僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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群訝山荘編です

ワクチン接種2回目完了!
熱はあまり出なかったのですが万力で締め付けられるかのような頭痛がヤバかったです(汗)
今はカロナールのお陰でだいぶ良くなりました


山中の開戦いざ候

 エンデヴァー達プロヒーローが蛇空病院に突入している時、群訝山荘でもヒーロー達が行動を始めていた。

 解放軍が潜伏する館の付近ではプロヒーローが集まっている。その中には雄英生も前線に入っていた。

 

上「何で俺が最前線なんスか!!? わぁーん!みんなが恋しい! A組が恋しいよぉおぉぉぉぉ!!」

 

 最前線に組み込まれた上鳴は情けない声を上げる。すると隣で立っていた善彦が上鳴の両肩に手を置いた。

 

善「だーいじょうぶだよ、自分らもついてるし、活躍するのは最初だけって先生らも言ってたでしょ?」

 

 喚き散らす上鳴とは反対に善彦は落ち着いている。善彦の様子を見た上鳴は少し平静を取り戻した。

 

上「そ、それもそうだな! ありがとよ佐た」

 

善「あ、ゴメンちょっと失礼、オボロロロロロロロロ!!」

 

 上鳴が落ち着いた瞬間、善彦は上鳴から離れ、人のいない場所で勢いよく吐いた。

 

上「ダメだーー!!! A組が恋しいヨォぉぉ!」

 

 吐きまくる善彦を見た上鳴は膝から崩れ落ち、再び絶叫した。

 

耳「はいはい静かにしましょーねっ!」

 

上「アダぃ!」

 

 喚き散らす上鳴の頭を耳郎が平手で叩いた。頭を抑える上鳴の横を通ると続いて善彦の元へ寄る。

 

耳「はーいコレからもっとキツイのが待ってるかもだからここで全部吐いちゃいなー」

 

善「面目ないで……ウゲェッ! ガボガボ!!」

 

 耳郎は善彦の背中をさすり、吐くことを促す。そして嘔吐が止まったのを確認すると耳郎はミッドナイトの元へ駆け寄った。

 

耳「すみません、バカとポンコツがご迷惑を」

 

ミ「いいのいいの、それにしても頼りになるわね、耳郎さん」

 

 耳郎が頭を下げるとミッドナイトは大丈夫だと手を振る。

 

ミ「あなた達は初動の要とも言える役割なの、荷が重いでしょうけど不甲斐ない大人を助けると思って」

 

ブ「それにここに集められたのは特撮知識豊富な佐竹くんが編成したプロヒーローチームだ、期待しているぞ」

 

 親指を立てるブラドキングの隣でミッドナイトが申し訳なさそうな表情を見せる。すると吐き終えた善彦と頭を抑えた上鳴が耳郎のとなりに立った。

 

上「不甲斐ないなんてそんなこと思ってませんよ」

 

善「そこまで言われたんならやってやるしかないでしょう、ね? みんな」

 

 善彦がそう言うと耳郎と上鳴は頷く。するとエッジショットの無線に連絡が入った。

 

エ「病院側が動いた! 我々も動くぞ!」

 

 エッジショットの声で森に潜伏していたヒーロー達は一斉に動き出した。

 

上「えー! もう! 早くないスカ!?」

 

耳「妥当な時間! いくよ!」

 

善「っしゃあ! 覚悟決めたぜぇ!」

 

 動き出したのと同時に三人はベルトを装着した。

 

《爆速バイク!》

 

《シグナルバイク!》

 

《ダッシュ》

 

 アイテムを起動させ、ベルトにセットすると一言。

 

上「レッツ!」

 

善・上・耳「変身!!」

 

《シグナルバイク! マッハ!》

 

《ラッシングチーター! 》

《Try to outrun this demon to get left in the dust.》

 

《爆走 独走 激走 暴走 爆走バイク!!》

 

