かずさが俺に言った言葉に対して俺は思った事を言っても良いのか迷っていた
「俺は・・・・・」
「あたしは・・・・・知りたいんだ。卒業した時の那由多が」
「・・・・・俺はウィーンに行こうと思ってる」
「ウィーン・・・・・」
「そこでピアノを頑張ってやろうと思ってる。師匠としてはフリューゲルを指名する予定だ」
「那由多は海外に行くのか?」
「前から海外には興味あったんだけどな・・・・・実は高校に入る以前に誘われた事あったんだけどな」
「誘われた・・・・・ってもしかして!」
「ウチに来ないか?ってさ」
「でも断ったんだろ?」
「当たり前だろ?その当時の俺は中学生だったからな」
「そうか」
「かずさは日本に残るのか?それとも海外に行くのか?」
「あたしは・・・・・わからないな」
「まあ誰だってわからないよな」
「けど那由多が海外に行くのならあたし・・・」
「かずさ」
「ん?」
「かずさが卒業したらどうするか俺には、わからないが、だけど良く考えてから決めるようにな」
「それって・・・」
「自分で決めたんだから決めた事に対して後悔するなって意味だ」
「わかった」
「それじゃあ今は休んで体調を治さないとな」
「そうだな・・・おやすみ」
「おやすみ・・・・・かずさ」
それからまた時間が過ぎで・・・・・
今日は峰城大付属の学園祭の当日になりキャンパスが隣接する峰城大の大学祭と同日開催で今日は、そんな大盛り上がりの峰城大祭と中盛り上がりの峰城大付属祭の2日目で一般の休日では土曜日とうとう本番の日を迎えた。
「入ってもいいか?」
「うん、準備できたよ」
「それじゃあ入るぞ」
「い、いや待て」
俺は途中で偶然だけど会った飯塚と一緒に中に入っていった。
「・・・・・・・・2人とも綺麗だ」
「ありがとう谷口君」
「どういうつもりだこの変態部長・・・あたしがいつこんな衣装を着るなんて言った?」
「リハーサルの日に衣装合わせだったんだよ。だから仕方なく欠席裁判で」
「いくつか候補があったんだけど黒がもの凄く似合いそうだなって」
「小木曽のセンスなのか!?」
「多分、悪気はないと思うよ雪菜は」
「けど決まってしまったのなら受け入れるしかないだろ?俺達の出番まで後2時間後なんだから」
「そうだね」
「さてと、ここでは俺やること無いからちょっと外に出るよ」
「わかった」
「委員長も来るだろ?」
「そうする」
「なら俺も違う所に行ってるとするか」
「また後で合流しよう」
俺は1度みんなと離れると学校の入り口に来ていた。すると沢山の人が入って来て今年はスゴイなっと感じていた。
「ねぇ、ちょっと」
「はい?」
俺は後ろから誰かに呼ばれたので振り返ろうとしていた。その人の姿を確認する為に相手を姿を見ようと振り返って前を見た時に気づいてしまった。
「曜子おばさん!?」
「えっ?わたしを知ってるの?」
「忘れられても仕方ないですよ。何故なら今から10年以上前に一緒にコンサートに出てましたけど俺が、かずさと一緒にコンサートに出た時は俺が1位でかずさは2位でしたからね」
「まさか・・・」
「俺の名前は谷口那由多ですよ」
「大きくなったわね。なっちゃん」
「今日は来てくれてありがとうございます」
「なっちゃんも何かに出るの?」
「出ますよ。今回限りの即席バンドですが見てください」
「体育館ってどちらかしら?ここ初めて来るものだから」
「なら俺が案内しますよ」
俺が曜子おばさんを体育館に案内した後に周りを見ながら学園祭を楽しんだりして時計を確認すると、そろそろ全員と合流しないといけないので俺は体育館に移動した。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「何を緊張してんだよ」
「谷口君」
「那由多」
「いつのまに」
「よっ次だな。お前ら目当てで立ち見まで出てるぞ」
「言った側からからいきなり約束破ってどうするの!ちょっとは空気読めって・・・」
「大丈夫だよ」
「那由多?」
「こんな準備不足で上手く演れるわけがない。って周りに思われているかも知れないが相手はプロじゃない素人だ。なら俺達は俺達なりのやり方で楽しませればいいだけの話だ。」
「そうだな」
「かずさ」
「ああ」
「小木曽」
「はい」
「委員長」
「ああ」
「3人に言うけど、いつでも行けるか?準備は出来たか?」
「もちろん」
「大丈夫」
「まかせて」
「よし!それじゃあ俺達、軽音楽同好会のUniOn行くぞ!」
本来とは違うけど4人組で頑張ります。