新訳女神転生(仮)   作:混沌の魔法使い

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チャプター6

 

チャプター6 悪魔召喚

 

コンピュータールームから響く破砕音と唸り声に恐怖心ばかりが強くなっていく、見つかったら殺される。それしか考える事が出来ない、ただ闇雲に走っていると楓君が母さんに叫ぶようにして尋ねる

 

「犬避けを使っているから、使っている方向に追いかけて来るんじゃないんですか!?」

 

犬避けを使いながら走っている。相手が野生動物なら逃げていくが、相手に知性があればその犬避けの先に逃げていると判断して追いかけて来る……少し考えてみれば当然の事だ。

 

「ああ!その可能性は高い!だから敢えてそれを利用する!このまま2階に向かって渡り廊下の天井の上を走って特殊科目棟へ向かう!犬避けはこのまま走って来た方角に向かって投げる!時間との戦いだ!苦しいと思うが我慢してくれ!!」

 

息が切れそうになるが、ここで止まってしまえば間違いなく全員が死ぬ。それが判っているから、必死に足を動かし続ける

 

「良し!あそこ窓だ!楓君!雄一郎君!先に飛んでくれ!」

 

開いている窓を見て躊躇う素振りを見せた楓君と笹野君でしたが、窓の外を見て渡り廊下の天井があるのを確認したからか、開いている窓に足を掛けて飛び降りる

 

「次は美雪!お前と桃子だ!私は最後に犬除けを投げてから行く!先に行け!」

 

母さんに言われて窓の外を見る。渡り廊下の天井の上で両手を広げている楓君と、先に武器を担いで特殊科目棟へと走っている笹野君の姿を確認する。

 

「俺が受け止めるんで大丈夫です!美雪先輩!早く!」

 

飛び降りる事に恐怖を感じていると楓君がそう叫ぶ。このままでは皆死んでしまう……楓君なら私をちゃんと受け止めてくれる。そう判断し窓から飛び降りる

 

「よっとぉ!!!」

 

「きゃあ!」

 

少しの浮遊感と抱き止められた衝撃に思わず悲鳴が出てしまう。楓君は少し驚いたようだが私を天井の上に降ろして

 

「美雪先輩、雄一郎の後を追ってください!悪魔が何時来るか判りません!急いで!」

 

楓君の焦った声に頷き、バランスを崩さないように気をつけ天井の上を走る。

 

「桃!来い!俺が受け止める!」

 

「う、うん!楓!今行く!」

 

楓君と桃子さんの声が背後から聞こえてくる、躊躇い無く楓君の腕の中に飛び込む桃子さんの姿を見て、強い信頼関係があると言うのが判った。

 

(やっぱり楓君は桃子さんとお付き合いしているんでしょうか……)

 

楓君には割りと好意を持っていた。だが桃子さんに対する楓君の反応を見ていると、お付き合いしているのでは?とこんな状況で考えて良いことではないのだが……桃子さんに対して暗い感情を抱いている自分に気付き、軽い自己嫌悪を感じている内に特殊科目棟の窓に到着していたようで

 

「久遠先輩!手を早く!引き上げます!」

 

笹野君の言葉に我に返り、窓から手を伸ばしている笹野君に向かって手を伸ばし、特殊科目棟へと引き上げられる。高校棟のほうに視線を向けると桃子さんと楓君が手を繋ぎ、母さんと一緒に走ってくる姿を見て良かったと思うと同時に、桃子さんが羨ましいと気持ちを同時に感じてしまい。私はこんなに性格が悪かったのだろうか?と強い自己嫌悪を抱かずには居られないのだった……

 

 

 

特殊科目棟。名前の通り特殊科目……つまりは音楽室や、美術、技術と言った教科を学ぶ為の学習棟だ。教室の数は少ないし、教室もそう広い物ではないが5人が身を隠すには十分すぎる広さだった

 

「大丈夫ですか?美雪先輩?」

 

