あれから数年が経って曜子おばさんの病気は完全に、完治して今では嘘のように元気に歩いている姿を見ていた。他の人達は結局の所は会っていなかった。何故かって?それは・・・・・
「お母さん、お父さん」
「紗由理」
実は俺とかずさの間に女の子が産まれて俺の名前のゆと、かずさのさを付けて紗由理(さゆり)と名付けた。かずさは今も元気にピアノを続けている。
曜子おばさんは病気が完治した後は引退宣言をして今はかずさのサポートに専念していた。俺は、かずさと結婚して子供が出来た後は昔かずさが日本で1人で、住んでいた家に今は4人で住みながら暮らしている。俺もピアノは今でも続けているし紗由理が、もうちょっと大きくなったらピアノを教えていくつもりだ。
「なっちゃん」
「何ですか?」
「なっちゃんは紗由理ちゃんにピアノは教えるのかしら?」
「いずれは教えるつもりですよ」
「もし紗由理ちゃんにピアノを教えるのならば任せてもらえないかしら?」
「曜子おばさんにですか?」
「ええそうよ」
「俺個人としては別に良いですけどね」
「何か不満なの?」
「かずさが何て言うかな?っと思いましてね」
「かずさならきっとわかってくれるわよ。」
「そうですね」
「那由多」
「どうしたんだ?かずさ」
「紗由理が呼んでるぞ」
「わかった」
「なっちゃん」
「はい?」
「さっきの話を忘れずに覚えといてね」
「わかりました」
「お父さん」
「どうした?紗由理」
「あのね?お父さんとお母さんにお願いがあるの」
「何を?」
「あたしもピアノしたいの」
「!」
「!」
「!」
「ねっ?良いでしょう?」
「・・・・・」
「・・・・・」
「お父さん?お母さん?」
「悪い・・・・・ちょっと驚いてしまってたんだ」
「ああ」
「紗由理はピアノを何故してみたいんだ?」
「お父さんとお母さんみたいに自分でやってみたいって思ったから」
「そうか」
「なるほど」
「なっちゃん」
「曜子おばさん」
「紗由理ちゃんがそう言ったのなら教えてあげなくちゃね」
「俺は別に良いんですけど」
「別にいいぞ」
「良いのか?かずさ」
「紗由理がやってみたいって言ったんだ。ならさせてあげれば良いじゃないか」
「なら紗由理ちゃんはお父さんと、かずさのどちらに教わりたいのかしら?」
「うーん・・・・・おばちゃん!」
「えっ!」
「えっ!」
「何でそう思ったんだ?」
「だって、お母さんよりもおばちゃんの方が落ち着きながら聴けるから」
「かずさじゃダメなのか?」
「お母さんは良い時と悪い時と差が激しいから嫌」
「紗由理はスゴいな」
「そうだな」
「じゃあ、おばちゃんが教えてあげるわね」
「ありがとう!」
そう言うと紗由理は曜子おばさんと一緒に歩いてピアノの所に行った。
「かずさ」
「どうしたんだ?那由多」
「いつになるか、わからないけどさ・・・・・紗由理がもう少し大きくなったら俺達4人で旅行に行かないか?」
「そうだな」
「それじゃあ待たせる訳にはいかないから早く行こうか」
「ああ」
WHITE ALBUM2 伝えたい想い、は今回で最終回になりましたが次回は何を書くかは決まっていませんがコレからもよろしくお願いします。