あの後の話だけど30分ぐらい取材をしてから取材をした人が帰ったので俺達3人は話し合いをしていた。
「やっと終わった」
「お疲れ、かずさ」
「もっと長くなるかと俺は思ってたんだがな」
「そうね。」
「けどその後に俺も取材されるとは思いませんでしたよ」
「かずさと違って1位を取ったからでしょ?4位のかずさを取材して1位のなっちゃんを取材しないのは、おかしいでしょ?この逆ならまだしも・・・・・」
「確かにそうですけど・・・・・」
「あの記者が言ってたけど日本公演どうする?」
「しない」
「かずさ・・・・・」
「曜子おばさんも、かずさが、こう言ってるんですから無理に言わないでくださいね」
「はいはい」
それからは色々と話しをしたり何だりしていて気付いたら夜になっていた。
「別に母さんは残っててもよかったのに。友達と積もる話もあったんじゃないの?」
「娘を一人帰す訳にもいかないわよ。少しは母親として機能しないとね」
「・・・・・ごめん」
「何が?」
「日本公演・・・・・なかなか決められなくて」
「でも、かずさがしたくないって言ってたしね」
「・・・・・」
「かずさは確かに日本公演しないと言いましたけどね」
「・・・・・」
「わたしとしては娘が日本でピアニストとしての姿を見たかったんだけどね」
「でも嫌と言ってるならば無理にさせられませんから」
「それもそうね・・・・・なっちゃんは?」
「えっ?」
「なっちゃんは日本公演する?」
「・・・・・します」
「那由多!」
「正直に言うと俺はウィーンとか他の場所でと思ってましたが1回ぐらいはいいかな?って思いました。」
「本当にいいの?」
「俺は冬馬曜子オフィスの所属ですから・・・存続の為にも頑張りますよ」
「那由多・・・」
「ありがとう・・・なっちゃん」
「・・・・・那由多」
「どうかしたか?かずさ」
「あたし・・・・・やるよ」
「何を?」
「日本公演」
「えっ!」
「そんなに驚くことか?」
「だってかずさは日本公演やる気じゃなかったろ?」
「まあな」
「それなのにどうして・・・・・」
「那由多が出るからだよ」
「えっ!」
「那由多が出るなら・・・・・あたしも出る」
「俺は構わないけど・・・・・」
「本当にいいの?」
「ああ」
「・・・わかった。2人の日本公演の話を受ける事にするから」
「じゃあ今日は、もう寝ようか?」
「そうだな」
「おやすみ、かずさ」
「おやすみ、那由多」
3人での話し合いが終わってこの日は寝る事にした。
それから時間が過ぎて・・・俺達は日本に帰ってきた。曜子おばさんは先に日本に戻ると俺達に言っていたので戻っていた。
「かずさ・・・5年ぶりの日本だな」
「そうだな・・・」
「ちょっと行きたい場所があるんだけどいい?」
「どこに?」
「今の俺の家」
「別にいいけど?」
そう言ってかずさと一緒に「今の俺の家」に連れて来た。
「ここって・・・」
「覚えてるか?かずさの家だよ」
「表札が谷口に変わってる・・・・・なんで?」
「かずさが曜子おばさんと一緒に行く前日に売ったんだよ・・・・・この家を」
「・・・・・」
「そのお金はな今かずさと一緒に、ツアーで使ったり冬馬曜子オフィスの存続に使ってたりしてるんだ。」
「那由多が買ったのは・・・・・いつだ?」
「今から2〜3日前だ」
「そっか・・・・・」
「何年も経ってるから草がボーボーで結構ひどいが、住めるちゃ住めるぞ」
「元々あたしの家だろ」
「最初は違う人の家だったけどな・・・そんな訳で、コレからは、ここで一緒に過ごさないか?」
「いいのか?」
「ああ」
「けど那由多の本当の実家は?」
「あそこは取っておくさ・・・何かあった時の為にもな」
「じゃあ・・・またここに住むよ」
「そうしろって」
「変わってないな」
「中は変わってないが外は変わっちまったがな」
「確かにな」
本来ならば、ここで春希とかずさが夜に、かずさの家で会いますけど那由多が、いるので会わない事になってます。