浮かない顔をしている美雪先輩に気付き大丈夫ですか?と尋ねる。美雪先輩は直ぐに大丈夫です、心配しなくていいですよ?と笑いかけてくれるがその顔には影が差している。やはりこんな状況になって精神的に参っているのだろう……

 

「久遠教授。ここから駐車場は近いですよね、どうします?いっそ車で脱出してみますか?」

 

窓から確認したが、久遠教授が俺達をフィールドワークに連れて行く時の4WDはいつもの場所に止まっている。その他の車は殆ど残されていなかったので、恐らくマイクロバスで脱出したのだろう。生存者と合流できないのは残念だが、生きて脱出してくれたと思うと少しだけだが安心出来た。俺達も車で脱出しますか?と尋ねるが久遠教授は無理だと断言した

 

「あの狼男は私達を狙っている。市内に脱出したとして追って来たら全滅のリスクがあがると言っただろう?なんとかして脱出する前にあの狼男を倒す必要がある」

 

久遠教授の言う事は判る。だがカソ達と言う味方は居るし、武器も手にした。だがどうしてもあの狼男に勝てるとは思えないのだ……

 

【コボルトは攻撃性の高い悪魔じゃからなぁ……それに素早い、ワシらの魔法でも捕らえる事が出来るかどうか】

 

【アタレバユウリニタテルガ、アタラナクテハイミガナイ】

 

【だよねー、1回倒したと思ったのに復活したし……正直私達じゃ力不足かなあ?】

 

カソ達の話であの狼男の名前がコボルトだというのは判ったが、正直それだけでは何の意味も無い。頼みの綱のカソ達も自信が無さそうだ……どうすればあのコボルトを倒す事が出来るのだろうか

 

「ルイから貰った悪魔召喚プログラム、それを試して見るか……」

 

「大丈夫なんですか?もしコボルトのような悪魔が出て来たらどうするんですか?母さん」

 

美雪先輩の不安も最もだが、今の俺達ではどうしようもないのだから悪魔召喚を試してみるしか手は残されていないと思う

 

「美雪先輩。確かにその危険性もありますが、今のままでは殺されるのを待つだけです。試して見ましょう」

 

「でも危険なんですよ!?」

 

「このまま死ぬのを待つよりかは助かる可能性があるならそれに賭けて見ましょう。危険だと思うのなら俺と雄一郎の2人でどこかの実習室で召喚してみます」

 

桃や美雪先輩では悪魔と戦う事が出来ない。だから雄一郎と2人で召喚を試してみると言うと桃が私も召喚すると言い出した

 

「そ、それなら私も召喚する!そしたら楓の手伝いが「駄目だ!!危険すぎるッ!」

 

桃が考えに考えた上に出したと言うのは判る。だがそれでも桃に何かあったらと思うと悪魔召喚なんてさせる訳には行かない。ほかの事だったら、桃の提案だって聞きたい。だがこれに関してはどうしても認める訳にはいかない

 

「リスクはある。だが助かる可能性があるのもまた事実。悪魔召喚プログラムを起動してみよう、この教室は狭いし机と椅子が多い。戦う事を考えて別の教室で試そう、だが楓君と雄一郎君だけを行動させて分断されては困る。全員で移動する良いね?」

 

久遠教授の言葉に頷き、別の教室に移動する。だがその途中で高校棟のほうから何かを破壊する音が響いて来た

 

「時間的な余裕はもう残されていないな」

 

まだ音は遠いが、見つからない保証も無い。失敗するにしろ、成功するにしろ悪魔召喚を試して見るしかない。それが俺達が生き残る為の術なのだから……

 

「では楓君、雄一郎君。試してみてくれ」

 

レクリエーションルームへと移動し、スマホを取り出して悪魔召喚プログラムをタッチすると、スマホの画面に契約悪魔・悪魔交渉・悪魔召喚の3つの文字が浮かび上がる。とりあえず今は悪魔召喚を試してみようと思い、雄一郎と共に悪魔召喚をタッチする

