ロックマンの新作情報未だに出ずww。
Stage4
Sigma Tower4
「・・・・・・なんか薄気味悪いですね。」
早苗は、弾幕とバスターを交互に撃ち、迫り来る蛇型・クモ型メカニロイドを破壊しながら進んで行く。後ろには捕虜にしたカメリーオ、同伴している妹紅が続いていた。ちなみにてゐは外で待機している。
「ここ・・・・・・・本当に建物の中かよ?クモの巣みたいなのは多いし、蛇みたいなのは降ってくるし・・・・・そして、ハチの巣みたいなものからはハチの妖怪みたいなのが出るし・・・・・・」
「私もロックマンX結構やっていたはずなんですけどこんな敵を見たのは初めてです。ハチならおそらく最深部にいるのはエクスプローズ・ホーネックが指揮していると思うのですが・・・・・ここまで見るとなんか怪しいです。」
早苗がそんなことを言っていると捕虜にされたカメリーオは小馬鹿にするように笑う。
「ににに・・・・ホーネックの野郎ならもっとマシな仕掛けをするさ。これは元第0特殊部隊のスパイダスの仕掛けさ。」
「えっ!?0特殊部隊ってヒャクレッガーとホーネックだけじゃないんですか!?」
「・・・・お前、ヒャクレッガーとホーネックは知っているのにどうしてスパイダス知らねえんだよ。」
「おしゃべりするのもいいがそれよりもこっちに変な弾幕飛ばしてくるクモを何とかしてくれねえか!?いくら壊してもまた出てくるからきりがない!」
早苗が振り向くと破壊したはずのクモ形のメカニロイドは光弾を発射しながら攻撃を再開していた。
「さっき倒したはずなのに!?」
「ににに・・・・そいつは巣が本体なのさ。クモは飽くまでも攻撃と移動を妨害するための砲台みたいなもんよ。」
「だったら、クモの巣ごと破壊するまでです!!」
早苗はダブルチャージショットを放つ。しかし、クモ型メカニロイドを壊すだけで巣そのものを破壊するにまでは至らなかった。
「ダメみたいです・・・・・」
「ににに・・・・・そいつは特殊な物質でできていやがるからな。」
「捕虜は黙ってろ。」
「グヒッ!?」
調子に乗ったカメリーオは妹紅に殴られる。その時早苗ははっと思い出す。
「そうだ!そう言えばこれもらっていたんでしたっけ。」
早苗は、にとりの家から出るときに受け取ったイモビライザーをいくつか投げてみる。するとイモビライザーから光線が発射されクモ型メカニロイドの生成が止まった。
「おっ!雑魚の生産が止まった。」
「さあ、今のうちに先へ進みましょう!」
三人はそのまま奥へと進んで行った。
「はい・・・・・はい。包装は済みました。後は旦那たちが到着すればすぐに引き渡しますよ・・・・・・・えっ?中身?焼こうが凍らせようが何をしても死なない女二人とウサギみたいな耳を付けた女です。」
薄暗い部屋の隅っこで何かが連絡を取り合っていた。
『そうですか。ですがどうやらそちらにもネズミが入り込んだようです。予定を変更させてサンプルは転送装置で送りなさい。その間にバイオレンに少し時間を稼いでもらいますから。』
「へっ?スパイダスからは何も言われていないんですけど?」
『元々ハンターだったこともあってウィルス感染レベルを上げて発狂していますからね。頼みましたよ。』
「はっ、はい。分かりました。」
通信を終えるとそれは少し面倒くさそうな顔をしながら後ろにあるあるものに目が行く。
「アジールの旦那は面倒なことを言うな・・・・・転送装置だと未完成のこともあって一回で一人しか転送できないのに・・・・・・」
カタツムリのような外見をしたレプリロイド クリスター・マイマインは、対象の物体を結晶の中に閉じ込めるという能力を持っている。後ろにあるのは彼がサンプルを捕獲した結晶の塊でカメリーオに掴まった鈴仙、永遠亭にいるはずの永琳や輝夜まで閉じ込められていた。
「えーりーんー、これなんとかならないの?」
結晶の中で輝夜は、観賞用の金魚のように寝っ転がりながら言う。
「無理言わないでください姫様。こっちは武器も何もないんですから。」
隣の結晶で永琳は呆れた顔で答える。
