ロックマンX ゼロの幻想入り   作:赤バンブル

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ロックマンゼロのゼロ。

昔はなんか女っぽくて好きじゃなかったけど今見ると美少年って言う感じでかっこいいんだよな・・・・・・。

小学生に戻ってアドバンスのソフト買いたいです。




エアフォースプリンス

Monster Mountain

 

「グハッ!?」

 

ペガシオンの一撃でイーグリードは地面に叩きつけられる。

 

「グルルゥウウ・・・・・」

 

「恐ろしい・・・・・なんという殺気だ・・・・・こんな殺気は感じたのは初めてだ・・・・・・」

 

ペガシオンは歯ぎしりをしながらイーグリードの目の前に着陸する。

 

「・・・・・・・チガウ・・・・・・」

 

「?」

 

「・・・・・・・・ハ、ドコダ?」

 

「何を言っているんだ奴は?」

 

ペガシオンの言葉にイーグリードは、思わず聞く。

 

「・・・・・・ゼロ・・・・・・ゼロハドコダ?」

 

「ゼロだと?」

 

「ゼロ・・・・・・・カーネルコロシタ・・・・・・・ジェネラル様コロシタ・・・・・・・レプリフォース全テホロボシタ・・・・・・・・・ゼロハドコダ・・・・・・」

 

よく見るとペガシオンの体のあちこちから蒸気が吹き上げていた。

 

「まさか、イレギュラー化の進行が予想以上にボディに負担をかけて動力炉がメルトダウンを起こしているというのか?」

 

「アイリス・・・・・・・・アイリス・・・・・・・・オレノ・・・・・・・・・アイリス・・・・・」

 

ペガシオンは、イーグリードを無視して誰かを探すかのようにヨロヨロと歩き出す。

 

「ゼロ・・・・・コロ・・・・・シテ・・・ヤ・・・・・・・」

 

「・・・・・・すまないがお前をゼロと会わせるわけにはいかん。何としても・・・・・」

 

「無事かイーグリードっ!?」

 

しかし、運が悪いことにそんな最中、ゼロとアイリスが現場に到着した。ゼロの声を聴くやペガシオンの目が赤く発光する。

 

「ゼロ・・・・・・」

 

「いかん!逃げろゼロ!!こっちに来ては・・・・・」

 

「グワアァァァアアア!!!」

 

ペガシオンは翼を羽ばたかせゼロの声がした方角へと飛んでいく。

 

「あの状態の奴と戦えば空中戦闘でひとたまりもない・・・なんとか止めなくては・・・・」

 

イーグリードが後を追う中、ペガシオンは既にゼロの目の前に飛翔していた。

 

「ゼロオォォォォォォオオオ!!!!」

 

「ペ、ペガシオン!?」

 

「ペガシオン長官!」

 

「グガアァァアア!!!」

 

「うおぉ!?」

 

ペガシオンは、ゼロの首を掴むと空中へと連れ去る。

 

「ゼロ!!」

 

アイリスはファルコンアーマーに切り替え、後を追う。ペガシオンはすぐにゼロを抹殺せんとどんどん上昇していく。

 

「くっ!やめろペガシオン!!」

 

「アイリスコロシタ!!アイリスノカタキィイイイ!!」

 

「くっ!まともに話を聞けないほどにまでイレギュラー化が進行してしまったのか・・・・・・」

 

その後をアイリスは、必死に追う。

 

「やめてくださいペガシオン長官!!ゼロは・・・・・」

 

しかし、フリームーブの機能が限界を迎え高度が落下し始める。

 

「掴まれ!」

 

落下し始めるアイリスの手をイーグリードが掴む。

 

「すみませんイーグリードさん。」

 

「礼ならいい。しかし、あのイレギュラー・・・・・君に対して相当な執着心があったようだが一体どういう関係だったんだ?」

 

「ペガシオン長官が?」

 

「あぁ。私などに目をくれずゼロを狙っている。」

 

「そんな・・・・・・あの正義感あふれていたペガシオン長官が・・・・・」

 

2人が限界高度に到達すると目の前ではひたすらゼロの首を掴んだまま殴るペガシオンがいた。

 

「コレハカーネル!!コレハジェネラル様!!コレハアイリスノ分ダ!!」

 

「グッ・・・・・・やめろペガシオン・・・・・」

 

「死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ!!!!!」

 

「やめてください!ペガシオン長官!!ゼロは・・・・」

 

