インフィニット・ソング~繋がる無限の歌~&【異世界旅行】   作:金宮 来人

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最近、昼と朝夕に温度差が大きくなってきましたね。
おかげで風邪をひいてしまいました。
それでも、投稿しないと落ち着かない!
と大人しくするために投稿します。
皆さまはお気をつけて。
ではどうぞ。


インフィニット・ソング 16

今日はラウラと共にアリーナに来ている。アレからすごい速さで上層部をまとめて説得しやがったからな。あまりの早さに驚いた。

という事でギアを組み込んだ。その起動実験だ。まぁ、相性的な物はもう本人にしかどうしようもないがな。

「それでは説明するが、その前に聞く。お前にとっての機体は相棒である。それは分かっているな?」

「もちろんだ。私はコイツが居なければ此処には居られなかった。」

「そうか。ならば良い。あぁ、そうだ。コイツを更迭しておけ。」

俺はデータを渡しそこから空中に画面が展開される。

「・・?アインバル中佐?コイツがなんだ?私に関わって来た事など一回しかないが‥」

「コイツ、お前の機体にVTシステム組み込んでいやがった。」

「VTシステム!?あんなものが!?」

「そうだ。コイツはどうやら織斑千冬肯定派で、お前の存在がむかついているようだ。すべての証拠はそこにある。」

「あの様な力のみの屑を肯定するとは愚かな‥。」

「そうだ。ほっておくと面倒だからさっさと片付けとけ。」

「あぁ、感謝する。これでまた軍内の膿が出せたな。」

「では、説明の続き・・と言うかもう簡易的ことしか言えんが。お前は自身のISを信じ、心を通わせろ。そうすれば、答えが聞こえる。ギアはお前を選べば答えが来るはずだ。・・だが、どう言っても適合率は低めだ。しかし、元からするとかなりIS自体の機能は上がっている。生かすも殺すも、お前の心次第だ。では、起動してみろ。」

「え?起動コードは?何のギアなんだ?」

「それも、聴けば答えてくれるはずだ。心通わせ、信じろ。」

「わかった・・。」

眼を閉じ、静かに待機状態のISに手を添える。ラウラの場合はレッグバンドだから太ももに手を当てて目を瞑っているような状態だ。今ここは、IS学園の第四アリーナ。他の生徒の立ち入りは禁止し、中央に立っている状況だった。

「・・・・。」

「・・・。」

俺は下がりアリーナの端から見守る。すぐ上の観客席にはマドカとシャルが居る。

「なるほど、お前の名前はそうか・・。ならば私に力を貸してくれ・・。」

「!!」

対話が出来たのか。あのギアが心をかわしたと・・。

「行くぞ!!《~Granzizel bilfen gungnir zizzl~♪》」

そうラウラが歌うとISが展開し更に腕部が大きくなる。そして腕から槍が現れ、背中にはマントが広がる。

「そうか、成功したな・・。」

「これが、私の新たな力、新たな相棒!シュヴァルツェア・ランツェ!!」

「黒き槍か・・。まったくそのとおりだな。前に向き突き進む。お前にふさわしい機体だ。」

「・・く、黒い《ガングニール》だと!?」

マドカが驚いている。

「適合率が低めだからな・・。色が黒っぽくなってしまうのは仕方ない。しかも元の機体は黒が基本。結果、鮮やかになっても黒メインになってしまうだろうな。」

「そうか・・。お前の(・・)《ガングニール》は白だったな?」

「あぁ、しかし俺も適合率が高いという訳でもない。適合率が俺以上にがあるのは誰か分かってはいるんだがな・・。」

しかし、まだ渡す事は出来ないし、機体も組み終わって無い。

「そうなのか‥ではなんでラウラに渡したんだ?」

「・・ふふん。アレ《・・》は【ラウラの】だからな。」

「アレは・・?まさかお前!?」

「そうだ。・・スコールとオータムには黙っとけよ。」

「はぁ・・マジで化けもんだな。天才超えて神才だな。」

マドカから眼を反らし、軽く動き続けるラウラに目を向けその表情を見ると楽しそうだ。

「なるほどな‥あいつらしい真っ直ぐさだな。愚直なまでに。」

「しかしあのマントはなんだ?」

「アレも武装だ。下手するとIS用対物ライフルでもぶち抜けんかもしれん。」

「それは・・また凄いものだな。」

「ソレを使えるかはアイツ次第だ。さて、そろそろ良いだろう。」

「・・おい、アイツ急にとまったぞ!?」

「・・マズイ。」

『~♪』≪~BGM【烈槍・ガングニール】前奏部分≫

アイツ・・すでに胸に曲が浮かんできている!!

「ラウラ!そこまでだ!!今日は起動までだ!!それにその力はまだお前には扱いきれん!!」

『!?、す、すまない・・。ガングニールが答えてくれて一緒に歌いたくて・・。』

「分かっている。そいつは【お前の】《ガングニール》だからな。一緒に要れて嬉しいのは《ガングニール》も一緒なんだろう。しかし、今日はそれ以上はまだだ。それに・・まだ最終調整がまだなんだ。あれで歌った場合下手するとお前は体を壊してしまうし、ガングニールにもおかしなことがあるかもしれない。分かってくれ、ラウラ。《ガングニール》。」

『ごめんなさい・・。そして私の体の事も心配してくれてありがとう。それに《ガングニール》もありがとうって言ってるぞ。』

「そうだな。」

そう言って俺はラウラの頭をぽんぽんとなでる。ラウラはISを解除して横に並ぶ。

「さて、後はデータと合わせて調整するそ。整備室に行く。」

「わかった。」

 

