インフィニット・ソング~繋がる無限の歌~&【異世界旅行】   作:金宮 来人

17 / 72
やっはろー、皆さんどもデース・・。
あまりキャラじゃないのはやらないほうがいいな。うん。
という事で、投稿です。
いってみましょーう。


インフィニット・ソング 15

俺は今、学年別トーナメントの為に練習に来ている。比較的誰もいないアリーナがあったので教師に行って模擬戦をさせてもらう事にした。

「さて、先ずはどこまでやれるか見てやる。シャル、イガリマ起動しろ。俺もシュルシャガナを起動する。」

そう言い俺はアルケミストを起動する。シャルはすでにラファール・デス・サイスを起動している。

「え!?イチカが相手してくれるのデスか!?それはラッキーデス!!」

『では行くぞ!!』《行くデス!!》

『Various shul shagana tron~♪』

《Zeios igalima raizen tron~♪》

俺のアルケミストは後部に二本の機械アームみたいなものが出て来て、足の甲が無くなり代わりにそこにローラーが出てくる。増えた装甲の色にはピンク色のパーツが出ている。俺は手にヨーヨーを出してそこに刃が飛び出てそれを振り回す。

シャルのラファールには緑を基調とした装甲が更に出て来てラファールの大型スラスターが肩に移動する。その先がとがり更に頭部のヘッドパーツが帽子の様な形になる。そして、手に大きな鎌を持つ。

《デース!!》

『ふん!・・行くぞ・・。』

《行くデース!!私もここまで強くなったと見せてやるです。イチカああ!!》

~BGM【Edge Works of Goddess ZABABA】

《~♪》

シャルは初めに速度をあげて突っ込んで来ながらも、鎌を振りつつ鎌の刃が増えそれを振って飛ばしてくる。

≪切・呪リeッTぉ(キル・ジュリエット)≫

俺はそれを手のヨーヨーで弾きつつ、小型の丸鋸を射出する。

≪α式 百輪廻(アルファしき ひゃくりんね)≫

『~♪』

俺は背中のアームに大型の丸鋸を出しそれで斬りかかる。

γ式 卍火車(ガンマしき まんじかしゃ)

それをシャルは鎌で受けて更に体をひねりながら蹴りを入れてくる。

《・・っ!~♪》

『!!~♪』

蹴りを腕で受けつつ俺も下からすくい上げるように蹴りを入れるが、それは避けられシャルはいったん下がる。そのまま一回転して脚から刃を出し自分を中心とした大型丸鋸で前に走りシャルに迫る。

≪非常Σ式 禁月輪(ひじょうシグマしき きんげつりん)≫

《~!!♪》『~!!♪』

シャルはそれを肩に付いたパーツから先に尖ったパーツの付いたワイヤーで牽制し、真っ正面で鎌を鋏のように変化させ挟んで受け止める。

≪双斬・死nデRぇラ(そうざん・シンデレラ)≫

《~♪》『~・・!~♪』

止められた俺は刃を閉じて後ろに飛び、アームから大量の丸鋸を飛ばす。

≪α式 百輪廻(アルファしき ひゃくりんね)≫

シャルはそれをさっきの鋏を分解した二振りの鎌で弾き砕く。俺は撃ち終わった後加速してシャルの懐に飛び込んでいく。シャルも、二振りを戻して一つの鎌にして、更に肩からのワイヤーでまた牽制する。

『《~♪》』

ワイヤーを避けつつ速度を殺された俺は、アームに大型の丸鋸を出してそれで切りかかり、シャルの方は鎌に力を込めて少し大きくしつつそれで俺の攻撃を受け止め弾く。俺たちはまた距離をとって着地して、お互いに構える。

 

『ふむ、かなり良いな。』

《やっぱりイチカ相手だと全力が出せるデス。イチカと一緒・・最高だね。》

そう笑ってそれぞれ武器を納める。ピットに戻り教師の方にも模擬戦の終了を伝える。別にSEを零にするのが目的ではないから、良いのだが、模擬戦と言う事にしないと周りをどかせないし本気を出せないからだ。で、俺からの評価だが・・

『もうちょっと出力を上げてもいいな。フォニックゲインの出が少し弱すぎる気がする。』

《う、・・ごめんねイチカ・・。やっぱり私じゃ役に・・》

『そう言うな。お前は十分助けになっている。イガリマとシュルシャガナは俺とあまり相性は良くないからな。お前の方が適合率が高いのは正直かなりの助けだ。それに二人で会わせる事が出来るこのギアはお前と合わすのがかなり楽なんだから。』

《そ、そうですか!?やっぱり、イチカ!!大好きでーす!!》

『な、やめろ飛びかかって来るな‥。そろそろ下がるぞ。』

そう言って俺がアルケミストを解除するとシャルが同じように解除しつつ飛びついてくる。

「ふふーん、イチカはテレ屋さんですね?」

「・・言ってろ。・・これならやっぱり対するより相する方が出力が上がりそうだな。」

データを起動して過去の情報と照合すると、お互いで歌いつつ斬り合うのもなかなか良いが、タッグを組んだ方が相乗効果でかなり上がっているようだ。前よりも腕の上がっているコイツと今ならかなりいい感じでいけそうな気がする。

「ふむ、・・コレはまた一緒にやる時が来るな。シャル、今日は助かった。そのまま精進しろ。」

「分かったデスよ。あ、ついでにお礼として頭なでなでしてほしいんだけど?」

「そんな事か・・。ほれ・・。」

なでるとマドカの様には声を出さないが、同じように猫の様な顔で撫でられていた。少しして、満足したらしく部屋に帰ると言って出て行った。

 

