僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
あとがきで解説させてください(涙)
Mr.「ん? トガちゃんどうしたの?」
キャッスルドランの中、トガは注射器とナイフを装備する。
渡「モヤモヤしたままじゃ気持ち悪いので、私は聞きに行かないといけないのです」
トガはそう言い残すとキバットを連れ、部屋から出ていった。
緑谷達が死柄木と交戦している中、麗日達は街の人達を避難させていた。
麗「こっちです! 焦らないで!」
蛙「大丈夫よ、落ち着いてね」
皆それぞれの個性を使い、人々を誘導する。するとその中で麗日に駆け寄る影があった。
「うわぁぁん! 誰か!誰か助けてよぉ!」
麗「なに? どうしたの!?」
小学生の男の子が泣きながら麗日の手を引いたのだ。
「お兄ちゃんが倒れたタンスに挟まっちゃった! 僕だけじゃ動かせないよぉ!!」
子供は泣きながら麗日に話す。すると麗日はその場にしゃがみ、子供と同じ目線に合わせた。
麗「大丈夫、私が助けに行ってあげるから! 場所を教えて!」
(私の個性なら助けられる!)
「うん…ありがとう コッチ!」
子供は涙を拭うと、家の方を指差し麗日を連れていく。二人が平家の民家に入ると、屈強な男が巨大なタンスの下敷きになっていた。
「う……お前…放っておけと言ったのに」
麗「今助けます!」
下敷きになった兄は掠れた声で弟に言う。 麗日は即座に兄の元へ即座に駆け寄った。
「お姉ちゃんありがとう…助けてくれるんだね」
弟は涙を拭いながら麗日に言う。すると麗日は笑顔で言った。
麗「当たり前でしょ! 泣いている子を助けるのがヒーローなんだから!」
明るい笑顔で麗日が言うと、少年は笑顔を見せた。
「「本当に??」」
少年が声を発した時、聞き覚えのある声が重なる。それに気づいた麗日は背筋が凍った。
麗「え……?」
その時、家の奥から足音が聞こえた。
渡「久しぶりだね、お茶子ちゃん」
家の奥の暗がりから近づいてくる聞き覚えのある悍ましい声、影から見えた顔は邪悪な笑みを張り付かせていた。
麗「トガヒミコ!!」
キ「ガブッ!」
麗日が臨戦体勢を取った瞬間、トガは左手をキバットに噛ませ魔皇力を注入した。
渡「梅雨ちゃんともお話ししたかったなぁ、梅雨ちゃんは大切なカァイイお友だちだもの」
キバットはトガの周りを飛び回ると、ベルトのバックルに止まる。するとトガの体が徐々に鎧に包まれた。
麗「キバット…本当に持ってた!」
渡「出久くんともお話ししたいの、私いつもボロボロになってる出久くんがカッコよくて大好き!」
足から順に鎧が形成されていく。その中でトガは笑みを浮かべながら麗日に歩み寄ってきた。
渡「お茶子ちゃんもカァイくて大好き、私お茶子ちゃんみたいになりたいの…だから教えてお茶子ちゃん」
影から姿を現すと、トガの変身が完了する。
渡「私を…どうしたい?」
そして仮面ライダーキバが麗日の前に現れた。
麗日は瞬時にタンスの下じきになっていた男と少年の方に目をやり、二人の前に立つ。
麗「そんなこと聞く為に……! この二人を利用したの!」
麗日は拳を構えると目に怒りを宿す。するとトガの足が止まった。
渡「そんなこと…」
麗「私は今、一人でも多くの人を救けたい! トガヒミコ! 邪魔するなら今すぐあなたを捕まえる!」
麗日は二人を守るように立つと、トガに言い放つ。その時、トガは仮面の中で口角を上げた。
渡「人聞きの悪いこと言わないで下さい」
麗「へ?」
次の瞬間、麗日は背後に不穏な空気を感じとる。すると突然タンスが轟音と共に宙を舞った。
「ゴォオオオ!!」
「ワーイ!」
麗「な、なに!?」
麗日が振り向くと、そこには紫色のフランケンシュタインと緑色の魚人が立っていた。
渡「この二人は私のお友達だよぉ、ドラゴンさんの中で仲良くなって、お手伝いしてくれたの…ここは元々空き家」
