僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
書くのが楽しくて長くなりそうです
時は、ミッドナイトとトガヒミコが闘う数分前に遡る。
耳「うわぁっ!!」
突如、驚きの声と共に耳郎が地面に挿していたイヤホンジャックを引き抜く。
上「どうした耳郎ジャック!?」
耳「ヤバい!!」
上鳴が声をかけると、耳郎はすぐに目の前のプロヒーローに伝えた。
耳「めっちゃデカいのが向かって来ます!!」
「なに!? 包囲が突破された!?」
「前に詰めるぞ! ラインを下げるな、インターン生はその場で待機!!」
通信を受けたプロヒーローは雄英生につたえながら駆ける。
峰「ヒーロー集結してんだろ……?」
遠くなるプロヒーローの背中を見ながら峰田が呟く。
峰「なんで状況が悪くなるんだよ!!」
プロヒーローの向かう先では、ギガントマキアが死柄木に向かい進行していた。
砂「Mt.レディが吹き飛ばされたってよ! マズイだろこれ!」
その時、プロヒーローの通信を聞いた砂藤が皆に伝える。すると峰田の顔色がみるみる内に青くなった。
切「マズイとかそんなの関係ねぇだろ……つまり今! デケェヒーローぶん投げるバカデケェ敵が暴れてるってことだろう!!」
切島はガブリボルバーを構えると、前に出る。それを見た八百万は思わず叫んだ。
八「待って下さいまし! 変身出来るとしても分が悪すぎます! 無謀ですわ!」
八百万は、切島を必死に止める。
尾「いや、行くべきだよ」
その時、尾白が口を開いた。
瀬「尾白!! お前なに言ってんだ!?」
前に出た尾白に瀬呂が驚く。尾白はジュウオウザライトを構えると、拳を強く握った。
尾「俺らには……戦う力があるんだ、それがあるのに黙って立つなんて出来るわけないだろ!」
尾白が強く叫ぶと、切島はニヤリと笑う。
切「そーゆーこった! 無謀じゃねぇよなぁ! 芦戸! 砂藤!」
芦「当たり前!!」
砂「あぁ! やってやらぁ!!」
切島が振り向きざまに叫ぶと、ガブリボルバーを持った芦戸と砂藤が前に出た。
瀬「はぁ……こりゃ何言っても止まんねぇな」
並んだ姿を見た瀬呂はため息を吐く。しかしその表情は笑っていた。すると八百万が前に出る。
八「敵に背を向けるヒーローになれと……教わった事はございません」
八百万の腰には、ゲネシスドライバーが巻かれている。そして、後ろを振り向いた。
八「私は戦います! 皆さんは」
上「言うなヤボだぜ!」
八百万の言葉を上鳴は遮る。上鳴は笑うと、シグナルバイクを取り出した。
上「コス着て外でりゃヒーローなんだ!!」
上鳴の腰にはマッハドライバー炎が巻かれている。上鳴の言葉に頷いた皆は、それぞれのベルトやアイテムを取り出した。
八「ここで迎えうちます!」
《ピーチエナジー!》
上「待ってました!》
《シグナルバイク!》
耳「任せてよねっ!」
《ダッシュ》
切「行くぜA組! 男気見せるぜ!」
《ガブリンチョ! ガブティィラ!!》
砂「糖分満点! いくぞ!」
《ステゴッチ!!》
芦「デカい敵がナンボのもんじゃい!》
《ドリケェェラ!! 》
峰「おおおオイラもやるぞ!!」
《ドングリ!》
青「僕もやるよぉ☆」
《テンビンキュータマ》
葉「見せるぞヒーロー科の底力ぁ!》
《シロニンジャーシュリケン》
尾「王者の力を見せてやる!」
《ザワールド!》
A組は並び、それぞれのアイテムをセットする。それを見た鉄哲は、雄叫びを上げた。
鉄「ウォオオオオ!! 俺らも負けてらんねぇぜぇ!! 研ぎ澄ませ! 獣の刃!」
拳「確かに! ビビってらんないね! たぎれ! 獣の力!」
庄「微力ながら手伝わせていただく!」
《クルミ!》
三人はA組と並ぶと、そのまま構えた。
「変身っ!!」
「キョウリュウチェンジ!」
「スターチェンジ☆」
「シュリケン変化!」
「本能覚醒!」
「ビーストオン!」
森の中に全員の声が轟く。その時、ギガントマキアは木々を薙ぎ倒し、Mt.レディを引きずりながら進んでいた。
Mt.「男に縋るなんて中学以来だわちくしょうがぁぁ!!」
Mt.レディはボロボロになりながらもマキアにしがみつく。だがその握力は失われつつあった。
Mt.「ダメだ……もう力が…」
シ「レディ! 頑張れ!」
Mt.レディの頭でシンリンカムイが叫ぶ。Mt.レディの手がマキアから離れた瞬間。
「ギャオオオオオ!!」
突然、咆哮が聞こえた。
ギ「!?」
その声にマキアの足が一瞬止まる。その時、赤色の恐竜がマキアに飛びかかった。
ギ「グォオッ!!」
飛びかかった恐竜は、マキアの頭に噛みつき、そのまま投げ飛ばした。
