HALO〜人工知能は恐ろしい〜   作:日向@Neru

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なかなか続けられない。だが絶対に完結させて見せる!どうぞお楽しみにしてください。



明日はあるか

~ヘイロー起動室前~

 

美咲『くそっ!怯んでないか!』

 

私は京部美咲。追いかけてきたアイツら[ブルート族]に自慢の銃で乱射したが、耐えられた。

 

美咲『しょうがないわね!アプール!』

 

アプールとはフリーザ軍の兵士で、映画のエイリアンみたいな頭の形した異星人。今回は私率いるヘイロー停止隊に入り、私達の行動をサポートしている。

 

アプール『へい、何でしょう。』

 

美咲『貴方の仲間と隊員をお願い。私は二人の兵士を連れて起動室を壊して来る。』

 

アプール『わ、分かりました。気をつけて!』

 

美咲『分かった。』

 

私はアプールに団体の指揮を頼み、二人の兵士を連れて起動室の破壊に向かう。

 

 ――――――――――――

~ヘイロー内部出入口~

その周辺にて

 

凱『何?本条が死んだ?嘘だろ?』

 

俺は佐鳥 凱だ。今かなり驚いる。

何故かってあの無敵の本条が死んだと聞いたからだ。あの事件では死なずに一緒に頑張っていたのに…

 

凱『何で死んだんだ?』

 

トーマ『ヘイローの内部にある底無し空洞に落ちて死んだと生き残りの兵士が言っていた。』

 

凱『そ、そうなのか…』

 

トーマ『残念だが、死んだんだ。でも取り乱すなよ。お前達のいる場所は本条が言っていた様に基地にするには最適な所だぞ。』

 

凱『お、おう』

 

こうして俺はトーマとの通信を切った。

 

一夏『誰だったんだ?』

 

俺『トーマって言ってバーダックチームの一員なんだ、バーダックとは無二の親友であって、荒々しいリーダーのバーダックとは逆に落ち着いた性格なことから、チーム内ではサブリーダーとなっているんだ。風貌は面長だが比較的男前で、長い後ろ髪を束ねているんだよ。被弾した者が燃え上がるエネルギー波を使うらしい。』

 

一夏『そ、そうなのか』

 

凱『まぁ悪いやつじゃないから安心して』

 

嘉田那『凱が安心してって言うならそれに従う』

 

凱『従うって…』

 

俺は苦笑いを浮かべるしかなかった

 

凱『で、そいつから今いるところが翔ちゃんに基地に良いって言われたらしい』

 

嘉田那『じゃあ汚いから掃除する?』

 

凱『そうだな』

 

俺達は出入口周辺の掃除をし始めた。すると上空から宇宙船がやって来た。

 

凱『な、何だ?』

 

俺達は警戒しながら宇宙船を見る。すると中からコブナントと言われる連中の部族が現れた。

 

凱『ゴブナントの奴だ!皆んな!戦闘準備!!』

 

チェリボリ・ティーパーティ『応!!』

 

ブルート族1『リーダー!あのカスどもがいまっせ!』

 

?『ほれ、一丁アイツらに武力のプレゼントをしようかの!』

 

凱『な、なんだ!?』

 

?『良いか!人間共!光栄に思うがいい!タルタロスの兄であるこのカゲタロス様が制裁を下すのだからな!』

 

すると背中から杖を出し、超高速で放ってきた。俺は大丈夫だったが、仲間が怪我を負ってしまった。

 

凱『なんて威力だ…

皆んな!大丈夫か!?』

 

一夏『だ、大丈夫だ』

 

嘉田那『私も怪我はない』

 

小太郎『俺はちょっと離脱だな』

 

凱『そっか…なら二人はコタを守ってくれ!俺がこいつと戦う』

 

一夏『無茶だ!

お前だけでやって死んだらどうするんだ!

