ロックマンX ゼロの幻想入り   作:赤バンブル

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今回はXキャラから追加。

ついて来れない方はブラウザバック。



壊れかけの龍

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・・・・・・俺は愚かだった。

 

戦いたいという本能を奴(シグマ)に付け込まれ、大戦の引き金を引いてしまった。

 

しかし、アイツは、全力で俺に挑んでくれた。

 

そのおかげか俺は、負けたとはいえ満足だった。

 

・・・・・・故にここで生き延びていることを恥と思っている。

 

奴との戦いで散ったはずの俺は、この薄暗い空洞の中で目を覚まし、挑んでくるものを容赦なく蹴散らして行く日々。

 

だが、それも限界に近づいてきている。

 

元々破損していた体は、満足に修理もしていない上に戦うたびに悪化していっている。

 

おそらくもう長くはもたないだろう。

 

「アンタが噂の龍の姿をした新入り妖怪かい?」

 

また、別の相手が来たか。見た目は女だが気迫は今までの相手とは違う。

 

今度のはかなりの腕のようだ。

 

俺は、体から火花が出ながらも立ち上がる。

 

「・・・・・・アンタ、随分ボロボロのようだけどそれで満足に動けるのかい?」

 

「・・・・・生憎、治せる医者がいないんでな。」

 

俺は、そう言いながら彼女に向かって構えを取る。これが最後の相手だ。

 

「言っとくけど私たち“鬼”っていう奴は手加減できない性分でね。ケガ人でも容赦しないよ?」

 

「命がけで戦ってこそ意味がある。全力でかかってこい!」

 

俺は、満足に動かない体を酷使して挑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山 にとり宅

 

ゼロが紅魔館一同と魔理沙に制裁を加えて数日後。

 

彼は、アイリスと共にパーセプターから呼び出しを受けていた。

 

「調査?」

 

「あぁ、幻想郷には、地底界、天界、冥界という場所があるだよ。ひょっとしたら我々以外にこの世界に迷い込んだ者がいないとも言い切れないからね。調査しようと思うんだ。」

 

「・・・・・それで最初はどこから行くんですか?」

 

「天界や冥界は、そうそう立ち入りできるような場所じゃないからね。だから今回は、君たちには地底界を調査してもらいたいんだよ。」

 

「行き方はわかるのか?」

 

「この妖怪の山の地下さ。洞窟の中から入って行けば地底界に繋がっているよ。ただ、途中で分かれ道も多い上にライドチェイサーじゃ通り抜け出来ない場所だからね。気をつけてくれ。」

 

「はい。」

 

二人は納得するように返事をするとホイルジャックは何かを持ってきた。

 

「さあてと、ここで吾輩の新しく開発した新型フットパーツ『クイックダッシュ』の出番と。コイツは今までのダッシュ機能を底上げして、短時間ならホバリング走行もできるようになる。さあさあ、お二人さん早速フットパーツの取り換えを・・・・・」

 

「また誤作動とかしないだろうな?この間のロケットブースターは危うく足が木っ端みじんになりかねなかったからな・・・・」

 

「なあに、心配無用!ランボルのロケットブースターを参考に再設計したから問題ないよ!」

 

ホイルジャックは、意気揚々に二人のフットパーツを換装する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーツ交換中・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロとアイリスは、パーツの取り換え後調子を調べてみたが特に問題は起きなかった。

 

「とりあえず足から煙が出てくるという心配はなさそうだな。」

 

「じゃあ、洞窟まではオイラに乗って行けばいいよ。」

 

バンブルはそう言うと車にトランスフォームしようとする。

 

「ぎゃああぁぁぁぁあ!?」

 

「なんだ?」

 

「にとりさんの悲鳴だわ!」

 

外の方からにとりの悲鳴が聞こえたため、ゼロとアイリスは外に出てみる。

 

外ではにとりが腰を抜かして怯えていた。

 

「にとり、一体どうしたんだ?」

 

「お、鬼・・・・・・・」

 

「鬼?」

 

ゼロは前の方を見る。そこには何かを担いだ角の生えた女性が立っていた。

 