 三人は変身を完了させると耳郎はまず善彦に跨った。

 

ミ「アレ? 上鳴くんは乗らないの?」

 

 いつもは耳郎の後ろに乗り、ニケツしていた上鳴だが、今回は耳郎の後ろに乗らなかった。

 

上「フフフ、実は今回、オレにも相棒ができたんですよ!」

 

 上鳴が指を鳴らすと上鳴の後ろから白いバイクが迫り、上鳴の隣で停車した。

 

上「オレの相棒! ライドマッハーです! サポート科に造って貰いました!」

 

 上鳴はライドマッハーに跨るとハンドルを捻り、エンジン音を響かせた。

 

ブ「だが上鳴、お前バイクの免許は……」

 

上「持ってます!」

 

ブ「なら良し!!」

 

 心配するブラドキングに上鳴は自身の免許証を見せる。ブラドキングが安心すると同時に森に潜伏していたヒーロー達が一斉に群訝山荘へと走り出した。

 

耳「行くよ佐竹! 気合入れな!」

 

善「乗ってくれるの久しぶりっスね! テンションノリノリでさぁ!」

 

上「全部マッハで片付けるぜぇぇ!」

 

ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ!!!

 

 プロヒーローが走り出すと同時に耳郎と上鳴はバイクを走らせる。集まっていた森を抜けるとまずセメントスが前に出た。

 

セ「開けます!」

 

 セメントスが解放戦線の館の石床に手をつけると床のセメントが波打ち、そのまま館の壁を大きくこじ開けた。

 

善「わぁスッゲェ! こんな柔らかく!?」

 

 ゼリーのように崩れるセメントを目の前に善彦が仰天していると館から一人の男が歩み出てきた。

 

「死柄木など待つからこうなる、始めてしまえばよろしいのだ……今ここより、解放を!!」

 

 男を皮切りに館から解放戦士が出てくる。解放戦士を目の前にエッジショットが後ろを向き、皆に伝えた。

 

エ「一人たりとも逃すな! 彼らは訓練されている! 全員が目的成就に命を懸ける! 一人逃せばどこかで誰かを脅かす! 守る為に攻めろ!」

 

 エッジショットがヒーロー全員に伝えると上鳴は耳郎と善彦の方に目を向けた。

 

上「守る為に……攻める!」

 

 上鳴がハンドルを強く握ると、解放群の男がスタンガンを取り出し、自分の手のひらに押し付けた。

 

「数は無意味、『増電』増やして放つ! 我が個性こそ最強にして至高!」

 

 スタンガンの電気が男の体で増幅し、辺りに広がる。そしてヒーローに向け、一気に電撃を放った。

 

《制圧放電 雷網!》

 

上「マッッッハァァァァ!!」

 

「!?」

 

 放たれた電撃に上鳴はライドマッハーと共に前に出る。そして上鳴が雷網に突っ込むと電撃が上鳴に吸収された。

 

「電撃が吸われている!?」

 

上「ハイ! 幹部一名無力化成功!」

 

 上鳴はライドマッハーのシートに立ち上がるとそのまま飛び上がった。

 

上「うぉら!」

 

「ガハッ!?」

 

 飛び上がると同時に上鳴は飛び蹴りをスタンガンの男に繰り出し、男を吹っ飛ばした。

 

上「後衛に心配かけねー為にも、皆さんパパッとやっちゃて!」

 

 上鳴が着地し、ポーズを決めると解放戦士が勢いよく向かってきた。

 

「舐めんなクソガキィィ!」

 

耳「舐めてないからこの人数なんでしょうが」

 

 向かい来る解放戦士の前に耳郎と善彦がドリフトで現れる。そして解放戦士にアタッシュショットガンを向けた。

 

「うぉっ! し、ショットガン!?」

 

 向けられたショットガンに向かってきた解放戦士がたじろぐ。

 

善「耳郎さん、自分もやるっス」

 

耳「ハイよ」

 