 

【【エラー!!現在は召喚出来ません】】

 

スマホから警告音が響き、召喚出来ませんと言う文字が浮かび上がり、現在契約可能悪魔数1の文字が表示される。久遠教授が俺達のスマホを覗き込み

 

「そうか、今楓君達はカソとコロポックルと契約している。だから今は契約できないと言う事か……ちっ!どうせ渡すなら複数の悪魔を契約くらいさせろ」

 

久遠教授がそう舌打ちするが、スマホには契約可能悪魔1と書かれているので、もしかすると今後悪魔の契約数を増やす事が出来るかも知れないという希望は残ったと思う

 

「じゃあ私が悪魔と契約してないから私が召喚する」

 

桃がそう叫んでスマホを操作しようとする。それを俺が止めようとするが、それよりも早く久遠教授によって桃の手からスマホが取り上げられた

 

「悪魔召喚がどんなものか判らない、それに契約数が1と言う事は気軽に戦力を補充する事は出来ないと言う事だ。ならば桃子は何時でも契約出来るように今は契約しないほうが良い。だから私が召喚する」

 

久遠教授が召喚するから離れろと言う。桃が悪魔召喚しなくても良い事には安心したが久遠教授の事も心配だ

 

「楓君、笹野君。母さんが危なかったら直ぐに助けに入ってくれますか?」

 

心配そうな表情をしている美雪先輩に大丈夫ですと返事をする。久遠教授を死なせるつもりは無い、悪魔召喚と同時に俺と雄一郎も悪魔を倒すのに協力するつもりですと返事を返すと安心した表情をする美雪先輩。確かに久遠教授は俺達に悪魔召喚をさせた。だけど、久遠教授は皆で生き残るために色々と考えてくれてるし、それに俺は久遠教授を尊敬している、こんな所で死なせるつもりは無い。絶対に皆で生き残るッ!俺は槍を握り締め、いつでも飛び出せる体勢を取る。

 

【悪魔召喚プログラム起動】

 

「さてと蛇が出るか鬼が出るか……」

 

そう笑う久遠教授の前に魔法陣が描き出され、そこからゆっくりと姿を見せたのはカソやコロポックルとは違った悪魔だった。背中に蝙蝠に似た翼があるので人外だと判るのだが、それを除けばどこらどう見ても人間にしか見えなかった。長い黒髪を背中に流し、メリハリの取れた肢体とレオタード姿の美少女だった……思わずそのレオタードから伸びている白い太ももに視線を向けてしまう

 

「楓!」

 

「あいだあ!?」

 

悪魔とは判っているが、余りに刺激的過ぎる光景に思わずガン見してしまうと、桃に頬を抓り上げられる。だがこの反応は健全な男子高校生なのだから勘弁して欲しい

 

【夜魔リリム……ってえええええ!?なんでここにリ】

 

リリムと名乗った悪魔が久遠教授を見て目を見開いた瞬間。久遠教授が手にしていたべレッタが火を噴き、見事なへッドショットでリリムを一撃で殺したってえええええ!?!?

 

「「「久遠教授ううううう!?」」」

 

「母さーん!?!?」

 

相手がまだ名乗りを終わっていないに有無を言わさずに殺した久遠教授に俺達の悲鳴が重なるのだった……

 

 

 

久遠教授が銃殺した悪魔は即座に復活し、久遠教授と契約したのだが。明らかに怯えている、出てきて直ぐ銃殺されればその反応は当然だと思うが……

 

(いかんな……つい目が言ってしまう)

 

悪魔と言え美人が、レオタード姿。しかもモデルなんて目じゃないほどの整った容姿……思わずそっちに目が行ってしまう

 

「あいだだだああ!ももおお!いひゃい!!!」

 

「楓の助平、エッチ」

 

「ごひゃいひゃあああ」

 

