夕立に憑依したっぽい?   作:大谷地ひよこ

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トリック オア トリート!!

お菓子よりも季節ものを書けるだけの執筆速度が欲しいおっさんです。

今回、筆者の独自解釈、捏造設定が有りますので、そういうのが苦手な方は、お尻にかぼちゃを突っ込んだ状態でГびっくりするほどユートピア!!」と叫んだあと視聴することをお勧めします。

隼鷹さんГ艦これ始まるよ!」

※誤字・脱字を修正



隼鷹さんの艦娘講座っぽい?

Г人である」とは一体何をもって人と定義するのだろう?

 

科学的に言うのであれば人科の動物の事を言うだろう、

 

社会的に言えば一般的な知識と感性を持つことを言うだろう、

 

宗教的に言うのであれば人の魂そのものが人であると言うだろう、

 

ならば、

 

人科の肉体を持たず、一般的な知識と感性を持たず、人の魂を持たず、しかして、人と限りなく近い肉体と、感性と、魂をもつ艦娘は人と呼称しても良いものなのだろうか?

 

 

 

科学的に、社会的に、宗教的に、

 

 

彼女達はГ人」として認められるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

私は口に出してこう言うだろう、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Г否」と、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

Г……と、言うわけで、艦娘を食べてもカニバリズムにはならないと思うっぽい」

 

Гいやいやいや、その理屈はおかしいと思うんだよなー!? あたし的には全力で否定したいなー!? 艦娘に人権を、そして、早くここからおろして!!」

 

――『じゅあわクルクル』

 

私はたき火の上に吊るされた『ヒトガタの何か』に対して、絶対零度の視線をむけながら、木材で作られた簡素な肉焼き器のハンドルを回し続ける。

 

Г開口一番に嘔吐ぶちまけてくるような存在は人じゃないっぽい」

 

Г待って!その件については謝るから!! その養豚場の豚でも見るかのように冷たい目は止めて!?そこの妖精さん達も遊んでないでタスケテ!」

 

――『豚は出荷よー』

 

――『『『ソンナー』』』

 

妖精さん達が原住民の格好をしながら、火の回りをくるくる回っているのを見るに、止める気は全く無いのだろう。

 

その事に気づいた隼鷹さんは絶望の表情を浮かべた後、悟ったような顔になりГああ、あたし食べられちゃうのか、ごめんね飛鷹、提督、今までお酒飲み過ぎて迷惑かけてごめんね……もっとお酒飲みたかったな‥‥」と呟いている。

 

 

反省しているように見えて最後に欲望が出てる時点で台無しっぽい。

 

 

まあ、反省? しているみたいだし、私も本気で食べる気も無いのでそろそろ下ろしてあげるかな?元々事故のようなものだしね。

 

――『バイタルサインチェックしろ!!』

 

――『バイタルサイン異常なし!脳波パターン正常!オールグリーン!間違いなく、夕立デス!!』

 

――『くっ!一体なにが!?どこから攻撃を受けているデス!?』

 

――『夕立がこんなことを言うなんてあり得ぬデス!!』

 

Г妖精さんたち、ちょっとつら貸すっぽい……久々に切れちまったわ」

 

 

ちょっと言い過ぎじゃない!私そこまで食い意地はってないよ!?‥‥これはOHNASIが必要みたいだね。

 

 

少し、頭冷やそうか?

 

 

――『総員戦闘準備! 夕立が暴走したデス!!』

 

――『やっぱり誰かに操られて!?グワー!』

 

――『全武装解禁!とにかく取り押さえるデス!』

 

――『ヤメロー、シニタクナーイ!シニタクナーイ!』

 

――『オレノカラダハ、ボトボドダー!』

 

――『オンドゥルラギッタンデスカー!』

 

――『オレ、この闘いが終わったら結婚するんダ』

 

Гリア充は死あるのみっぽい!!」

 

――『然り!然り!然り!』

 

――『え、ちょ何でみんなこっちに武器向けてるデス!?ヤメッ……アッー!!』

 

――『リア充爆発シタ』

 

――『『『世に平穏があらんことを』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Г誰でもいいから、そろそろ下ろして‥‥ガクッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______

