ここから先はほとんどトランスフォーマー✖ロックマンX中心の展開になり、東方Projectの要素が薄まります。
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妖怪の山
「もうすぐ完成するね、パーセプター君。」
「あぁ、これで自然から作るエネルギーには困ることはなくなるよ。・・・ただ、防衛装置を作るため設置場所がなかったのがどうもミスしたと思うね。」
「ハッハハハハハ、まさか。ここじゃ、デストロンすらおらんのだから大丈夫だよ。」
サイバトロンの科学者、ホイルジャックとパーセプターが河童たちと共同で製作している建造物。
これはいったい何なのだろうか?
「パーセプター、定期メンテに・・・・・・何だこのおかしなタワーは?」
そこへゼロとアイリスが来た。
「やあ、ゼロ。これはソーラータワーと言うもので太陽光をエネルギーに変換するものなんだ。」
「これがか。」
「設計図は見たけど結構大きいんですね。」
「まあ、吾輩たちのエネルギーを賄うにはちょっとデカすぎるかもしれんがね。」
「元々、オイラたちの仲間のホイストとグラップルが考えたものなんだけどね。」
バンブルが皮肉そうに言う。
「さてと、吾輩は研究に戻って今度は大出力粒子砲でも作ろうかね?これを造って向こうのサイバトロン基地で改良を加えればデストロンどもを撃ち落とすのに・・・・・・」
「あんまり、騒がしいことをやると霊夢が来るぞ。この間お前が作った掃除機を魔理沙が調子に乗って暴走してとんでもないことになったからな。」
「なあに、心配いらんよ。」
「それが逆に危ないと思うんですけど・・・・・・」
このとき、外の世界で恐るべき事態が起こるとはだれもが思うはずがなかった。
テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)
一方、ここは外の世界で密かに築かれたある秘密基地。
ここで何やら怪しい動きが見受けられた。
「・・・・・では、皆様方。ついに我々が動き出す時が来ました。」
薄い暗闇の中、頭部に鋏のようなものを持った何かが語る。
「まず、手始めにデストロンのスペースブリッジを強襲。その後、セイバートロン星に移動後、各部隊に別れて、それぞれの拠点を制圧。後は、隊長・・・・いや、司令官に報告し、スペースブリッジの前で盛大なお迎えをするのです。」
しかし、周りは何か騒がしいようだった。
「何だとっ!?どうして、俺がこんなクソチビペンギンと組まなくちゃならねえんだ!?」
「クソチビ!?貴様みたいなノロマセイウチに言われたくないクワッ!」
「なにぃ!?」
「僕たちは遊べればそれでいいよ?でも、弱い相手じゃ飽きちゃうよ。」
「地上は、私のテリトリーではありませんのであまり気が向きませんね~。」
「手ごたえのねえ奴らじゃねえだろうな!?」
「・・・・・・・・」
「あ、兄貴・・・・・みんな、話聞いていないようだけど?」
隣にいる一本角の何かが言う。
「・・・・・どいつもこいつも基本的に単純な輩ばかりですからね。これだから作戦を伝えるのは苦手なんです。」
「・・・・下らん。こんな連中と共に行動するのなら我々は我々自身に与えられた作戦を進めさせてもらう。行くぞ。」
その中から話も終わっていないにもかかわらず去る者までいる。
「・・・・やれやれ、本当にここにいる者たちは集まりの悪い集団です。」
その薄暗い空間の中で突如スクリーンが光り、全員言い合いをやめて見る。
『諸君、ついに時が来た。今より、お前たちは各作戦を展開してもらう。』
全員、跪く。
「はっ、仰せのままに。シグマ隊・・・・・・・いえ、司令官。」
テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)
さて、今回のトランスフォーマーはサイバトロン基地から物語を始めるとしよう。
集まっているサイバトロン一同。
いったい何があったというのであろうか?