 善彦がそう言うと耳郎はギリギリチャンバラのガシャットを善彦のドライバーに挿し、カバーを開いた。

 

善「三速!」

 

《ギリ・ギリ・ギリ・ギリ!チャンバラ〜!》

 

 レベル3になった善彦はガシャコンスパローを取り出し、ギリギリチャンバラガシャットを装填させた。

 

《キメワザ!》

 

善「準備完了〜」

 

《リボルバー!》

 

 ガシャコンスパローを構えた善彦に続き、耳郎はガトリングヘッジホッグプログライズキーを起動させるとアタッシュショットガンに装填させる。

 

《Progrise key confirmed. Ready to utilize.》

《ヘッジホッグズアビリティ!》

 

 プログライズキーを装填させると一度アタッシュモードに戻し、再度ショットガンモードに展開した。

 

《チャージライズ! フルチャージ! 》

 

 エネルギーが充填されたショットガンを解放戦士に向ける。そして二人はトリガーを引いた。

 

《ギリギリクリティカルフィニッシュ !》

 

《ガトリングカバンバスター!》

 

 善彦のスパローから無数の矢が発射される。耳郎のショットガンからは針型のエネルギー弾が一斉に解放戦士に向かった。

 

「マジで撃ってきやがったヒーローがショットガンをよぉ!」

 

 発射された矢と弾に解放戦士は逃げ惑う。しかし弾も矢も解放戦士に一発たりとも当たらなかった。

 

耳「か・い・か・ん CHU♡」

 

 耳郎はアタッシュショットガンを掲げると銃身に唇をつける。

 するとバイクに戻った善彦が耳郎をチョンチョンと突く。

 

善「牽制作戦成功、早くズラかりますよ」

 

耳「そうだね、上鳴も行くよ!」

 

上「オッケー!」

 

 耳郎が善彦に跨ると耳郎の後ろに上鳴は乗り、耳郎の腹に手を回した。

 

上「あ〜懐かしき耳郎ちゃんのお背中♪」

 

耳「なんでウチの後ろに乗るんだよ! 自分のバイクあるだろ!」

 

 耳郎が突っ込んでいると善彦がアクセルを吹かす。

 

善「いいから早く行きますよ! こっからはプロの出番なんですから!」

 

上「そゆこと! 運転お願いね! 電気エネルギー分けっからさ!」

 

 上鳴はスタンガン男から吸収した電力を善彦のエンジンに送った。

 

耳「あーもー! しょうがねーな!」

 

 耳郎はアクセルを捻るとバイクを走らせ、前衛から離れた。善彦が離れるとライドマッハーは自動で善彦の後をついていった。

 

リュ「まったく無茶するねぇ、アンタのトコの生徒」

 

ミ「でもアレがいいのよ、あのチームプレイがあの子達の売りなんだから」

 

 善彦達から離れた場所ではミッドナイトと本来、蛇空病院のチームであったドラグーンヒーロー"リューキュウ" が善彦達の様子を見ていた。

 

ミ「さてと、あの子達の出番が済んだことだし、そろそろ私の出番かな」

 

 ミッドナイトは頃合いを見計らうとヘアゴムを取り出し、髪を後ろでまとめた。

 

リュ「え? なんでポニーテールに?」

 

 リューキュウが疑問に思っているとミッドナイトの隣にエッジショットが立つ。

 

エ「手早く決めるぞ」

 

 エッジショットが懐に手を回すと、一冊の本を取り出した。

 

《猿飛忍者伝》

《とある影に忍は疾風! あらゆる術でいざ候…》

 

 ライドブックを閉じると後ろに手を回し、腰に装備していた風双剣翠風を取り出した。

 

ミ「私も行きますね」

 

 ミッドナイトがゆっくりと両手を前に出すと煙が出現する。煙の中に手を伸ばすと剣が出現した。

 

《煙叡剣狼煙》

 