Mt.「なに……アレ」
シ「ティラノサウルスか?」
二人は目の前の光景を唖然と見ている。するとマキアの背後から低いクラクションが聞こえた。
シ「今度はなんだ!?」
シンリンカムイが音の方向を向くと、そこには黒いトレーラーが走っていた。
尾「うぉおおおお!! 行くぞキューブライノス!」
トレーラーの中では尾白がハンドルを握っている。ハンドルを切ると、そのままマキアの足元に突っ込んだ。
ギ「ウォオオッ!」
足をすくわれたマキアは大きく転ぶ。キューブライノスはそのまま恐竜の隣に停まった。
尾「やったぞキューブライノス! ざまぁないぜ!」
切「ナイスだぜ尾白ぉ! あいつコケやがった! オマエもよくやったなぁガブティラ!!」
赤い恐竜、ガブティラの頭の上で切島が親指を立てる。
Mt.「まさか……あのヒヨッ子たち?」
シ「プロが助けられちまうなんてな……」
シンリンカムイとMt.レディは安堵の息を吐く。すると再び大きな足音が聞こえた。
芦「ちよっとー! 置いてくな切島ー!」
砂「すげぇ! 俺たち本当に恐竜に乗ってるよぉ!」
ガブティラの背後から、ドリケラに乗った芦戸とステゴッチに乗った砂藤が追いつく。そしてギガントマキアと対峙した。
Mr.「イテテテテ……一体全体なんだってんだよぉ」
近「理解が……追いつかない」
マキアの背中では、敵連合のMr.コンプレスと異能解放戦線の近属がひっくり返っている。
ス「なんかコッチと同じような大きさのヤツが集まってきたぞぉ!」
荼「おー、本当だ」
同じく背中に乗っていたスピナーが前を指差す、荼毘は前に出て眺めると、その光景に笑った。
ギ「心配するな、我が同胞よ……」
ギガントマキアは立ち上がると、両手の指先を鋭く尖らせた。
ギ「主への最短距離……蝿に時間を割くなど寄り道甚だしい」
ギガントマキアは体がどんどん巨大化し、切島達を見下ろした。
芦「えっ……この声」
その時、芦戸の記憶が蘇る。中学生の時、同級生が巨大な体躯の男に襲われようになった時、自分が前に出てその場を凌いだ。
砂「芦戸、どうした?」
芦「まさか……あの時の」
砂藤の声は芦戸に届いていない。芦戸の中に、その時の恐怖が蘇ろうとしていた。
切「お前も気づいたか芦戸」
芦「え……」
切島の声に芦戸が目を見開く。切島はあの時、ギガントマキアに恐れて体が動かなかった。
切「大丈夫、あの時とは違う! オレらは強くなった! ブレイブに行くぞ!!」
切島の声で、芦戸の中にあった恐怖は、跡形もなく消え去った。仮面の中で笑うと、芦戸は切島と並んだ。
芦「当たり前じゃん! やってやろうよリベンジ!!」
芦戸はギガントマキアに拳を向ける。切島は頷くと、ガブティラの頭から飛び上がった。
切「カミツキ合体だぁぁぁ!!」
切島が叫んだ途端、辺りに軽快なサンバホイッスルの音が響いた。
「ギャオオオオオ!!」
ガブティラが吠えると、それに応えるようにドリケラとステゴッチが駆け寄る。そして二体の獣電池がガブティラの口に差し込まれる。
《ガブリンチョ!ステゴォッチ! 》 《ガブリンチョ!ドリケェェェラ! 》
獣電池を読み取ると、ステゴッチとドリケラは脚を畳み、ガブティラの顎の下と尻尾の下に噛み付いた。
《HA!HA!SHIY!HA!HA!! HA!HA!SHIY!HA!HA!! 》
二体が噛み付くと、ガブティラの足が変形し、背中から頭が起き上がり、兜が被せられた。
《キョウリュウジン!! 》
合体が完了すると、三人の体がコックピットに転送され、自身の横に立てられたホルダーに、ガブリボルバーをセットした。
切・砂・芦「完成! キョウリュウジン!! 」
切「って…なんだコレェェェ!?!?」
砂「佐竹の個性なんなんだよ本当に!?」
芦「なんかすんなりと動いちゃったけどコレすごいな……」
合体完了の掛け声をした直後、三人は自分の置かれた状況に気づき、慌てふためいた。
尾「動物合体!」
《トウサイジュウオー!》
キョウリュウジンの隣で尾白も合体を完了させる。それを見た三人は気を取り直した。
切「うぉお! 尾白の合体したヤツもかっけぇな!」
尾「合体にテンション上げてる場合じゃないよ! ここでコイツを止めるんだ!」
切「おうよ! 俺たちの後ろで血は流させねぇ!!」
尾白の言葉でキョウリュウジンはステゴシールドとドリケラドリルを構える。
そして時は現在に戻る。
八「今まさに……力押しで事態を止めてる最中なんですの!!」
今、ヒヨッ子ヒーローと巨大凶悪敵との戦いが始まろうとしていた。
合体描写を表すのが難しいデス……