僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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今年一発目です
よろしくお願いします


終結

善「全力全開! いきましょおォォオ!!」

 

「「「「オォーー!!」」」」

 

 善彦の声に、ゼンリョクゼンカイオーの手足が答える。そしてマキアに走った。

 

ギ「蝿が次々とぉおお!!」

 

 リボンを千切ったマキアは、起き上がるとともにゼンリョクゼンカイオーに走った。

 

善「うぉおおお!」

 

ギ「グォォォオ!!」

 

 善彦とマキアが拳を振りかぶる。そして互いの拳がぶつかる瞬間。

 

善「合体解除ぉおおお!!」

 

「了解っ!」「ガルァ!」「はいっ!」「イェイッ!」

 

ギ「ぬぉおっ!?」

 

 ゼンリョクゼンカイオーの合体が解除され、マキアの拳が空振りした。  

 

善「そして別々! ゼンカイ合体!」

 

 善彦は空中でギアトリンガーのハンドルを回し、引き金を引いた。

 

ブ・ハ「ゼンカイオー! ジュラガオーン!」

 

セ・リ「ゼンカイオー! ブルマジーン!」

 

 合体を終えると、全てのロボットはマキアを囲むように地に降りた。

 

善「合体ロボット合計6体! ファンとしては眼福すぎるねぇ!!」

 

 善彦はマキアを囲む皆を落下しながら眺める。そしてそのまま八百万達の集まる場所に着地した。

 

耳「おぉ!佐竹!」

 

上「おかえり!」

 

善「遅れました! 説明お願いします!」

 

 善彦はゼンカイザーの変身を解除すると、変身したままの耳郎と上鳴のもとに駆け寄った。

 

耳「ウチもロボットの解説ほしいけどわかった! 手短に話すよ!」

 

 耳郎は善彦に今まで起きたこと事を説明する。説明を受けた善彦は頭を抱えた。

 

善「なぁんて滅茶苦茶で無茶苦茶な……」

 

上「まぁカオスだわな」

 

 上鳴が同情すると、善彦は気を取り直した。

 

善「ともかく、あのギガントマキアを止めるには、攻撃より麻酔で眠らせたほうがいいってことですね」

 

耳「でもアイツの動きは止まんないし、それに背中には連合が乗ってるから迂闊に近づけない」

 

 三人が見上げると、ゼンカイオーとマキアが戦っていた。

 

善「確かにこれじゃあねぇ……」

 

 善彦はマキアを見上げると、歯を食いしばる。善彦は飛び降りた時、マキアの頭上に立つエンジンブロスを確認していた。

 

善「耳郎さん、上鳴くん……」

 

 善彦はマキアを見上げながら二人に呼びかける。

 

耳「なに?」

 

上「呼んだか?」

 

 善彦の声に二人が答えると、善彦は振り向いた。

 

善「協力……してくれる?」

《爆速バイク!》

 

 善彦は笑みを浮かべると、ベルトを腰に巻いた。

 

ブ「よくもオレの生徒をぉぉぉ!」

 

マ「ヌンッ!」

 

 マキアはジュラガオーンが振り下ろした剣を腕を突き出し、受け止める。

 

セ「足元がガラ空きですっ!!」

 

 その隙を狙い、ブルマジーンがピッカーを足元に走らせる。しかしマキアは片足を上げ、ピッカーを受け止めた。

 

リ「それも止めるの!?」

 

マ「グオオオオオ!!」

 

 マキアは二つの攻撃を受け止めると、一気に弾き飛ばした。

 

マ「小蝿が幾ら集まろうと……」

 

 マキアは二体を跳ね除けると、地に足をつける。その瞬間、バイクのエンジン音が轟いた。

 

《爆速クリティカルストライク!》

 

耳「今今今今!! ゴーゴーゴーゴー!!」

 

 マキアの足下で耳郎がバイクに変身した善彦に跨り、アクセルを捻る。

 マフラーから炎が勢いよく噴き出すと、マキアの爪先に上がり、そのままマキアの左足を登った。

 

善「いぃよっしゃああああああ!! このままお口にゴーだぜぇぇ!!」

 