「なんだい?取って喰おうというわけでもないのに私を見て怯えるなんてひどいね。」

 

「あのお名前は?」

 

怯えているにとりの代わりにアイリスが聞く。

 

「私は星熊勇儀。まあ、見ればわかると思うけど鬼だ。ちょいとその河童に用事があって来たんだ。」

 

ゼロは勇儀の言葉を聞いてにとりの方を見る。

 

「・・・・・・用があるのはわかったがどうしてにとりはこんなに震えているんだ?」

 

「あぁ・・・・・その昔、鬼はこの山を支配していた過去があってね。私もその中で最強を誇っていた元四天王の一人さ。」

 

「・・・・・そうなのか。」

 

「まあ、鬼の数なんてもうそんなにいないからこうやって表に出ること自体少ないんだけどな。こんなところに来ること自体珍しいから何されるかわからず怯えているのさ。」

 

「それで用事は何なんですか?」

 

「おっと、いけねぇ。コイツを直してほしいんだ。」

 

勇儀は担いでいた何かを一同の目の前に置く。するとゼロとアイリスは唖然とした。

 

龍の姿をしたそれは、手足が捥ぎ取れた状態で機能を停止していた。

 

「ど、ドラグーン!?」

 

ゼロは思わずその名を呼んだ。

 

「あ?アンタの知り合いかい?」

 

「貴様、いったい彼に何をしたんだっ!?」

 

ゼロは思わず勇儀に警戒する。

 

「ちょっ、ちょっと待ちな!私は確かにコイツに弾幕勝負をしたけどコイツ自身私と会ったときはボロボロだったんだ。別に何もしちゃあいないよ!」

 

勇儀は何か誤解されていると思い言う。何か騒がしいと思ったのかそこへイーグリードが飛んできた。

 

「どうしたんだゼロ?ずいぶん騒がしいようだが・・・・・・・ドラグーン!?」

 

「全くどいつもこいつもうるさく言うね・・・・・。これだから地上にはあまり出たくないんだ・・・・・・」

 

勇儀は、やれやれとため息をつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にとり宅

 

「えっ!?じゃ、じゃあ、アイツはゼロたちの知り合いなの!?」

 

しばらくしてようやく落ち着いたにとりが寝かされているドラグーンを修理しながら言う。

 

「あぁ、マグマード・ドラグーン。元イレギュラーハンター第14特殊部隊隊長。イーグリードと同じ俺とエックスは愚かハンター上層部からも信頼が厚かった別名“爆炎の武道家”。だが、武道家故に本心をシグマに付け込まれ、俺たちを裏切ってレプリフォース側に着いた。・・・・・だが、俺に敗れたときはそのことについて謝罪の言葉を送っていたよ。」

 

ゼロは、あえてドラグーンがレプリフォース大戦の原因であったことを伏せておいた。ここで言ってしまえばアイリスにとっては兄を失う原因を作った元凶、ここにいるメンバーには戦争を引き起こしたイレギュラーという見方が強まり、彼が回復した場合何をされるかわからない。

 

しかし、それを察したのかアイリスはゼロの表情を窺う。

 

「・・・・・ゼロ、貴方何か隠してない?」

 

「・・・・い、いや。そんなことは・・・・・・」

 

「私に心配させないようにしているのはわかるけど隠し事はしないで。」

 

「・・・・・・・・・」

 

「話してやれ、ゼロ。」

 

「!?」

 

ゼロが後ろを振り向くと修理中のドラグーンが再起動して起き上がった。

 

「ど、ドラグーン!?」

 

「お前が気にすることじゃない。それに彼女には真実を知る権利がある。俺がレプリフォース大戦の原因を作った張本人だとな。」

 

「「「「「えっ!?」」」」」

 

ドラグーンの一言でその場が静まり返る。

 

「フン、思えばあの時シグマの誘惑に乗せられた自分が情けない。武道家故にお前とエックスに命を懸けて戦って勝利したいという欲望でスカイラグーンを墜落させる原因を作っってしまった。」

 

ドラグーンは、ボロボロの体で力のない声で言う。そんなドラグーンの方へアイリスは黙って近づいていく。

 

