インフィニット・ソング~繋がる無限の歌~&【異世界旅行】 作:金宮 来人
今年もよろしくお願いします。
はいどうも、私です。
現在こたつで膝に猫を抱えて書いております。
非常に足が痛いです。
片手のサイズだった子猫が、ここまでデカくなるのは、ほんと予想外でした。
しかもなぜか兄よりも私の足に乗ります。
でも兄の言う事しか聞きません。
私は猫よりも下か?
そんなことを思いながらも新年初の投稿をさせていただきます。
いのしし年らしく、思ったことを猪突猛進で書いてみました。
では、授業開始です。
驚かれた俺は又かという感じで肩をすくめた。
俺は招待された部屋でさっきと同じ様に術式を展開して見せたのだ。ちなみにこれは幻術だ。建物の中に入ったので外と同じように火を出すのはやめておいた。代わりに術式の一部を書き換えて火の羽を浮かべて見せた。歩きながらじゃなくて詳しく話をしながら見せるためだ。
生存している男子は武闘派にいるらしい。あまりそういうのに向いていないような男だったが、男だからということで武闘派に呼ばれたそうだ。むしろ初めは全員が向こうのリーダーの言うとおりにしていたらしいが、感染者を攻撃できなかった人を追い出したことからそれと離反したメンバーがこっちにいるそうだ。
「手品!?それとも超能力!?えっと、なんて言ったっけ?サイコキネシスじゃなくて・・」
「パイロキネシス『発火性超能力』か?」
今の状況を考えているとメガネの明らかにオタク系の女子がすごくはしゃいでいる。
「それ!!」
「火だけじゃないし、風も水も地も扱えるし光や音なども扱えるぞ?あとは超常的な武装も持っている。」
俺はシンフォギアの待機状態のクリスタルや、スペルキャスターの銃を出す。
「あれ!?さっき手には何も持ってなかったよね!?」
「大体の武装は、亜空間の倉庫に入れている。ギアはコート中に入れているし、呼び出せば勝手に出てくる。」
「何それ、かっこいい!?」
本当に食いつきまくりだな・・。
「小説とかである転生者とか錬金術師とか世界を守る役目とかそういうのをしてそうでかっこいい!!」
「あぁ、確かにしていたが・・それが何か?」
「「「・・・・・・・。」」」
大学の女子は完全に固まった。黙り込んだので俺は体の中の自動音楽人形の四人の力を出して見せる。
ミカの手で爪を鳴らし、風の剣を取り出して、コップに指の先から出した水を入れ、空中から取り出したコインでコイントスをして見せる。
「うわぁ!?本当に何もないところからいろんなもの取り出した!?すっごい!!」
そう言ってはしゃぐばかりだ。いや、別にあんたを喜ばすために出したわけじゃなくて武闘派との戦闘になる可能性を考えてこういうものが使えるという分だったんだが・・・まぁ、いいか。
「それじゃあ改めて自己紹介しましょうかね!」
メガネの女性がそう言って立ち上がる。目の前にはお菓子やジュースが並んでいる。
「私の名前は出口桐子。あだ名は『トーコ』だよ。出口さんとか堅いこと言わなくてトーコで呼んでね。それで初めにあったこのポニーテールが・・」
「光里晶〈ひかりざと あき〉よ。『アキ』って呼んでね。よろしく。次は・・」
「どうも皆さん。初めまして、喜来比嘉子〈きらいひかこ〉と言います。皆からは〈ヒカ〉と呼ばれています。武闘派から放逐されまして・・こっちに拾ってもらわれてことでは皆さんと一緒ですから仲良くしましょうね。」
三人と挨拶した。若狭が手を挙げて質問する。
「ここにいるのは三人だけなんですか?」
「あぁ、あと一人は図書室にいるよ。本の虫でねぇ・・基本的には図書室からあまり出てこない。声はかけたんだけどキリのいい所まで読むといって来なかったんだ。一応こっち側の生存者ということではあるんだけど、サークルメンバーというわけじゃない。サークルは私とアキ、ヒカと・・あと一人いたんだけど、布地を探してくるって言って出て行ってから帰ってきてないんだ・・。おそらくは・・。まぁ、そういうわけで今は三人が基本的にここで過ごしているよ。サークル名は『自堕落同好会』!」
「うわぁ・・。」
サークル名を聞いた胡桃が声を上げた。
「あと武闘派って・・」
「俺たちを追いかけてきたりボウガンを向けてきたりした奴らのことだ。ここに来る前に聞いたが、所謂過激派みたいなやつらだな。俺は織斑一夏。いわゆる錬金術師なのはさっき見せたな。このメンバーの主戦力だ。」
そういいながら手を挙げておく。
「一応聞いておくが、あっちのメンバーの人数と男女比は?」
立って壁に背を持たれたまま全員が見える位置にいた俺が声をかけた。全員からの視線が集まる。
「向こうは知っている限りで五人。おそらくボウガンを使っていたのはコウガミ、それからその恋人関係のシノウ、リーダーのタカヒト、残る一人の男子がタカシゲで副リーダー的なアヤカ。男子三人と女子二人ね。」
メガネのト-コが答えてくれた。やはりこちらのリーダ的なのはこの女子のようだ。
