東方夢眠想   作:エステリーゼ

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壱話 巫女と魔法使いと守り人と

 

 

 

幻想郷……………

 

例年より遅い春を迎えていた………

 

 

博麗神社に住む巫女、博麗霊夢は

春雪異変の主犯者である幽々子を倒し、

 

魔理沙と共に花見を満喫していた

 

 

「…………かくて世もこともなし、か………ま、苦労はしたかいがあったってもんだな」

 

「……はぁ……」

 

「?」

 

「だから嫌なのよねー……」

 

「?」

 

「異変解決ってなると、すぐ妖怪どもが集まってきて宴会になるんだから」

 

「楽しいからいいだろ」

 

「主犯も来てるし……」

 

 

 

近くには幽々子と

立派な魚料理を持った妖夢の姿があった

 

 

 

「まぁまぁ、お詫びの印にね」

 

「酒肴もお持ちしました」

 

「おお!」

 

「はぁ………参拝客は逃げるわー……しかもこれ後片付け全部私でしょ?………だから異変解決って嫌なのよねー」

 

「ちょっと待て!!お前まさかそんなつまんない理由で!」

 

「げっ」

 

「おい霊夢、私に言わなきゃいけない事があるよな?」

 

「………………はぁ…………

魔理沙の言う通り異変でしたーw私が悪かったわーwごめんなさいねーwww」

 

「心がこもってないんだよー!」

 

「何よ………………ん?ねぇ魔理沙、あっちに何かあるわよ」

 

「話を変えんな!」

 

「いいから見てみなさい!」

 

「たく、どれどれ……………本当だ」

 

 

霊夢の指差した方向を見ると、誰かが倒れていた。

綺麗なすみれ色の長い髪に桔梗の髪飾りを着け、レースのついた薄い桃色のブラウスにローズカラーのロングスカート、白いブーツを履いた、女の人が倒れていた。

 

 

「…………人間、か?」

 

「妖怪ではないわね………しかもよく見たら傷だらけじゃない」

 

「どうする?霊夢?」

 

「起こすわよ。何でここに倒れてるか聞かなきゃならないし………………異変が原因じゃなきゃいいけど」

 

「じゃ、起こすぜ………………おーい、大丈夫か?」

 

『………………ぅ………ここ、は………』

 

「おっ、気がついたみたいだな。」

 

「あんた、ここで倒れてたのよ。何で倒れてたか教えてくれる?」

 

『……ここは、どこ?私は………誰?………………思い出せない………』

 

「「………え?」」

 

 

倒れてた理由を聞くが、返ってきたのは意外な言葉だった。

 

 

「………なぁ、もしかして………記憶……喪失………か?」

 

「………あなた、名前はわかる?」

 

『………名前………私の名前は………ハーティエル………』

 

「ハーティエルか………あ、あたしは霧雨魔理沙。で、こっちのがめついてそうなのが霊夢」

 

「がめついてそうなって何よ!私は博麗霊夢。博麗の巫女って言われてるわよ」

 

『霊夢さん、魔理沙さん………あの、ここはどこなのでしょうか?』

 

「ここは幻想郷よ」

 

『幻想郷………』

 

「で、ハーティエル………ハーティエルはどこから来たんだ?幻想郷では見ないし………」

 

『………わからない………』

 

「うーん………困ったわね………」

 

「お困りのようね、霊夢」

 

「げっ………この声は………」

 

 

空間が避けた所から、境界を操る程度の能力を持つすきま妖怪・八雲紫が現れた

 

 

「うふふ、そんな嫌そうな声出さないで?私と霊夢の仲じゃない………うふふ」

 

「誤解招くようなこと言うな!何であんたがここに来てるのよ、すきま妖怪!」

 

「………知り合いか?霊夢」

 

「全然」

 

「連れないわねぇ…………貴女達の疑問に答えてあげられるのに………」

 

「疑問?」

 

「貴女達、彼女の事、知りたがってたじゃない………私は知ってるわよ」

 

「それを早く言いなさいよ!ハーティエルは何者なの?」

 

「ハーティエルは………光を操る程度の能力を持つ結界の守り人よ」

 

「結界の………」

 

「守り人……?」

 

「そう、幻想郷と現実世界の結界の守り人………彼女は2つの世界の結界を悪しき力から1人で守ってきたの……何百年と、ね」

 

『………私、が………?』

 

「………でも、記憶を失ってるぜ?」

 

「何かトラブルがあったみたい………それが原因かもしれないわね………ねぇ、霊夢?」

 

「な、何よ……(嫌な予感が)」

 

「貴女と魔理沙とで彼女の記憶を取り戻してあげたらどうかしら?」

 

「な、何でよ…………(やっぱり!)」

 

「彼女が今まで守ってきてくれたから、幻想郷は無事なのよ?このまま放っておくと……………」

 

「わかったわよ…………(はぁ…厄日だわ)」

 

「…異変解決が巫女の仕事でしょ?」

 

「………あはは……霊夢、あたしも手伝うからさ、元気だせ!」

 

「他人事だと思って………」

 

『あの、すみません……』

 

「気にしないで、………で、すきま妖怪さん?手がかりはあるの………って、逃げやがったな………あいつ~!」

 

「とりあえず、紅魔館に行ってみるか。パチュリー辺りに話聞いてみようぜ?」

 

「そうね、………ハーティエル行くわよ」

 

『あ、はい!』

 

 

 

霊夢と魔理沙は、ハーティエルの記憶を取り戻すため………手がかりを探すことになった。

まずは、紅魔館にいるパチュリーに会いに行くことにした

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