麗「くっ! 騙されて囲まれた!」
3対1の状況になり麗日が歯を食いしばる。しかしトガはクスクスと笑った。
渡「大丈夫、この子達は手出ししません…私はお茶子ちゃんとお話ししたいの…」
トガの言葉でドッガとバッシャーは出口を塞ぐように立つ。トガはゆっくりと麗日に歩を進めた。
麗「まんまと引っかかっちゃった見たいだね…でも見くびらないで、私はあの時より強くなってるから!」
麗日はヒーロースーツからあるものを取り出す。そしてそれを腰に装着する。
《コブラ!》
渡「!?」
それを見たトガは歩を止める。麗日はその間にバイスタンプを起動させた。
ド「ウォッ!?」バ「なんか出た!!」
リベラドライバーから鉄格子が飛び出し、麗日の周りを囲む。ドッガとバッシャーが驚いていると、麗日はスタンプをドライバーにセットした。
《What's Coming up!? What's Coming up!?》《What's Coming up!? What's Coming up!?》
鉄格子は吹き飛び、近づいて来ていたトガとドッガ達を離す。麗日はゆっくりと構えをとり、トガを見据えて一言。
麗「変身!」
バイスタンプを倒すと、ドライバーから巨大なコブラのエネルギーが出現し、麗日の体を包んだ。
《リベラルアップ!》
《Ah Going my way!》
《仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!》
麗日の体を通ったコブラが鎧となる。そして麗日は仮面ライダージャンヌへと変身を完了させた。
渡「へぇ、仮面ライダー…お揃いだねぇ!!」
その姿を見たトガは仮面の中で満面の笑みを浮かべる。それと同時に床を蹴り抜き、一気に距離を詰めた。
麗「フンっ!!」
放たれたトガの拳を麗日は中段受けで止める。そして二人は顔を見合わせた。
渡「エヘヘ…」
麗「ふぅうう…」
二人の攻防をドッガとバッシャーは静かに観戦していた。
ド「俺たちは黙ってみているぞ」
バ「そうだね、がんばれトガちゃん!」
ラ「ラブ〜お茶子〜いけ〜」
バッシャーが声を上げた直後、隣から声が聞こえる。そこには麗日がジャンヌに変身した事で生まれた悪魔、ラブコフの姿があった。
バ「うわぁビックリしたぁ!」
ド「お前も黙って見ているんだな、互いの主人の行く末を…」
バッシャーは驚いたが、ドッガは落ち着いた様子で声をかける。
ラ「ラブ! お茶子負けない!無敵!!」
ラブコフがそう言った直後、麗日はトガの拳を払い、回し蹴りを放った。
麗「ハァッ!」
渡「キャハッ! 早いです!」
トガはそれをバックステップで回避、同時にベルトのサイドからフエッスルを取り出した。
渡「もっと楽しくしましょう…」
キ「バッシャーマグナム!」
キバットにフエッスルを咥えさせると、軽快な音が鳴り響く。それと同時にバッシャーが飛び出した。
バ「呼ばれたっ!」
バッシャーは嬉しそうな声を上げると、彫像の姿に変わる。そしてトガの右手に向かった。
渡「ありがとうバッシャーくん♡」
バッシャーはトガの右手に止まると銃の形に変形する。トガがそれを握ると、右腕に鎖が巻きつき、複眼が緑色に変わった。
麗「っ!それは!」
渡「バッシャーくんともあそびましょ」
バッシャーフォームに変身したトガはバッシャーマグナムの引き金を引き、水弾を放つ。麗日はそれを避けるが、外れた水弾は空き家のタンスを粉々に粉砕した。
麗「すごい威力…でも!」
麗日は次々と撃たれる水弾を避けながらバイスタンプを取り出し起動させる。
《タートル!》
そしてコブラバイスタンプを外し、タートルバイスタンプをセットした。
《リスタイル!》
《ウエポンポンポーン!ポンポン!ウエポンポンポーン!ポンポン!》
麗「はぁっ!」
タートルバイスタンプを倒すと、ラブコフの体が光に包まれる。
ラ「ラブゥ〜」
《リバディアップ!》
《Ah!タートル!ダダダダーン!》