桃子が楓の頬を抓り上げている。めちゃくちゃ痛そうだな……幼馴染の女子と言うのは正直羨ましいと思っていたが、こういう光景を見ると居なくて良かったとも思う。そんな事を考えているとリリムは魔法陣の中に消えて行く……ちょっと名残惜しいなと思っていると久遠教授が椅子に腰掛けながらスマホを弄りながら声を掛けてくる

 

「ふむ、なるほど。楓君、雄一郎君、美雪。契約悪魔と言うのをタップすると詳しい情報が見れるぞ。確認しておくと良い」

 

悪魔召喚プログラムを起動させ、契約悪魔のボタンをタップするとスマホの画面にコロポックルの姿が映し出される。円グラフで何かのステータス見たいのを表示してくれているが、それしかないので何の能力なのかさっぱり判らないのでコロポックルにスマホの画面を見せながら

 

「これお前の情報みたいなんだけど、どうだ?」

 

【いや、こんなの見せられてもワシわからんよ?】

 

駄目じゃねえか……これがゲームなら力とかのステータスだと思うんだが、そう言う表記が全然無いのでどれが何の能力なのかまるで判らない。

 

「えーと魔法の名前で指示すると力が発揮しやすいの?」

 

【そうそう!言霊って強いんだよ?だからどの魔法を使えって言葉で指示して貰うと、美雪の言霊が上乗せされるから効果がアップするんだよ】

 

久遠先輩とピクシーの会話を聞いて、コロポックルの魔法を見る。ブフ・ブフーラ・ラクカジャ……後は????ってのが1つ……これはまだ使えないって事か?ゲームならレベルアップで覚えるんだろうか、これは残念ながらゲーム等ではないのでどうやったら使えるようになるんだろうな?コロポックルに尋ねてみたいが、きっとコロポックルも判らないだろうと判断し、表示されている魔法の事を考える。ブフはあの氷の弾丸を発射する魔法だよな、ブフーラは渡り廊下を破壊した巨大な氷柱……ただラクカジャは聞いた事がない魔法だ。だからコロポックルにどんな魔法なのか尋ねる事にした

 

「コロポックル。ラクカジャって何だ?」

 

【ああ。それは魔力の鎧を作り出す魔法じゃ、あまり長時間は持たんが結構役立つぞ】

 

ラクカジャか……その魔法の名前をしっかり覚えておこう。戦闘中にスマホを見ている余裕なんて無い、だから戦闘に入る前にコロポックルの覚えている魔法の名前をしっかりと覚えておく事にする

 

「えーとカソ、お前のにひっかきってあるけど、これは魔法じゃないよな?」

 

【ワザダナ。だがシジシテモラエバ、イリョクハアガルゾ】

 

なるほど魔法だけじゃなくて、ひっかきとかの技でも指示をすれば言霊が乗るって事か……状況次第では俺がカソに指示を出す事もあるだろうし、楓がコロポックルに指示を出す事もある。コボルトが襲ってくる前にお互いの契約悪魔がどんな魔法を覚えているのか?その情報を交換しておこうと楓と久遠先輩そして久遠教授にも提案して、お互いのスマホの画面を覗き込む

 

 

コロポックル ランク1 妖精

 

所持魔法

 

ブフ

 

ブフーラ

 

ラクカジャ

 

????

 

耐 氷結・水撃

 

弱 火炎・物理

 

 

 

 

 

ピクシー ランク1 妖精

 

所持魔法

 

ザン

 

ジオ

 

ディア

 

羽ばたき

 

????

 

????

 

耐 光・闇・電撃

 

弱 なし

 

 

 

カソ ランク2 魔獣

 

アギ

 

マハ・ラギ

 

引っかき

 

????

 

????

 

????

