ニセコイ 〜転生者の軌跡〜   作:猫の休日

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お待たせしました、猫の休日です。
遅れたのは、普通にリアルが忙しかったからです。
ごめんなさい。

タグにもありますが、これからは基本的に不定期更新になっていくと思います。できるだけ1週間に1話更新するようにしますが、ご了承ください。

さて皆さん。やっとですよ。やっと例のあの人が出てきました。
いやーここまで長かった。本当に。
もう私ですら書いてて「あれ? これヒロイン鶫だっけ?」と思ってました(笑

お気に入り登録ありがとうごさいます!
いつのまにか1000人突破して1137人! 思わず2度見してしまいました(笑
本当にありがとうございます!

それでは、どぞ。


第7話

俺と鶫が転校してきて今日で3日目。今俺たちはお嬢の友人である小野寺と宮本に改めて自己紹介をしていた。

 

「ーーそれでは、改めまして自己紹介を。鶫誠志郎です。名前は男のようですが、正真正銘女です」

「弥柳優です。以後お見知りおきを」

「お二人はお嬢のご友人だと聞きました。日頃お世話になっているにも関わらず、ご挨拶が遅れて申し訳ございません」

「私からも、申し訳ございません」

「いえいえそんな…! でもびっくりしたよー。私も鶫さんのこと男の子だと思ってたから…」

「そうなの? 私はわかってたけど」

「そーなの!?」

 

そんな二人の会話を微笑ましいものを見る目で眺めていると、教室の前の扉が開き、舞子集が教室に入ってきた。

 

「おはよー桐崎さん!! 今日もかわいいねー!」

 

その言葉を聞いた瞬間、鶫がどこからともなく銃を取り出すと舞子の頬に突きつけた。

 

「何だ貴様は、お嬢に向かって馴れ馴れしい……!!」

「こらこらこらこら〜!! その人も一応友人だから!」

「……一応なんですね」

「……………友人よ」

「その間は一体……」

「弥柳優くん……だよね?」

 

俺がお嬢にツッコンでいると、小野寺が話しかけてきた。

 

「はい、合ってますよ」

「あ、良かった〜。………弥柳君は、女の子じゃないよ…ね?」

 

その問に思わず苦笑を浮かべる。

 

「違いますよ、普通に男ですから」

「そ、そうだよね。ごめんね? 変なこと聞いて」

「いえ、構いませんよ。鶫の後だとそう思われても仕方がないですから」

「全く……見たら分かるでしょ」

「る、るりちゃん……」

「えっと……」

 

本当は名前を知っているが、確か直接名乗られたことはないはずなので、知らないふりをする。

 

「宮本よ。宮本るり。よろしくね」

「あ! 私は小野寺小咲! よろしくね、弥柳君!」

「宮本さんと小野寺さんですね、よろしくお願いいたします」

 

そう言うやいなや、深々と頭を下げる。

 

「ちょっ、そんなにかしこまらなくてもいいよ!」

「そうね。歳も同じなんだし、敬語じゃなくてもいいわよ」

「いえ、お嬢のご友人ですので。………これからもお嬢のこと、よろしくお願いします」

 

「当たり前だよ! 千棘ちゃんとは友達だから!」

「そうね。別に私たちが友達になりたいから友達になったのだし、お願いされるまでもないわ」

 

……本当にこの人たちは、良い人たちだ。

 

「ありがとうごさいます」

「弥柳君もだよ…?」

「……?」

 

言われた意味が分からず、首をかしげる。

 

「弥柳君も、もう私たちの友達だよ?」

「そうね。今改めて自己紹介したばかりだけれど、少なくとも私たちはあなたのことを友達だと思っているわ。だから、敬語はやめて欲しいのだけど……」

 

ニコニコニコニコ。

じっーーー………………。

 

「ぜ、善処します……」

「……ま、今はそれでいいわ」

 

「と、ところで、宮本さんはどうやら鶫が女の子だと気がついていたみたいですが……」

「あ、そうだよるりちゃん! どうして気づいたの?」

「どうしてって……見たら分かるでしょ」

「わかんないよ!」

「俺も普通は分からないと思いますが……。そういえは宮本さんの他に、先生と……あちらの眼鏡をかけた、鶫に銃を突きつけられている方も、鶫が女の子だと気づいてましたね」

「えっ、そうなの!?」

「はい。そのようでした」

 

? 何だ? 小野寺が何か考え事を始めた。

 

「……るりちゃん」

「何かしら?」

「……そのめがねちょっと借りてもいい?」

「は? 何で?」

「いや…なんとなく…」

 

あー、確かに鶫が女の子だと気づいた人はみんなメガネかけてるわ。

 

「小野寺さん、分かりますよその気持ち」

「だよね!?」

「はい。鶫が女の子だと気づいたのはみんなメガネをかけてるい方ばかりですしね、何かメガネに秘密があるのかと……」

「そんなものはないわよ……」

 

物凄く呆れられた。

「それは兎も角……鶫さん、女の子にすごい囲まれてるわよ」

 

宮本の言葉に後ろを振り替えって見てみれば、確かにクラスの女子に囲まれて色々と質問されていた。

 

あ、鶫と目があった。

鶫が目で語りかけてくる。

 

(優……! 助けてくれ!)

(……無理だな)

(な、何故だ!?)

