BanG Dream! ~平凡な少年と彼女たちの物語~   作:なすこん

12 / 17
本当にお久しぶりです。
久しぶりに執筆をしたので見ずらい部分とかあるかもしれないですが、是非ゆっくりしていってください!





12. 平凡な少年たちと文化祭 ①

 文化祭

 それは学生なら誰もが楽しみな行事のひとつだ。

 もちろんそんな楽しそうなものにあいつが興味を持たないわけがなく。

 

「この度、文化祭実行委員になった戸山香澄です!」

 

「大丈夫かな…」

 

「声に出てるぞ隼人…」

 

 いかん、つい心の声が漏れてしまっていたらしい。だって心配じゃん。楽しくはなりそうだけど。

 

「もう!二人とも聞こえてるよー!」

 

 香澄はプンプンと怒っているがそんなことは気にしない俺であった。

 

 

 

 

 

 ────

 昼休み、いつものメンバーでお昼を食べいると話題は文化祭のことになっていた。

 

「はあ?香澄が実行委員!?大丈夫か?」

 

「有咲もそう言うのー?大丈夫だよー!副委員はさーやだし」

 

「なんだ、それなら安心だな」

 

「ええ!さーやと私で反応違う!」

 

「有咲ちゃん、クラスのみんなと同じ反応してる…」

 

 香澄が悲しそうにうなだれる。

 みんなを引っ張る力はあるとは思うんだけどなんか心配になるんだよな。だからこそ山吹さんが副委員としていいブレーキになってくれると思うし、いい人選だよなぁ。

 

「そういえばA組はなにやるんだ?」

 

「うちのクラスは喫茶店だよ。うちのお店のパンを出すことになったんだ。牛込さんの後押しでね」

 

「沙綾ちゃんちのパン美味しいから〜」

 

 りみの言う通り味はお墨付きだしな。てかパンが出るまでとんでもないものばっか候補になってたからな。

 なんだよ激辛ピザって半端ないってたえさんよ。

 

「ね、みんなちょっといい?」

 

「どうしたのおたえちゃん?」

 

「みんなに聞いて欲しい曲があって」

 

 そう言ってたえはギターを引き始める。

 それは短いフレーズだが特別ななにかを感じる曲だった。

 

「どうかな?」

 

「すごいすごい!なんの曲?」

 

「朝、お風呂で思いついたの」

 

「え!たえが作ったのかよ!」

 

 本気で驚いた。まさか曲までつくれるなんてな。

 

「花園さん曲も作れるのか」

 

「そうだ!それ文化祭でやろうよ!」

 

 香澄も何かを感じたのか、そのような提案をしてきた。確かにこの曲が完成したら何か起こるのではと俺も感じてしまっていた。

 

「でも、まだワンフレーズしかないよ?」

 

「私も手伝うから!作詞とか」

 

「絶対香澄語になるじゃん!」

 

 香澄語か、キラキラドキドキでバーンとかか。流石に歌詞にそんなこと入れなないだろ…入れないよな?

 ライブっていえば確か伝えないといけないことがあったような。

 

「バンド名も決めないとね」

 

「りみそれだ!」

 

「え!な、なに?」

 

 りみに食い気味に反応してしまったが、それほど重大なことなのだ。

 

「実は、生徒会長からバンド名これでいいの?って聞かれてさ。なんの事だろって思ったらさ」

 

 俺は1枚の紙をみんなの前に出す。

 それは文化祭有志の申請書のコピーなのだが問題はそのバンド名だ。

 

「えっとなになに…バンド名キラキラドキドキズってなんだこれー!」

 

「そうなるよな。で、これだとバンド名も考えないとだろ?」

 

「えー!何がダメなの?」

 

「ダメに決まってんだろうが何考えてんだよー!」

 

「りみりんとおたえはそんなことないよね!」

 

「あはは…」

 

「これはないかな」

 

「そんなぁー」

 