「ダマレエックス!!オ前モスグニ同ジヨウニコロシテヤル!!」

 

「えっ?」

 

ペガシオンから返ってきた言葉にアイリスは思わず驚く。

 

「もしや、奴の目には君がエックスにしか見えていないのか?」

 

「そんな!?違います!私はアイリスです!!」

 

アイリスはヘッドパーツを取り外して見せる。本来これらのアーマーは一つのパーツを外しただけでも命の危険に晒されるのだが今の彼の目を覚まさせる可能性があるのならと彼女は思い切ってやってみた。

 

「!?ア・・・・・・ア・・・・・・・・ア・・・イ・・・・・り・・・・・ス?」

 

「私のことがわかりますか?ペガシオン長官?」

 

ペガシオンはゼロを殴るのをやめ、アイリスをじっと見る。その中で思いがけないことを口にし始める。

 

「ナ・・・・・ゼ・・・・・」

 

「「?」」

 

「何故・・・・キミガゼロト一緒ニイル!?ドウシテソンナアーマーヲ身ニ着ケテイル!?自分ヲコロシタ奴ノ傍

ニ!?」

 

「これは・・・・・」

 

「奴ノセイデカーネル、ジェネラル様ガ死ンダノニ・・・・・ナゼダァァアア!!!」

 

ペガシオンはゼロを離して頭を抱える。

 

「ゼロ!!」

 

ダメージを受けたゼロをアイリスは急いでフリームーブを使って回収する。

 

「何故ゼロヲ!?何故!ドウシテ!!ドウシテオレニハ振リ向イテクレナイ!?何故ダ!何故ダ!!ナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダナゼダ!!!」

 

ペガシオンはもはや完全に狂ったように地上へと急降下を始める。

 

「ペガシオン長官!!」

 

アイリスはゼロを抱えながらも彼の後を追うべく降下する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)Autobots

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Monster Mountain

 

「いや~助かったぜホイルジャック。」

 

一方地上では、魔理沙が何度もしつこくSOSを送っていたせいなのかホイルジャックが新発明したマグネットビームを持ってきてくれたため、ハチ型爆弾を操っていたレプリロイド エクスプローズ・ホーネックの鹵獲に成功した。

 

「なあに、吾輩の発明したこのマグネットビーム砲の能力をもってすればこんなハチ爆弾を集めるなんて容易いもんだよ!・・・・・にしても魔理沙君はずいぶん派手に壊してくれたもんだね。」

 

「ハハハハ・・・・・・・まあ、それは大目に見てくれよ。ゼロに救援を頼んだのに誰も来てくれなかったんだ・・・・・・でも、この爆弾をタワーの前に集めてどうするつもりなんだ?」

 

「簡単なことだよ。こいつを起爆させてこのタワーをドカ―――――――ンっと・・・・・」

 

 

その時だ!

 

 

「ん?なんか空から物音がしないか?」

 

「なんだって?どれどれ・・・・・・・」

 

ホイルジャックがセンサーで捉えたもの、それは発狂しながら猛スピードで降下して来るペガシオンであった!!

 

「な、なにかがこっちに向かってくる!?」

 

「ま、また敵か!?」

 

「ホイルジャック、残りのハチ型爆弾の回収終わったよ。もう、こんな物騒なもの運ばせないでよ・・・・・・」

 

バンブルが文句を言いながら爆弾を運んでくるがペガシオンはさらに速度を上げてこちらに迫ってくる。

 

「バンブル君、早く爆弾をそこへ捨てて逃げろ!!」

 

「えっ?どうしたの急に?」

 

「いいから早く逃げるぜ!!」

 

バンブルは状況が全く理解できない中、爆弾を置くと車にトランスフォームして引き上げる。

 

「魔理沙君は早く吾輩に!!」

 

「お、おう!」

 

ホイルジャックも車に変形し、魔理沙を乗せると猛スピードで離れる。途中で被害にあった現場の後片付けをしているカラス天狗たちは何事かと見ていたがホイルジャックはスピーカーを利用して叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな伏せろ!早く!爆弾が爆発する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ペガシオンが勢いよく爆弾に直撃し、この日妖怪の山から地響きと共に巨大なキノコ雲が上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)ZERO&Iris

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Nitori House

 

