GM(ゲームマスター)は異世界に行ってもGMのようです。 作:桐生 勇太
※サブタイトルに書いていませんがこれは第32GAMEです。
「この鍵…どこの鍵だ?」
良く分からんな。何となく王室を見回していると、玉座の後ろに扉があった。
「この奥に何か………要、君はここで待っていろ」
返事を待たずに奥へ進む。しばらく階段を降りると、牢屋のようなものが見えてきた。誰かが閉じ込められているようだ。
「………こんにちは」
中に入っていたのはゲムムだった………何で?
「ここに来たということは、魔王…お父様は死んだんですね………」
「ど、どういうことだ? 神の親が、魔王とは?」
「………説明します」
話を聞くと、どうやら彼女は元創世神であり、すでに死んだようだ。あいにく転生し、記憶を保ったまま生まれ変わってみると、神の力はほとんど消えてしまい、おまけに生まれたのは魔王の一人娘としてだったようだ。
魔王は彼女に次期魔王になるよう言ったが、彼女は受け入れず、人間との共生を提案した。激怒した魔王は彼女を幽閉してしまい「生きてここを出たければ魔王となれ」と迫った。、彼女はもはや魔王を倒す以外に道はないことを悟り、異世界の要を頼ったということらしい。
「なるほどな………とりあえず、ここから出すぞ。待っていろ。今鍵を………あれ?」
………開かない………これじゃないんかい!
「…………まあいい、ぶち破るのみ」
インだよこんなもん。こっちにはハイパー無敵があるんだし、破れぬ扉はない。
「よし、開いたぞ(筋肉的に)」
「ありがとうございます………その鍵はたぶん、魔神を呼び出すためのものです。お父様…いえ、魔王の玉座の後ろに鍵穴があり、はめ込めば魔界の門が開きます」
「なら早速やろう」
王室に戻り、玉座を調べる。やはり鍵穴があった。
「これか………」
穴に鍵を入れる。すると、空中に穴が開き、何かが下りてくる。
「要、ゲムム、2人とも下がっていろ」
穴の中から現れたのは…なんだかゴ〇ラに出てくるビオ〇ンテみたいだな。緑っぽくて、触手がある。
その時、
【CRITICAL CREWS-AID】
突如横から何かが飛び出してきた。「それ」は目にもとまらぬ速さで魔神に蹴りを放ち、一瞬でその命を奪った。
「それ」は………………………………………仮面ライダークロノス
「久しぶりだな黎斗。見せてもらったぞ。君の神の才能とやらを…………」
「檀 政宗なぜあなたがここに!?」
「それは、君が私の半分だからだ」
どういうことだ? 何を言っている?
「まず君がこの世界に来たのは、勇者と条件が合ったからだ。君が通った召喚魔法陣、そこには君のデータが通ったということ。君は人間の私の遺伝子の半分を持つバグスターだ。君が魔法陣を通った後に、私も死んだのだよ。
その時に、私の遺伝子と君の遺伝子が近い形状だったため、私もまたこの世界へ行くべき存在と誤認されたのだ。当然、その時に私の体内に微量に残ったゲムデウスも共にな…………」
「では、今のあなたにはゲムデウスとクロノスの力が? だが、あなたは見たところただのクロノスだが…」
「…………いや、3人だな。見せてやろう、私の手に入れた力を」
突如クロノスの変身を解除した。そして、もう一度変身する。
「今こそ審判の時」
【仮面ライダークロニクル…………ガシャット!】
「変身」
【バグルアップ!天を掴めライダー!刻め クロニクル!今こそ 時は極まれり!】
見えた。政宗の背後に寄り添うように立つ、私の作ったゲムデウスと見覚えの無い赤色のゲムデウス。変身したクロノスの姿は金と赤。
「ゲムデウスクロノスX(げむでうすくろのすまきな)、私こそが君の物語のラスボスだ………」
お読みいただきありがとうございました。
ついに魔神登場です。(ラスボスとは言ってない)
最終ボス、クロノス登場。