【迷宮キングダム】迷宮少女リリカルなのは【なのはシリーズ】 第4話勲章授与投票受付中 作:龍委員長
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はやて:
というわけで、皆で
ヴィヴィオ、アインハルト、イクスヴェリア、ヴィクトーリア:
わ~
ちょっと待てぇ~い! なぜ王たる我がこのような場に付き合わねばならんのだ!
はやて:(シナを作りながら)
え~、ウチ、王様と遊びたい~
ディアーチェ:
くねるな気色悪い! 遊びなら付き合ってやる! 空中戦という遊びにな!
ヴィヴィオ:
まぁまぁ、ディアーチェ。たまには良いじゃない。
はやて:
それにな、この様子いろんな次元に配信予定なんよ。メディア関係者に異世界文化の紹介番組作りたい~言われてな。
ディアーチェ:
それに付き合って我に何のメリットがある?
はやて:
エルトリアの開拓、順調なんやろ?
ディアーチェ:
まぁな。我らの手にかかればそう手こずる事など有りはせんわ。
はやて:
やったら、次は観光資源が欲しいよな?
ディアーチェ:
・・・それで貴様の故郷の遊戯では意味が無いではないか、子鴉。
はやて:
いやいや、ここは王様の王たる器を知らしめてそのカリスマで人を呼ぼうっちゅう魂胆なんよ。自然豊かなだけやと観光客はなかなか増えんからな。人材も1つの観光資源になるんよ? 王様みたいなカリスマの固まりやったらなおさらやろ。
ディアーチェ:
我のカリスマが漏れ出てしまっておるのは否定せんが・・・
はやて:
おやぁ? 王様ともあろうお人が、ご自分のカリスマが人を惹きつけるかどうか不安なん? 残念やなぁ。
ディアーチェ:
っ! ほざいたな子鴉! 良かろう、この
はやて:
ほい。王様の快い了承も得られたところでさっそく始めていこうか。
ヴィヴィオ:
(こころよ・・・い?)
所で八神指令、何をして遊ぶんですか? 筆記用具だけ持って来いって言われてるんですが?
はやて:
はいはい。今回はコレをして遊ぶんよ。
アインハルト:
めいきゅう、きんぐだむ・・・
はやて:
そう、「シニカルポップ ダンジョンシアター 迷宮キングダム」
紙とサイコロを使って物語を作っていく、RPGと呼ばれるジャンルのゲームやね。
ヴクトーリア(以下 ヴィクター):
はやて:
そや。このゲームの世界は全てが、物も空も大地も動物も植物も、あらゆるモノが迷宮化した世界、百万迷宮と呼ばれる世界で迷宮化と戦いながら国家経営もしてもらう、そんなゲームや。
イクスヴェリア(以下 イクス):
ど、どうしてそんな事に・・・
はやて:
ふむ。細かく話すと長くなるんやけど、この世界には昔、世界を完全統一しとった災厄王いう王様がおってな。
ディアーチェ:
世界統一まで果たしたものが災厄王? 随分な暴君と見えるな。
はやて:
まぁ、暴君、なんやろなぁ。彼の政に関する情報はほとんど残ってないんやけどな、彼は世界統一後、神様を召喚。神様の世界すらも自分が支配すると宣言したんや。
ヴィヴィオ:
神様相手に?!
はやて:
それがどんだけ恐れ多いか説明するまでもないやろ? 当然神様たちの怒りを買った災厄王は牢獄の呪いをかけられる。
アインハルト:
牢獄の呪い?
はやて:
かけられた相手を牢獄に閉じ込めてしまう呪いや。やけど災厄王は諦めんかった。自分を閉じ込める壁を破壊して牢の外に飛び出したんや。やけどこれがあかんかった。
牢獄の呪いは、牢獄を作って閉じ込める呪いやなくて、かけられた人物の周りを牢獄にする呪いなんよ。
イクス:
えぇと、?
ヴィクター:
つまり、壁を壊して外に出たことにより牢獄の隣に新たな牢獄が出現した、と。
はやて:
そのとおり。普通やったら絶対に逃げられん呪いに諦めるところやけど、災厄王は全く諦めんかった。出現する壁を壊し続けた。結果、
ディアーチェ:
災厄王の行くところ牢獄が出現。それを繰り返すうち辺り一面、迷宮のように細かな部屋に区切られてしまった、ということか。
はやて:
その通りや王様。やけど、1つ違うのは辺り一面やない、全世界やったんや。壁を壊しても駄目なら床や天井にも穴を開けて脱出を図った。でもその先にも迷宮が作られる。そうしてるうちに迷宮化されてない場所なんて1箇所もない世界が完成した。それが百万迷宮や。
世界中を迷宮化した王、それが災厄王なんよ。
ヴィヴィオ:
なんか、すごい世界ですね。
はやて:
まぁゲームの世界やからな。ぶっ飛んでるくらいのほうがわかりやすくてええやろ。
んで、
アインハルト:
参加者全員が味方なんですね。
はやて:
そうや、一部例外は有るけどRPGは基本的に皆で協力してシナリオをクリアしていくゲームなんよ。
うちはそのシナリオを用意してお話を進行していくゲームマスター(以下 GM)をするからみんなはランドメイカーとして国を発展して行って欲しいんや。
イクス:
あの、もしかして参加者に私たちが選べれたのって・・・
はやて:
ふふん。良くぞ気付いた。ほなイクスから順番に配信用の自己紹介を。
イクス:
ふぇっ!?