お前の彼女はどうすればいいんだよ!!』

 

凱『そん時はよろしくな』

 

ガゲタロス『主の居ない団体の為に頑張るのか?辞めとけ。大人しくこっちに寝返れ。』

 

するとそこで聞いていた俺のチームは動揺し始めた。

 

一夏『え!?本条がいない!?』

 

嘉田那『なんで…』

 

ガゲタロス『それはオデノ兄:タルタロスが底の無い空洞に落ちたからだ。サイヤ人を庇って。』

 

小太郎『マジか』

 

一夏『本条が…』

 

嘉田那『凱が言おうとしたことって』

 

凱『実はそうなんだ、前に通信で本条が死んだって聞いて…』

 

ガゲタロス『流石に動揺が隠せないようだな。今ならこっちに寝返ることが出来るぜ。どうする?しなけりゃ殺すが。』

 

小太郎『本条は死んでも』

 

一夏『俺たちの心に居続ける』

 

嘉田那『私たちは』

 

凱『その心を糧にして』

 

嘉田那『貴方達を殺す!!』

 

ガゲタロス『チッ!駄目か。なら…』

 

そう言いながら、奴は持ってる杖で攻撃範囲を最大にして俺達に向けた。すると杖は今まで出したエネルギー弾よりも最大の力を出そうとした。そして、

 

ガゲタロス『死ね!』

 

と言ってエネルギー弾を放った。

 

凱『駄目だ!皆!耐える体制を!』

 

と言ったが既に遅し。死を覚悟した時!

 

?『死を覚悟するとは、バカもんだ!』

 

と声が聞こえたのと同時に一人の人間が俺の前に出た。そして最大のエネルギー弾を弾き飛ばしたのである。頭に赤い鉢巻きをしている。

 

凱『だ、誰だ!?』

 

?『ん?俺か?まぁ説明は後だ。今は、』

 

謎の男がそう言うと一瞬で奴はの前に移動し、奴の持ってる杖を粉々に壊した。

 

?『お前を倒す!』

 

奴は驚いて居るが、焦りはしない。

 

ガゲタロス『!!!…いくら杖をこ、壊せたってオデノ実力には敵うまい!オラぁぁ!?』

 

奴は謎の男に自慢の体当たりしようとするが当たらない。俺達は唖然とする。

 

一夏『つ、強い!』

 

凱『本当に誰なんだ?

俺も手伝うか?』

 

すると謎の男は拒否した。

 

?『ありがとな。でもその必要は無い。何故なら“伝説”が有るからな。』

 

凱『で、伝説?』

 

?『あぁ、伝説だ。こんなクズに使うところ無いんだが見せてやらぁ。』

 

すると謎の男はパワーをため始めた。すると瞬く間に金色に光だしたのだ。

 

凱『こ、これは!?』

 

一夏『なんだ!?眩しい!!』

 

輝きだす謎の男に俺のチームの一員:小太郎が叫びだす。

 

小太郎『これは!!!?まさか!』

 

凱『レジェンダリーウェポンだと!?』

 

一夏『違うだろ!スーパーサイヤ人だよ!!』

 

嘉田那『へ?』

 

そう言う会話を伝説になった謎の男が聞いていた。

 

?『ほう、知ってるんだな。』

 

一夏『そりゃ向こうで見てたからな!』

 

?『向こうで見てたとは何だ?まぁ取り敢えず。』

 

謎の男はまた言い途中で突進してくる奴を片手で止め、びくりともさせない。

 

ガゲタロス『くっ!チッ!クソ!』

 

?『お前の力はそんなもんか。クズだなぁ。』

 

嘉田那『つ、強い』

 

ガゲタロス『き、貴様は一体何者だ?』

 

?『俺か?俺の名は…バーダック。只のサイヤ人だ。』

 

凱『バーダックって本条と一緒にいた…』

 

嘉田那『なんでここに?』

 

小太郎『バーダックって…』

 

一夏『頑張ってくれ!』

 

ガゲタロス『な、サイヤ人だとぉ!?まさか!団体の主と落ちたはず!』

 

バーダック『ならばこれは現実だ。』

 

そう言ってバーダックと言う名のサイヤ人は気迫だけで相手を飛ばした。

 

凱『気迫だけって…』

 

バーダック『ならばこれは現実だ。』

 

そう言ってバーダックと言う名のサイヤ人は気迫だけで相手を飛ばした。

 

