Fate/Grand Order〜愛は人理を救う〜 作:100¥ライター
ここを一言で言い表すならば『世紀末』。俺が知っている冬木は何処にもなく、あるのは絶えず燃える炎、崩壊した無数の建物のみ。
話によれば未だ聖杯のために争うわずかなサーヴァントやレイシフトしたもう一人のマスターとそのサーヴァント、他にカルデアの所長がいるらしい。
だが…
「本当に…どうしてこうなったんだっけか」
〜
無論、改めて考えれば何が悪いかは分かっている。カルデアとかいうよく分からないやつの募集要項をよく見ずに申し込んでしまったからだ。
『30分で5万!』
今思えばちょっとした破滅願望もあったかもしれないが、それを加味してもこんなものにつられて即申し込む俺は中々に馬鹿である。
でも仮に何かあっても俺だって一応は魔術師の端くれ。特に問題ないと思っていた。
しかし、目の前の現実はそんなに甘くはなかった。
広いカルデアでちょっと道に迷ったと思いきや急に火事が起き、カルデアの機能の大半が停止。後で聞いた話だと47人のマスターが凍結状態に陥ったのだという。
唯一会った緑の帽子のおじさんに正しい道を聞いていたら俺もそうなっていたのかもしれないと思うと少しゾッとする。
〜
「くそっ!ついさっきカルデアからの通信は途絶え、もう一人のマスターも見つからない!おまけにサーヴァントはまだ召喚出来ていない!急いでどっかで召喚しないとな!」
だが、敵もサーヴァントの召喚をそう易々とはさせてくれない。恐らくキャスター辺りが呼んだやつであろう竜牙兵が何体もこっちに向かってきている。
「邪魔だ!」
俺の唯一まともに使えるガンドで確実にブチ抜く。もちろん強化の魔術も不可能ではないが、元の身体能力が低いのでお察し。
「よし、これでしばらくは大丈夫だろう」
一通り倒したので次は召喚。触媒はないから誰が来るかは分からないが、今は贅沢なんて言ってられない。あっちのマスター達と合流する前に死にましたとか洒落にならない。
まさか俺がサーヴァントの召喚なんて事をやるとは思わなかったが…仕方ない。俺がやるしかない。
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
「
「繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する」
「――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 」
「誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
「汝三大の言霊を纏う七天
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――! 」
初めての召喚だったのでやけに緊張したが、どうやら召喚は無事に成功したらしい。俺は目の前に現界したサーヴァントを確認しようと目を見開いた。
「サーヴァント・ライダー」
目の前にいた彼女は全体的に白を基調とした服と同じく白くてもふもふとしたコートを身に纏い、鞭を携えていた。
「いえ、こう言った方がいいかしら?私は女王メイヴ。よろしくね、マスター」
女王メイヴだと…?あのフェルグスに『身体以外は最低な女』と言わしめたあのメイヴか。
「貴方の名前は?」
あぁ、本来最初にするべき自己紹介がまだだったか。
「俺の名前は
今回はメイヴちゃんをメインに書いていきたいと思います。
作者はFGOのフレンドを募集してます。クリアしてちょっとの雑魚マスターでも良いよという親切な方は感想とかで意思表示をしてくれたらメッセージでIDを送ります。
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