 

この世に蔓延る人類悪(リア充)を粛正した私と妖精さんは、たき火の上でぐったりしていた隼鷹さん(生焼け)を下ろして上げた後、彼女の艤装の中に備蓄してあった非常食(カロリーメイト旨すぎる!!)を食べながら彼女がここにいる経緯を聞いていた。

 

 

「モグモグ……で、隼鷹さモグモグ、は、何でこんなモグモグ、所にいるっぽモグモグ」

 

Гあー、出来れば食べるか喋るかどっちかにしてくれるとありがたいんだけど?」

 

Гモグモグモグモグモグモグモグモグ、ゲホッ!ゴホッ!……モグモグモグモグ」

 

Г躊躇なく食べる事を選択した!? ちょっとぉ、お腹空いてるのは分かったから少し落ち着きなよ。勢いよく呑み込んだせいで、途中、むせちゃってるじゃないかい、ほら、このお茶飲みな」

 

Гゴクゴク‥‥ぷはー、隼鷹さんありがとうっぽい!!」

 

Гあ、ああ……今度は気をつけなよ(なんか犬に餌付けしてる見たいで可愛いな)」

 

――『ワンコな夕立と照れ顔の隼鷹さんとか可愛すぎるんデスガ』

 

――『『『ホッコリ』』』

 

 

 

んー?お礼を言ったら隼鷹さんの顔が赤くなってるっぽい? やっぱりまだ酔っぱらってるのかな? あってから少し時間は経っているんだけど、未だに隼鷹さんの息からお酒の匂いがするんだよね。

 

食事を終えた私は再度質問をした。

 

Г……で、隼鷹さんはどこの鎮守府からここに来たっぽい?」

 

Гん、あたしはパラオ泊地からだよ?」

 

 

あ、やっぱりここは熱帯地方だったのか。

 

 

Гほむほむ、じゃあ隼鷹さんはそこでお酒のんだあと酔っぱらってここまできたっぽい?」

 

Гな、なんであたしがお酒を飲み過ぎて火照った体を冷ますため、夜の海に無断で出撃したら、艤装が整備中で装備全はずし+妖精さん無しの状態だったから迷ったあげく深海凄艦に追っかけられていた事を知ってるんだい!?」

 

Гいや、知らないし流石にそこまで酷いとは思ってなかったっぽい」

 

 

隼鷹さんェ……

 

 

お酒の匂いがするから、飲んで酔った状態で出撃したのかな~とか思っていたんだけど、思ったよりも酷かった。酔い醒ましのために無断出撃とかなに考えてるのとか、軽空母が夜の海に何しに行ってるんだとか、空母が艦載機のせて無いとか只のカカシじゃないかとか、色々つっこみ所が多いけれど、今、私が気にしているのはたったひとつだ。

 

Г艤装って妖精さん無しでも動かせるの?」

 

そう、その言葉が私のなかで引っ掛かっているのだ。

 

私は夕立に憑依してから少しの間しか艤装を使っていなかったので、あんまりそこら辺の知識を持っていないのだ。

 

Гああ、それは‥‥」

 

――『エー、そんなことも知らないんデスカー?』

 

――『無知が許されるのは憑依後、一日までダヨネー』

 

Г座薬が無いから替わりにカタナ突っ込むっぽい」

 

――『『『スミマセンデシタ‼』』』

 

全く、まだ私は憑依してから一日たって無いっぽい。というか妖精さん達は私が憑依したことわかってるのね。

 

――『『『……テヘペロ』』』

 

Гよし、そこに並ぶっぽい、順番にぶ☆ち☆こ☆ろ☆してアゲル♪」

 

――『『『ナゼニ⁉』』』

 

そんなのイラッときたからに決まってるっぽい。テヘペロは二次元だからこそ許されるのであって、現実で見かけたらムカつくだけだ。

妖精さんも、隠したい事があるのなら素直に言えば良いのに、私だって無理やり聞き出したりはしないよ……たぶん。

 

 

あれ、そういえば誰か忘れてるような?

