BanG Dream! ~平凡な少年と彼女たちの物語~ 作:なすこん
まだまだ拙い文章ですが良かったらゆっくりしていってください!
「両手を上げろ」
そう言われ反射的に手を上げる。
そこには可愛らしい金髪ツインテールの子がハサミのようなものを持って立っていた。
「い、いや俺たちは泥棒とかじゃ『名前!』佐藤隼人です!」
「そっちは?」
「戸山香澄です!」
「それ本名?偽名使ってるなら…とめるよ」
「とめる?お泊まり?」
「ちがーう!」
「戸山さんボケてる場合じゃないよ」
このままじゃ今日帰る場所が家じゃなくて別の場所になりかねない。何とかして誤解を解かないと。
「簡単に見つかるなんてとんだ素人だな、初犯?」
「だから俺たちは泥棒なんかじゃないんですって」
「そうそう私たちはシールを辿ってきただけで」
「シール?何言ってんの…って良く見たらその制服うちの生徒かよ」
ん?うちの生徒ってもしかしてこの子も花咲川の生徒なのか?
「あなたも花咲川の生徒なの?私1年生!あなたは?歳近いよね?」
戸山さんが今度は逆に質問攻めにしていく。
初対面の人にましてや泥棒かもと疑っている人にそんなにグイグイ行けるなんてすげーな。
「あーもう!ここは質屋で入口はあっち!この蔵にあるのはゴミみたいなものだから用がないなら帰って!」
女の子も勘弁したのか態様が投げやりになってきた。
そりゃそうだあんなに迫られたら困るよな。でもおかげで何とか警察のご厄介にはならなくて済みそうだ。
「ゴミって…じゃああれは?」
戸山さんは俺たちがさっきまで見ていたあのケースを言っているのだろう。
確かにあれは何か価値のあるようなもののような気がする。
「質流れのなんかでしょ」
「見てみてもいい?」
「俺も見てみたいな」
「はぁ…わかったよ」
俺たちは蔵に入りそのケースを開けると中には特徴的な形のギターが入っていた。
「さわってみてもいい?」
「少しだけだからな」
戸山さんはギターを受け取り弦を弾くと少しだけ音がでた。音小さと俺は思ったけど本人はすごく楽しそうだ。
「はい終わり!」
女の子は戸山さんからギターを取り上げようとする。
「えー!もう少しだけ!」
「そんなに弾きたいならライブハウスとかいけばいいじゃん」
「わかった!」
戸山さんはギターを持ったまま飛び出して行った。
まてまてまて!それじゃホントの泥棒になっちまう!
「戸山さん待ってくれー!」
「おい、お前らやっぱ泥棒じゃねーかよ!」
「違うよ!とにかく今は戸山さんを追いかけないと」
俺たちは戸山さんを追いかけ蔵をあとにした。
戸山さん行動が急すぎるよ…
────
何とか戸山さんに追いついた俺と女の子は今ライブハウスに向かっている。
「まったく私がいなかったらホントに泥棒だったよ!」
「俺もマジで焦ったよ」
「ごめんごめん」
「はぁ…しかもなんで私が道調べないといけないんだよ」
「ありがとう!」
戸山さんは笑顔で答えるが女の子はため息をついていた。
「っとここみたいだな」
女の子は近くの建物をみる。
[SPACE]っていうライブハウスみたいだな。
入口に並ぶと他のお客さんから視線を感じる。どうやら戸山さんがギターを持っているのが原因か。
「次の方どうぞー」
「あの、ギター弾きたいんですけど」
「ええっと…」
「うちは練習スタジオじゃないよ」
「あ、オーナー!」
店員さんが困っていると後からおばあちゃんが代わりに答えた。どうやらこの人がここの店のオーナーさんらしい。
「演奏できるのはオーディションに合格した奴だけだよ」
「そうですか…」
「ほら、弾けないって帰ろう」
「ライブみてくかい?」
「やめようよ頭とか振るんだよ」
「見る前から決めつけるんじゃないよ」
「む、なら確かめてやる。いくら?」
「高校生かい?」
「違いますー」
「1200円」
オーナーと女の子の言い争いがヒートアップしている。ってかホントのこと言った方がいいでしょ…
「あの、高校生なんですけど大丈夫ですか?」
「俺も同じです」
「600円」
「ええ!?」
女の子は驚いているがまあそうだろうと思ったよ。
「こんなとこがガールズバンドの聖地?」
どうやら女の子はここのことを調べているらしい。
「2人とも行こ!」
俺たちはライブステージに入る。
中にはかなりのお客さんがいて正直驚いた。さすが聖地と呼ばれるだけあるな。
少しすると周りの照明が消えた。どうやらもう始まるみたいだな。
ステージのみに光があてられ袖から4人の女の子達が出てきた。
ってかあの中のひとりって牛込先輩じゃねーか!
俺が驚いているのに対し戸山さんはすごい楽しそうだ。
「Glitter*Green?」
「そういう名前なんだ!」
「SPACE!遊ぶ準備は出来てますか?」
「イエーイ!!」
「うぉ!すごい盛り上がりだな」
俺は観客の人達の盛り上がりっぷりに圧倒されてしまう。
「OK!じゃあ最後まで楽しんでいってねー」
演奏がはじまると観客はさらに盛り上がる。
ライブが初めての俺も盛り上がるのにそう時間はかからず、なりより彼女たちの演奏に見入ってしまっていた。
ふと隣をみると戸山さんはもちろん乗り気では無かった女の子もすごい楽しそうだ。
「これだ…これだ!」
どうやら戸山さんは何かキラキラドキドキできることが見つかったらしいな。
それと同時に俺もキラキラドキドキするものというのが少しわかった気がする瞬間でもあった。
なんとかアニメ1話部分を終わらせることが出来ました。
なかなかテンポが悪いかも知れませんが何とかテンポを上げて進めていけるように頑張りたいと思います!
また次回もよろしくお願いします!