僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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爆豪と轟の免許取得回です。


マグマと氷のカーニバル

 冬も本番になり肌寒い夜、賑やかな夜に悪の叫びがこだまする。

 

「入れ喰いじゃーー‼︎‼︎」

 

 敵の集団が炭酸水を撒き散らしながら街ゆく人のバッグや財布をひったくる。

 

「リーダー! 休日は量が違うな量が!」

 

「お財布の濁流じゃ〜〜〜!」

 

 大量の財布を手にし、ゲラゲラと笑う。その光景を遠くからタクシーで見ている者たちがいた。

 

「おいアレ」

 

「んん!? トラブルか!?」

 

「近くにヒーローも居なさそうですねぇ」

 

「発生直後か、、じゃー俺が行くぜ」

 

「ム!? まずは周囲の状況を」

 

「確認した、二人は避難誘導を頼む」

 

「ちょっとぉ?! 二人とも勝手に」

 

「俺たちはもう、ヒーローとして戦える」

 

 そう言うと、二人はタクシーから飛び出す。

 

爆「A・Pショットォ!」

 

轟「フッ!!」

 

 飛び出した爆豪と轟は即座に敵グループに技を放つ。轟が敵を凍らせ、爆豪がA・Pショットで吹き飛ばす。

 

マ「そうだけども!! まだ取って30分だぞ!!」

 

 オールマイトもタクシーから降り、二人を止めようとするが、止まる気配はない。

 

善「無理ですよ、みんな免許取った中、二人だけ動けなかったからその分暴れたいんですよ」

 

 呆れた様子で付き添いで来た善彦もタクシーから降りる。

 

マ「気持ちは分からないでもないが、、大丈夫かねぇ」

 

善「だいじょーぶですよ、二人はアレでも考えてますし、自分らは避難誘導に行きましょ」

 

 善彦はどこからか誘導棒を二本取り出すと、オールマイトに一本渡し避難誘導に向かった。

 

マ「ん〜〜、、それもそうだね、皆さーんこっちに逃げてくださーい」

 

 オールマイトは現場を爆豪と轟に任せ、誘導棒を振った。

 

「なんじゃてめぇらヒーロー気取りかぁ?」

 

 炭酸敵が二人を睨みつける。しかし二人はそれを無視してベルトを巻きつける。

 

爆「邪魔すんなよ半分野郎」

 

《ボトルバーン!》

 

轟「お前も街を溶かすなよ、術式レベル50」

 

《タドルファンタジー》

 

 アイテムを起動させると二人はベルトに差し込む。

 

「貴様ら舐めてるな? 俺は炭酸水を操る男! 刺激を求めて生きる者!」

 

 炭酸敵は腕に着けた武器を二人に向け、高水圧の炭酸水を発射する。

 

轟「変身」

 

《デュアルアップ!タドルメグルRPG! タドルファンタジー!》

 

爆「変身!!」

 

《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》

 

 発射された炭酸水は轟の悪魔の鎧と爆豪のマグマでかき消された。

 

「うおおぉ!? 炭酸がぁ?! だぁがしかし俺らはうろたえない! 今日の為にオレ達は必死でサーチしたんだ! 覚悟が決まってんだよぉ!」

 

 炭酸敵はビシッと指を指しながら爆豪達に宣言するが、その直後炭酸敵の後ろで大爆発が起きる。

 

「へ?」

 

 炭酸敵がギギギと後ろを向くと、そこには気絶した敵グループメンバーとマグマの炎を背にした爆豪が立っていた。

 

爆「覚悟ができてるだぁ? 足止め程度に抑えたつもりだがなぁ? てめーら覚悟はねぇのかよ!」

 

 爆豪は仮面の中でニヤリと笑うと手のひらを爆発させた。

 

爆「痛ェ目ェ見る覚悟がよぉ!!」

 

「あるワケねぇだろ!」

 

 炭酸敵が爆豪に向かって炭酸水を発射するが、爆豪に当たった炭酸水は当たった途端に蒸発する。

 

「相性最悪!!」

 

 嘆く炭酸敵に向かい爆豪はゆっくりと歩を進め、手をゴキゴキと鳴らす。

 

「おー! かっけぇ!」

 