数時間後、ゼロを含めるメンバーたちがにとりの家に戻ってきた。作業台には手足が吹き飛ばされたペガシオンが寝かされ、パーセプターが顕微鏡に変形して診ていた。すぐ傍ではゼロとアイリスが見守る。

 

「どうなんだパーセプター?ペガシオンは?」

 

ゼロは、無残な姿になったペガシオンを見ながら言う。パーセプターはロボットモードに戻ると首を横に振る。

 

「・・・・・残念だけど・・・・あまりにダメージがひどすぎて・・・・・・とても・・・・・・」

 

「そんな・・・・・・どうにか助けられる方法はないんですか!?せめてメインメモリーを一時的に他のものに移すとか・・・・・・・」

 

「そういうレベルの問題じゃないんだ、アイリス。動力炉メルトダウンに伴う一部の精密機器の融解、各部の破損、メインメモリーも完全に使い物にならなくなってしまっている・・・・・これでは、何もしようがないんだ。」

 

パーセプターに辛い現実を言われ、ゼロはペガシオンの残された左手を握る。

 

「・・・・・すまない・・・・ペガシオン・・・・・・俺さえいなければ・・・・・・俺が・・・・この世界に来なければ・・・・・・」

 

「ゼロ・・・・・・」

 

自分を責めるゼロにアイリスは何も言う事ができなかった。そんな時閉じていたペガシオンの目が開く。

 

「・・・・・・・ゼ・・・・・・ゼロ・・・・・・」

 

「!?ペガシオン!?」

 

「ペガシオン長官!?」

 

ゼロとアイリスは、思わず顔を上げる。パーセプターも驚いた様子だった。

 

「そ、そんなはずは!?メインメモリーも破損して意識すら戻らないはずなのに・・・・・これは・・・・」

 

「す・・・・・・すまなかったな・・・・・・ゼロ・・一度ならず・・・・二度まで君に牙をむけるとは・・・・・・」

 

「悪いのは俺の方だ・・・・・お前のせいでは・・・・・・・・」

 

既にいつ機能停止してもおかしくないペガシオンの手を握りながらゼロは言うがペガシオン本人は首を横に振る。

 

「いや・・・・・・・・・僕自身が愚かだったよ・・・・・・・・・イレギュラー化したとはいえ・・・・・・自分の感情を爆発させて・・・・・・君を襲うとは・・・・・・・軍人として失格だ・・・・・・・・・こんな・・・・許してくれ・・・・・」

 

「ペガシオン長官・・・・・・・」

 

「アイリス・・・・・・・君にもすまないことをしたね・・・・・・・・・すべて僕の心の弱さのせいだよ・・・・・・」

 

「そんな!ペガシオン長官は・・・・・」

 

「アイリス。僕は君が死んだという報告を聞いた時ひどいショックを受けていたよ・・・・・でも、だからと言って仇を取りたいという気持ちを無理に抑えた・・・・・・・・カーネルや・・・・・・・ジェネラル様が残したレプリフォースを守るために・・・・・・・・」

 

ペガシオンの目が明暗の差が激しくなってきた。とうとう限界が訪れようとしている。それでも彼は話すのをやめようとしない。

 

「しかし・・・・・・・僕は負けてしまった。シグマウィルスによって・・・・・僕の心には君のことしか見えていなかった・・・・・・それで・・・・・・ゼロに牙を向けながら襲い掛かった・・・・・・・」

 

「・・・・・・もういい。あの時は俺とエックスのミスがあって起きてしまったことだ。お前せいじゃない。」

 

「・・・・・・ゼロ・・・・・・・君は・・・・・確かカーネルからアイリスを託されたんだよね?」

 

「・・・・あぁ。だが、あの時は守れなかった。」

 

「なら・・・・・今度は僕の頼みとして聞いてほしい・・・・・・・・彼女を・・・・・アイリスを・・・・・一人にしないでくれ。彼女の傍にいて欲しい・・・・・・うっ。」

 

ペガシオンの手を握る力が弱まる。

 

「ペガシオン!!」

 

「ペガシオン長官!!」

 

「ど・・・・・・どうやら・・・・・・また、ジェネラル様のところへ戻るようだ・・・・・・ゼロ・・・・・僕がさっき言ったこと・・・・・・守ってくれるかい?」

 

ペガシオンは、ゼロの顔を見ながら言う。

 

「俺も二度とアイリスを失いたくない。例え俺の体が粉々になっても彼女を守ってみせる。」

 

「・・・・・そうか。それを聞いて安心したよ・・・・・・・・」

 