「サイバトロン諸君、我々はすでに数百万年に及ぶ戦いを続けて来た。だが、これ以上戦い続けることは両軍の滅亡へと繋がる。そこで今回でメガトロンとの決着をつける。」
コンボイの話に全員が驚いた顔で聞く。
「司令官、いくら何でも急すぎるのでは?」
「いや、我々は今までデストロンのエネルギー強奪を何度も阻止に回ったが既に多くの人間たちに迷惑をかけている。これはあくまで我々だけの戦いだ。これ以上の被害を加えるわけにはいかない。」
コンボイの言葉に誰もが納得する。
「しかし、あのメガトロンがそう簡単にやられるとは思えませんが・・・・」
「なあに、私にいい考えがある。先日、ラチェットがようやく私の強化パーツを完成させてくれた。」
「強化パーツ・・・・あぁ!この間頼んでいたアレですか!」
「なら話が早い!こうなったら、みんなで奴らの基地に殴り込んで痛い目にあわしてやりましょうや!」
「いいね!そして、かつてはメガトロンの首だったはずの金属の塊を蹴っ飛ばして、サッカーでもして遊ぼうじゃないの!」
「いや、今回は私一人で行く。」
「えっ!?し、司令官が一人で!?」
「いくらなんでも無理です!」
サイバトロン戦士一同は思わず言う。
「気持ちはわからないでもないが・・・・心配することはない。私には・・・・・」
その時だ!
サイバトロン基地に突如謎のガスが発生する。
「なっ、何だこのガスは!?」
ガスは瞬く間に基地全体を覆った!
「こ、これは・・・!?」
「だ、ダメだっ!?思考回路が狂う!?」
「「「「「うわあぁぁぁぁ!!」」」」
このガスの正体は一体何だというのであろうか!?
テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)
ここは、海底にあるデストロン基地にある通信室。
『VAVAよ、すでに我々は動き出しておる。お前にも迎えを行かせておいた。来るなり、奴らと共に基地を殲滅せよ。』
「・・・・・・ふん。言っとくがシグマ、俺は俺の勝手でやらせてもらう。」
『好きにするがよい。』
シグマは、通信先で不敵な笑みを浮かべながらVAVAに言う。
だが、その時である!
「いや、殲滅されるのはお前たちだ。」
「!?」
「そこまでだVAVA!」
メガトロン一行だ!
「メガトロン・・・・・」
「この裏切り者めが!この儂の目を誤魔化せるとでも思っておったのか!貴様の通信は大方サウンドウェーブに盗聴させておったのだ。」
VAVAを虜囲むデストロン。
「さて、最後に言い残すことはあるか?せめて墓だけは作っておいてやる!」
『ヌッフフフフ・・・・・相変わらず抜け目がないようだなメガトロン。』
通信を切っていないため、シグマは笑いながら言う。
「貴様がシグマか、どこで儂の名を聞いたか知らんが儂を敵に回した以上覚悟はできておるだろうな?」
『覚悟?・・・・・・ヌフ、ヌフフフフフ、アーッハハハハハハハ!!』
「何がおかしい?」
「コイツ、きっとメガトロン様を恐れておかしくなったんですよ。」
『愉快、実に愉快だよメガトロン!だが、VAVAと私のやり取りばかりに集中した故に穴がある。』
「何だと!?」
その直後、通信室の壁が爆発し、海水が流れ込んでくる。
「な、なんの攻撃だ!?」
破壊された壁から何かが飛び出してくる。
「お迎えに上がりましたよ、VAVA。」
「・・・・・オクトパルドか。」
VAVAは、タコ型のレプリロイドを見ながら言う。
「何だてめえは!?サイバトロンの仲間か!?」
「仲間?はて、どうなのでしょうね?これから全滅するあなた方に教えるのは芸術的に・・・・・・」
「・・・・オクトパルド、そんな説明いらねえからさっさとやってくれ。報酬が減っちまう。」
オクトパルドの隣にいたカニ型レプリロイドは、ため息をつきながら言う。
「全く一度死んでからも報酬にしか目がないですね、バブリー・クラブロス。心配はご無用です。この基地周辺には既に時限爆弾のセットも完了・・・・・・じきにこの海で盛大な花火が見れるでしょう。」
「何だって!?」
オクトパルドの言葉にデストロン一同は驚く。
「基地周辺ニ微弱ナ熱反応多数。奴ノ言葉ニ偽リガナイ。」
「そこのラジカセ君の言う通りです。早く脱出しないと大変ですよ?もっとも帰れる場所があればの話ですが・・・・」
「貴様、何を言っている!」
