WHITE ALBUM2 伝えたい想い   作:シデンカイ

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今回は気がついたら少し長めになりました。


第11話

俺達4人は全員で舞台に立って決めていた曲を開始した。周りの人達からの歓声が広がってきた。俺は思えばここまで来るのに苦労したなっと俺は本気で思っていた。委員長のギターと小木曽のボーカルが素人レベルだし・・・・・本気で音楽してる人からすれば何だコレは!って言われてもおかしくないのだから・・・・・けど俺達は今とても楽しいと思っている。それと今の俺達が、やっている1曲目のWHITE ALBUMで俺はサックスをしていた。

 

 

「誰だ?あのサックスのヤツ?」

 

 

「知らないのかよ!?谷口那由多って言って今から10年以上前からコンサートで1位を取り続けている実力派のヤツだよ」

 

 

 

「あんなに上手いなんて・・・・・」

 

 

 

「あの冬馬以上の実力で、普通科だと・・・」

 

 

「なんで音楽科じゃないんだ!?」

 

 

「ちょっと待ってよ・・・なんなのよこれ」

 

 

「おかしいよこんな盛り上がり。ボーカルもギターも素人レベルじゃん」

 

 

「ウチなんか何か月前から準備してると思ってるのよ。こんなのに負けるなんて納得いかない!」

 

 

「千晶・・・今日は誰が何と言おうとあなたが一番だからね?」

 

 

「話しかけるな。余韻に浸れない」

 

 

「・・・なに聴き入ってるのよ」

 

 

「やっぱ午後の方が人はいるもんね。ウチも順番最後の方にしてもらえばよかったのに」

 

 

「ね、ね、それよりもさ、あのコ可愛くない?」

 

 

「人には話しかけるなと言っておきながら自分からは話しかけるのね・・・」

 

 

「ボーカルに小木曽は反則だよねぇ」

 

 

「男子みんな歌なんか聴いてないもん。小木曽さんに見とれてるだけじゃんねぇ」

 

 

「ううん、ボーカルじゃなくてサックスの男子・・・4人組の中で1番上手いじゃん」

 

 

「サックスの男子って・・・」

 

 

「あの人?」

 

 

「うんうん」

 

 

「誰だっけ?あの人?」

 

 

「ええと・・・こんにちは。軽音楽同好会のUniOnです」

 

 

「今日は峰城大付属学園祭にようこそ。皆さん、楽しんでますか?」

 

 

「ええと・・・喋ること考えてなかったので、ちょっとぎこちなくなると思いますがごめんなさい」

 

 

「・・・正直、こんなにたくさんの人に来てもらえてびっくりしています。」

 

 

「あ、それで、今の曲ですが・・・一応、知らない方のために紹介しておきますね」

 

 

「WHITE ALBUMといって、今から10年前くらいかな・・・森川由綺(もりかわ・ゆき)さんの、デビュー曲です」

 

 

「ちょっと古めの曲ですけど当時結構流行ってて、冬の定番曲になってたから、知ってる人、たくさんいますよね?」

 

 

「綺麗だけど、静かな曲なので、皆さんノれないかなと思いましたけど・・・そんなことなかったですね、良かった」

 

 

「本当は、最初にこの曲を持ってくるのって、結構勇気がいったんですよ。古い曲だし・・・外したら、あとずっと静まっちゃいそうで」

 

 

「でもメンバーがみんなこの曲好きだったし、何よりわたしが大好きだったので、どうしてもってことで、これにしました」

 

 

 

「・・・さてと曲の紹介も済んだことだし、ここでメンバーの紹介に移らせてもらいますね」

 

 

「まずは・・・そうですね、わたしから。3年A組小木曽雪菜、ボーカルです」

 

 

「こういうところに立って歌うの、ホント生まれて初めてなので凄く緊張しました」

 

 

「・・・でも皆さんのすごい声に後押しされて、普段の実力以上の力が出せてると思います。本当にありがとうございます」

 

 

「ええと、続きまして、3年E組、北原春希くん、ギターです」

 

 

「北原くんは、学園祭実行委員とか、クラス委員とか色々なお仕事を兼任してるのでお世話になった方も多いと思います」

 

 

「・・・次の曲で彼のソロパートがあるので失敗したら笑ってあげてください」

 

 

「そして3年E組、冬馬かずささん」

 

 

「冬馬さんに関しては皆さん、いきなり驚かされたんじゃないですか?」

 

 

「わたしたちのユニットに参加してくれたのが、不思議なくらい実力がずば抜けて、何度助けられたか、もう数えきれません」

 

 

「そんな彼女が担当するのはキーボードです」

 

 

 

「そして最後に・・・3年A組、谷口那由多くん」

 

 

 

「谷口君は、わたしたちのリーダー的存在で、わたしたちのユニット名を考えて決めてくれたりと、いつも引っ張ってくれて4人組の中で冬馬さんよりも上手くて驚かされました。」

 

 

「そんな彼が担当するのはサックスと」

 

 

「・・・それからベース!」

 

 

「で、SOUND OF DESTINYはベース外してキーボード入れろって」

 

 

「なんて嫌味な天才・・・」

 

 

「考えついたのは谷口だよ冬馬はあまり乗り気じゃなかったらしい」

 

 

「それでも簡単にやっちゃうところが、思いっきり嫌味なんだけどなぁ」

 

 

「でも・・・やっぱカッコいいな、あのコ」

 

 

「そればっかりは認めざるを得ない」

 

 

俺達はそろそろ委員長の出番が、わかったので俺達3人は一斉に委員長を見た

 

 

「っ・・・」

 

 

「っ・・・」

 

 

「っ・・・」

 

 

「?なんか雪菜の様子、変じゃない?」

 

 

「〜っ!」

 

 

「武也?」

 

 

「外すな、外すな、外すなよ・・・頼む、もうちょい・・・」

 

 

「春希のソロなのに、本人以外がみんなガチガチになってどうすんのよ・・・」

 

 

「・・・・・・・・っ!おお〜しゃああああ〜!」

 

 

俺は委員長のソロパートが終わって3人を見ていた。かずさはキーボードをやっていたから余裕だったのは、わかるとして・・・ボーカルの小木曽は感極まって泣きそうだ。委員長はノーミスで完全に出来たからか大きく息を吐き出してホッとしていた。

 

 

「次が・・・最後の曲です」

 

 

「この曲は・・・多分、皆さん知らないんじゃないかと思います」

 

 

「・・・多分もなにもないですね。完成したばかりのわたしたちのオリジナルです」

 

 

「この曲は谷口君が作詞・作曲してくれたのですが、うまくできるか、どうかわかりませんけど・・・」

 

 

「最後の最後まで、」

 

 

「心の底から楽しんで歌います。皆さん聴いてください」

 

 

「さあ3人ともコレがラストスパートだ!気を抜くなよ!」

 

 

「タイトルは・・・」




気付いたらUAが1000を越えていました。ありがとうございます。
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