(いや、俺にその空間に入り込んでいけと? 無茶言うな)

 

何てアイコンタクトで話していると、鶫の周りの女の子が鶫の視線を追って俺を視界にいれた。

………嫌な予感が。

 

「えー何々!? 何で弥柳君と見つめあってるの!? もしかして彼氏だったり!?」

 

一人の女子のその台詞に、一気に場の空気が盛り上がる。

 

「「「きゃーーーーー!!!」」」

「ち、違います!! 優とはそんな関係ではありません! ただ、ちょっと目で会話していただけですので!」

 

鶫……それはいっちゃダメなやつ。

 

「目で会話!? すご〜いそんなことできるんだ!」

「二人ってそんなに仲が良いの!?」

「信頼しあってる……みたいな?」

「「「きゃーーーー!!!」」」

 

もう何でも良いのな…。

 

「いえ、別に信頼してるとかそう言うのはあんまりなくて、ただ付き合いが長いというか……」

「どのくらい?」

「9、9年ぐらい……?」

「9年!? それって幼馴染みってこと!?」

「あ〜美男美女の二人の幼馴染み」

 

何か語り出したんだけど。そして周りがそれに合わせてまた語り出す。

 

「二人はとても仲が良く、何時もどこでも一緒だった」

「しかしそんな二人はあまりの仲の良さに、自分の気持ちに気がつかない!」

「そして9年目にして自覚し始めた恋心!」

「この気持ちを伝えたい! でも伝えたら、これまでの関係が壊れてしまうのではないかという不安!」

「「「そんな、関係! きゃーーーー!!!」」」

 

「ないから」

 

…思わずツッコンでしまった。

というか、妄想力すごいな。あと、何でも恋愛に繋げるな。

 

「ゆ、優……! 助けてくれー!!」

 

涙目で助けを求める鶫。

そのさまに思わず苦笑しつつ。

 

「小野寺さん、宮本さん。ちょっと行ってきますね」

「う、うん。行ってらっしゃい」

「あなたも大変ね……」

 

ーーーと、そんな感じで、日常は過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

「クロード様」

「来たか…… 」

 

時は放課後。俺は今ビーハイブの屋敷でクロードに呼び出されていた。鶫? 鶫は一条楽と二人で飼育係のエサを買いにいっている。

 

「何の御用でしょう」

「いやなに、もう少しで林間学校があるだろう?」

「はい、ありますが……」

「ドラゴンヘッドの残党に動きがある」

 

ピクリと指か反応し、目が鋭くなる。

 

「確かな情報で…?」

「いや、あまり情報が漏れてこないため、あくまで可能性の話だか、十分に注意してくれ」

「そうですか」

「ああ……。だか逆にここまで情報が漏れてこないとなると………」

「可能性は高い…と?」

「ああ。もしそうなら、狙いはお嬢か……お前だ」

「そう…でしょうね」

 

ドラゴンヘッド。とある国のかなり大きなギャング組織。かつて俺が壊滅させたが、残党を狩り尽くすことが出来なかった組織だ。

 

「もしやつらが来た場合、出来る限り捕獲してくれ。もしお嬢に手を出すようなら、殺しても構わん」

「畏まりました。鶫はこの事を?」

「知らん。伝えるかどうかはお前に一任する。お前の腕なら一人でも事足りるだろうから、鶫には普段通りにしてもらっていても構わん」

「了解です」

「話は以上だ」

「はい、それでは失礼いたします」

 

クロードの部屋を出て、自室へ向かう。

ドラゴンヘッドか……。どうしたものか。

そんなことを考えていると、ドアがノックされた。

 

「はい」

「優……入ってもいいか?」

「ああ、いいぞ」

 

そう言うと、鶫が恐る恐る部屋に入ってくる。

 

「どうした?」

「その、少し聞きたいことがあってだな…」

 

聞きたいこと? ……ドラゴンヘッドのことか?

 

「その、今日出掛けてから少し体の様子がおかしくて……ある条件下のみ体に変調が現れるという今までにない経験のもので……」

 

………ん?

 

「……具体的には?」

「特定の人物の前でのみ動悸が激しくなって、胸も苦しくなって顔も熱くなり、その人物の前では会話もまともにできない有り様で……」

「…………」

 

あー……それってあれだ。"恋"だな。原作通り一条楽に恋しちゃたかー。

 

「……聞いたこともない症状だな。クロード様やお嬢、小野寺さんや宮本さんに聞いてみてはどうだ?」

「……む、そうしてみる。世話になった」

「ああ」

 

それだけ言うと、鶫は部屋を出ていった。

 

……うん。鶫にはドラゴンヘッドのことは言わないでおこう。何やら病気にかかってるみたいだし(棒

それにもしかしたらあの時みたいに本気でキレるかもしれない。あの姿は、あんまり人に見られない方がいいだろう。

転校してきてばかりなのに、もしかしたら学校にいれなくなるかも知らないからな。

 

俺はふぅと小さく息を吐くと、林間学校へ向けての準備と、武器の準備を始めた。

 

 




さてさて、皆さんドラゴンヘッドとかいう中二病感丸出しの組織が出てきましたね。壊滅してますけど。

はい、と言うわけで、次回からは林間学校編になるのですが、原作……崩壊まではしないと思いますが、まぁ事件がおきますので、お楽しみに!

えっと……報告というか何と言うかですが、ちょっと他のSSも書いてみようかな……と思います。
今日か明日にでも活動報告でアンケート…は取らないかもですけど、何のSSを書こうと思っているのか、その候補と簡単な設定を書いて活動報告に載せるつもりなので、また時間があるときにでも覗いて、意見などをいただければありがたいです。

それではこのあたりで。
ではでは。

ーー追記ーー

活動報告にて、新作SSについての設定を上げました。
詳しくは活動報告を見ていただくとして、アンケート(?)もしているので、お時間あるかたはぜひぜひお越しください。よろしくです。
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