「・・女性に暴行を加えそうなやつは?または危ない性格の人間は?」
「正直私から言えば元はこっちにいたシノウ以外は全員危険人物だね。アヤカは女性でも何考えてるのかわからないし。」
「ふむ・・わかった。俺は残る人物に会いに行ってくるか・・。あぁ、ついでに理科実験棟の位置を知りたいんだが?」
「え!?・・理科実験棟は封鎖してあるよ。あそこは危険だからね。」
「危険?中に感染者がいるということか?」
「いや、あそこにはなんていうか‥マッドサイエンティストがいるんだ。」
「・・ふむ?何が危険なんだ?人間だろ?」
「感染した人間で実験しているらしいんだ。」
「・・ほぉ・・。余計に会いたくなったな。俺以外の人物の考えを聞きたい。この災害のことについていろいろと言葉を交わしたいものだからな。」
「・・危険だよ?」
「だが、この状況下なら情報は何にも勝る必要なものだ。」
そういって俺は手に例の冊子をもって見せる。
「それ・・は・・?」
「俺たちの学園にあったものだ。おそらく、この学校にもあるだろうがな。緊急避難所としてここが書いてあった。それならおそらく地下にシェルターと食糧庫があり、屋上には浄化槽とソーラーがあるだろう?電気はそこから来ているはずだ。」
「その通りだよ。あっちの地下は知らないけど屋上は見たからね。でもこっちの棟には地下の資材は少なかったから、他にあるとするならあっちの武闘派の生活している棟かもしれない。あっちが主な授業のある学生棟だから。こっちはサークル棟だし。」
そう言われて俺は少しがっかりする。なら武闘派に荒らされている可能性が大きいからだ。武闘派を名乗るからにはそこそこの人数はいたはずだ。おそらく武闘派と言う名の通り感染者と戦ったりして資材を集めたりしたのだろう。結果として感染し発症したりして今の人数になったと考えるべきだ。だとするならリーダーのタカヒトは、人間を使い捨ての駒にする可能性がある。やはりあちらと手を組む可能性はないだろう。普段は監視していて中に入ってくる人物を待ち構えて手駒にして資材を集めるだろうが、自分たちは学校にこもっているので資材があるならそちらを使うだろう。
「それならまぁ、仕方ないな。それじゃ俺は残りの生存者に挨拶に行ってくる。図書館と理科実験棟だな。」
「うん、行ってらっしゃい。私たちはここでみんなと仲良くなっておくからさ。あぁ、図書室の人物はリセっていうの。もし、よかったらこっちに来てみんなと挨拶するように言っておいてくれる?」
「わかった。では行ってくる。」
そう言って俺は目線を若狭と美紀、佐倉先生に向ける。三人は俺の視線に気が付いて頷いてくれた。あまりにおかしな行動するなら抑えになってくれるだろう。
そして部屋を出る。
◇
「それで、あの子・・いったい何者?君たちとはどういう関係なの?」
トーコが巡ヶ丘側の女子に聞く。
「えっと、・・難しいですね・・。」
苦笑いで答えたのは美紀。
「お兄さんであり、お父さんであり、近所のおじさん的な感じでもあり、ときにはとても紳士的な人でもあり、と思いきや自分勝手な行動をしたり・・」
「とりあえず、私たちを助けてくれるとても強い人・・ですかね?」
圭とりーさんが続いて答える。
「胡桃ちゃんとは何か実の兄弟みたいだし、・・由紀ちゃんとは親子のようだし。」
けらけらと笑いながら狗三さんがそんなことをいう。
「わたしの言葉遣いとかに妹を思い出すらしいんだよね。聞いたところによると異世界人で神様に私たちを助けろと言われたとか・・。よくわかんないけどすごい力を持っていて、なおかつわたし達を助けてくれる人物なのは確かだな。」
腕を組んで頷く『わたし』。
「なんでいっくんは私のことを子ども扱いするんだろうね?」
「それは丈槍さんが自覚しなきゃダメなことですよ?」
由紀とめぐねえがそう言いあっている。いや、自覚ないのかよ・・。
正直めぐねえも一応大人の対応してもらっているが、どうもおっちょこちょいな人を対応するような扱いな気がするんだけどな・・。
もしかしたら、前の世界とやらにそういう感じの人がいたのかもしれないな・・。
「まぁ、正直敵にしちゃいけない人物だと思いますよ。わたし達がもし何かに巻き込まれてもどこからか駆けつけてくれるヒーロー的にでも考えておけばいいかと。」
そういうと全員がちょっと考えたような仕草をしたが、そのあと頷くような動作をしていたのをわたしは苦笑いで見ていた。
もう少しで最後まで書けそうですが、最後を先に書いてしまっているのでそのすり合わせのシナリオを描くのが難しいです。
でも、こうしたいと思う勢いで書いた終わりは納得しているのであまり変えたくない、というジレンマに陥っています。
大体三十数話を予定しています。
頑張っていきますので今年もよろしくお願いいたします。
いつもと違い、意外なことをしてみる年にしようというのが今年の抱負です。
だって、亥『い』亥『がい」ですから。
ではまた次回。