え、えぇと・・・イクスヴェリアと申します。古代ベルカ、ガリアで冥王と呼ばれていました。
はやて:
次、アインハルト。
アインハルト:
は、はい。
第17代
はやて:
はい。ほなヴィクターお願い。
ヴィクター:
雷帝流継承者、ヴィクトーリア・ダールグリュンですわ。お見知りおきを。
はやて:
で、王様。
ディアーチェ
我こそは、紫天の盟主の守護者、闇統べる王、ロード・ディアーチェである!
はやて:
ほい、最後ヴィヴィオ。空気呼んでや。
ヴィヴィオ:
空気って・・・・・・?! えぇえ・・・そういう集まりなんですか? これ?
はやて:
ほらほら、
ヴィヴィオ:
うぅ、わかりましたよぉ。
えぇと、St.ヒルデ魔法学院初等科所属、高町 ヴィヴィオ。・・・聖王のゆりかごの聖王の一応、子孫? です。
はやて:
はい。というわけで
『ドキッ! 王様だらけの迷宮探索』はじまりはじまり~。
ポロリも有るん?
ディアーチェ:
知るか! さっさと進行せんか!
はやて:
はいはい。ほなまずは王国創造からやね。
==========
王国創造
ヴィヴィオ:
王国創造?
はやて:
せや。他のRPGは大体プレイヤーの分身になるキャラクターを作るところからなんやけど、このゲームは国の発展も目的の1つやから、どんな国なんかを決めていかなアカンのよ。
アインハルト:
なるほど。どのようにすればいいのでしょうか?
はやて:
まずは、国名の決定からやね。国の名前は3つの節に分かれてるから頭か順番にダイス、サイコロを振って出目に対応した名前が国の名前になるよ。自分らで考えても
5人おるから3人が最初ダイス振って、残りの2人は気に入らんところを振りなおす言うことで。
席順で
ヴィヴィオから。
ヴィヴィオ:
はい。
・・・13です。
はやて:
超
まぁ、スーパーと読み替えてもええんかな。真ん中アインハルト。
アインハルト:
は、はい。
・・・35ですが・・・。
はやて:
魔法(マジカル)
この卓にはちょうど
イクス:
は、はい。緊張しますね。
・・・45です。
はやて:
ふむ、そうなると王国の名前はこうなる。
超 魔法(マジカル) 領
イクス:
領?! 国ではないのですか?!
はやて:
まぁ、今後の展開しだいでは百万迷宮に広大な領地を持つ列強国の属国になるかもしれんから、ナシでは無いんやけどな。
ディアーチェ:
却下だ! この王たる我が仮想とはいえ統治するのだそのような小規模であってたまるか!
はやて:
ほな、王様には“領”の部分を振りなおしてもらうとして、ヴィクターは? どっか変えたいか?
ヴィクター:
そうですわね・・・やはり“超”というのが子供じみているといいますか・・・ヴィヴィ、せっかくだけれで変えていいかしら?
ヴィヴィオ:
あ、どうぞ気にしないでください。
ヴィクター:
では、お言葉に甘えて。
・・・34ですわね。
ディアーチェ:
・・・こちらは15だ。
はやて:
新しい国名は
天階 魔法(マジカル) 合衆国
はやて:
に決まりました!
ちなみに、天階 言うんは、かつて空やったところの階層の事やね。この世界の住人は産まれた時から百万迷宮に住んでて空も海も知らんのよ。せやからはるか上層にある天界ならぬ、天階に思いをはせてそこに住む天使を信仰の対象にする場合もある。
ヴィヴィオ:
いいんじゃないですか? 合衆国て事はいくつかの国が集まってるんでしょうか?
はやて:
このあと国の環境も決めていくからその辺はおいおい決めていこうか。
真ん中は、魔法にする? マジカルにする?
イクス:
魔法合衆国より、マジカル合衆国の方が語呂は良い気がしますが・・・。
アインハルト:
はい。それでいいと思います。
はやて:
では、正式に決まりました。我らが新たな国の名はっ
天階マジカル合衆国
ですっ!
