霊夢は魔理沙とレミリア、フラン、ハーティエルを連れて永遠亭を目指していた。
現在、竹林のとある場所……
「…………で、あたしは春雪異変を解決したってわけだ。」
「殆ど私が解決してるんだけどね」
「…う、うるさいな!あたしだって活躍したぜ?霊夢、お前はいつも美味しいとこばかり持っていきやがって!」
『あ、あはは……』
「霊夢は異変解決の専門家だから心配しなくても大丈夫よ」
「うん、お姉さまの言う通りだよ」
『凄いんですね、お2人は』
「まぁね」
「だろ?」
ハーティエルは霊夢達をすごいと言った。
霊夢と魔理沙は、当然とばかり返事をした。
「…………そろそろ竹林の奥よ」
「…………あっ、見えてきた。あれが永遠亭だ。永琳ってやつに診察してもらおうぜ」
『はい!』
竹林の奥に辿り着き、
永遠亭の中へと入った。
「入るわよ(ガチャ)」
『あ、あの~声かける前に入ってますよ?』
「知らないのか?ハーティエル。ドアは入るためにあるんだぜ?」
「あら、霊夢…………と誰?」
銀色の長い髪をお下げにし、赤と青のコントラストの服を着た女性・八意永琳が現れた。
『初めまして、ハーティエルと言います』
「この子、ハーティエルは記憶を失ってるの。一応、診察してくれない?」
「記憶喪失?なら、頭部に異常がないか調べてみましょう。念のため健康診断も済ませましょ…………こっちに来てくれる?」
「じゃ、私達は外にいるね。お姉さま、行こう!」
「そうね。フラン」
霊夢達はハーティエルを永琳に預け、
一度外に出た。
永琳side
「それじゃあ、診察するわね。えーと、頭部は…………傷や打撲は見られないわね。」
『はい……頭は痛くありません』
「次は血液検査してみるわ。腕を出して?」
『はい』←左腕を出す
「…………えーと……特に異常は無いみたいね」
『そうなんですか?』
「じゃ、最後……あなたが覚えていることすべて、話してくれる?」
『は、はい…………実は、霊夢さん達と出会う前はこことは別の世界にいたんです。そこで私は…………何かを…………』
「?どうしたの?しっかりして!」
『…………すみません、何か、思い出せそうなんですが……頭が割れるように痛くなって』
「…………精神性記憶喪失のようね。霊夢達を呼んでくるわ。貴女は少し、休んでて」
『は、はい……』
永琳side END
霊夢side
「ハーティエル、異常ないといいね」
「そうね」
「……あら、貴女達どうしたの?」
「なんだ、鈴仙か」
「なんだとは何よ!私で悪かったわね!」
「いや、誰もそこまで言ってないぜ?」
「はぁ…………ん?」
「どうしたの?…………何、この黒い霧は」
突然、竹林全体に黒い霧が覆われた。
「…………レミリア、あんたじゃないでしょうね」
「ここで異変起こしたら貴女が気づくんじゃないの?私じゃないわよ」
「お姉さまは何もしてないよ?」
「じゃあ…………」
「あたしよ」
霧の奥から紫の髪をサイドテールにし、黒いキャミソールに紫のプリーツスカート、黒いショートブーツを履いた女の子が現れた。
「あんた誰?」
「ここにかけらあるでしょ?それを取りに来たの」
「質問に質問で答えるな!あんたは何者?」
「うっさいなぁ…………ここで消えるあんたらに名乗る名なんてないわよ!」
「!!………危ないじゃないのよ!」
「やるしかないって訳か、行くぜ霊夢!」
「私も協力するわ!ここで暴れられても困るし、師匠に怒られるから」
「私達も行くわよ、フラン!」
「うん、お姉さま…………クランベリートラップ!」
「スピア・ザ・グングニル!」
「へぇ…………やるじゃない。シャドウクロウ!」
「マスター……スパーク!」
「夢想封印!」
「…………く、少しはやるじゃない。」
「はぁ…で、あんたは何者?」
「あたしは影の魔女、シャルル・ファンタズマ。偉大なる闇の帝王、ネーゲルズ様に仕える三従士の1人よ。今は魔王様は封印されてるけど、あたし達がかけらを集めて封印を解くんだから!(シュン!)」←消えた
影の魔女、シャルルは姿を消した。
「…………何だったんだ?あいつ」
「さぁ?」
「かけらがどうとか言ってたわよね」
「闇の帝王とか、かけらとか…………異変ね」
「恐らく、ハーティエルにも関係してくるんじゃないかな?」
「…………ありうるわね」
霊夢side END
「色々と検査したんだけど、特に異常が見られないわ。至って健康よ…………精神性記憶喪失かもしれないわね」
「精神的に何かあったのかもしれないってことよね?」
「ええ、でもさすがにそこまで詳しくはわからなかったけど…………ところで、外が騒がしかったみたいだけど?」
「実は………………………………
……………………というわけなの」
「なるほど、かけらねぇ………もしかしてこれじゃないかしら?」
永琳は戸棚から虹色に光るかけらを取り出した。
「綺麗……」
「売ったら高くつくわ、確実に………」
「霊夢、なに考えてんだ」
「あの女の言い分によるとこのかけらに闇の帝王が封印されてるのよね」
『!!こ、これ、は…………!!』
「ハーティエル!?どうしたの?しっかりして!」
「…………無理に思い出さなくても良いのよ。精神的なものだから、無理に思い出そうとすると貴女の体が持たないわ」
『…………守らなきゃ……』
「え?」
『守らなきゃ、この世界………幻想郷を……』
「ハーティエル、あなた、思い出したの?」
『…………だめ、思い出せない……この世界を守らなきゃとは思い出せたのに…………』
「それだけでも一歩前進したわ。…………かけらが彼女の記憶を取り戻す可能性があるわね」
「じゃあ、他のかけらを探せば思い出すかもしれないわね」
「じゃ、他のかけらを探しに行こうぜ?」
「…………そうね、今は手がかりがそれしかわからないものね」
「他のかけらはどこにあるのかな?」
「かけらかはわからないけど、姫様が流れ星をみられたみたいなの。たしか…………守矢神社付近だったはず」
「守矢神社ね…………早苗辺りに聞いてみるわ」
霊夢達はかけら集めのため、守矢神社へと目指した。