インフィニット・ソング~繋がる無限の歌~&【異世界旅行】   作:金宮 来人

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どうも、私です。
お久しぶりです。遅くなり申し訳ない。
暑くてパソコンの調子も、身体の調子も悪くて書けませんでした。
長時間の使用してると調子悪くなるので、筆もあまり乗らず・・。
難産となりました事お詫び申し上げます。
これからも少し遅くなると思います。申し訳ない。

では、とりあえず授業開始です。


第八時間目

こうも狭いと流石にけん玉を振りまわせるスペースは無いので、・・銃のスペルキャスター・・は音が反響するかもしれないか。やめておこう。俺はギアを取り出す。

「ここは、普通に手堅く行くか。」

選んだのは広くない所でも動きやすい様にアイギスにした。アイツ等の力を使う為にも。

「では、久々に・・『defendend. guardend. protectend AIGIS tron ~』♪」

そう聖詠を謳い、変身する。

「ふむ・・それじゃ行くとするか。」

肩に赤い楯をつけて赤に染まったマントをたなびかせながら、手を変換する。

「・・ミカの力、借りるぞ。」

そう言って俺はその場から奴等のひしめく所に飛び込んでいく。

「バラバラにしてやる!覚悟しろ!!亡者ども!」

叫ぶとその声にひきつられて集まって来る。殴り、高圧縮カーボンロッドを射出したり、それで殴りつけたり、巨大な爪でバラバラに切り刻んだり、巨大な手で殴りつけたりと、見える限りの奴等を始末するように暴れた。

その間に必要そうな物を近くの店から集めて行く四人。そして置くに行くと上に続く階段が有り、そこには・・

「ば、バリケード・・」

「て、事は・・?」

「誰か、居るの・・かしら?」

「生きてる人が居るのかな?」

そう丈槍が目を輝かせる。しかし、あまり生存者って言うのは良い存在じゃないんだよな。他人を犠牲にして生きてきたのが大半だから、心が壊れている場合も多いにある。

「俺が行って来る。お前らよりも良いだろう?」

そう言って俺はその場から飛び上がりバリケードの向こうに降りる。

(煤臭い?何か焼けて・・!!)

「ねぇ~?誰かいた?」

「来るな!お前等!!」

目の前には大量の奴等と数体の焼け死んだらしき死体。ソレから遠くの扉の燃えかけの紙が目に入る。

「緊・・避難・・?」

緊急避難所か?!それならもしかしたらその中に人が!?

「大勢居やがるからバリケード越えてきた奴等と下から来るやつが居たら、そいつらだけ始末しろ!俺は奥にもしかしたら生存者の居るかもしれない扉を見つけたから、行って来る!できる事なら、出口まで退避していろ!」

近くに来た奴等の群れを切り刻み、ロッドで回りを薙ぎ、吹き飛ばした後で楯を緑に代える。そして剣を取り出して切り刻んでいく。

「『ダンスマカブ!!』」

踊るように舞うように剣を振り、相手を避けながら首を落として胴を切り払い、足元の転がる這いずる奴等の首を切りあげて、蹴り飛ばす。転がって行ったそれに連れられて数体が奥に移動して数が減った。そのうちに楯を変える。今度は青。

そして奴等の間を足元を凍らせてジグザグに高速で抜けて移動する。そのままドアの前に行きドアを叩く。

「生存者、居るのか!?」

『だ、誰かいるのですか!?』

「!!生きているな!無事か!?」

『は、はい!!良かった!生きている人が居た・・。』

「まだ数人いる。脱出するぞ。行けるか!?」

『・・丁度、出て行くタイミングを探して居ました。生きているだけと言うのが辛くなってきたので・・。ドアは開いても大丈夫ですか?バリケードをしているのを退かせます。時間がかかるのでちょっと待っててください。』

