これから連載再開します!!
今回は初の試みでいろいろ投入しました!!
さて、今回の「ロックマンX ゼロの幻想入り」は、ショックウェーブの通信から物語を始めよう!
Nitori House
『貴様らのおかげで私が設置したシグマタワーはすべて破壊されてしまった・・・・・』
ショックウェーブは、残念そうな言い方をしながら言う。
『・・・・・・・・許さん・・・・・・許せん・・・・・・・・許さんぞ!!このくたばり損ない共があぁ!!俺の侵攻計画を邪魔しおって!!ショックだ!Shockにも程がある!!これではシグマ様に見せる顔がない!!よって、貴様らの幻想郷にエネルゲン爆弾を落としてくれる!!!』
ショックウェーブは、赤い目を発光させながら怒鳴り散らす。
「れ、レーザーウェーブがキレてやがる・・・・・」
「お、おい・・・・なんでレーザーウェーブがあっちにいるんだ!?」
「うるせえ、こっちが聞きてえところだ。」
『今から5時間後に、そこへ向けて合計1000・・・・いや!2000発のエネルゲン爆弾をセイバートロン星から転送して落としてくれる・・・・・貴様らのいるその地を丸ごと焦土としてくれるわあぁ!!覚悟するがいい!!』
「落ち着けよレーザーウェーブ!?こっちにはメガトロン様がいるんだぞ!?なんで俺たちがいるところに・・・・・・・」
『俺の名はショックウェーブ!!!レーザーウェーブなどではない!!そこで首を洗って待っているがいいムシケラ共!!!』
ショックウェーブはそれだけ言うと通信を切る。その場には唖然としたデストロンとサイバトロン両軍、そして、ゼロたちがいた。
「あと五時間後って・・・・・・いくら何でもひどすぎるよ!!逃げる時間すらない!!」
にとりは涙目で言う。
「アイツらどれだけこの幻想郷に攻撃してくるつもりなのよ!?今度ばかりは防ぎようがないわよ!!紫ならそんな数対処できるかもしれないけど・・・・・・」
「それはどうかしらね・・・・・」
「「「「「「・・・・・・・」」」」」
その場にいる一同がスキマから上半身を出して返事をした紫のことを見る。
「あら?どうしたの?そんな顔して?」
「そんな顔してじゃないでしょう!!なんでこんなところに顔出しているのよ!!」
「あ~ん~霊夢がいじめる~。」
紫は泣いたふりをしながら言うもののふざけている場合ではないと思いすぐに態度を改める。
「まあ、冗談は置いといてとんでもない事態になってしまったようね。」
「とんでもないって言うけどよ・・・・お前の境界を操る程度の能力でどうにかできないのか?」
魔理沙は不思議そうに言う。これまでの異変を考えて見れば紫の能力は幻想郷内においてズバ抜けており、爆弾など簡単に処理できるように見えるからだ。しかし、当の紫本人は首を横に振る。
「そうも言えないのよね~。」
「どういうことなのよ?」
「爆弾は、そもそも月よりも遠い私たちの知らない未知の星から送られてくるのよ。送る方法がわからないと妨害の仕様がないし、威力はわからないけど2000なんて膨大な数、スキマを使っても返しきれたとしても敵だって別の方法を考えているはずよ。それに問題は敵の本拠地。本拠地の場所さえ分かれば先手を打って阻止できるかもしれないけどどうやら幻想郷の外にある上に私でも入り込めないようになっているようなのよ・・・・・・困ったわ。」
紫が首をかしげながら言う。
「ホイルジャック、以前できたって言う転送装置は使えないのか?」
ゼロは、ホイルジャックに向かって聞く。
「そうしたいのも山々なんだがね・・・・・・・座標がわからないんじゃどうにもできんのだよ。逆探知対策も取られているようだし・・・・・・」
「要は滅びるのをも待っていろと言う事か・・・・・・・」
「冗談じゃねえ!!」
アイアンハイドは、悔しそうな顔で思わず壁を叩く。
「セイバートロン星には、クロミアがいるんだ!!星を旅立つ前にお互い生きてまた会おうと約束したんだ・・・・・・・くそ!!彼女との約束すら守れねえのか俺は!!」
「アイアンハイド・・・・・・」
「お前の気持ちはわかるさ。俺だってファイヤースターと戦争が終わったらまた一緒にレスキューチーム組もうって誓ったんだ・・・・・・彼女が無事なのかは心配だが・・・・・」
消防車に変形する救助員 インフェルノも何とも言えない顔で言う。
「はあ・・・・・オイラも最後になるんだったらセイバートロン星で死にたいよ・・・・・・故郷で死ぬならともかくここで犬死するなんて・・・・・・」