ラブコフは光の玉となり、麗日の元に向かうと、亀の形のバズーカに姿を変えた。
渡「え?」
バ「まじぃ???」
こちらに向けられたバズーカ砲にトガとバッシャーの目が丸くなる。
次の瞬間、麗日が叫んだ。
麗「ファイヤー!!」
ラ「ラブゥゥ!!」
声と共に放たれたバズーカ砲。トガはバッシャーを連射した。
渡「ダメですね!」
バ「流石にバズーカ相手はムリィィィィ!!」
しかし水弾はバズーカ砲に全て弾かれた。トガは全力で後ろに跳ぶが、バズーカ砲はトガの付近で爆発し、爆風に飛ばされたトガは空き家の床を転がった。
渡「ぐぅうう!」
バ「うわぁぁトガちゃんごめぇん!」
トガはバッシャーフォームが解除され、バッシャーはそのままドッガの足元まで転がる。するとラブコフもバズーカから元の姿に戻った。
麗「このまま決める!」
倒れるトガに麗日は床を蹴り抜きスタートを切る。トガは起き上がりながらフエッスルを取り出した。
渡「まだ引き出しはありますよぉ」
麗「だぁあああ!!」
トガが起き上がったタイミングで麗日が正拳突きをトガの胸に叩き込む。しかし麗日は瞬時に違和感に気づいた。
キ「ドッガハンマー!」
渡「エヘヘ、今だけムキムキですよ♪」
麗日が正拳を喰らわせたトガの胸部にはゴーレムの鎧が装着されていた。
麗「くぅう! 硬いの全力で殴っちゃったぁ!」
麗日は拳を抑えながら距離を取ろうとする。トガはドッガハンマーを両手に掴み、横薙ぎに振るった。
渡「えぇーい!」
麗「ううっ!!」
麗日はそれを紙一重で避ける。そしてトガとの距離をとった。
渡「お茶子ちゃん、私ね…大好きな人のことを考えると、その人そのものになりたくなるの、その人の血が欲しくてたまらなくなるの」
トガはドッガハンマーを引きずりながら麗日に歩み寄る。
渡「キュンとする私はそうなの、でも皆はそうじゃない」
トガはハンマーを両手で持つと、一気に振りかぶり、麗日に振り下ろす。
麗「ハァアッ!」
麗日はそれを避けるが、空き家の床に巨大なクレーターが出来た。
渡「とっても生きにくい。この前ね、私の"普通"をカァイソウって言って、殺そうとして来た嫌ーな人がいたんだよ」
トガはハンマーを下ろしたまま仮面の中で不気味な笑みを浮かべ、麗日の方を向く。
渡「だからお茶子ちゃんの血と"個性"で高いとこから落として、ライダーキックで潰したの!」
麗「え……?」
トガの言葉で麗日の動きが一瞬止まる。その隙をトガは見逃さず、ハンマーを振りかぶり距離を詰めた。
渡「"好きな人の血"だと"個性"もその人になれた、あの時とっても幸せだったよ」
トガは淡々とハンマーを振り下ろす。麗日はソレを避けきれず、体を掠めた。
麗「ううっ! 重い!」
ラ「お茶子ォ!」
攻撃を受け、ラブコフが声を上げる。麗日は壁に叩きつけられたが、即座に体勢を立て直した。
麗「私は…人を落として幸せを感じたりしない! 佐竹くんだって、大好きな仮面ライダーの力で人を殺して幸せな訳ない!! 何が…さっきから何が言いたいの!」
麗日はトガを真っ直ぐ見ながら言い放つ。粉塵が舞う中、トガはあるものを取り出した。
渡「変身する前、お茶子ちゃんから落っこちたよ」
トガが摘んでいたのは麗日がクリスマス会の時、緑谷からもらったオールマイトの人形だった。
麗「それはっ!」
渡「お茶子ちゃんの好きな人って出久くんだよねぇ…そうかなって思ったの、これ出久くんのだよねぇ!?」
トガは興奮したような声を出すと、オールマイト人形をキバットに噛ませる。
キ「え? なにオレに噛ませるの!?」
渡「"私たち"一緒だよねぇ!!」
戸惑うキバットを他所にトガはハンマーを振りかぶり突進する。
麗「それは…」
麗日はその場を動かすトガを見据える。そしてバイスタンプを取り出した。
渡「えぇい!!」
トガはハンマーを振り下ろす。しかしトガは瞬時に違和感に気づいた。
《リバディアップ!》
《Ah!ハシビロコウ!ダダダダーン!》