「行け行け仮面ライダー!」

 

 周りの野次馬達が声援を送る。善彦とオールマイトは見物人達を必死で抑えていた。

 

善「行かないで行かないで! 危ないですから! ヤバイですから!」

 

「なんでアンタ変身しないのー?」

 

善「巻き込まれて死ぬんで無理っス」

 

オ「というわけなんで下がって下さ〜い」

 

 抑える二人の後ろでは爆豪が炭酸敵を追い詰めていた。

 

「おおおぉ! 来るな! 来たらこの野次馬どもをバラバラにするぞぉ!」

 

 炭酸敵が野次馬達目掛けて炭酸を発射する。しかし次の瞬間。

 

轟「俺を忘れてねぇか?」

 

 轟が魔法で炭酸を全て凍らせた。轟もゆっくりと歩を進め、爆豪と挟み込む。

 

「本当に相性が最悪だぁ!」

 

 自暴自棄になった炭酸敵がめちゃくちゃに炭酸水をぶちまける。

 

爆「みっともねぇなぁ大人がガキみてぇに」

 

轟「被害が広がる、これで終わりだ」

 

 呆れながら爆豪はベルトのハンドルを回し、轟はベルトのカバーを閉じる。

 

《Ready Go!》

 

《ボルケニックフィニッシュ アチャチャチャチャチャチャチャ アチャー!》

 

《タドルクリティカルスラッシュ》

 

 爆豪は8体の龍を纏い、轟は冷気と魔王のオーラを体に纏わせながら宙に浮いた。

 

「あ、ぁぁあああああ!」

 

 炭酸敵は完全に足がすくんでいる。二人は敵目掛けてキックを放った。

 

爆「うらぁぁ!」

 

轟「はぁぁ!」

 

 二人のライダーキックが炭酸敵に激突する。炭酸敵はそのまま地面にめり込み気絶した。

 

善「うーわー、エゲツな死んでない?」

 

爆「威力は抑えたわボケ」

 

 変身を解除した爆豪は毒吐きながら善彦に大量の財布を渡す。

 

善「あーコレ引ったくられたやつ、いつのまに、、すごいや」

 

 善彦が取り返された財布を見ていると、いくつか形が変形している物がある。

 

善「ねぇ爆豪きゅん? コレいくつかマグマの熱で溶けてない?」

 

爆「知るかボケ!! 中の金は燃えてねぇんだ! 返ってきただけ感謝しろ!」

 

「逆に記念になっていいかもー!」

 

 善彦から財布を持っていった女性が目を輝かせながら爆豪を見つめる。

 

善「そんなモンかね」

 

 善彦は大量の財布を抱え、財布を持ち主に返して回る。

 

轟「避難誘導ありがとうございました」

 

 轟はオールマイトに礼を言う。オールマイトは誘導棒を持ったままイヤイヤと手を振った。

 

オ「こっちもビックリだよ、あんなに派手な技を使ったのに被害がない」

 

善「マグマの熱を氷で冷まして、氷の強い冷気をマグマで温めてで結構いい相性だねお二人」

 

爆「キメェこと言うなポンコツバイク!」

 

 遠くから爆豪が善彦に向かい怒鳴る。

 

オ「とにかくお手柄なのは確かだよ、あとはプロの方達に任せよう」

 

 オールマイトは爆豪と轟の頭に手のひらを乗せ、労を労う。

 

善「財布も配り終えたので戻りましょ、このまま皆さんからサインなんて求められたら深夜になっちゃいますし」

 

 善彦はタクシーの扉を開け、早く乗るように手をこまねく。

 

オ「それもそうだね、さ! 戻ろうか!」

 

 オールマイトは二人の肩に手を回しタクシーに連れ込む。後部座席に三人が座ると善彦はタクシーの助手席に座る。そして善彦はタクシーの窓から警察に連れて行かれる敵グループ達を見ていた。

 

善「これから大変なことにならなければいいけど、、」

 

 静かに善彦が呟くとタクシーは動き出す。ヒーロー免許を取得した爆豪と轟は華々しい活躍を残した。

 

 




少し短めになってしまったかと思います、いつもが長すぎたのでしょうか?
次回は敵連合の回になります。
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