒屋『生き様』!」
飯「しかし、学生が居酒屋に行っていいものなのだろうか?」
瀬「そんなこと言いっこ無しだぜ!クラスメイトの家なんだ、問題ねぇよ」
爆「くだらねぇ、、タメ年の野郎の店いって飯食えるか」
爆豪がいつものように毒づく。
緑「ちょっとかっちゃん」
緑谷がオロオロしていると善彦が言った。
善「今さ激辛チャレンジやってるんですよね、クリアした人1人もいないんですけど爆豪さんどうですかねぇ?」
善彦が挑発する様に言うと、爆豪がピクリと反応する。
爆「上等だコラァ!全部食い切ってやんよポンコツバイクこらぁ!」
爆豪がソファーか立ち上がると、誰よりも早く部屋をでた。
善「ちょろい、、、」
緑「佐竹くんかっちゃんの扱い慣れてきたね」
切「いいなぁおい!出発だー!」
皆がルンルン気分で寮を出ようとする。
すると
相「おいお前らどこに行く」
聞き慣れたハスキーボイスが1-A全員の動きを止めた。
善「あ、、相澤先生、、」
寮を出てすぐに相澤先生が腕を組んで立っていた。
相「クラスメイトの家とはいえ居酒屋に行くのは教師として許可できない、」
その言葉に全員がたじろぐ。
相「したがって、、先生達も打ち上げに参加します」
相澤先生がニカっと笑うとズラーっと相澤の後ろに先生達が並ぶ。
「相澤先生ーーーー!!」
歓喜の声が辺りに轟いた。
ハ「オレたちもヴヴヴゥ、、あの店の、、酒飲みたいヴルルルルル!」
ハウンドドックがグルグルと唸る。
セ「久しぶりにマスターに会いたいからね」
セメントスもニコーっと微笑んだ。
相「そういうことだ、早く行くぞお前ら」
相澤先生がくるりと背を向け、善彦の店に向かって歩いて行く。
飯「よーし!先生の許可も降りた!佐竹くんのお家にお邪魔しよーう!」
「「おーーー!」」
先生と生徒、ありえない組み合わせが居酒屋に向かう。
その後、皆が居酒屋『生き様』で騒ぎに騒いで店で一晩過ごしたのは言うまでもない。
次回はオリジナル回です!