とうとうバンブルまで弱音を吐き始めた。しかし一方で諦めない者もいた。
「揃いに揃って何言ってやがんだ!!まだすぐに死ぬわけじゃねえんだ!!諦める前に敵の本拠地見つけてぶっ潰してやれば済む話じゃねえか!!」
サイバトロン攻撃員 ゴングだ。
「そんなこと言ったってどうすりゃいいんだよ!?向こうはこっちに向かって攻撃できるのに対してこっちは何もしようがないんだぞ!?」
「腰抜けたようなこと言うんじゃねえよドラッグ!!お前それでもサイバトロン戦士か!?敵さんは態々こっちに5時間も時間をくれたんだ!!その5時間のうちに基地をぶっ潰してやれば助かるんだぞ!!何もしねえで諦めてどうする!!」
「あぁ、その通りだ!!間に合わなかったとしても敵をニ、三人血祭りにあげて道づれにしてやればまだマシな方だ!!」
戦闘員 クリフも言い始める。
「そうと決まれば話は早い!!さっさと敵の基地を発見して襲ってやろう!!!」
「・・・・・・そうだな!!あのレーザーウェーブの野郎!!見つけ次第、引きずり降ろして細切れの鉄屑にしてやるっ!!!」
とうとうサイバトロン全員が殺る気満々になっていた。
「・・・・・・・・なあ、アイリス。敵の基地を見つける前にアイツらをイレギュラー認定して処分した方がいいんじゃないか?」
問題発言をしている面子を見ながらゼロは思わず言う。
「そんなこと言っちゃダメ!!」
「やれやれ・・・・・・・とりあえず我々三人は急いで敵の基地の居場所を探そう。見つけなければどうにもならないからね。」
ラチェット、パーセプター、ホイルジャックの三人は急いでパネルを操作して敵基地の居場所を探ろうとする。
「ん?」
ゼロは上を見ながら言う。
「どうしたのゼロ?」
アイリスも上を見てみる。上を見ると光る小さな球体が一同の目の前に現れた。
「あ、あれはワシに声を掛けてきた・・・・・」
メガトロンも思わず動揺する。
『敵基地の座標は、私が入力しておいた。これで転送装置で移動できるはずだ。』
球体は、聞き覚えのあるような声で言う。
「何なんだコイツは?」
「新種の妖怪かしら?」
『敵は悠長には待ってはくれない。急いで敵基地に侵入して敵を倒すんだ。サイバトロン戦士、何としてもミサイルを発射される前に敵基地を叩き潰して幻想郷を守るんだ!!』
光る球体はそう言うとどこかへと消え去ってしまった。
「なんかどっかで聞いたような声だったような・・・・・・・・」
「何はともあれ敵基地の座標が割り出されたよ。場所は南極。近くにはスペースブリッジもあるようだ。」
ラチェットはマップを見ながら言う。ゼロはかつてのカウンターハンター基地も似たような場所にあったことを何となく思い出す。
「よし!こうなったら皆で乗り込んでって、あのレーザーウェーブモドキ諸共に痛い目に遭わせてやろうぜ!」
ワーパスは、急かすように言う。
「・・・・生憎だけど転送装置は未完成なものでね。全員まとめて送りたいところだけど現段階で転送できるのは多くて3人なんだ。それに一回転送するとエネルギーの充電に一時間は使用できなくなる。それにオメガスプリームのようなデカい奴は入らないんだ。」
「「「「なんだって!?」」」」
サイバトロン一同全員が大声で言う。
「・・・・・・じゃあ、一回目は俺と霊夢、・・・・・・魔理沙は無理か。じゃあ、ホー・・・・」
「えっ!?お、おい!私を外すんじゃないんだぜ!?ガイアアーマーで行くから問題ないって!」
何気にゼロに外されたことで動揺する魔理沙。しかし、それ以上にアイリスが驚いた顔をしていた。
「ゼロ!どうして私を外すの!?」
「君には二回目の時に来てもらう。一回目の時に俺と一緒に危険な目にあったりしたらペガシオンとカーネルに会わせる顔がなくなる。」
「危険なのはわかっているわ。でも、貴方に万が一のことがあったら怖いの。」
「だが・・・・・」
「あの・・・・・・悪いんだけど霊夢がやられたら博麗大結界が不安定になって幻想郷自体が危なくなるから外してもらってよろしいかしら?」
紫は少し困った顔で言う。別に霊夢自身が負けるとは思ってないが紅魔館をたった一人で蹂躙できた敵だ。もし、彼女の身に何かが起こってしまったら博麗大結界を管理するものがいなくなるため、幻想郷が危うくなる。
「・・・・・・・じゃあ、俺とアイリスと魔理沙の三人が第一陣。第二陣は、早苗とサイバトロンの中から二人、後は話で決めてくれ。」
「よし!じゃあ、早速ライトの爺さんからアーマー受け取ってくるぜ!」
