GM(ゲームマスター)は異世界に行ってもGMのようです。   作:桐生 勇太

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第5GAME:黎斗神の暗記力

「こ、これはすごい…」

 

 ふふ、そうだろうそうだろう。もっと褒めろ。

 

「さすがは、私だなぁ! ヴァーハッハッハ!!」

 

「な、なんと…か、勝てぬわけだ…」

 

 クリスが私のステータスを見て狼狽している。基礎能力すべて私に敗けているからな。

 

「まさか、これほどとは…黎斗神様すごすぎます」

 

 いいぞぉイイぞぉ、クライシィも、みな私をほめている、やはりこうでなくてはな。

 

「ちょいと待った!」

 

 突然王のそばに控えていた銀髪美女で胸の大きいの女騎士が声を張り上げてこちらをにらみつけてきた。何事だ?

 

「国王様! アタシはどうしてもそいつが気に入らねえ! 見れば見るほど怪しい!」

 

 なんだなんだ? ずいぶん失礼な奴だな…

 

「おい、突然失礼だな…」

 

「暗黒騎士のように真っ黒な鎧! 魔族と同じ黒髪! レベル0なんて聞いたこともないし、そもそも鎧を着ただけでは明らかにあり得ない力! 鎧の後ろについている大きな怪物の顔! 「ゲーム」だの「テロリスト」だの、これまた意味不明な称号や好物! おまけに「変顔」という用途不明なスキル! 極めつけに鎧を着ない状態でのレベル1での固定! 怪しすぎる! というか称号の 神(笑) ってなんだ!?」

 

 おお、まくし立てるな、こいつ、

 

「良いだろう、説明しよう!これは私が作ったゲームのガシャットで、[プロトマイティアクションXライダーガシャットオリジン]と言って、薄いカード状のテレビゲーム用カセットに、この様に手で握るためのグリップがついている。

 

ライダーガシャットは、幻夢コーポレーションの下でごく普通のゲームとして開発され、市販されているゲームソフトと同じタイトルを持っているのだ!

 

このライダーガシャットをゲーマドライバーに接続する事で、対応するゲームソフトのプレイアブルキャラクターの力を宿した戦士「仮面ライダー」に変身する。ライダーガシャットの存在は一般には秘密であり、仮面ライダー適合者とCR関係者以外には伏せられていたが、少し前に衛生省で発表された。

 

なお、市販されているゲームソフトの方には変身機能は存在しておらず、変身能力を持つガシャットは1つのゲーム内容につき基本的に1つだ!

 

ガシャットは大体私が自作しており、

 

マイティアクションXガシャット

タドルクエストガシャット

バンバンシューティングガシャット

爆走バイクガシャット

ゲキトツロボッツガシャット

ドレミファビートガシャット

ギリギリチャンバラガシャット

ジェットコンバットガシャット

シャカリキスポーツガシャット

ドラゴナイトハンターZガシャット

デンジャラスゾンビガシャット

ときめきクライシスガシャット

ドクターマイティXXガシャット

ガシャットギアデュアル

ガシャットギアデュアルβ

 

などがあり、それぞれのガシャットにあるガシャコンウェポンは

 

ガシャコンブレイカー

ガシャコンソード

ガシャコンマグナム

ガシャコンスパロー

 

で、

 

そのほかにもガシャットにはプロトタイプ版があり、主に

 

プロトマイティアクションXガシャット

プロトタドルクエストガシャット

プロトバンバンシューティングガシャット

プロト爆走バイクガシャット

プロトゲキトツロボッツガシャット

プロトドレミファビートガシャット

プロトギリギリチャンバラガシャット

プロトジェットコンバットガシャット

プロトシャカリキスポーツガシャット

プロトドラゴナイトハンターZガシャット

プロトマイティアクションXガシャットオリジン

 

がある。さらには…

 

「うるさい!」

 

「えぇ!?」

 

 くっ、こいつ、まくし立て返したら切れたぞ、面倒な奴だな。

 

「よく覚えてられるな、アンタ…」

 

「当たり前よ。私は自分で作ったガシャットのことは何でも知っている。なんせ20000通り以上あるゲームエリア内のエナジーアイテムの配置の仕方のアルゴリズムを完璧に暗記しているのは私だけだからなぁ!!」

 

「な、なんかすごそうだな…とにかく、アタシは納得できん!」

 

 なんだこいつ、私がせっかく「神からのゲームのありがたいご教授1000時間耐久編」をやってやろうと思ったのに…

 

「結局、お前は誰なんだ?」

 

「アタシは聖騎士団隊長ミリカ=ローデンさ!」

 

 いうが早いか、彼女は鑑定用の水晶に触れた。

 

 

名前 :ミリカ=ローデン

 

種族 :人間

 

レベル:65

 

称号 :聖騎士団隊長

 

体力 :900

 

知力 :7

 

攻撃 :1000 (最大2000)

 

防御 :850

 

速さ :890

 

魔力 :100

 

スキル:武器術 拳闘術 炎属性魔法(火の最上位魔法) 爆発属性魔法(火の互換系最上位魔法) 雷属性魔法  氷属性魔法(水の最上位魔法) 料理 洗濯 乗馬 隠密行動 野生の勘(信憑率80%) 早食い 大食い 歩き食い 走り食い(歩き食いの上位互換スキル) 早飲み 飲み歩き 飲み走り(飲み歩きの上位互換スキル)  タダ食い(確率一定以下で発動) 甘えん坊(心を開いている異性がいないため発動不可) 下戸 悪酔い

 

賞罰 :なし

 

好物 :かっこいい人間の雄

 

「おおう、なんか、すいません」

 

「なんで謝るのさ!?」

 

 いや、だってこのスキル欄、相当ひどいぞ。私のも相当ひどいが、いやはや、完敗だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

だがこいつ…強い。




お読みいただきありがとうございました。

聖騎士団隊長ミリカ=ローデンはあまり頭がよくないようにしておきました(笑)

次回
聖騎士団隊長ミリカ=ローデンVSバイオテロリスト檀 黎斗神です。

注:[好物 :かっこいい人間の雄]とありましたが、男好きというわけではなく、単に好みの男性像です。
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