この二人が捕まった理由は至ってシンプル・・・・・・・・・・・輝夜が意外にもあっさり捕まったからだ。
元々、輝夜がテレビゲームに夢中になっていたせいで近づいてきていたマイマインに気づかず彼の「クリスタルハンター」であっという間に捕まった。そして、その輝夜を盾にして永琳を抵抗させないようにして同じ手法で鹵獲。もし、ここに文がいたら必ず特ダネと言って後日に新聞に載せられていたかもしれない。
マイマインは手始めに鈴仙を閉じ込めた結晶を転送装置の上にのせる。
「転送まで10分。オリジナルならすぐにできるんだけどな・・・・・・」
そう言うとマイマインはすぐ脇で腰を下ろして殻から何かを取り出して遊び始める。
「シグマ様、マジ強いな・・・・・・・・なんで俺サイバーミッションに出してもらえなかったのかな・・・・・あっ、ミスった。」
早苗たち三人は、ようやく中間地点へと到着する。
「ふう・・・・思っていたよりも広いですね。」
「あぁ・・・・・でもまあ、ここまでくればもう親玉のところまでそう遠くないだろう。」
妹紅はそう言うとポケットから巾着袋を取り出す。
「ちょっと小腹になったし、慧音からもらった干し芋でも食うか。お前らも食うか?あっ、捕虜の方は顎外れて食えねえか。」
妹紅は早苗に分けると干し芋を口に運ぼうとする。
「・・・・・・っ!?」
しかし、その直前凄まじい殺気を感じ、妹紅は早苗を突き飛ばす。その瞬間、妹紅に何かがぶつかり勢いよく壁に衝突した。
「も、妹紅さん!?」
突然の出来事に早苗は思わず動揺する。
「気をつけろ!何かがいる!」
妹紅は壁に打ち付けられながらも起き上がる。
「ほう、潰すつもりでやったんだが思ったよりも頑丈そうだな!!」
そこへ頭部にチェーン付きのトゲ付き鉄球を装備したバイオレンが三人の目の前に現れる。
「ば、バイオレン!!カウンターハンターのバイオレンです!!」
「このバイオレン様のことを知っているのか?まあ、こんなド田舎で有名になっていても仕方ねえけどな!!」
バイオレンは、鉄球を構えながら三人の方へと向かう。
「ににに~!バイオレンの旦那~!!どうか助けてくれやせんかね!?俺、こいつらのせいで顎は外れちまってんです~っ!?」
カメリーオが助けを求めるように言った直後、バイオレンは容赦なく両手に装備されているマシンガンで彼の体をハチの巣にした。。
「なっ、なんで・・・・・・・」
「バカが!一度負けた雑魚を助けると思っていたのか?」
「ににに~!!いくら何でもあんまりだぁ・・・・・・・」
カメリーオは嘆きながら機能停止する。多分、直るかもしれないが今はそれどころではない。早苗と妹紅はすぐに臨戦態勢に入る。
「おいおい・・・・捕虜の奴一瞬にしてくたばっちまったぞ?」
「まあ、一応あっちの方が実力は上のはずですから。妹紅さんはこのまま奥へと向かってください。」
早苗はバスターをチャージしながら妹紅に言う。
「何言ってんだよ!?二人がかりの方がいいだろう?それに私はアイツに・・・・・」
「永遠亭のお二方はおそらく大丈夫だと思いますけど捕まった方(鈴仙)の方が心配なので・・・・・てゐさんに頼まれていますから。それに妹紅さんさっきのでダメージが・・・・・・」
早苗に言われて妹紅は何とも言えなくなる。
彼女は蓬莱人、不老不死である。
かと言ってダメージがすぐに回復するわけではない。さっきのバイオレンの鉄球は明らかに妹紅の体の骨をいくつか砕いた。おそらく回復には時間が必要になる。
「・・・・・・・・・ちっ。だったらそれまでくたばんじゃねえぞ。」
そう言うと妹紅は奥の方へと入って行った。
「ほう?このバイオレン様相手に逃げて行きやがったか?まあ、当然と言っちゃあ当然だがな!ガッハッハッハハハハハ!!」
「貴方の相手はこの私です!!」
「たかが鎧を付けた小娘が俺の相手になると思っているのか?」
(ゲーム通りの弱点ならバブルスプラッシュ・・・・・・でも、こちらが使えるのはトルネードファングとカメレオンスティング・・・・・・・カメレオンスティングをチャージしてステルスを使えば鉄球は何とか避けられるはずです。)