凱『こんなのってって…』

 

ガゲタロス『あ、ありかよグハ!』

 

奴はもう瀕死状態だ。

 

バーダック『始末する前に聞くことがある。コブナントの本部は何処に居る。』

 

ガゲタロス『ぐっ、た、大祭司様は人間との戦いに決着をつけるため、約30億の軍隊で地球に向かったぞ。』

 

凱『30億!?』

 

一夏『どんだけ多いんだよ』

 

ガゲタロス『貴様らはなにも出来ず、団体の主の思い出の場が壊れるのを待っていろ!ハハハハハ!』

 

バーダック『そうか。じゃあ死ね!』

 

バーダックは奴を一撃で息の根を止めた。

 

バーダック『クズが。』

 

一夏『ど、どうするんだ?』

 

嘉田那『それは…』

 

凱『俺たちが協力してやるしかねぇだろ!』

 

バーダック『そうだな、凱。急いで地球統一政府宇宙船に戻れ。俺は他のサイヤ人達を連れて地球に降り立つ。』

 

凱『!?お前達も手伝ってくれるのか?』

 

バーダック『いや違う。お前らは“地球統一政府宇宙船”に戻れ。俺は他のサイヤ人達を連れて“地球”に降り立つ。』

 

凱『?』

 

バーダック『つまり深い内容が違うってことだ。分かったか。』

 

凱『わ、分かった』

 

バーダック『地球統一政府宇宙船にはターレス達が居る。そいつらの援護に行け。』

 

凱『了解!お前らもいいな!』

 

小太郎『おう!任せたれ』

 

嘉田那『了解』

 

こうしてバーダックのおかげで危機を脱し、宇宙船に乗って急いで指定された場所に向かうのであった。

 

バーダック『間に合えば良いが。』

 

 ――――――――――――

~ヘイロー内部起動室~

ー10分後ー

 

私は無事、ヘイロー起動室に着いた。

 

隊員1『凄い道のりでしたね。』

 

美咲『短い時間で終えられたのがよかったけど。』

 

そう、私達が通って来た道はとてもじゃないけど難関で、危うく死ぬ所だった。

 

隊員2『でもよかったじゃないですか。どうやらブルート族も来れてないらしいし。』

 

美咲『そうわね。さっ!起動装置を壊すわよ!』

 

そう言い、武器を構えて攻撃しようとした時。

 

タルタロス『壊させてたまるか!』

 

そう叫んで現れたのはやっぱりブルート[アイツ]だった。

 

美咲『うざい連中だわ。いい加減消えてよ!』

 

タルタロス『へへ、俺はお前を殺すまで消えねぇぞ!』

 

隊員1『(うわっ!きもちわりぃ!やだオメェ!)』

 

アイツが気持ち悪い発言したが、脅威になることには変わらず、私達は攻撃体制をとる。

 

タルタロス『へへ、そんな生半可な体制じゃあ防げないぜ。』

 

アイツがそう言うと、一人の隊員に向けて杖のエネルギー波を発射。すると一人の隊員はそのまま後ろへ吹っ飛び、起動機械にぶつかって気絶した。

 

美咲『なんていう道具なの?あれほどの威力が出せるなんて!』

 

隊員2『そ、それよりも美咲殿。相手が。』

 

美咲『何!』

 

隊員に言われ、私は振り返った。すると私の方向へ向けて走ってきたのだ。杖をつきだして。

 

タルタロス『これで死にやがれ!人間!』

 

美咲『し、しまった!』

 

私は反応が遅くその上もうだめだと悟り、死ぬ覚悟をした。すると!

 

?『バッキャロー!諦めんじゃねーよ!美咲!』

 

美咲『え?』

 

私に向かって声が聞こえたのと共にアイツを蹴り飛ばして攻撃をする影が見えた。よくよく見ればあの人が助けに来てくれたのだ!




へい、私はアプール。フリーザ軍の兵士だ。どうやら引率する美咲殿に助けの手が出たらしい。

次回のHALO~人工知能は恐ろしい~は第十五話~状況逆転~。見ないとフリーザ様に言いつけますよ?

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