インフィニット・ソング~繋がる無限の歌~&【異世界旅行】 作:金宮 来人
なかなかこのストーリーは難産です。元の話をスマホを持ってない私がよく知らずに改変して書こうと思ったのが間違い?
だが、シンフォギアは愛だから間違っていないはず!!
そんなこんなで本編へどうぞ。
それから話していると警報が鳴る。そしてカルマノイズの出現が確認された。
「奴が出るのか!?」
「早速お出ましと言う訳ね。」
そう二人が言っている。
『数日前の奴だ!反応が大きすぎる!』
そう言われて目の前に現れたのは紫色をしたノイズ。
「コイツが‥カルマノイズか・・。」
確かに普通のノイズとは全く違う馬鹿デカイ反応だ。
「しかし、ノイズと言うことなら潰すのみ!」
俺はアイギスを装備して赤いシールドを装備して腕を肥大化させて攻撃するように構える。
そうして全員でカルマノイズにかかるが、攻撃をする端から再生して一向に攻撃をくらわせれている気がしない。そこへ、
「うおおおぉぉぉ!!」
立花響が攻撃に突っ込む。しかし反撃をくらってしまう。更に追い打ちが来るが・・、
「カハッ――!?・・・はっ!?」
「ハッ!!・・間一髪ね。」
「オイ、大丈夫か!?」
マリアが助け、クリスが援護に入りながら大丈夫か確かめる。
「・・余計な事しないで・・。」
「何だと!?」
「どうせ死ぬ時は一人。本当に苦しい時には誰も助けてくれない。ツライ時には助けてくれない。」
そう言って言葉とは裏腹にさびしそうな色を目に灯した。
「まって、カルマノイズが・・」
そう言われてそちらを見ると、カルマノイズが消えて行った。
「人が減ったからかしら・・?」
「クソ!あんだけ削ったのにまた初めからかよ!」
そうしていると立花響が去ろうとする。
そうしてカルマノイズは消えたと思ったら、立花響もどこかへと立ち去る。
「・・どうして付いてくるの?」
アイギスの緑の楯の機能でその場から一旦消えて、立花響が去っていく方へとついて行きアイギスを解除した。
「待てよ。」「・・何?」
「アタシは雪音クリス。17歳、誕生日は12月28日で血液型はA型だ。」
「・・?」
「それから・・好きな物は・・え~とその、あれだ、あんパンだッ!!」
「・・いきなり何?」
「・・いいから覚えとけ!!」
「・・・・・・。」
「私はマリア・カデンツァナ・イヴ。22歳よ。」
「貴女まで・・一体何なの?」
「フフ、ただの自己紹介よ。昔を思い出しちゃって・・ね。」
「・・そう。もう行く。」
そう言って立花響は走りだした。しかしその眼は前よりもマシに見えた。
俺はすれ違い際に手を振る。横で止まった立花響に声をかけておく。
「あまり無茶すんな。俺みたいな男じゃたよりがいは無いかもしれんが、それでも孤独よりは、まだマシだと思うぜ?俺もこの世界じゃ孤独だしな。お互い息抜けりゃ面白い世界が待ってるかもしんねぇぞ?」
そう言って手を振り背中を向けた。鼻で笑う様なそんな短いため息が聞こえた気がした。
それから聞いてみると雪音達の世界の獣神鏡は失われているらしく、この世界の物を探しに来たとか。
「俺ので良いなら貸せるが?」
「「有るの!?」かよ!?」
そもそも俺は全てのギアを管理している。すでにIS操縦者から引退したマドカの獣神鏡は、今現在は抜いてギアではなく専用パーツで他の操縦者が扱っている。ギアの適性が低い為装備できるものが居ないのだ。マドカも戦いから離れた方がいいと思った為にギアはすべて回収した。ガングニールもイガリマも全て俺の管理下だ。なので、当然獣神鏡も持っている。
ソレを取り出す。ジャラリと並べたそれから獣神鏡のギアを取り、他は収める。
「これだな。装者を呼んで来れれば俺が適合させることは可能だが?話じゃ昔に装備していたのだろう?ならばその時のバイタルデータが有れば三分でできるし、無くても本人を連れてくりゃ一日とかからない。リンカーが必要そうなら軽めの奴を使えるが・・必要そうか?」
「そう・・だと思う。一応前も軽く使用はしたみたいだし。」
「んじゃ、改良型の軽い奴使うか。つっても負荷が無いわけじゃないから量は適量だし、多少は普通よりはましなぐらいだろうけどよ。」
「サンプルとしてソレ貰えるかしら?うちの技術者にも作らせておきたいの。」
「ん?あぁ、リンカーの事か。いいぜ?ただし、見返りが欲しいがな。」
そう言いながら手を前に出す。
「お金?それとも、体とかゲスな事を言うのかしら?」
マリアと名乗った女は顔をしかめる。それに明らかに嫌悪を現した雪音。