 爆走する善彦は一瞬で大腿部を通過し、腰部に到達する。その時、マキアが視線を落とした。

 

マ「むず痒い!!」

 

 マキアが善彦に気付き、右腕を振り上げる。

 

切「させるかボゲェ!!」

 

 振り上げられたマキアの腕に鎖が巻き付く。マキアの背後では、キョウリュウジンが左腕のブンパッキーボールを全力で引いていた。

 

マ「小癪な!!」

 

 マキアは続けて左腕を振り上げる。

 

鉄「おらぁあ! キャッチィ!」

 

 しかし振り上げた腕は、ギガントドリラーのアームに掴まれた。

 

Mr.「身動きが取れねぇ!!」

 

荼「無駄な足掻きをよぉ……」

 

 マキアの頭上では、焦るMr.コンプレスの横で荼毘がライフルを構える。

 荼毘がスコープを覗き、照準を耳郎に合わせる。

 

上「はいオレがいましたぁ!!」

《シューター!》

 

荼「うおっ!」

 

 荼毘が引き金に指を添えた瞬間、耳郎の後ろから上鳴がゼンリンシューターを放つ。

 不意を突いた銃弾は荼毘に直撃し、荼毘を後退させた。

 

耳「ナイス上鳴!」

 

上「ハハッ! こちとらニケツ慣れしてんだよ!」

 

 親指を立てる耳郎の後ろで、上鳴はゼンリンシューターを掲げた。

 

善「このまま勢いに乗りますぜぇぇ!!」

 

耳「了解ぃぃ!」

 

上「いょっしゃあぁあ!!」

 

 耳郎がアクセルを捻ると善彦はスピードを上げ、マキアの胸部まで到達する。その時、マキアの背後では、ブルマジーンがマジーヌスティックを掲げていた。

 

リ「ここで大人が助けなきゃメンツ丸潰れでしょーが! ヌヌヌマジーヌ・ドラドラリューキュウ!」

 

セ「その通りです! あの子達に勝利の道筋を!!」

 

 マジーヌスティックから放たれた光はマキアの顔を覆った。

 

マ「ぬおっ!? オゴゴゴゴ?!」

 

リ「マジカル鼻フック!!」

 

 光は実体化すると鼻フックへと変化し、マキアの鼻を吊り上げた。

 

セ「なんで鼻フック!? バラエティ番組じゃないんですから!」

 

リ「口枷だと簡単に壊されるかと思って」

 

 セメントスのツッコミにリューキュウは冷静に答えた。

 

マ「グオオオッ……鼻が……もげる……」

 

ス「うぉおお! バランスがぁぁ!!」

 

近「おぉおい! 落ちる! 誰か助けろ!」

 

 鼻を吊り上げられたマキアは大きく口を開き、上体を仰け反らせる。頭上の連合はマキアの髪や突起に掴まった。

 

セ「効果バツグン!?」

 

リ「ホラやっぱりぃ! 口も開いたし! 連合の身動きも封じた!」

 

 ブルマジーンの中でリューキュウが跳ねながら喜ぶ。

 その時、善彦達はマキアの口元についていた。

 

善「ようやく着いたぁ! 二人ともぉ!」

 

耳「オッケー佐竹!」

 

上「まかせろぉ!!」

 

 善彦が叫ぶと、耳郎と上鳴が善彦のシートを蹴り、飛び上がった。

 

ス「アイツらまた変なビン持ってやがる! マキア! 息吹け息ぃ!」

 

 耳郎と上鳴の手には麻酔薬が握られている。それに気づいたスピナーがマキアに叫んだ。

 

マ「グォ……ブッ! フヒュッ! ガファッ?!」

 

 しかし鼻フックで顔を吊り上げられ、上体を反らされたマキアの吹く息は勢いがまるでなかった。

 

Mr.「これでも食らえ! こんにゃろ!」

 

 マキアの額によじ登ったMr.コンプレスは義手を二人に向ける。

 義手の指が開いた瞬間、回転した鎌が義手を切り落とした。

 

Mr.「ありゃーー!!」

 

 Mr.コンプレスが落ちた手首を見て絶叫する。

 レベル0に変身していた善彦は、戻ってきたガシャコンスパローの片割れを受け止めた。

 