魔理沙は急いでライトのカプセルがある部屋へと行く。
「アイリス・・・・・・ペガシオンやカーネルに託されたこともあるが俺も君を危険な目に逢わせたくない。だから、無茶はするなよ。」
「貴方もね。訓練生の時にエックスから聞いたことがあるんだけど、最初の大きな戦い(シグマの反乱)のときに無理して自爆したって聞いたから。」
「・・・・アイツ、余計なことを。」
「よし、転送装置の調整完了っと。じゃあ、三人とも装置の上に乗ってくれ。」
ラチェットの指示でゼロとアイリスは装置の上に乗る。
「魔理沙さんまだ来ていないんですけど・・・・・」
「再チャージの時間も含めて時間を無駄にできないんだ。誰代わりに行くのはいないか?」
「はーい!!俺、グリムロック!!代わりに俺行く!」
グリムロックが手を上げながら台の上に乗る。ダイノボットであるグリムロックなら敵と戦うに越したことはないが頭が弱いため少し不安もある。
「グリムロックだとなんか心配だけど・・・・・・・・まあ、仕方ない。」
「グリムロック、2人に迷惑を掛けちゃいかんよ。」
ホイルジャックはグリムロックに注意すると転送準備を整える。
「転送開始5秒前、・・・・・・・3、2、1転送開始!!」
パーセプターは転送装置のスイッチを押す。
「えっ!?私の出番は!?」
Counter Hunter Base
ここは、外の世界にあるカウンターハンター基地。
「ショック・・・・・・・うぅ・・・・・頭痛がする・・・・・・」
通信室では、ショックウェーブが頭を押さえながら椅子に座る。
「何なんだこの妙な感覚は・・・・・・何か重要なことを忘れているような気がする・・・・シグマ様とは違う・・・・・・何か大事な・・・・・本当の主のような・・・・・・・・」
その時、基地の一か所から通信が入る。
「・・・・・・私だ。」
『こちらFブロック。基地内に侵入者あり!数は3、一人は赤いレプリロイドで後は・・・うわあぁぁぁ!!!』
「何っ!?そんなバーガーな!?奴等、一体どうやって基地に!?」
ショックウェーブは、パネルを操作して基地中のモニターを映す。するとゼロとアイリス、グリムロックが兵隊であるビーコンたちを薙ぎ払いながら基地を破壊し始めていた。
「何というShockだぁ!!基地に潜り込まれるとは!!」
ショックウェーブは、マイクを使って呼びかける。
「アジール!バイオレン!!イレギュラーハンター ゼロとムシケラ二匹が基地に乗り込んできた。そっちに回り次第叩き潰せ!!だが、ゼロは壊すな。私が隅々まで調べ上げた後シグマ様に届ける。いいな?」
『御意。』
『フン!言われるまでもねえぜ!!パワーアップした俺様の力を見せてやる!!』
「・・・・・・・」
バイオレンとアジールの反応を見届けるとショックウェーブは通信室から出ていく。
「・・・・・・シグマ様すら警戒する男だ。万が一という事もある。設計図は、早めに転送しておくとしよう。」
ショックウェーブは、複数枚の設計図面のデータを暗号化させると順次に送信させようとする。
「・・・・・・」
しかし、押そうとした右手の人刺し指が不意に止まる。
「・・・・・・なんか妙な気分だ。まるで俺自身がデータを送るのを拒んでいるように・・・・・・・・・」
送信を保留にするとショックウェーブは、自室の隠しエレベーターに乗って下降していく。
「だが、要は倒せばすべて済むこと。『タイムブリッジ』、『ダイノベース』も後は重要部分を組み込めば完成する。俺自身で仕上げればよいのだ・・・・・。」
ショックウェーブの目が赤く発光する。
「その前に、シグマ様に反抗する愚かなムシケラ共をここで始末してくれるわ。」
次回予告
ゼロだ。
作者の奴、やっとこの作品の連載を再開しやがった。
エックス主役の作品も近いうちに再開するようだから連載が続くかわからないがメンタルが豆腐よりも脆い作者だ。大目に見てやってくれ。
さて、次回と行くが俺とアイリス、グリムロックの三人でカウンターハンター基地に乗り込んだが敵の方も本気で俺たちを潰す気のようだ。
ショックウェーブの奴から捕まったって言うレミリアを助けたいところだが・・・・・・・
あんまり話すとネタバレになるからここまでだ。
次回、「カウンターハンターを倒せ!!(仮)」
目の前に敵が現れたのなら、叩き斬るまでだ!!
本作の連載再開について
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