「かずさ・・・寝たらダメだって」
「せめて考えるぐらいしないと」
「このコタツが悪いんだ。足元から人の思考能力を根こそぎ奪っていく」
「それじゃあ最初からやるよ。かずさが勉強しようとしてるのって何だ?」
12月になって明日から期末試験を控えて今は俺達4人で小木曽の家に来ていて俺が、かずさに勉強を教えながら微妙に嫌な方向で慌ただしさを増していく
「地理って、つまらないな」
「じゃあ何で選択したんだよ」
「歴史関係と比べて覚えること少なそうだったから」
「言いたくないがその選択は正しいな、けど追試に回すエネルギーを少しでも他に回さないとな」
「試験前から追試前提なのか」
「全教科やってる時間なんかあるわけ無いしな」
「やっぱ学校やめようかなぁ」
「確かにかずさの家の財力なら余裕だろうな」
「お疲れさま、ちょっとだけ休憩にしようか」
「小木曽・・・悪いがそれを持ったままリビングに戻ってくれ」
「やられてるね、かずさ」
「とにかくコーヒーは、もらう。」
「本当にメープルシロップ必要だったの?」
「カナダじゃ常識だ」
とか言いながらも少しずつ勉強して進めていく中で小木曽が話しかけた。
「露天風呂があって1泊2食ついて9500円」
「クリスマスに?」
「この年代で?」
「えっ!本気?」
「お母さんのいとこが経営してるところなんだ。」
「それ逆にまずいんじゃないの?」
「まずいんじゃないのか?じゃなくて、まずいんだよ」
「普通、雪国に行くとしてもスキーだろ」
「だってわたし滑れないし」
「滑れないなら北原に手取り足取り教えてもらうとか」
「部屋でみんなでお喋りしてたほうが楽しいよ」
「いいのか?北原」
「俺に振るなよ」
「そんなことよりも、行こうね温泉」
「行けるかの判断だったら追試が冬休み前に終わればな」
「かずさ、絶対に頑張ろうね」
「なんであたし1人が頑張らなくちゃならないんだ?」
「お前1人が頑張ってこなかったくせに」
何だかんだで試験週間は過ぎ去り本日土曜日の英語をもって、めでたく終了した。
「また随分やり込んだみたいだな春希」
「そんなコストパフォーマンスの悪いことできるか」
「なんだとっくに寝てたんだ。それにしても自然な寝言」
「色々事情があったんだよ」
「あー、いたいた。みんなお待たせ」
「めぶい」
「どうしたの?みんな暗い顔して」
「もう泣きたい。推薦取り消されたらどうしよう」
「あ、じゃあ、憂さ晴らしにカラオケ行かない?」
「悪いが、それは出来ないな」
「谷口君」
「那由多」
「那由多」
「那由多」
「那由多」
俺が歩いて5人と会うと、小木曽が話しかけてきた。
「谷口君はテストどうだった?」
「俺の予想通りなら全教科満点だ」
「マジか!」
「それとさっきの話なんだけど悪いんだが、この後かずさは俺と一緒に用があるんでな」
「那由多・・・・・」
「そうなの?」
「ああ」
「悪いが今回のは、どうしても無理なんでな、また今度の時に誘ってくれ」
「どうしてもって言うんじゃ仕方ないよな」
「そうだね」
「かずさ・・・・・いくぞ」
「ああ」
どこまで書くか本当に悩む時あるし