「あぁ。一人か?」

『よっと・・元はもう一人居たのですがっ、・・少し前に出て行きました。んしょ・・。』

積んであった影がどけてドアが開いた。そこに居たのは・・、

「はぁはぁ、良かった人が居た・・。」

胡桃達と同じくらいの同じ制服を着た少女だった。

「お前‥生存者はおそらくお前の学校の生徒と教師だ。今は階段か、外に居るはずだ。奴等の間を走って抜けられるか?」

「・・ソレは少し怖いです。もし、噛まれたら・・。」

「ならば俺が守ってやる。」

そう言って俺はその女子を抱き上げる。

「ひゃぁ!?お、お姫様だっこですか!?」

「守るのに一番適している。今からはしばらく口を閉じろ。舌をかむぞ・・いいな?行くぞ。」

そう言うと頷いたので、足元を凍らせて高速で抜けて行く。そして、階段の前にあるバリケード前で一度止まる。

「さて、此処からは少し装備を変えて行く。奴等は近づけない様にしておくから安心しろ。」

一度ギアを解く。そして次のギアを用意する。

「すぅ・・『Various shul shagana tron~』♪」

そして俺はシュルシャガナを装備してその場でジャンプ。足を軸に一回転する。

≪非常Σ式 禁月輪(ひじょうシグマしき きんげつりん)≫

自分を軸にした大きな丸鋸のタイヤの様な物を出して、また少女を横抱きにして走り出す。階段は全く問題なく通れるし、そのまま一気に駆け抜けるように構えて一応声をかけておく。

「そこには誰も居ないな!?」

声に返事は無いのでバリケードを切り裂きながら出て階段を駆け降りる。途中に奴等が前に出てくる。

「ひぃ!?」

少女が少し悲鳴を上げるが、俺はそのまま突っ切ると、そいつはひき肉になった。

または、胴事真っ二つになったりしてはじけ飛んでいく。駆け降りた後はそのまま走り抜ける。すると、四人の後ろ姿を見つけた。どうやらコンサートをする予定だったピアノが置いてあるホール前に多くの奴等が居て、進めなくなっているらしい。

「おい、追いついたぞ。この子が生存者だ。見た所噛まれたりした後は無い。」

「そうか、良かったな。お前、助かったぞ。アイツが一緒なら、生還率は100%だ。」

なんか後ろでむず痒いやり取りが有るが、まぁ、とりあえずは・・

「目の前の奴等を始末しますかね。」

飛びだして禁月輪を消した後、伸びるアームを開き中から小型の丸鋸を無数に飛ばす。

≪α式 百輪廻(アルファしき ひゃくりんね)≫

それで結構な数をつぶして、真ん中に降りたち、回転する。

≪γ式 卍火車(ガンマしき まんじかしゃ)≫

そして、円状に全ての奴等を殺しつくし、残る奴等は手に持つヨーヨーを合体させて大きくして振りまわす。棘が出たそれが俺を中心に大きく回り切り裂き散らして行く。

ピアノも破壊されたが仕方ない。そして、暴れた音で奴等が奥から出てくるかもしれないので、すぐさま俺は動く。

シュルシャガナを解除して、けん玉のスペルキャスターを出し変身する。

弾を前に向かって打ち飛ばして正面の敵をぶっ飛ばして道をつくり、横から来るやつらを球で殴りとばして殺す先からエネルギーを回収する。そして、作った道を5人がついて走って追いかけてくる。そのまま出口まで行き、俺は体の方向を変えて殿を務める。

「いけ!俺は少しエネルギーを回収して帰る。コレだけ居るんだ。次のラピスの輝きに使わないのはもったいない!実験材料になってもらう。」

これからは音を立てて良いので銃のキャスターに変身して錬金用の回収弾を装填して撃つ。

【バガァン!!】

音によって奴等が集まりだした。それで4人は少女を連れて車に乗り込み発車させた。

俺は見送りながら銃を撃つ。

「くく・・これで3522体目。・・生存者を守るため、俺の誇りを守るために、3個目のラピス・フィロソフィカスの礎となれ!!」

銃を乱射するように大量によってきた奴等を全部変換して行く。

 

それから学園に帰って来たのは夜になってからだった。

少女は気が張っていたのが付かれたのか、シャワーを浴びて食事をしたら気絶する様に寝てしまったらしい。あんな環境に一人だ。しょうがない。

今日は監視の為に俺の寝床を使わせてほしいらしい。エネルギーだけ練成陣のタンクに入れて、生徒会室兼学園生活部部室に戻ってきた俺は、近くに置いた椅子に座ってその少女を観察した。

「・・よく生きていたな。」

そう言って俺は頭をなでた。

こわばっていた少女の表情が少しゆるくなった。

「け・・い・・。」

そう言って涙を流した。人の名前か?・・前にもう一人いたと・・。そいつの名前か。

「・・・もう、奴等になってしまったかもしれないな。」

楽観視できる状況じゃないので悲観的になるのは仕方ない。これも現実的な考えだと思う。

「・・見つけたら、俺が【守ってやる】よ。」

月を見上げながらそう俺は呟いた。

空には黄色い大きな満月が輝いていた。

 

 




これからも独自ルートを突っ走るつもりですが、難産となる事が分かっているのでエタらない様に気をつけようと思います。

では次回、またね。

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