ペガシオンは笑いながら言う。

 

「ペガシオン長官・・・・・・・」

 

アイリスは泣きながらペガシオンを見る。

 

「アイリス・・・・・・僕のために泣いてくれるのはうれしいけど・・・・・・その涙は・・・・・・2人が本当の平和の時が訪れた時の喜びの涙として取っておいてほしい・・・・・・だから・・・・・もう泣かないでくれ・・・。」

 

「・・・・は・・・・はい・・・。」

 

アイリスはこらえながら泣くのをやめようとする。

 

「・・・・・それでいい・・・・・・・・それ・・・・・で・・・・・・」

 

ペガシオンの目が完全に光を失い、ゼロを握っていた手は完全に力を失う。

 

「ペガシオン・・・・・・」

 

ゼロは、ペガシオンの手を彼の胸に置き、すぐ傍で泣いているアイリスに寄り添いながら言う。

 

「・・・・・約束は守る。だから、向こうでカーネルとジェネラルと一緒に見守っててくれ。」

 

ゼロは、ペガシオンの亡骸に敬礼する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)Decepticons

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、デストロン軍団は意識を取り戻したメガトロンの元へと集まっていた。部屋の外に待機しているサイバトロン戦士たちは何か企んでいるのではと不安そうに見ている中、メガトロンは部下たちから今までの経緯を聞いている。

 

「・・・・・・・」

 

「以上ガコレマデ我々ノ周リデ起キタコトデス。」

 

「・・・・スタースクリームめ。」

 

自分のことを裏切った部下の名を言いながらメガトロンは顔をしかめる。

 

「現在の状況で我々はジリ貧となっています。」

 

「レーザーウェーブは、まだ捕まっておるのか?奴ならワシの修理も可能かもしれないが・・・・・・」

 

メガトロンがつぶやく中、にとりの家の明かりが突然と消える。

 

「なっ、なんだ?停電か?」

 

「にとりの奴、何やったんだ?」

 

デストロン兵士は愚かサイバトロンまでも困惑するが明かりはすぐに灯った。

 

「あっ、点いた。」

 

「一体何が・・・・・・!?」

 

メガトロンは外のサイバトロン戦士たちが慌ただしく動いていることに気づく。自分もサウンドウェーブに支えてもらいながら外に出て見るが中央のモニターを見て唖然とした。

 

「こ、これは・・・・・」

 

『イレギュラーハンター ゼロとその仲間たちに告げる。』

 

画面にはショックウェーブの顔が映し出されていた。

 

「おい、あれ・・・」

 

「あぁ・・・・」

 

サイバトロン、デストロン両戦士たちが動揺しながら言う。

 

『私の名はショックウェーブ。シグマ様の名により、この地の危険となりえる輩の排除と貴様を抹殺するために送り込まれたカウンターハンターのリーダーである。貴様のおかげで私が設置したシグマタワーはすべて破壊された・・・・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故お前がそこにいる?レーザーウェーブ。」

 

それは、かつて自分に絶対的忠誠を誓っていたかつての部下の変わり果てた姿だった。

 

 




Boss Select

Wire Hetimarl×不戦勝
Split Mushroom×不戦勝
Burnin' Noumander×魔理沙
Flame Stagger×事故
Frozen Buffalio×確保
Icy Penguigo×霊夢(巨大お祓い棒)
Frost Kibatodos×霊夢(巨大お祓い棒)
Sting Chameleao×早苗(鹵獲⇒死亡)
Screw Masaider×妹紅&慧音(戦闘不能)
Crystar Mymine×スラージ(ああァァァんまりだァァアァ!!)
Metamor Mothmeanos×ゼロ(三日月斬)
Magne Hyakulegger×アイリス(ソウルボディ)
Violen×ダイノボット部隊(ダイノボットフルボッコ)
Explose Horneck×魔理沙&ホイルジャック(捕獲)
Spiral Pegacion×(コンボイ司令官が爆発する!!)
Shock wave(紅魔館組KO)


次回、ゼロが新生カウンターハンターのアジトに乗り込む?

スパクロ、SSR☆フォルテ最大まで強化したけどロックマンのSSRが手に入らなかった・・・・・・チクショウメー!


本作の連載再開について

  • 再開してほしい
  • できれば再開してほしい
  • どっちでもいい
  • してくてもいい
  • 他の作品を優先してほしい

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