工兵のGGO   作:流舞

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またもや作者の偏見が少々入っております。


イジメダメ絶対。

流石に路地裏で男と女がたむろしてゲロを吐いてる女の子を囲むというのはどうも視覚的によくはない。

 

二文字で表すと「事案」

 

そこからゲロの要素を消して場所を喫茶店へと移動してみよう。

 

 

ほら、あんな殺伐とした風景が青春の1ページへと変化する。

 

 

もういいや。

 

 

「なんだっけ、なんであんななってたの?か、別に掘り返したくないなら掘り返さずともいいし、そっちで和解が済むなら俺も気にすることないし」

 

 

 

「なんか詩乃ちゃんてっぽー嫌いらしくて、それでからかってみようと思ってばーんとかやってたら可愛くて、でもやりすぎてさっきのになっちゃって」

 

 

 

 

「詩乃ちゃん学校で聞いたけどAPFSDSとかいう病気らしくて、あんま知らなくて、本当にごめんね、そこまで酷いものとは知らなかったのほんとごめんね」

 

 

 

へぇ、詩乃さん装弾筒付翼安定徹甲弾なんだ。

 

射程範囲内なら弾速がほぼ初速と同じでなんかわけわかんない理論で戦車ぶち抜くんだぁ。

 

 

「いや、PTSDって言って……」

 

 

だよね、だいたいその気がしてた。てか精神病それしかパッと出ないし砲弾は無きにして他の奴なんかアルファベット並べた奴はあんま顕在化するのは少ないし、そういう奴罹患してる人でちゃんと受け答えがしっかりしてる人レアだし。

 

 

 

 

「マジ?大変だなー」

 

 

「分かるんですか?」

 

 

 

「分かるけどそんな実体験とかじゃないからあんま頼りにしないでね?」

 

 

 

「あ、はい」

 

 

 

 

「なんか知ったかぶりに細かいこと言われたくもないでしょ、俺の情報も映画からとかだから、大変だったねとかも簡単に言われたくないでしょ?」

 

 

 

「……はい」

 

 

 

 

「…………」

 

 

あんま喋らんとこ。

 

 

 

そのまま時は流れる。

 

 

無言で、俺がナポリタンをすする音だけがテーブルに響く。

 

今日の腹はナポリタンではなかったようだ。

 

 

 

 

 

帰ってアミュスフィアを起動するが監獄であることを再確認させられすぐに電源を落とす。

 

 

 

ALOも買ってみたけど俺には合わないということが判明したため二度目の起動をしたことはない。

 

やはり俺は地に足をつけていないと生きていけないようだ。

 

諦め半分でPS4を起動しチーターだらけのロッカーでただひたすら撃ちまくった。

 

 

あまり気分は変わらなかった。

 

 

 

朝田詩乃。

 

 

PTSDのあの娘。

 

 

これまでに何があったかも知らないし知る気もない、知ったところで俺に何ができる、話されて相手が楽になればいいが俺からいうことでもなし。

 

PTSDの事も知っていると理解していることは違う、俺は知っているだけ、だからあんな口の利き方になる。

 

 

 

 

打つ手なしとはこういうことか、なるほどね。

 

 

 

 

なんともイラつくものでございますな。




あまり扱いたくないテーマですがヒロインとして扱うにはちゃんと触れないといけないと思いPTSDについて触れました、自分は似たような人(PTSDの方)と交流したことがありますが馬鹿話して終わっていたので相互理解には程遠かったのでしょうかね。


まぁクソ二次創作がと思ってご覧ください。

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