BanG Dream! ~平凡な少年と彼女たちの物語~   作:なすこん

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皆さんこんにちは!
皆さんはどんなお正月でしたか?
私はこれが投稿されている頃は24時間バンドリTVを見ていると思います笑
皆さんもぜひ見てみてください
それでは本編の方どうぞ!


11.平凡な少年たちとクライブ

 あれからの練習にもほぼ毎回たえが参加してくれたこともあり、香澄たちはみるみると上達していった。

 そして何故か、たえを満足させるライブだったはずが、たえも一緒に演奏をするということになっていた。もうわかんねえなこれ。

 さらにりみのお姉ちゃんを呼びたいと言う発言から、香澄の妹さん、有咲のおばあちゃん、山吹さんとついでに蓮も見に来ることになった。

 そして今日、ついにクライブ当日を迎えたのだが。

 

「こんな早く起きるなんて」

 

 俺が演奏するのではないが謎の緊張で早起きした俺はとりあえず散歩しているところだ。

 

「隼人何してるの?」

 

「おぉ!なんだたえか早いな」

 

「私いつも走ってるから」

 

 たえスゲーな、俺だったら毎日この時間に起きるのは無理そうだ。

 

「少し話さない?」

 

 そう言ってたえは近くの公園を指さした。

 暇だしいっか。

 公園のベンチに座るとたえから話し始めた。

 

「私ね、ずっと1人でギター弾いてたの。だからみんなでライブするのが楽しみなんだ」

 

「そうだったのか。だったら今日は頼むぞ!香澄だけじゃギター心配だからな」

 

「ふふ、なにそれ。でも私も最後まで頑張るつもり」

 

 俺の言葉にたえも笑って返してくれた。

 

「そっか、なら安心だな」

 

 そう言って俺はベンチから立ち上がる。

 

「そろそろ帰るか。本番に遅れちゃ意味ないし」

 

「うん。それじゃあまた後でね」

 

 たえはそのまま公園を後にした。

 俺たちは、いや香澄たちはたえを震わせることが出来るのか。いや今更悩むことはないか。

 俺はそんなことを考えながらゆっくり家に戻るのだった。

 

 

 

 ────

 家に戻り準備を済ませた俺は蓮と一緒に蔵に向かっていた。

 

「いやーついに戸山さんたちのライブかー、楽しみだな!」

 

「まぁ、みんな頑張ってたからな。音が出て喜んでた頃とは違うぜ」

 

「そっか、期待してるぜ。しかし、市ヶ谷さん家ってすげーんだな家に蔵があるなんてさ」

 

「俺も初めて見た時はマジで驚いたよ」

 

 そんな会話をしていると有咲の家に着いていた。

 門の前にはちょうど着いた所らしい香澄と女の子がいた。

 

「あ!隼人君と小山君やっほー!」

 

「おっす、戸山さんその子は?」

 

「妹のあっちゃんだよ!」

 

「もうお姉ちゃんそれじゃわかんないでしょ…妹の戸山明日香です。いつも姉がお世話になってます」

 

「よろしくね明日香ちゃん。ぜひ楽しんでいってね」

 

「はい、楽しみにしてます」

 

 明日香ちゃんは礼儀正しいな、正直どっちがお姉ちゃんかわかんないな。

 

 そんなやり取りをしているとぞくぞくと人が集まってきた。

 中でもたえが彼と言っていたのがウサギだったことには驚かされてしまった。

 そしていよいよ観客5人プラス1匹のクライブが始まろうとしていた。

 

 

 

 ────

 一通りの準備を終わらせ香澄が挨拶をする。

 

「こんにちは、戸山香澄です!クライブに来てくれてありがとうございます!」

 

 拍手に迎えられながら香澄はさらに言葉を続ける。

 

「今日は皆さんをドキドキさせます!して下さったら嬉しいです!それでは聞いてください!私の心はチョココロネ!」

 

 その言葉と共に演奏が始まる。

 俺は打ち込みのドラムを流すだけの簡単なお仕事だ。

 

 初めは硬かったみんなの顔が、だんだんと笑顔に変わって来るのを見て俺は安心した。特にりみと有咲は練習から表情硬かったからなー。

 それにたえもすごく楽しそうに演奏していてきっとドキドキしてくれたよな。

 

「やった!最後までできた!」

 

「マジでヤバかった!ほんとヤバかったって!」

 

「でも、楽しかった!」

 

「見てる方はヒヤヒヤしたよ。でもいいライブだったと思うぞ」

 

「ありがとう!隼人君!おたえはどうだった?ドキドキした?」

 

「技術はまだまだだけど気持ちは伝わってきた。バンドと音楽に本気でむきあってるって…だからかな。みんなすごく輝いてた。震えちゃうくらい」

 

「おたえ〜!おたえもキラキラしてたよ!」

 

「香澄…私もみんなともっとキラキラしたい!私もバンドやりたい!」

 

「もちろんだよ、おたえ〜!」

 

 香澄がたえに抱きつくとたえがりみと有咲を巻き込んで倒れ込んでしまった。でも楽しそうだしいっか。

 

「…これってどういう勝負なんですか?」

 

 誰もが思うであろうことを言った明日香ちゃんに山吹さんと蓮が答える。

 

「あはは、私もよくわかんない。けど決着ついたんじゃないかな?」

 

「多分そうなんだろ。なぁ隼人?」

 

「まあ、目的は果たしたかな」

 

 そう、結果的にいえばおたえドキドキ大作戦は大成功だし、バンドには心強い仲間が増えたし文句なしだ。

 

「よーし次は5人で文化祭頑張ろうね!」

 

「…ライブどうするんだ?」

 

 文化祭のことをすっかり忘れていた俺は香澄の発言に反応してしまった。

 

 文化祭まであとわずか─

 




最後まで読んでいただきありがとうございます!
沙綾が若干出番少ないですが、次回以降は登場しますのでもう少々お待ちください。
それではまた次回もお願いします!
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