俺は誰もいない第1音楽室で好きなだけ練習していると気づけば下校時間になっていた。練習をしていると時間を忘れてしまうけど、それだけに俺は音楽が好きだ。そして今ある誰にも邪魔されないこの時間が最高に嬉しかった。見回りに来た先生が第1音楽室に入って来たが俺だとわかるとすぐに第1音楽室から出ていってくれた。何故先生が俺が第1音楽室にいても煩く言わないのか?それは今から10年くらい前に両親の影響あったからか小学校と中学校のコンクールでは毎回1位で優勝していたからだ。
しかもその時の俺は中学生にも関わらず海外からのオファーが実際いくつも来た。だけどその時の俺は中学生だったから海外の話は断ったが将来どうするか?って聞かれた時に当時の俺は・・・・・
「海外には興味あるけど今は中学生だから最低でも高校を卒業してから考えたいと思っています」
そう答えた俺は相手の人と良く話した後に家に帰っていった。両親にその事を伝えると
「自分で良く考えて自分で決めてそして自分で責任もって行動しろ」
「例えどんな決断したとしても私達に教えるようにね」
このように言われてから俺は良く考えてから決めようと決意した瞬間だった。
だけど当時の俺には1つ気になっていた事あって実は今から10年以上も昔の話だけど俺は俺と歳が同じか少し歳が離れてるぐらいかの小さな女の子が実際いたんだ。その人は俺みたいに優勝していて気づけば俺とその子は何回か一緒にコンクールで会ったけど成績は俺が1位でその子は2位だった。だけど、ある時期からコンクールで会う事は無くなったので俺は気になっていた。その女の子がコンクールに出てない時もコンクールに出てる時も俺が1位で女の子は自分が2位になっても1位になっても嬉しそうな顔をしていなかった。なぜ女の子が1位になっても嬉しくないのか?聞いてみたら俺が今回のコンクールに出てなかったからっと言われたからだ。確かに俺は体調を悪くして何回かコンクールに出てなかった事が実際あったから何も言えなかったけどな
「なら約束しようか」
「約束?」
「俺は今よりも上手くなって誰にも負けないように沢山練習して何回も何回も優勝するから君も練習してまたコンクールで会おうよ」
「わかった」
「君の名前は何て言うの?」
「私の名前は・・・・・」
気づいてみれば外は夜になっていて第1音楽室の時計を見ると、どうやら2時間ぐらい寝ていたみたいだったので俺は後片付けをした後に帰る準備をして学校を出た。学校から家までは自転車で来ているけど、それでも片道30分ぐらいかな??
自転車に乗ってしばらく移動していると家が見えてきたので中に入ると親がいた。
「ただいま」
「おかえりなさい」
俺は夕飯を食べてお風呂に入って明日の準備をしてから布団で寝た。
次の日の朝になって学校に来てみると3年E組の委員長が誰かと話をしていたので俺は話の邪魔をしないように歩いてクラスに行った。自分のクラスに入ると誰もいなかったので俺は自分の席に座って学校のカバンから本を出して読む事にした。
しばらくするとクラスメイトが少しずつ来て教室の中に入ってきた。授業が終わって放課後に3年E組の委員長が誰かと話していたみたいだけど俺が来たのを見つけたから歩いて俺の方に来た。
「那由多」
「委員長じゃないか?どうしたんだ?」
「実は俺の友達で飯塚武也って知ってるだろ」
「話した事は無いが委員長と話してた所を何回か見た事あるから顔と名前だけなら知ってるぞ」
「実は武也が今いる軽音楽同好会が大変らしくてメンバーが誰もいなくなってさ」
「えっ!それはヤバイよな」
「俺は今回は助っ人でギターやるんだけど、それでもメンバーが足りなくてさ」
「そうなのか?なら委員長のギターを聴かせてくれないか」
「俺は上手くないぞ」
「それでも気になるんだよ」
「じゃあ武也が、いる所に案内するよ」
「じゃあ頼むよ」
次回は、どこまで進めるか迷ってます。