 

 

私は戯れていた妖精さん達から視線を外して周囲を見ると、

 

 

Г……いいもん、いいもん、無視されたって気にしてないもん。隼鷹さんは強い子だもん‥‥あたしだって友達くらいいるもん‥‥」

 

 

ずーん、という擬音が似合うほどに落ち込んだ隼鷹さんが、こっちをちらちら見ながら地面にのノ字を書いていた。

 

無視したのは悪いと思うけどそこまで落ち込まなくても……

 

 

いや、あれ、のノ字じゃなくてエルダーサインだ!? ナニ書いてるの隼鷹さん!?

 

え? ひとりは寂しいから友達を召喚する? 止めて! それで呼べる友達はまともに会話すらできないよ!? むしろ人の形すらしていないよ!! ちょ、いあいあじゃないよ!

 

 

ヤ・メ・ロ!!

 

 

――少女粛正中――

 

 

五分後、砂浜にはボロボロにされた隼鷹さんが私に対して土下座をしていた。

 

 

Г落ち着いたっぽい?」

 

Гずびばぜんでじだ(すいませんでした)」

 

 

ふう、やっぱりまだ少し酔ってるっぽい、酔っぱらいはちょっとしたことでテンション上下するから相手するのは疲れるよ。

まあ、私も召喚を止めるために興奮してハッスルしちゃったけど仕方ないよね♪

 

Гえ、えと、あんたが知りたいのは妖精さん無しで艤装が使えるかどうかだっけ?」

 

どうやら隼鷹さんは先ほどの事を思いだしたくないのか急ぎ足で話題を変えてきた。

 

Гうん、そこんところ教えて欲しいっぽい」

 

私がそう返事すると隼鷹さんは少し考え込んだ後、口を開いた。

 

Гまあ、普通は使えないね。むしろ妖精さんがいないと海に浮かぶことはできても進むことはできないね」

 

ほむほむ、やっぱりそうだよね。私も妖精さん達が動かしてくれるまで海の上に浮かびっぱなしだったし、なら隼鷹さんはどうやって海の上を進んでこれたんだろう?

 

 

Гあ! あんた、今、あたしが嘘を言ってるんじゃないかって疑っているね?」

 

Гいや、お酒飲み過ぎで痴呆になっているのかな? って思ってるっぽい」

 

Г……否定できないところが悔しい」

 

いやいや、そこは否定しておこうよ。自分を信じられないってすでに危ないよ?

 

Гまあ、そんなことは置いといて、あたしが妖精さん無しでも動かせる理由は簡単、単純にいうとレベルが高いからさ」

 

Гアル中の進行度レベル?」

 

Гそれはまだそこまで高くないから!? まだ、禁断症状出てないから! って、そうじゃなくて、レベルと言うのはあたし自身の強さ、言ってしまえば魂の強さの話さ!!」

 

隼鷹さんは胸を張ってそう答えた。

 

胸を張った事で隼鷹さんの夕張がパンパカパーンしているのは私に対する宣戦布告かな?

 

――『パルパルパルパル』

 

それにしても魂の強さってなんだろう? 我が強いとかそんなのかな? あ、もしかしてSAN値の高さとか?

 

Гはぁ~ん、その顔は知らないって顔だね?」

 

隼鷹さんは訝しげな顔をしながらこちらを見ていた。

 

Гていっ!」

 

――『バルス(物理)!!』

 

Гギャー、目がぁぁぁ、目がぁぁぁぁ~、ナンデ!? 目潰しナンデ!?」

 

Гあんまり不躾な視線はだめっぽい」

 

Г理不尽だ!!」

 

うん、なんかノリでやったから特に意味はないんだよ、ごめんね。

 

Гうう、まあ、じろじろ見てたあたしも悪いけどさぁ、せめて言葉で言ってよ~……」

 

Гで、魂の強さって一体なんの事っぽい?」

 

Гあ、これフツーに流されちゃうのね。えーと、レベルを説明する前にまず聞いておきたいんだけど、あんたは艦娘がどうやって生まれるのか知ってるかい?」

 

Г艦娘の生まれかた?それってレベルと関係あるの?」

 

Гあるよ~、それがわかってないとレベルについても教えられないねぇ」

 

んー? 確かゲームだと妖精さん達に鋼材とかボーキサイトとか渡して建造してもらうんだよね? あれ、でもそれだとドロップ艦とかどうやって生まれるんだろう? この世界は現実なんだからゲームシステムの様なものはないだろうし、もしかして妖精さん達が建造した艦娘を放流でもしてるのかな?