「俺はな、ショックウェーブのせいで気が立っているんだ!!日頃の鬱憤を晴らすまでくたばるんじゃねえぞ!!」
バイオレンは、早苗に向かって鉄球を飛ばす。
Area Red Magic Museum
一方、こちらは紅魔館の門の前。
シグマウィルスがばら撒かれた上に各地でイレギュラーが発生したという報告からドラグーンはずっと門の前で警備をしていた。
「・・・・・・・・」
「あの・・・・・・ドラグーンさん。」
そこへ美鈴が来る。
「ん?どうした美鈴?まだ交代の時間ではないぞ?」
「いえ、咲夜さんからの指示で今日は早めに交代しろとのことです。」
「どういう事だ?」
「話によるとお嬢様の『運命を操る程度の能力』で近いうちに紅魔館が何者かに攻められるそうです。咲夜さんも万全に警備を強化するつもりだそうですがドラグーンさんも紅魔館にとって重要な戦力なので今のうちに休んでおけとのことです。」
「しかし、君にはフランドール嬢の世話もある。俺のことは心配に及ばん。」
「妹様はパチュリー様のところにいさせることになったので大丈夫です。それに私はこれでも門番としては先輩の方です!ですからきちんという事は聞いてもらいます!」
「むっ!?・・・・・・・な、なら仕方ない。」
美鈴に言われてドラグーンは仕方なく屋敷の方へと入って行った。
「さてと!今日くらいは居眠りせずに門ば・・・・・・」
「残念ながら門番は今日でショックな終了だ。」
「!?」
聞き覚えのない声に一瞬表を向く美鈴だったがそこで彼女の意識は途絶えた。倒れた彼女の目の前で巨大な戦車のようなものが紅魔館へと突撃していく。
「何事だっ!?」
突撃してきた戦車を目の前にドラグーンは、慌てて戻ってくる。
「イレギュラーハンター第14特殊部隊元隊長マグマード・ドラグーンか。だが、サンプルとしては用済みだ。」
「貴様は何者だ!!」
ドラグーンは思わず身構える。
「ショックウェーブ、トランスフォ――――――ム!!」
巨大な戦車はたちまち変形し、ショックウェーブとなる。
「デカい・・・・・・シグマの手先か!?」
「ショック・・・・・・お前には用はない!ショックで排除だ!!」
ショックウェーブは右腕のレーザーカノンでドラグーンを撃つ。
「くっ!波動拳!!」
ドラグーンは波動拳で相殺するがショックウェーブは脚部のキャタピラで一瞬にして彼の背後に回る。
「何ッ!?」
「ショック、貴様のデータは既にシグマ様から与えられたもので計算済みだ。そして、俺はお前も含めるすべてのレプリロイドの動きを学習している!!」
ショックウェーブはレーザーカノンの砲身を打撃武器としてドラグーンに叩きつける。ドラグーンは両腕でガードをするがその力はすさまじく何度も叩かれていくうちに地面に埋もれていく。
「クッ・・・・・・・なんというパワーだ・・・・」
「俺のパワーはライドアーマーの十倍まで調整できる。そして、お前に対しては『ライデン』の二倍で行っている!!」
「ぐうおぉぉぉ!?」
ドラグーンは完全に地面に埋もれてしまう。
「保険に特殊セメントでコーティングだ。」
レーザーカノンから切り替えてショックウェーブはセメントを吹きかけ、ドラグーンの動きを完全に封じてしまった。
「!?」
「これで当分は動けん。他のハンター共も各地で応戦しているおかげでこちらに来る恐れは何一つない。これで心置きなくサンプルを確保できる。」
ショックウェーブはそう言うとノシノシと紅魔館の方へと歩いて行った。
(い、いかん!レミリア嬢たちが・・・・・・)
ドラグーンは唯一残されている通信で連絡を送る。
(こちらドラグーン、紅魔館が襲われた!至急、応援をよこしてくれ!!繰り返す、至急救援を・・・・・・)
やっとカウンターハンター登場。
本作の連載再開について
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