僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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残業なんて嫌いだ_:(´ཀ`」 ∠):
残業代もらえるけど嫌なもんは嫌だぁ_:(´ཀ`」 ∠):
なんで急に休日出勤が出てくるんダァ_:(´ཀ`」 ∠):
ようやく時間ができました


崩壊歯車恨みの炎

荼「轟 灯矢って名前があるんだからさぁ」

 

 その時、エンデヴァー、轟 炎司の心は折れていた。亡くなっていたはず長男が生きていたこと、しかしその息子が敵連合の幹部だったという現実に。

 現在、近属が全国のネットやテレビを電波ジャックし、荼毘の事前に撮影した自身の過去を語る姿を流している。その内容は自身の幼少期の頃の轟 炎司の過去、そして轟家が昔見た地獄を語るものだった。

 

荼「いけねぇ、なんだか楽しくなってきた」

 

《ギアエンジン!》

 

 荼毘は口角を上げながらネビュラスチームガンにギアエンジンをセットする。そしてそれを即座に引き抜いた。

 

《ギアリモコン! ファンキーマッチ!》

 

 そしてギアリモコンをセットすると、待機音が流れる。それに合わせて荼毘は踊り始めた。

 

荼「どうしたらおまえが苦しむか、人生を踏み躙れるか、あの日以来ずううううっと考えた!」

 

 荼毘はキャッスルドランの頭上で軽快なステップを踏みながら、ネビュラスチームガンを手に踊り、足を止める。

 

荼「未来に目を向けていれば正しくあれると思っただろう‼︎? 知らねぇようだから教えてやるよ!!」

 

 そして銃口を轟とエンデヴァーに向け、不気味な笑みを浮かべた。

 

荼「過去は消えない」

 

《フィーバー!》

 

荼「潤動」

 

 次の瞬間、荼毘が煙に包まれる。そして青と白の歯車が荼毘の体に装着され、変身を完了させた。

 

《パーフェクト》

 

 煙が晴れ、キャッスルドランの頭上には荼毘が変身したヘルブロスが立っている。その姿にエンデヴァーと轟は立ち尽くすしか出来なかった。

 

轟「どういうことだ? 佐竹の個性は正しいポーズで変身しないといけないはずだ…あんなに踊った後なのに、何故ヘルブロスに…」

 

 荼毘が変身したヘルブロスにはコスプレ感がない完全な本物、本来のポーズにないダンスを間に挟んだにも関わらず変身を完了した荼毘に轟は驚いていた。

 

荼「んーーと…こんな感じかな」

 

 荼毘は両腕を広げると、歯車を四つ精製する。そしてそれを自身の頭上に掲げた。

 

荼「これが…お母さんで、これが冬美ちゃん、これが夏くんだな、そんでこれがぁ…幼いころの焦凍だ」

 

轟「っ?!」

 

 荼毘はひとつづつ指さしながら歯車を回すと、それらを噛み合わせ、さらに回転させる。

 

荼「おぉお滑らかに回ってるなぁあ、何の問題もないなぁ、音も静かだぁ」

 

 荼毘は滞りなく回る歯車を前に耳を澄ましている。すると指先から小さな歯車を出した。

 それは今、目の前で回っている歯車とは逆回転の歯車。

 

荼「おおっとここでぇ!! 一つの異物が入った!! 轟 炎司、お父さんだぁ!! あぁ家族の歯車に入っていくぞぉおお!!」

 

 滑らかに回る歯車の中に入った、逆回転の小さな歯車、それが入った瞬間、四つの歯車の動きは止まり、途端に異音が鳴り響く。

 

荼「あぁあ大変だぁ、一つの歯車が流れをぶち壊そうとしている! 家族が悲鳴をあげている!! しかしこの異物は回るのをやめようとしないぃ!!」

 

エ「あ……あぁ」

 

 エンデヴァーはそれを呆然と眺めている。滑らかだった歯車の動きが、たった一つの逆回転した歯車によって破壊されていく。家族が崩壊していく、自分のせいで。その光景を前ににエンデヴァーは動けなかった。

 

荼「さぁ崩壊が始まるゾォ、幸せになるはずだった家族が一人のエゴで壊された!! 身勝手な嫉妬と復讐心でみんながバラバラだぁあ!!」

 

 次の瞬間、四つの歯車は弾け飛び、蒼炎に包まれる。そして全ての歯車がエンデヴァーの方を向いていた。

 

荼「ザ・自業自得だぜ! さァ一緒に落ちよう轟 炎司!! 地獄で息子と踊ろうぜ!!!」

 

 荼毘が叫んだ直後、それぞれを家族の名で読んだ四つの歯車がエンデヴァーに襲いかかる。

 

荼「今日まで元気でいてくれてありがとう!エンデヴァー!!」

 

 歯車は茫然と座り込むエンデヴァーに向かう。その時。

 

轟「おぉおおおお!!」

 

 轟がエンデヴァーの前に飛び出し、ガシャコンソードで歯車を叩き切った。

 そしてそのままエンデヴァーの前に立つ。

 

轟「親父! 来るぞ‼︎ 親父!!」

 

 轟は必死に叫ぶが、エンデヴァーは動かない。目の前で亡くなっていたはずの長男が生きていた現実、しかしその長男は、心の内では家族を憎んでいた事実。この二つはエンデヴァーの体の自由を奪っていた。

 

轟「頼む動け!! おい! 後にしてくれ!!」

 

 そう叫ぶ轟の声は振るえている。荼毘はキャッスルドランから飛び出すと、両手に蒼炎を纏った。

 

荼「赫灼熱拳」

 

 仮面の中で笑みを浮かべながら荼毘が轟達に向かう。父から受け継がれた炎を放とうとした刹那。

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

荼「!?」

 

「ギャオオッ!!」

 

「キュウウ⁉︎」

 

 突如、空から白い糸が降りかかり荼毘とキャッスルドラン、そしてシュードランを拘束した。

 

エ「な…」

 

轟「一体なにが…」

 

エンデヴァーと轟がその光景に困惑していると、敵連合とエンデヴァーの間に何かが降り立った。

 

緑「あ、あれは…」

 

 降り立ったものを見た緑谷が目を見開く。そこに立っていたのは、蜘蛛の巣を纏ったような姿の仮面ライダーだった。

 

「遅れてすまない!」

 

轟「うおっ!」

 

 その仮面ライダーは突然声を上げ、前髪を整えるようなポーズをとる。その姿にエンデヴァーは思わず目を見開いた。

 

エ「ま、まさかお前は…」

 

 何かに気づいたようなエンデヴァーの表情に、仮面ライダーは仮面の中で口角を上げた。

 

ジ「ベスト・ジーニスト もとい仮面ライダーデモンズ! 今日より活動復帰する!!」

 

 そこに立っていたのは、ホークスの手により葬られたと噂になっていたプロヒーロー、ベスト・ジーニストだった。

 




無理やり一話に詰め込むとギュウギュウ大渋滞になりそうなので2話に分けます
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