次は王国の環境やね。天階マジカル合衆国の国内や周辺がどんな環境なんかを、皆+ウチが1回ずつサイコロで決めていくよ。
またヴィヴィオからいこか。
ヴィヴィ:
はい!
8:あなたの国は、豊かな資源がある。資源決定表へ。
5:あなたの国で先頃、前王の隠し財産が発見された。1D6MGの《予算》を獲得する。
はやて:
お。最初からお金があるんは強みやね。MGはメガゴールドの略で国家予算の単位や。普通に国民が使ってるんより大きいお金を扱ってるけど、まぁお金として使えるものと思ってくれたらええよ。
1D6やからダイス1個分の出目が隠し財産の金額になる。
ヴィヴィオ:
大きい目こい・・・あぁ、1でした。
はやて:
いやいや、普通は0からスタートなんやからなかなかのアドバンテージやで。
アインハルト行こうか。
アインハルト:
はい。
9:あなたの国は、幾つかの施設がある。施設決定表へ。
5:あなたの国は、歓楽国家として知られ、他国からの客もよく出入りしている。1D6を振り、その目が1なら【賭場】、2なら【酒場】、3なら【娼館】、4なら【温泉】、5なら【闘技場】、6なら【名所】の施設を1軒獲得する。
5:闘技場
アインハルト:
はやて:
効果的には
イクス:
まぁ、使わないならアインハルトの言うとおりスポーツ振興施設ということで置いておいてもいいのでは?
次振りますね。
8:あなたの国は、豊かな資源がある。(以下略)
4:あなたの国は、先頃友誼を誓い合った同盟国がある。王国シートの既知の土地欄から、ランダムに未知の土地を1つ選ぶ。その土地に、王国を設定すること。王国名と相場表を使って、【特産物】の種類をランダムに決めること。この国との関係は、同盟となる。
はやて:
お、最初から同盟国がおるんは心強いな。
国名はさっきと同じ要領で決めようか。振り直しは無しで。
同盟国:第三中華自治国
特産品:戦争(火薬)
イクス:
なんだか物騒な国になってしまいました・・・。
はやて:
確かに特産品を決めるために単語表
特産品:戦争はあくまでも雰囲気のためのものでデータ上は特産品:火薬や・・・? やっぱり物騒やな?
ヴィクター:
自治国ということはどこかの属国なのでしょうし、そこも気になりますわね。
次にいきましてよ。
5:あなたの国は、独特の気風がある。国風決定表へ。
6:あなたの国は、神を奉じる神権国家である。【神殿】の施設1軒を獲得する。また、天階系、深階系の2つのいずれかの教義を決定する。その国のキャラクターは、レベルアップ/再訓練をしたとき、天階系なら天使、深階系なら深人カテゴリの、自分のレベル以下のモンスターが習得しているモンスタースキルを獲得することができる。
はやて:
施設獲得2つ目やね。
深階は天階の逆で、かつて海やった階層の事。やっぱり海を見た事ない人ばっかりやからな、こっちを信仰する人もおるわけやね。
で、教義はどっちにする? て訊くまでも無い気がするなぁ。
ヴィクター:
そうですわね。国名が天階なのですからやはり、天階系の信仰かと。
はやて:
そりゃそうやね。
ほな次王様。
ディアーチェ:
さて、どうなるかな。
6:あなたの国は、豊かな(以下略)
5:あなたの国で先頃、前王の隠し財産が(以下略)
3:3MG獲得。
はやて:
お金持ちの国やなぁ・・・。
最後はうちが・・・
7:あなたの国は、豊(以下略)
4:あなたの国は、先頃友誼を誓い合った同盟国がある。(以下略)
同盟国2:天階バナナ公国
特産品:バナナでええやろ?(肉)
はやて:
こんな国名になったら特産品はバナナしか有り得へんやろ(笑)
食材系の特産品ということでデータ上は肉やね。
これで国の環境は大体決まったな。
前王がしっかり財産残してくれてた、外交が上手やったんか同盟国も多い。観光誘致もできてるし、はっきりした国教もある。
かなり文化的に優れた国に見えるな。
次は国内のことやね。
まずは人口。言わずもがなランドメイカーたち5人。それに加えて初期人口の50人を加えて55人が今の人口やね。50人を超えてるから王国レベルは2や。
ヴィヴィオ:
最初からレベル2なんですか?
はやて:
初期人口が50やから、普通に作ったら絶対レベル2からなんよね。
次は国力。これは国の豊かさを分野ごとに分けたもので、生活、文化、治安、軍事の4種類。初期で全部が1ずつ。でレベルが2に上がってるから、好きな国力1点強化できるで。
※本来レベル2なので、2点上昇ですが気付かずファーストセッションを終えてしまったのでこのままとします。第2回には修正します。
アインハルト:
どれを上げましょうか?
