BanG Dream! ~平凡な少年と彼女たちの物語~ 作:なすこん
自分の書きたいときに書くという感じで書いてたらこんなざまです笑
ですが、そんな作品に目を通してもいいと言う人はゆっくりしていってください!
教室に戻り一通り先生が話し終えた後、あの時間がやってきた。
「順番に自己紹介しましょうか」
そう、新学期の定番自己紹介だ。特にアピールできることのない俺は毎年話すことがなく困っているのだ。
「皆さんもう高校生ですから、自己PRであることを意識してください」
さらに大変なことを言われてしまったな...PRか平凡な俺には難しいな。こういう時、蓮の奴みたいな性格ならすらすら出るんだろうなー。なんて考えてるうちにどうやら自己紹介が始まるようだ。
「では、牛込さん」
「は、はい! えっと…牛込りみです。あの…よろしくおねがいします…」
あたふたしながら言うと牛込さんは静かに、座ってしまった。やっぱり自己紹介は大変だよな、あれ<牛込>って、たしかゆり先輩も牛込だったよな。もしかしたら姉妹だったりするのかな?
「では、つぎは小山君」
何! もう蓮のとこまできたのかよ、次なのに全然考えてないぞ。とりあえずこいつのを参考にするしかない!
「初めまして! 小山蓮です! 男はそこの佐藤と俺の2人だけですが、俺は女子とも仲良くなりたいと思ってます。というか女子と仲良くなりたいです! よろしくお願いします」
おいおい、これはどうなんだよ。あれ? 案外ウケてるぞ、蓮の奴、流石につかみがうまいな。まあ中学の時からコミュ力は高かったからなー。あれで性格がもう少しましならもっとモテただろうに…でもまずいな、俺にはこんな自己紹介は無理だぞ。仕方ない、ここは無難に名前と簡単に挨拶だけして終わらせよう。
「初めまして、佐藤隼人です。よく平凡と言われるほど普通です。よろしくお願いします」
何とか噛まずには言えたな、でも自分のことを平凡っていうのは、それはそれで悲しいな。
それからも様々な生徒が各々自己紹介をしていき、次は独特の髪形をした子の番だ。あれは猫耳なのかな?
「では、戸山さん」
「はい! 皆さんこんにちは戸山香澄15歳です」
周りから笑いが起きる。まあここにいるのは大体15歳だろうからな。
それから戸山さんは、ここに入った理由や妹がここに通っていることを楽しそうに話していった。一通り自分のことを話し終えた後に。
「私、小さい頃に星の鼓動を聞いたことがあって。キラキラドキドキってそういうのを見つけたいです!」
周りが静かになり、戸山さんもあれ? といった感じに首を傾げてしまった。しかし、すぐに周りから星の鼓動って? など聞かれたので戸山さんも安心したようだ。俺も星の鼓動が何なのかはわからないけど、何か夢中になれることを探そうとしているのはすごいと思った。
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自己紹介も終わり放課後、俺と蓮は帰りながら今日のことを話していた。
「うーん、やっぱ自己紹介は苦手だなー」
「そうか?俺は自分のこと知ってもらえていいと思うんだけどな」
「そう思う奴の方が少ないと思うぞ蓮」
蓮のように進んで話かけるような性格でない俺はどうにもこういう事が苦手だ。そういえば、蓮と同じくらい印象に残っているあの子の…戸山さんの自己紹介もなかなかすごかったな。キラキラドキドキとか星の鼓動とか言ってることはめちゃくちゃかもしれないけど、それを本気で探しているんだということは伝わってきてすごいと思った。俺には本気でやりたいこととかないからな。
「何考え込んでるんだよ隼人?」
「ん、なんでもないよ」
「そっか、ならいいんだけど。じゃあ俺はこの辺で、またな!」
「おう、また明日な」
そう言うと俺たちはそれぞれの帰り道に別れた。明日は確か部活動見学があるとか言ってたっけな。特にやりたいこともないし、しかも女子しかいないしやりずらそうだから入る気は無いから適当に流すか。
そんなことを考えながら1人河原道を歩くのだった。