「おっと、私たちは飽くまでVAVAを回収しに来ただけですから。では、VAVA行きましょうか?」
「・・・・・っと言うわけだ。せいぜい気を付けるんだな。」
VAVAは、二体に続いて、渡されたバックパックを装着して基地から離れて行った。
「メ、メガトロン様・・・・・」
デストロン兵士たちは、メガトロンを見る。
「デストロン軍団、脱出!ひとまず、ここを放棄する!」
デストロン一同は脱出しようとする中、メガトロンの通信機に連絡が入る。
『こ、こちら・・・・・・・・・セイバートロン星・・・・・メ、メガトロン様・・・・・応答を・・・・』
「レーザーウェーブか。今は悪いが話を聞いている暇はない。また、後で連絡をしろ。」
『そ、それが・・・・・セイバートロン星に残っている我が軍団は劣勢に立たされています・・・・・・』
「何!?」
レーザーウェーブの弱々しい声にメガトロンは動揺する。
『サイバトロンたちがスペースブリッジを強奪・・・・・・・こちらに来て現在応戦をしていますが・・・・・・うおぉ!?』
そこでレーザーウェーブの通信が途絶える。
「おい、どうした?レーザーウェーブ?応答しろ!」
「サイバトロンの連中が攻めて来た?いくら何でもおかしい話でしょ?きっと頭のメインサーキットがショートしちゃったんですよ。」
スタースクリームは、呆れた表情で言う。
「馬鹿者!お前のように日ごろからドジをするような奴ではないわ!」
メガトロンたちは急いで飛行し、基地を後にする。
「ここから一番近いスペースブリッジに移動する。セイバートロン星に戻り次第、奴らをスクラップの鉄屑に変えてやるわ!」
メガトロン一行は、急いで移動を開始する。
テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)
一方、ここはトランスフォーマーたちの故郷、セイバートロン星。
今やデストロンの拠点は、基地で倒れているはずのサイバトロンによって占拠されかかっていた!
「・・・・くっ!私をどうするというのだ!?」
デストロンの防衛参謀レーザーウェーブは、拘束された状態ながらも単眼を光らせながらに言う。
「なあに、貴様の頭脳を借りたいんだよ。」
まるで冷血集団のようになっていたサイバトロンメンバーの後ろから何者かが言う。
「なんだと!?」
「貴様が以前造ったアレがあるだろう?アレを改良してもらいたいのだ。私のためにな。」
その人物がレーザーウェーブの目の前に来る。
「お、お前は!?」
テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)
ここはデストロンのスペースブリッジ。
基地を失ったメガトロン率いるデストロン軍団は、母星セイバートロンとの通信に違和感を感じ、急遽向かう事にした。
「スペースブリッジの固定、問題ありません。」
「よし、急いでセイバートロン星に帰還する!」
トランスフォーマーにはお馴染みだがスペースブリッジとは、一種の物質転送装置で、地球とセイバートロン星の間を一瞬にして、移動することができるのだ。
セイバートロン星のデストロン基地に到着するメガトロンたち一行。
しかし、そこには待ち伏せがいた!
「盛大に出迎えて差し上げましょう、サイバトロンに続いてデストロンの滅亡を。」
次回予告
コンボイです。
サイバトロンは凶暴状態、何故かは知らないがセイバートロン星がとんでもない事態になっています。
これはいったい何者の仕業なのだろうか?
私は、正義のサイバトロンとして調査したいと思う。
それでは、次回は「アイリス、ゼロとのデート」「魔理沙、紅魔館への逆襲」「コンボイ、壁飾りになる」の三本です。
では、次回も読んでくれ。
いくぞ。
じゃんけん・・・・・・何!?
嘘だとっ!?
その顔面を剥いでやる!!
本作の連載再開について
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再開してほしい
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できれば再開してほしい
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してくてもいい
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