 

……いや、ナイワー、放流って魚じゃないんだから。

 

むむむ、じゃあ、どうやって生まれるんだろう?

 

隼鷹さんの問い掛けに対して頭のなかで色々と考えるが、やはり答えはひとつしか出ない。

 

 

 

 

考えた末に私が選んだ答えは

 

 

 

 

Г妖精さん達に建造してもらうっぽい?」

 

 

 

えらくあっさりしたものだった。

 

 

 

Гうんうん、そのとーり、殆どの艦娘は妖精さん達によってドックで建造されるね」

 

 

したり顔で隼鷹さんが首肯く。

 

 

Гさて、ちょっと長くなるけど説明するよ。艦娘の建造は大まかに分けて3つ、資材の投入、素体の構成、魂の定着のたった3工程……素体の構成には時間かかるみたいだけどね」

 

 

おお、案外簡単なんだね。ゲームに例えるならば資材の投入が分量を決めたりする時で、素体の構成が建造時間かな?魂の定着ってのがよくわからないけど、もしかすると最後のクリックして艦娘をオープンにする行為かも?

 

 

Г……これは知ってるみたいだね。次だけど、さっきの話に出てきた資材についてだ。これはあんたも知っていると思うけど、物質ではなく、概念的なエネルギーの事で大まかに分けて4つある。燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイト、これと素体の核として使われる開発資材を海水の浸してある建造用水槽に溶かしこむ、そうすると溶かし込んだ資材から素体が作られていくわけだ」

 

 

ほへぇー、艦娘の素体ってそんな感じに作られてるのか。というか、資材って概念的なエネルギーだったのね。まあ、そうじゃなきゃ、弾薬ひとつで口径の違う砲や魚雷を賄えるわけないか。

 

 

Г素体の構成時間なんだけどこれは早くて20分くらいから、長くて6時間、大型建造まで行くと8時間までかかるものもあるね。基本的にこの素体を構成が終わるまでは待つしか手段はない(高速建造材で素体を焼き固めるなんて反則技もあるけど推奨したくはないね、あれ熱そうだし)で、この素体、ぶっちゃけ何ができるかはわかんないんだよね。資材の量に応じてある程度は調整出来るんだけど、最終的なとこは運に任せるって感じ」

 

やっぱり最後は運なのか(ガチャ脳)あと、高速建造材って比喩表現じゃなくて本当にバーナーで焼いてるんだ!?

 

Гここまで来れば残すは最終段階、魂の定着だ。この工程は他のに比べれば一番簡単さ。妖精さん達が艦娘という神霊の魂の一部、言ってしまえば分霊を素体に卸すだけ、それだけで素体は魂の形に応じて姿を変える、後はその艦娘が目覚めて終わりだね」

 

 

……ほわい?

 

 

え、艦娘って神霊、神様なの!? うわー、隼鷹さんのことだいぶ粗末に扱っちゃったよ。私って罪な女(罰当たりな意味で)だな~……あ、私も今は艦娘だからノーカンかHAHAHA!!

 

 

混乱しながら、頭のなかでだいぶ罰当たりな事を考えている私を置いてきぼりにしながら、隼鷹さんの説明は続いていく。

 

 

Г長々と説明しちゃったけど、これが艦娘の基本的な生まれかたさ、まあ、中には例外もあってね。色々工程のはなしをしたけど、ぶっちゃけ4つのエネルギーと海水、そして、艦娘の分霊が卸せる環境――人の念がつよい場所とかだね――があればどこでも艦娘は生まれる可能性はあるのさ、人間の中ではドロップ艦なんて言われてるね、まぁ、こう言う例外は生き残るのが難しくてねぇ、発見される場合は生まれてすぐのことが殆どだね」

 

 

ああ、ドロップ艦てそうやって生まれるのか、流石に放流させるわけないよね~、なんて呑気なことを私が考えていると、

 

 

 

 

――あんたもこのクチだろ、なあ……『夕立』?