「誰がそんなもん要るか、バーカ。テメェらのギア見せろっつってんだよ。俺のとどう違うかでもしかしたら使えねぇ可能性も出て来るからな。寧ろテメェらの頭ん中がピンクなんじゃないのかよ。ったく。」
「「・・・。」」
思いっきり睨んでくるが、自業自得だ。
「まぁ、私のアガートラームで良いかしら?でも、変な事はしないでよ?」
「大きな違いが無いか見るだけだ。見たらすぐ返すよ。」
そう言って受け取って即座に端末に接続。そのまま、自身の記憶通りの情報と照らし合わせてコンソールから多順で窓を開き全体を見てすぐにしまう。その間一分。
「ん、大きな違いは昔、ISに組み込まれたかどうかだけだ。装者にあわせりゃすぐに使えるな。」
そう言って返すと呆然とした顔で見られた。
「貴方‥本当にすごいわね。」
「だから、俺が作ったんだからすべて覚えてるに決まってんだろうが。ある意味、神に造られたからだという事は俺自身も生きている聖遺物のようなもんなんだよ。」
「とんでもねぇな。」
「まぁ、自分でも知ってるよ。・・んで?装者はどこに?」
「向こうの世界に居るわ。次に来る際に連れて来るから・・部屋とか用意してもらえるかしら?」
「それはこちらの仕事だ。しておこう。・・しかし、イチカさんの様な人物が居ればこの組織も安泰なんだがな。」
「爆弾抱える気かよ。俺は薬にもなるが毒にもなる。劇薬は離れて見てる方が楽だぜ?それがニトログリセリンなら衝撃でドッカンだ。」
笑いながら言うとその場の全員が顔を青くした。
「んじゃ、今日は上がるぜ。またノイズが出たら知らせろ。」
そう言って俺は外に向かった。
向かった先は公園。
夕暮れ時にそこに立花響が寄っているようだったので遠くから見た。つらく寂しそうな瞳で空を見て、手を伸ばそうとしてやめてきつく握る。
(・・助けを求めてその手を掴まれなかった時が怖いか・・。)
それからまた顔を落とし、歩いて去って行った。俺は静かにその場を去る。
「・・伸ばした拳が救いになる事を願って・・。」
頑張ってやろうじゃないか。
守ってやる。救ってやる。・・体も、心も、魂も。
それから向こうの世界から来た獣神鏡の装者である、『小日向未来』に合う。
一度血液検査と共にリンカーの適合検査、獣神鏡の適合検査をして問題ないので一度リンカー無しで渡す。
「『Rei shen shou jing rei zizzl~』♪」
聖詠を口にすると装備する事が出来た。
「なんか・・前のよりも体になじむ気がする?」
「ふむ・・出力安定、適合係数上昇、リンカーは必要ないな。」
「なんでだ!?コイツはそこまで適合しないはずじゃ・・」
「まぁ・・ギアに必要なのは・・感情と言われているからな。」
「感情?」
獣神鏡を装備した小日向が首をかしげる。
「特に適合に関するのは・・愛・・らしい。」
「「何故そこで愛!?」」
雪音とマリアが声を揃えて言うが、
「知った事か。俺のとこの獣神鏡の装者がそう言う結果を出したんだよ。初めは適合係数低かったのに、人と一緒に居たいという気持ちが大きくなるにつれて係数も上昇、ある一定の相手と共に居たいという思いがあふれて、最終的に装備できるんだから知った事か。」
俺が聞きたい。むしろ、愛って何なんだよ?
「あぁ・・博士が言っていたわね・・。愛ってそう言う事なのかしら・・。」
「博士とは?」
「私の所に居たマッドの頭のいかれた博士≪最低の英雄≫よ。」
「ほう・・まぁ、過程はどうあれその結果にたどり着いていたというのは凄いな。」
「えぇ・・そうね。・・ん?適合率が愛で上がるということなら・・つまりリンカーの基本部分は愛の感情に作用するように作れば完成すると?」
「・・確かに、そうなるな。」
「リンカー製作で問題の深層がこんなにあっさり解決とは・・。」
データ作成してリンカーを試作用のデータをメモリに入れて渡す。
「これ、リンカーの改良案だ。愛を元にするという事は感情に作用するという事で色々と副作用と言うか・・感情に作用される可能性が有るから。気をつけろ。そこら辺はそっちで改良してくれ。」
「それは助かるわ。ありがとう。」
因みに、適合出来たその理由を小日向未来に話すと
「確かに響への愛なら負ける気は無いです。」
「女の子同士でそこまで言い切れる君は、かなり特殊な趣味の持ち主だと、俺は認識した。」
友人が
「前回のイベントのときは一発目からクリスちゃんが当たったから、頼まなかった。後あけおめ。これライダーの映画DVDね。」
と言ってライダーのDVDを貸してくれました。結果他の作品ネタが浮かび、そっちを並行しているので次の更新は更に遅くなると思います。
ご了承ください。だって、ライダーも好きなんだもの。