はやて:
最初は生活がお勧めかなぁ。
イクス:
どうしてですか?
はやて:
このゲームのお金である予算MGは普通のお買い物では使わへんのやけど、冒険前に買い物をするタイミングがあるんやけど、その時に価格が生活の値以下の物を買うことができるんよ。より安全に冒険するためにはいろいろ買えるようにしとくんが
ヴィクター:(ルールブックを見ながら)
なるほど。その上、予算の繰越できる額の限界も生活の国力で決まるんですのね。上げておいていいと思いますわ。
ベルカの騎士としては軍事も捨てがたいですが。
ディアーチェ:
まぁ、そのあたりは後でも良かろう。生活を上げるぞ。
はやて:
はいはい。ほな天階マジカル合衆国の国力は、
生活2、文化1、治安1、軍事1
と。
どんどん行くで。
地理の決定。
まずはコレを見てや
1 2 3
A □ □ □
B □ □ □
C □ □ □
はやて:
これが、天階マジカル合衆国の首都たる迷宮の地図や。3×3の9個の部屋で構成されとる。
でまず中央B2に【王宮】の施設が建つ。これは固定やから仕方ないとして、さっきの環境表で出た【闘技場】と【神殿】をどこに建てる?
ちなみに施設の中にもレベルが存在するモンが有って、隣接かつ道でつながった部屋に同じ施設が建つごとに施設のレベルが上がって効果が高くなる。ただし、部屋を複数使うから他の施設が建てられんくなる。
で【闘技場】レベルが無いんやけど、【神殿】にはレベルがある。それも踏まえて位置は考えてな。
それと、部屋ごとをつなぐ道も考えて。当然通路でつながってない部屋や施設は使えへんからね。
少女相談中
ヴィヴィオ:
こうなりました。
首都
1 2 3
A □ □ □
| | |
B 神殿― 王宮 ―□
| |
C □ 闘技場―□
EXIT
はやて:
国に入ってすぐが闘技場なんやね。
アインハルト:
一応、観光の目玉ですので目立つところに。
はやて:
なるほどなるほど。
次は国の位置やな。国周辺の迷宮は6×6の36の迷宮で現されてる。
さっきの環境表で、第三中華自治国と天階バナナ公国の位置は決めてるから、マジカル合衆国の位置をダイスで決めてな。
既知の土地(国のある周辺のみ表示します)
1 2 3 4 5 6
C 首都 □ □ □ □ □
第三
D 中華 □ □ □ □ □
自治国
E □ □ □ □ □ □
天階
F □ □ □ □ □ バナナ
公国
イクス:
国の出入り口が中華自治国に塞がれてしまいました!
はやて:
あぁ、道は国の位置を決めてから決めたらよかったなぁ。えぇよ。もう1つ出入り口作って。1つの迷宮に出入り口は2つまで認められとるからな。
アインハルト:
では東側B3から出られるようにしましょう。
ヴィクター:
まぁ、西側は何もありませんし妥当ですわね。
ディアーチェ:
偶然とはいえ、観光地に同盟国民がすぐに入れるというのも理にかなった配置に見えるな。
はやて:
ほんまやね。
あとは民の声と予算の決定やね。
《民の声》は初期値は10。これはさっきも少し話したけどリソースとして消費することでゲームを有利に進めることができるんよ。やけど《民の声》というだけあってこれは宮廷、ランドメイカーたちの支持率のバロメーターでもあるから、消費しすぎると悪い事がおきるから気ぃ付けてな。
予算は普通最初は0なんやけど、前王の隠し財産のおかげで4MG有るな。
おつかれさま。これで王国創造は完了や。
ヴィヴィオ:
結構やることが多くて疲れました~。
==========
天階マジカル合衆国 王国レベル:2(卓上国家)
国王:(まだナイショ)、国教:天階系
国力
生活:2、文化:1、治安:1、軍事:1
資源
総人口:55名、民の声:10/12、予算:4MG
他国との関係
第三中華自治国:同盟:特産品「戦争(火薬)」
天階バナナ公国:同盟:特産品「バナナ(肉)」
首都MAP
1 2 3
A □ □ □
| | |
B 神殿― 王宮 ―□EXIT
| |
C □ 闘技場―□
EXIT
周辺MAP
1 2 3 4 5 6
C 首都 □ □ □ □ □
第三
D 中華 □ □ □ □ □
自治国
E □ □ □ □ □ □
天階
F □ □ □ □ □ バナナ
公国
次回はキャラメイク回です。
2017.9.20
誤字を修正。
処理ミスの指摘を受けて注釈追加。