 ミッドナイトが煙叡剣狼煙を左手に持ち変えると一冊の本を取り出す。本に吐息を吹きかけると表紙が開いた。

 

《昆虫大百科》

《この薄命の群が舞う、幻想の一節…》

 

リュ「わっ、色っぽい……」

 

 リューキュウが思わずつぶやくとミッドナイトはライドブックを閉じ、エッジショットと共にライドブックを聖剣にセットした。

 

 まずはエッジショットが風双剣翠風を二本に分断させ、ライドブックを開く。

 

《猿飛忍者伝!》

 

 二本になった翠風を構え、一言。

 

エ「変身!」

 

《双刀分断!》

《壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風! 》

 

 緑の旋風がエッジショットの体を包む。エッジショットが二本の刀を振り下ろすと仮面ライダー剣斬へと変身を完了させた。

 

《翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!》

 

 ミッドナイトも狼煙を構え、トリガーを押し、ライドブックを開いて一言。

 

ミ「変身」

 

《狼煙開戦! 》

 

 橙色の煙がミッドナイトを包み込む。

 

《FLYING! SMOG! STING! STEAM! 昆虫CHU大百科! 》

《揺蕩う、切っ先!》

 

 煙が晴れた頃にはミッドナイトは仮面ライダーサーベラに変身を完了させていた。

 

エ「仮面ライダー剣斬…いざ参る!」

 

 エッジショットは地面を蹴ると解放戦士の群に飛びかかった。

 

《ニードルヘッジホッグ》

 

 エッジショットはライドブックを取り出すと翠風にリードさせた。

 

エ「忍法…疾風千枚通し・雷電!」

 

《翠風速読撃!ニンニン! 》

 

 エッジショットが空中で翠風を振ると金色の針が緑の旋風に乗り、多くの解放戦士の体を貫いた。

 

「カハッ!」

 

エ「肺に小さく穴を開けた、暴れれば死に至る危険はあるが、安静にしていればすぐ治る」

 

 エッジショットが着地すると続いてミッドナイトが宙を舞った。

 

ミ「蝶のように舞うわよっ!」

 

《狼煙霧虫!》

 

 ミッドナイトが狼煙のボタンを押すと自身の体が煙に変わる。

 

 煙となったミッドナイトは解放戦士達を包み込んだ。

 

「なんだこの煙! うっ……眠気が…急に」

 

 ミッドナイトが変化した煙は個性の『眠り香』が合わさり、多くの解放戦士を眠らせた。

 

ミ「ダメ押しよっ!」

 

 ミッドナイトは上空で煙化を解除させると蝶の羽を生やして宙を舞う、そして狼煙のボタンを二回押した。

 

《狼煙霧虫!》

《煙幕幻想撃!》

 

 ミッドナイトが空中で狼煙を振り下ろすと赤い煙の刃が解放戦士に向かい、直撃した。

 攻撃が当たった戦士や当たらずとも煙を吸った戦士もその場で倒れ、眠っていく。その様子をミッドナイトは宙を舞いながら眺めていた。

 

ミ「この力、私にジャストフィットね」

 

 仮面ライダー二人に解放戦士が手間取っている最中、館の中のある一室ではある事が起きていた。

 

ト「どうなってんだよ……なぁ?」

 

 解放軍の館の一室、その中ではトゥワイスが戦国ドライバーを巻いた状態で無数の羽根に囲まれていた。

 

ホ「襲撃日時は暗号でやりとりしました、いやー、めちゃくちゃ大変でしたよ」

 

 トゥワイスの目の前にはNo.2ヒーローのホークスが立っている。

 

ト「なぁ……おい!」

 

 トゥワイスが荒げた声を出そうとした瞬間、ホークスの羽が戦国ドライバーのベルトを攻撃し、トゥワイスの腰から外した。

 

ト「おい……なぁって……ねぇ」

 

 トゥワイスの目には涙が溜まっていた。




次は病院編にしようと思っております
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