「アイリス?」

 

「・・・・・」

 

「・・・・憎いだろうな。レプリフォース全体がイレギュラーに認定され、あの大戦を引き起こす原因がここで生きているのだからな。さっきの話を聞くからにカーネルも死んだようだしな。」

 

「・・・・・」

 

アイリスは、腰に付けているセイバーを取って展開する。

 

「斬るなら斬っても構わん。見ての通り今の俺は満足に動くこともできないのだからな。」

 

ドラグーンは、黙ってセイバーを自分に向けるアイリスに向かって言う。アイリスは黙ってセイバーを振り下ろそうとする。

 

「アイリス、やめろ!!」

 

ゼロは思わず彼女を引き留めようとするがアイリスの握っているセイバーはドラグーンへ振り下ろされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・

 

セイバーは、ドラグーンの肩を掠めただけだった。

 

「・・・・・・・何故斬らない?」

 

ドラグーンの質問にアイリスは顔を上げずに答える。

 

「・・・・・・・ゼロから聞いたの。兄さんは、軍人としての誇りを持って戦ったって。確かにあなたがあの事件を引き起こさなければ私も兄さんもゼロと戦わないで済んだかもしれない。でも、それはもう過ぎてしまったこと、戻すことはできない。貴方をここで斬っても兄さんは帰って来ません。」

 

「・・・・・。」

 

「それに・・・・私だって本当はゼロの傍に居ちゃいけないはずだった。私は、彼に武器を向けたから。ゼロは、そんな私を受け入れてくれた。だから、今こうして一緒に居ることができる。」

 

「・・・・お前の兄を死なせるきっかけを作った俺を許すというのか?」

 

「貴方は、本当はいい人です。ただ、その誇りを利用されてあの悲劇を起こしてしまった。その犠牲になった人たちに顔向けするためにも・・・・生きてください。」

 

アイリスはそう言うと外へ出て行ってしまった。

 

「アイリス!」

 

ゼロも慌てて追いかけて行く。

 

ドラグーンは、その一言で呆然とした。

 

「まさか、あんなことを言われるとは・・・・・っとでも思っているんだろ?」

 

そんなドラグーンにイーグリードは言う。

 

「イーグリード・・・・・」

 

「お前は確かに取り返しのつかないことをした。だが、俺たちは今この場で生きている。犠牲になった仲間の分まで誰かのために生きていこうとするのは、償いになるとは思わないか?」

 

「・・・・・・しかし」

 

「彼女だってゼロに武器を向けて、戦いの末に死んだ。ゼロも彼女もその現実を受け入れてお互いのためにできることをしようとしている。お前だってできることがあるんじゃないか?」

 

「・・・・・・・・・・そうかもしれないな。」

 

「今は兎に角、修理してもらえ。動けないと何もできないんだからな。っというわけだからにとり、修理を再開してくれ。」

 

「・・・・・えっ?あ、うん!わかったよ!さあ、また、ここで寝てね。」

 

にとりに言われるとドラグーンはまた手術台に寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方外では

 

「・・・・・・・・ごめんなさい、ゼロ。」

 

アイリスは、ゼロに抱きしめられながら泣いている様だった。

 

「お前のせいじゃない。俺が話そうとしなかったのが悪かったんだ。すまない。辛いことを思い出させてしまったな・・・・。」

 

「ゼロ・・・・・・私・・・・本当に・・・・」

 

「言っただろう?護るって。だから、俺の傍に居てもいいんだ。・・・・・・いや、居てほしいんだ。」

 

「・・・・・うん。」

 

二人は、抱き合いながらお互いの絆を再確認し合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・流石にこれ記事に載せたら失礼ですね。見なかったことにしましょう。まあ、勇儀さんが地上に来ただけでも驚きものですし。」

 

その様子を離れたところから見ていた文は、こっそりその場から退散していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ランボルのロケットブースターについて知りたい方はトランスフォーマー第三話をどうぞ。

本作の連載再開について

  • 再開してほしい
  • できれば再開してほしい
  • どっちでもいい
  • してくてもいい
  • 他の作品を優先してほしい
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