 香澄はまた悲しそうにうなだれる。

 誰がその名前でOKすると思ったんだよ。しかも知らなかったらそのままだったんだよな。そんなバンド名の奴らの手伝いって嫌すぎるだろ。

 

「やることいっぱいだなー」

 

「……」

 

「あれ?沙綾ちゃんどうしたの?」

 

「ううん、大丈夫。それよりライブ頑張ってね」

 

 そう言って山吹さんはいつものように笑顔を浮かべる。

 そんな山吹さんの笑顔はいつもと違い、どこか寂しそうだと感じた俺だった。

 

 

 

 ────

 次の日、俺は廊下で有咲と山吹さんという珍しい組み合わせを見つけた。二人でノート持って何してるんだ?

 

「なにしてんだ?」

 

「あ、佐藤くん。実はね市ヶ谷さんがバンド名考えてたみたいでね見せてもらってたの」

 

「へ〜有咲がね〜」

 

「いいだろ!キラキラなんとかとか、ドキドキなんとかになったら困るし」

 

 有咲は顔を赤くしながら反抗してくる。まぁ香澄に任せると本当にそうなりかねないからな。でもしっかり考えてくるのはバンドのこと結構考えてるんだなとも思う。

 

「まぁ、まだ微妙なのしかないけど…」

 

「そんなことないって。これなんかいいんじゃない?ポッピンって、可愛いと思うけど」

 

 そう言って山吹さんはノートを指さす。ポッピンか、確かに楽しそうなイメージだな。少なくとも香澄が提出していたものよりは全然いいことだけは確かだ。

 

「確かにいいかもな」

 

「えっ、マジか…!」

 

「うん、ポップコーンみたいで楽しい」

 

「うわぁ!いつの間に!」

 

 たえが突然会話に入ってくる。まじでいつからいたんだ。

 

「あー!みんなで何してたのー?」

 

「香澄ちゃんと買い出し行ってきたよ〜」

 

 続けて香澄とりみも加わる。買い出しってなんのだろうと考えていると山吹さんがちょうど答えてくれた。

 

「放課後うちに集まって、喫茶店で使うエプロンを作るんだ。良かったら2人も来ない?」

 

「そういうことか。でもごめん!俺今日親から買い物頼まれててさ」

 

 こういう時に限って滅多に頼まれない買い物をお願いされるなんてついてないな。

 

「それはしょうがないね。市ヶ谷さんは?」

 

「まぁ、別にいいけど」

 

 そんな風には言っているがちょっと顔赤いぞ有咲よ。

 

「じゃあ市ヶ谷さんは参加だね」

 

 そういうことで放課後は山吹さんの家で文化祭準備が決まった。参加出来ないの残念だけど女子同士の方がやりやすいのかもしれないなと思う俺であった。

 

 

 

 __香澄side__

 放課後、私たちはさーやの家に集まって喫茶店で使うエプロンやパンの試食などをした。やっぱりさーやのうちのパンは美味しい!そうしているうちに夜になったのでみんなは帰るということになった。私はさーやの家で新曲の歌詞作りをするから泊まることになってるんだ!

 

「寝てたら叩き起していいからね、山吹さん」

 

「ええ!有咲ひどい!」

 

「心配なら泊まればいいのに」

 

「泊まりとか、そんないきなり言われても…」

 

 そう言っている有咲の顔は赤くなっていた。照れてるのかな?

 

「どうしたの有咲?」

 

「なんでもねー!私はそんな軽い女じゃないんだよ!じゃあな!」

 

 そう言って有咲はプンプンしながら行ってしまった。お泊まりってそんな変かな?

 

「あ、待って有咲ちゃん」

 

「じゃあ、私達も行くね。曲、完成したら送るから」

 

「うん、バイバイ!りみりん!おたえ!」

 

 3人を見送ったあと。私達はさーやの部屋で歌詞作りを始めた。絶対キラキラドキドキするのを作るぞー!

 

 




最後まで見てくださりありがとうございます!
これからちょこちょこ投稿していくので是非また見に来ていただけると嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。