さて、・・なんで俺の望むように進むのか‥。この世界はこわいな・・。

『学年別トーナメントの変更の知らせ』と書いてある紙が貼ってあり、その内容は【学年別『タッグ』トーナメントになるという事だった。

「「「ダインスレイフ君!!一緒にタッグを組んでください!!」」」

「お願いします、イチカ様!!」「「「「イチカ様!!」」」」

まぁ、なんかそのせいでタッグ申請がめちゃくちゃ来たけど・・。つか後半は【IIII】のメンバーだな。この言い方。その先頭は坂上だし。

「俺は会社の理由からシャルと組む。機体の性能とかの評価の為にな。」

「わーい、やったデース。」

俺が答えたらすぐそこにいたシャルが手をあげて喜んだ。つか、軽いな・・。

「会社の理由なら仕方ないですね…。皆さん、下がりましょう。」

「「「「うう、イチカ様ぁ・・。」」」」

坂上はメンバーの先導役らしく大体のファンクラブメンバーの生徒が言う事になって来ていてアイツはやっぱり上に立つ立場に向いているのだろうと改めて感心した。

部屋に戻ると、

「聞いたぞ、イチカ。なんで私じゃないんだ?タッグだろ?ペアだろ?」

「イチカ、私じゃ駄目なの?」

「イチカ!私と組も?ね?」

「私を選ばないのか・・。」

「わたくしは駄目なのでしょうか?」

マドカと鈴と簪、ラウラにオルコットがいた。

「シャルと組む。シュルシャガナとイガリマの相性がよく、イガリマは適合率が一番高いのがシャルだからな。」

「う、それはそうだな‥。私は神獣鏡があるし・・。」

「私達はそもそもギアが纏えるか知らない。」

「私は眼の事から、通常のギア適合率は最悪らしいし。」

「わたくしはそもそもそんな間柄じゃないですわね。」

その一言に気が付いたらしくラウラがそっちを見る。

「そう言えば何故オルコットもいるのだ?」

「わたくしはただ単にここに来ればどなたかとタッグが組めないかと思いまして。・・わたくし一組の中では初めのうちにうかつな事を言ってしまい、浮いているのです。」

「高校デビューと言う物で失敗したという事か。・・ま、多分四組にいればそんなことはなかったのにな。」

「だな、この浮かれた顔している馬鹿は、婚約者発言して怒られていたしな。」

「あはは・・、でもイチカに返せれないほどに恩があるのに、あげれる物って私は体しかないし・・。」

「そういうのはいいと言っている。・・ラウラ、お前に少し聞きたい事がある。」

「ん?ドイツ軍の事か?よほどの事でなければ言うぞ?」

こんな所で情報漏洩されても困るんだが‥。つか、ドイツ軍の情報とかそんなに要らんし。

「ギア、使えると言ったら使う「要る。欲しい。使いたい。」・・か?・・早い。」

もう言っている途中から言葉にかぶせて来やがった。

「どういう事だ!?早く教えろ!!」

「まてまて、・・ギアの調整をしてお前に合わせる事が出来るかもしれない。と言う事が分かった。しかし、お前は歌えるか?」

「い、いや・・分からん。が、やってみたい。」

そう言う心配そうな顔のラウラの頭をぽんぽんと叩き、

「ならばドイツ軍の許可を取って来い。俺が自ら調整してやる。そして、お前にも歌ってもらうように指導してやる。どうだ?」

「は、はっ!!ドイツ軍上層部に早速報告し、どんなことしても許可をさせます!!」

「おいおい、・・ま、頑張れ。」

「はい!!では!・・クラリッサか!?至急軍上層部につなげ!緊急招集だ!・・何故か?そんな物、決まっている!私達にあのイグナイト社が機体の改造を思案してくれたんだ!!・・そうだ!イチカがだ!!・・そう、そうだ!だから何としても、どんな手を使っても許可させるぞ!!よし任せた!私は上層部を納得させるよう色々と考える!また集まったら連絡してくれ。・・・あぁ以上だ。即、仕事にかかれ!!」

廊下に出て部屋に戻りながら話しているのに全文丸聞こえだ。どんだけ力が入っているんだか‥。

「と言う事で、マドカ。俺は一度あそこに行くぞ。」

「了解。なら、スコールにも連絡しておく。社には?」

「先に言ってある。元々からトーナメントの時に言うつもりだったし。」

「分かった。じゃ、気を付けて。あと、無理はするなよ?」

「・・ふ、別に問題はない。」

俺は瓶を床に落とし、転送移動した。

 

「あの、イチカさんはどうして消えているのでしょうか?前も気にはなったのですが‥。」

「あ、しらないのか?イチカは・・錬金術師なんだよ。だから機体もアルケミスト『錬金術師』。」

「な、なるほど・・だからあのような発想が出来るのですね・・。」

「にわかには信じづらいよね~?でもさ、私はそこが逆に良いと思うんデスよ?ミステリアスなのに少し照れ屋で、不器用なのに優しい。そんな彼がもう・・ね?」

「イチカは渡さんからな。」

「イチカ争奪戦か・・皆まとめて見てくれそうだけどな、イチカなら・・。」

「イチカがハーレム・・うわ、結構リアルに想像できるわね。それならアタシも可能性あり?」

そんな話があったとか‥。

 




元々黒と青っぽい機体が黒とピンクのようになってるのに、乗ってるのが男とか・・。まぁ、イケメンはピンクでも似合うのが居ますからね。
ただ、ツインテールじゃないですよ?
作品内にあるように戦闘用補助アームです。
あと、今までもですが、変身時に光りながら裸等にはなりませんよ?
誰も聞いてないか。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。