善「邪魔はいなくなった! 決めちゃってくだせぇ!!」

《ズ・ドーン!》

 

耳「まぁかぁ!」

 

上「されたぁ!!」

 

 善彦の声で耳郎と上鳴が麻酔薬を放り投げる。投げられた二つのビンは一直線にマキアの口に向かった。

 

善「早く効くようにしてやんよ!」

 

 ビンが口に入った刹那、善彦がスパローを放つ。放たれた矢は麻酔薬のビンを貫き、中の麻酔薬を直接マキアの胃の中に流し込んだ。

 

上「ナイスだぜ佐竹ぇ!」

 

耳「一つで効くヤツを二つ入れたんだ! さっさと寝やがれ!」

 

 ビンを投げた後、耳郎はベルトのプログライズキーをライトニングホーネットに変え、上鳴を抱えながら浮遊していた。

 

善「これでデカブツは倒れるはず!」

 

 善彦は麻酔薬が入った事を確認すると、プロトジェットコンバットガシャットを取り出す。そしてベルトに装填しようとした時。

 

マ「ぐぅぅううあぁぁ!!」

 

善「へ?」

 

 突如マキアが起き上がり、マキアの額が一瞬で善彦に迫った。

 

善「ぐわぁあ!!」

 

 マキアの頭突きを喰らった善彦は上空に弾かれる。その一撃でガシャットは手から離れ、善彦の胸に表示されていたライダーゲージが半分に減った。

 

切「佐竹ぇ!」

 

鉄「なんで起き上がったんだアイツゥ!」

 

 高く飛ばされた善彦に切島と鉄哲の視線が向けられる。その瞬間、マキアが腕に力を込めた。

 

マ「邪魔だぁぁ!!」

 

切「どわぁ!」

 

鉄「うぉわあ!」

 

 マキアが両腕の拘束を振り払い、鼻に引っかかったフックを投げ捨てる。

 マキアの頭上では、右手に蒼炎を纏わせた荼毘が立っていた。

 

ス「荼毘ぃ! ナイスだぜ!」

 

荼「フンッ、フック引っ掛けてたロープを焼き切ってきた」

 

 親指を立てるスピナーの横で荼毘は蒼炎を収めると、宙を舞う善彦の方を向いた。

 

耳「マズイ! 佐竹を助けなきゃ!」

 

上「じゃあ一旦オレおろせ! 二人は無理だろ!」

 

耳「んなことしてたら間に合わないでしょーが!」

 

 耳郎は上鳴を脇に抱えたまま、善彦の元へ向かう。その時、荼毘はネビュラスチームガンを構えていた。

 

荼「仕置きだクソガキ」

《ギアエンジン!》

 

 荼毘が仮面の中で笑みを浮かべると、銃口に歯車のエネルギーが充填される。そしてスコープを覗き、照準を善彦に合わせた。

 

善「うぐっ……ん?」

 

 善彦は空中で気を取り戻すと、ライフルを構えたエンジンブロスが視界に入る。そして視界の端では、耳郎と上鳴がこちらに向かっていた。

 

善「ぐっ……ぬあぁぁぁぁ!」

 

 次の瞬間、善彦は弓モードのガシャコンスパローを耳郎に投げつけた。

 

耳「わっ! 佐竹!?」

 

 耳郎は無造作に投げられたガシャコンスパローを受け止め、急ブレーキをかける。

 

耳「一体何を……」

 

《ファンキーショット! ギアエンジン!》

 

 耳郎が視線を善彦に戻した時。一筋の弾丸が、善彦の胸に撃たれた。

 

善「う……あ……」

 

 善彦のライダーゲージが全て消える。そして変身が解除され、空中に放り出された。

 

耳「へ………………?」

 

 目の前の光景を耳郎は理解できず、その場で固まる。その時、上鳴が飛び出した。

 

上「うわぁぁぁ佐竹ぇぇえ!!」

 

 上鳴は善彦を受け止めると、そのまま善彦を抱えて落ちていく。

 

耳「あっ、ヤバい!!」

 