麗「それはしまっとくんだ」
麗日は振り下ろされたハンマーをラブコフが変身した大鎌で受け止めていた。
次の瞬間、麗日は鎌を回転させ、刃をハンマーの先端に引っ掛ける。そして斜めに引くとトガがバランスを崩した。
渡「うわッ…」
麗「ゼヤァァアア!!」
麗日はバランスを崩したトガの腹に全力の前蹴りを突き刺す。両手が塞がっていたトガはまともに喰らい、吹き飛んだ。
渡「ウエッ……!」
キ「トガちゃん!!」
トガがもんどり打って床を転がると、キバットの口から人形が離れる。麗日は一気に距離を詰める。そして大鎌を振り上げた。
麗「たぁぁあ!」
渡「ウゥウウウ!!」
その姿を見たトガは口角を上げる。そしてハンマーで鎌を受け止めた。
バ「嘘でしょ…これが女の子の戦いなの??」
二人はハンマーと大鎌で激しい乱打戦を繰り広げる。その様子にバッシャーは息を飲んでいた。
渡「そう! 私もずっと我慢した!! 小っちゃい頃にやめろって言われて! でもだめだった、しまっとくと大きくなるの!」
ハンマーと大鎌の嵐の中、トガが口を開く。トガがハンマーを大きく振りかぶると、麗日も大鎌を振り上げた。
麗「トガヒミコ…好きに生きて他人を脅かすなら…その責任は受け入れなきゃいけない!」
麗日はリベラドライバーを起こすと、再びバイスタンプを倒した。
次の瞬間、麗日の大鎌が紫炎を纏う。振り下ろそうとした刹那、トガが顔を上げた。
渡「うん、そうだね」
その時の声、仮面で表情は見えなくとも麗日は何かに気づいた。
《ハシビロコウ!スタンピングスマッシュ!》
二人の武器がぶつかり合い、巨大な衝撃波が起こる。その時、蛙吹は空き家の外に到着していた。
蛙「お茶子ちゃん…確かここに」
蛙吹が空き家の方を向いた直後、爆音と共に空き家が吹き飛んだ。
蛙「ケロォ! 一体何が…」
襲いくる爆風を腕で防ぐ。爆風が止み前を見ると、そこは更地になっていた。
蛙「い、一体何が…! お茶子ちゃん!!」
蛙吹が呆然としていると、更地の中央で立ち尽くす麗日の姿を見つけた。
麗日は変身を解除しており、その手にはオールマイト人形が握られている。
麗「あ…梅雨ちゃん」
力なく蛙吹の方を向くと、蛙吹は瞬時に周りを警戒する。
蛙「敵と会ったのね! 背中合わせに…」
麗「ううん…逃げた」
警戒する蛙吹に麗日は落ち着いた声で告げる。そして静かに空を見上げた。
バ「トガちゃん大丈夫?」
ド「クッ…ここまでやられるとはオレも鍛えが足りんか…」
その時、トガはドッガとバッシャーと共に民家の屋根の上をかけていた。トガの変身は解けており、隣ではキバットが飛んでいる。
渡「うん、ありがとうですバッシャーくんドッガくん」
キ「トガちゃん……」
心配するバッシャーにトガは笑顔を見せる。その笑顔にキバットは憂いの表情を浮かべていた。
渡「お茶子ちゃん…同じ人が好きな女の子、もしかしたら恋の話もできるかなって…」
トガは走りながら静かに思う。すると頭上にキャッスルドランが見えた。
渡「戻るね、連合…モヤモヤは晴れました」
その時、麗日は偶然にもトガの去っていった方に目を向ける。
麗「あの時…泣いてた」
オールマイト人形を握りながら、麗日は小さく呟いた。
死ぬほど時間空けて本当に申し訳ありませんでした
見苦しい言い訳を申しますと
身の回りのイザコザ、時間の無さもあったのですが、
アイデアが出なかった期間中、息抜きとしてpixivでもいくつか小説を上げており、気づいたらそっちに力を入れていた形になってしまってました…
今回上げましたのはアイデアがまとまったのと、本編でピクシーボブの生存を確認出来たのでよしやるぞと奮起したという事で
今更ながら書いた始末であります
何度も時間を空けませんといいながらこの体たらく、謝罪の言葉が見つかりません…
しかし中途半端で終わらせることは絶対にしません、したくありません。
どうかこれからもよろしくお願いします