 

「クソッ・・。アイツが・・冬二を・・千冬さんを・・。許さん!!私にもっと力があれば‥。アイツから・・奪う事が出来れば・・強い力が・・。」

 

 

「さてさて、これで一応は完全にその《ガングニール》はお前の物だ。だが、俺の許可なく歌う事は禁止だ。・・あ、ISを纏って無い時ならば好し。普通に歌う事は許可する。が、聖詠は・・起動コードの事だ。それは禁止だ。いかなる場合も俺の許可なくは絶対にな。破った場合。その機体は没収、封印処分となる。わかったか?お前の相棒をそんなことにしたくないなら言う事は守れ。」

「わかった。それに、普通になら歌っていいなら十分だ。コイツも普通に歌が聞きたいと言っている。」

ニコニコと笑いながら新たな待機状態に変わったシュバルツェア・ランツァをなでる。レッグバンドからアームバンドとなり、二の腕に付いたソレをなでるラウラは本当にうれしそうだった。

で、俺は整備室からラウラを連れて出る。

「そう言えばお前は誰とタッグを組むつもりだ?」

「む?・・・忘れていた!!それどころではなかったからな・・。」

「そうか・・どうするんだ?マドカと組むか?」

「いや、マドカと簪でオールラウンダー同士組むと言っていたはずだ。鈴は近中距離だから中遠距離のセシリアと。だから、私はそうだな・・当日にあるランダムにして見ようと思う。自分の力がどのくらい通じるか見て見ようと思うしな。」

「その意気やよし。・・さて、じゃあ俺は戻る事にする。」

「そうだな。ではな・・。」

 

廊下を歩いていると急に目の前に篠ノ之箒が立ちはだかる。

「・・・。」

「何だ?」

「お前が・・お前が冬二を・・冬二をどうして・・。」

下を向いて俯いたままポツリポツリと言葉を発す。

「どうしても何も、アイツが自分でISを無断使用して捕まっただけだ。」

「お前が居なければそんな事をする事も無かった!!」

「そうだ。しかし、俺は居ようと居なかろうと、してはいけない事をした。だから裁かれる。罪は罪だし、罰は罰だ。・・織斑冬二だから許される?そんな事はない。俺も、大きく間違った事をしたら裁かれる。そう言うものだ。」

そう言ったら篠ノ之は震えだした。

「・・寄こせ・・。」

その震えは手に力が入り過ぎたためだ。拳が白くなっている。

「・・何をだ?」

「貴様の専用機をだ!!そんな物!貴様なんかにはもったいない!!私は知っているぞ!貴様が元【織斑のでき損ない】の【織斑一夏】だってことは!!だから、そんなでき損ないには力はもったいない!!私によこせ!!よこせええぇぇぇ!!」

いつもと違って素手だった篠ノ之は飛びかかってきて俺に手をかけようとしたが、途中で止まる。その理由は・・

「てめぇ・・【マスター】に何しようとしてくれてんだ!!こらぁ!!」

目の前にはガリィが立っていて、足元を氷で固定し、頭を掴んでいた。

「な、何だ貴様!?誰だ!?」

「ふん、アンタなんかに言うわけ無いじゃない。てゆーか、アンタさぁ?マスターの専用機をよこせって?専用機がどういうものか分かって言ってんの?」

「そいつは別に苦労せずに手に入れたんだろうが!?男だからなぁ!!冬二と同じようにデータ収集と言う事でなぁ!!」

「はっ!!テメェみたいな馬鹿には分かんないだろうけどさぁ、そんな簡単に手に入ると思ってんの?コイツはねぇ、マスターが一から作ったの。コアから、メモリから、ねじの一本からねぇ・・。アンタにそんな事できる?出来ないよねぇ、そんな覚悟も無いよねぇ?だって、自分が強くなるってことよりも、簡単に強そうな機体を手に入れるって事に行くくらいだものねぇ?ねぇねぇ?どう?自分より弱いと思っていた人間の前でこき下ろされる気分はぁ?ねぇ?どうなのぉ?」

「く・・こ・・このおおぉぉおお!!」

「そもそもさぁ、もし専用機を手に入れたとしてさぁ・・」

頭をがっしりと掴み髪を引き上げ上を向かせる。

「弱い(・・)アンタに使えるの?」

そう言ったら篠ノ之は眼を見開く。

「な・・に・・?!」

「アンタは自分がポンコツなの分かってるぅ?織斑がいないと自分を見てくれる人がいないと思って、そのために力を求めてるって分かってるぅ?」

「そ、そ・・そんな・・。」

「はっ!アンタにはがっかりだわ。覚悟もなく力を入れる気だったとは・・。」

《くだらない》と言う感じで呆れたと言わんばかりに声を出した後、ガリィは氷を砕き篠ノ之を投げすて、瓶を叩きつけるようにして消える。「・・・。」

篠ノ之は地面を見つめ何も言わなくなったので俺はそのまま廊下を歩きだし、その場を去る。

俺にはやらなければいけない事がある。アイツ(・・・)の機体を用意するために。

そして、俺は・・。最後のピースを準備しだす。

 

「喪失までのカウントダウン・・か。」

 




さて、皆さまはラウラに渡すギアは想像どおりでしたか?
原作から黒と主人公のライバル位置から仲間になると言う条件を考えると、
どう見てもガングニールマリアさんなとこかなと。
時たまうっかりとか、天然とか。そしてたまに可愛くてかっこよくなってとあるのがマリアさんぽいかなぁと。まぁ、作者の感想ですがね。
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