 気を取り戻した耳郎も急降下で二人の元に向かった。

 

切「よくも……よくも佐竹をぉぉ!」

 

 その光景を見ていた切島は、仮面の中で涙を流し、吠える。その声に芦戸と砂藤も同調した。

 

芦「絶対に許さない!」

 

砂「ちくしょうがぁぁぁ!」

 

 三人はコックピットで構えをとる。そしてマキアに照準を合わせた。

 

切「キョウリュウジンカンフー! ブレイブフィニッシュ!」

 

 三人が左拳を突き出すと、連動してキョウリュウジンが左腕を突き出し、ブンパッキーボールを放った。

 

マ「直前的な攻撃か……」

 

 マキアは向かってくる鉄球を受け止めようと体を向ける。その瞬間、マキアの体が大きく傾いた。

 

マ「!?」

 

ス「さっきの薬か!」

 

 スピナーが気づいた時、ブンパッキーボールは、マキアの胴に叩きつけられた。

 

マ「ぬああぁぁあ!!」

 

 鉄球が直撃したマキアは大きく吹き飛び、仰向けに倒れる。

 切島はマキアに目もくれず、キョウリュウジンを善彦の方へ動かした。

 

切「がぁぁぁ! 佐竹ぇぇぇ!!」

 

 善彦は上鳴に抱えられながら落下している。切島が手を伸ばそうとした瞬間。

 

耳「えぇい!!」

 

 耳郎が二人を受け止めた。

 

芦「耳郎か! ナイス!」

 

 芦戸が安堵すると、耳郎はゆっくりと、しかし迅速に八百万達のいる箇所へと降りていった。

 

耳「佐竹……アンタ、あのままウチらが助けに行ってたら……一緒に攻撃受けるから、ワザと武器を投げて……ウチを止めたんだよね?」

 

 耳郎の声はこもっている。その時、善彦の目がゆっくりと耳郎の方を向いた。

 

善「あれ……? 耳郎さん…………無事だったんだ……よかった……」

 

 善彦は耳郎の顔を見ると、安堵の笑みを浮かべる。

 

上「よかったじゃねぇよお前……無茶しやがってぇ」

 

 上鳴は善彦が目を覚ますと、仮面の中で涙を流す。すると善彦はゆっくりと上鳴の方を向いた。

 

善「上鳴きゅん? マッハは空飛べるフォームないのに……そっちが無茶でしょうよ」

 

 善彦は上鳴にもたれかかると、静かに笑った。

 

善「とにかく……二人が無事で…………よかっ……た……」

 

 善彦は安心すると、天を仰いだ。

 

善「あれ? なんかこの感じ……前にもあったような」

 

 青い空を眺めていると、善彦は何かを思い出そうとしていた。それと同時に、耳郎が地面に降り立つ。

 

八「耳郎さん! 佐竹さんは」

 

耳「ヤオモモ! 急いで救護班に連絡入れて! それと応急処置!!」

 

 八百万が駆け寄った瞬間、耳郎が即座に叫ぶ。上鳴は変身を解除すると、善彦の異変に気づいた。

 

上「おい佐竹! どうした!?」

 

 上鳴に支えられていた善彦が、急に地面に倒れようとしていた。

 上鳴は善彦を地面に寝かせると、上鳴の声に気づいた耳郎が駆け寄った。

 

耳「なんだ! どうした上鳴!」

 

上「わかんねぇよ!! いきなり佐竹が倒れたんだ!!」

 

耳「どいて!!」

 

 善彦の目は半分開いているが、瞳に光がない。耳郎は変身を解除すると、善彦の横にしゃがみ、イヤホンジャックを挿した。

 

耳「えっ…………」

 

 イヤホンジャックを挿した瞬間。耳郎の表情から血の気が引いた。

 

耳「うそ……うそだ……」

 

 耳郎は震える声で地面にへたり込み、両手で頭を抱えた。

 

上「おい、耳郎……何が起きたんだよ!」

 

 震える耳郎に上鳴が問いかける。耳郎は両手を頭から離すと、上鳴の方を向いた。

 

耳「佐竹の心臓が……動いてない」

 




今年も宜しくお願いします
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