 

耐 火炎・物理

 

弱 氷結・水撃

 

 

 

リリム ランク10 夜魔

 

メディア

 

ジオンガ

 

ブフーラ

 

マハ・ジオ

 

ムド

 

マリンカリン

 

ドルミナー

 

ファイナルヌード

 

耐 闇・電撃・水撃・精神干渉

 

弱 光

 

カソ達のランクが1~2に対して、リリムのランクは10。カソ達よりも魔法の数や耐性などが遥かに多い……ファイナルヌードの文字が気になる所だが、それよりもピクシーとリリムの項目で気になる文字があった、光・闇耐性とムドと言う魔法……それはリリムだけが覚えている魔法で効力も何も想像出来ない。どんな魔法なのか?とピクシーに尋ねる事にした

 

「なぁ。光と闇ってどんな魔法なんだ?」

 

ジオやアギは見たから想像出来る。火炎と電撃魔法だ。だが光と闇と言う魔法は想像もつかないので尋ねるとピクシーが顔を顰めながら

 

【物凄く危険な魔法だよ、絶対成功するわけじゃないけど……即死魔法。当ったら問答無用で死ぬよ】

 

即死魔法と言う言葉に俺達の顔が引き攣る。そんな魔法まであると言うのか……そんなのどうやって対策を立てればいいのか判らないぞ

 

【あ、でも即死魔法を使えるのは西洋の悪魔でも高位の存在だけだからそんなに心配しなくても良いよ、術が成立する前に

魔法陣から逃げれば避けれるし……当ったら駄目だけど】

 

ピクシーがそうフォローしてくれるが、やはり安心は出来なかった。今後悪魔と戦う事は多くなる、即死魔法にも気をつけなければいけないと言う事か……だがリリムが強力な悪魔だから即死魔法を覚えていると思えばコボルトと戦う事に対して少しは安心感も生まれてくる

 

「破壊音が近づいて来ている。車を破壊される訳には行かない、こちらから打って出る。最悪グランドでコボルトと戦う事になるから、覚悟を決めておいてくれ」

 

久遠教授の言葉に背筋に冷たい汗が流れる、だがコボルトを倒さなければ脱出する事も出来ない。久遠教授の言う通り覚悟を決めるしかない……

 

「笹野君と楓君は休んでください。戦いになったら2人に頼るしかありませんから」

 

「うん。ごめんね」

 

久遠先輩と桃子の言葉に楓と共に大丈夫だと返事を返し、2人の言葉に甘えて俺と楓はコボルトが近づいてくるまでの間。ほんの僅かでも身体を休める為に目を壁に背中を預け、目を閉じるのだった……

 

 

 

匂いがする……嫌な匂いの中に混じるあいつの匂い、その匂いを認識すると顔が痛む。投げられた薬品で焼き爛れた顔の痛みが、殺意を、憎しみを強くさせる

 

(殺せ……あいつを殺すんだ)

 

この棍棒で叩き潰せ、この牙で噛み殺せ、この爪で引き裂いて殺せ……それしか考える事が出来ない。あいつがいなければ、あいつさえいなければ……

 

(殺せ。新藤楓を……)

 

校舎を破壊しながらコボルトは進む。だがその意識は既にコボルトでもあり、浜村睦月でもあった。契約者を食い殺したコボルトはその魂を取り込み、その格を上げた。だがその代償として弱りきっていたコボルトの魂と睦月の魂は交じり合い、意識は混ざり合ってしまった。下級悪魔に負けたと言うコボルトの憎しみと、睦月の楓に対する一方的な悪意……それが交じり合った今のコボルトは悪魔であり、人間でもあった……コボルト/睦月は進む。自らに傷を負わせた者を、自分に屈辱を与えた者を殺す為にそれだけを考え、コボルト/睦月は特殊科目棟を目指して進むのだった……

 

チャプター7 人魔コボルトへ続く

 

 




悪魔召喚で出てきたのはリリムでしたが、何かに気付きパーンされました。最初で退場した睦月でしたが、コボルトの中で生きており、変異悪魔化。これが脱出前のボスとなりますが、強めに設定したリリムが居てもコボルトの方が強いかもしれないですね。次回はコボルトとの戦闘開始です、どうなるか楽しみにしていてください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

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