 

 

 

 

ぞくりっ‥‥!?

 

 

瞬間、私の背中に特大のつららがぶっ刺さったかのような悪寒がよぎった。

 

隼鷹さんが何かしてきたわけじゃない、態度も先ほどと変わらず飄々としたままで『私』に対して純粋に質問しただけだろう。

 

 

何一つ変わらないやり取り、

 

 

ただ『その目』がまったく笑っていないことを除けばだが、

 

 

 

 

 

……あれー? もしかして疑われている? さっきまでГあんた」呼びだったのが『夕立』って名指しで呼ばれているし中身が夕立じゃないってバレてる? いやいや、まだ会ってからそんなに時間たってないし……でも、バレてるとしたら素直に言った方が良いのかな?

 

 

 

 

 

 

――『私、夕立!異世界からきたの、よろしくね!』――

 

 

 

 

 

ナイワー、めっちゃナイワー、会ってから1時間と経っていない怪しい人物がこんなこと言い出したら確実に疑うわー……むむむ、ここは取り敢えず誤魔化す方向で返事するしかないか。

 

女は度胸、ここはビシッと答えて疑いを晴らしてみるっぽい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Гそ、そんな感じっぽい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――へぇ……そうかい‥‥

 

 

 

 

そう呟いて隼鷹さんの目が細まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、選択、間違えたっぽい。

 

 

 

 

 

 

 

何でこの場面でどもってるの!? これじゃバリバリ疑ってくれっていってるみたいじゃないか! うう、隼鷹さんの目を見るのがこわい。

 

 

私が恐る恐る顔をあげると、

 

 

 

 

Гおいおい、どうしたんだい? そんな怖がらないでよ。これじゃあ、あたしが脅してるみたいじゃないか、ねぇ『夕立』?」

 

 

 

 

笑っていない『目』をした隼鷹さんが笑っていた。

 

 

 

 

Гそう言えば艦娘の生まれかたは話したけど、本題のレベルについては話していないね。」

 

Г何、簡単な話さ、艦娘がどれだけ『経験値』を積んだか、それを数値化したのがレベルさ」

 

Г生まれたばかりの艦娘達は、神霊である本体の記憶と性質は受け継ぐけれど『経験』というものがなくってねぇ、それこそまっさらな魂をもって生まれてくる赤ちゃんみたいなもんだ」

 

Г最初の内は自我というものが薄くてねぇ、本体の記憶と性質をなぞるようにしか行動はできない、あたしでいうならば『隼鷹』の姿と記憶、飛鷹と姉妹であり、酒飲みのヒャッハーっていう『設定』通りにしか行動しない」

 

Г艦娘の身体も魂に応じて形を作るから、最初の段階では『設定』通りにしか動かないし『船』としての機能しか存在しない、だから乗組員である妖精さんがいないと艤装は使えない」

 

 

Г経験を積んでレベルが上がり、自我が成長し、身体も、心も、魂も人に近くなって来れば『設定』以外の行動も可能になってくる。例えば妖精さんなしでもある程度まで艤装を使えるようになるとかね」

 

Гまあ、それもレベルを積んで『個性』と言う自我が芽生えてくればの話さ……」

 

 

 

 

あ……(察し)

 

 

 

 

 

 

 

Гねえ、『夕立』……生まれたばかりのドロップ艦がねぇ、人に近い身体と、心と、魂をもって要るなんて『あり得ない』んだよ」

 

 

 

 

その時、隼鷹さんの気配が変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、これ、死んだっぽい……

 

 

 

 

 

――『夕立が死んダ!!』

 

――『『『このヒトデナシ!!』』』

 

――『第三部、完!!』

 

――『to be continued』→

 




現在の状態

隼鷹さん改二Lv99:装備なし(砂浜に土下座続行中)

夕立改二(憑依Lv1):刀装備(隼鷹さんの前に仁王立ち)

夕立s 妖精さん(砂浜の砂でスカイタワー・通天閣・魔王城ガッデムを制作中)

となっております。

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