とある雑魚転生者の日記録   作:EKAWARI

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どうも、ばんははろ、EKAWARIです。
本日はとう作品をご覧頂きありがとうございます。
まあ、とくになんも考えず息抜きで書いた作品ですが、前作の主人公であるしーたんと被ったら嫌だったので今回はとりあえず名前付きキャラにしてみました。
なんかおっぱい連呼しかしてない作品な気がしますが宜しくお願いします。


とある雑魚転生者の日記録

 

 

 ボクの名前は大風コナタ。

 漸く文字を習いだしたので、今日から日記をつけようと思う。

 しかし何から書けばいいのだろうか。よく考えたら日記とか殆ど書いたことない。

 わからないのでとりあえずボク自身と今の境遇のことについて書こうと思う。

 とりあえず年齢は……世間的には4歳くらいだが、精神年齢は多分20歳越えているオッサンである。え?20歳ってまだ若いんじゃないかって? いやいや高校生から見たら充分オッサンだよ。

 因みに大風コナタというのはこの世界でのボクの名前なのだが、実はボクは別の名前の人物として1人の人間の人生丸ごと一個分の記憶がある。

 はい、そこ妄想乙とか病院行けとかいうなよ、なんでかはっきりあるもんは仕方ないし、本当にあれがただの妄想で夢だとしたら、この語彙がやけに豊かな不気味な4歳児って一体なに? って話なんだからな。

 って、ボクは一体誰にツッコミをしているんだろう。ヤベ、1人ツッコミとか虚しくなってきた。

 とりあえず、話を戻そう。

 ともかく別人の記憶があったわけであり、ボクが思うにそれはボクの前世か何かなのだと思う。

 その世界……まあ地球の日本と呼ばれていた場所なんだが、そこでボクは普通の男子高生で、漫画やゲームやアニメが大好きなまあ、オタクという奴だった。とはいっても、親父がキャンプとバーベキュー好きだったせいで、オタクのわりには日焼けとかしてて案外アウトドアでもあったから、引きこもりじゃなかったけどね。

 だけどそんなある日の16歳の夏。家族全員で海水浴へと出かけた其の日、その世界のボクは死んだ。

 まあ、あれだ、海の中潜って出ようとしたとき足つってうっかり溺死しちゃったんだよ……ていうか泳ぎは体育の中ではわりと得意なほうだと自負してたからショックだったよ。溺れるボクを見ても家族の誰もボクがマジで溺れているなんてちっとも気づかなかったしさ。

 ……実際は言うほど軽くもなかったけどね。なにせ当時ボクはまだ16歳だったわけで、まだまだしたいこともやりたいこともたくさんあったし。見たいアニメとか続きが気になる漫画とかあったし、やりたいゲームもあったし、予約してたゲームもあったのになあ……あと1度でいいから女の子の生乳触りたかった……あとあわよくば揉みたかった。ていうか女の子と付き合いたかった。

 で、そんな未練たらたらで死んだと思ったら……なんか赤ん坊ですよ。赤ん坊になっちゃってますよ。もう意味わかりませんよ。

 赤ん坊だからか生まれたてだからかなのか、よく目は見えないんだけどさ、知らないオッサンと姉ちゃんの声が「コナタ、お父さんだよ」「お母さんよー」とか語りかけてくるもんだからもうわけわからないね。ボク死んだんじゃなかったのかよ、と全力でツッコミしたね。

 ついでに赤ん坊だからか長時間自意識保っているのも難しくて、その頃ボクの意識が表面に上がることなんて1日1時間がせいぜいだったし、赤子で喉が発達していないからか言葉をしゃべれるようになるのも1年かかったし、体もやっぱり普通の赤子ばりに中々動かなかった。

 ……いや、それ自体はいいんだけどね。生まれたてで動いたり話したり出来る赤子なんて不気味すぎて売り飛ばされるか捨てられるのが落ちだし、意識がぼーとするから粗相しても羞恥心を思ったより覚えず済んだし。あと母ちゃんのおっぱいは柔らかかった……! 思ったより母乳は美味くなかったけど。調子にのってチュパチュパしまくるエロガキですまん母ちゃん。

 あれ? ボク赤子ライフ楽しんでる、ひょっとして?

 それでもそうして3年も経てば周囲の状況から赤子なりに知ることも多いわけで……そこでボクはとんでもないことに気付いた。

 ここ……火の国にある木の葉の里ですやん? ていうか父ちゃんしがない里の中忍ですやん? ていうか34歳にもなって中忍なってまだ5年目って色々とヤバくね? うちの父ちゃん。じゃなくて、問題は其処じゃなくて、火の国だのチャクラだのどう考えたって、ここ漫画「NARUTO」の世界じゃねえかー!!

 ていうか、え? もう本当これどういうこと? マジどういうこと? なんでボクがNARUTO世界に? え? 何これ転生? これが巷で噂の転生なの。ていうか、確かにあの時僅か16で死ぬのに未練はあったけど、NARUTO世界に転生してえなんて願望なかったよ、マジどうなってんだよ。

 だってNARUTO世界とかあーた危険ですじゃん。ボクみたいな一般人お陀仏なりかねないじゃん? どうせ転生するならもっと安全な世界でハーレム転生うはうはとかしたかったっての! なんだよ、しかもこの顔面平均値並まっただ中の顔。なんでどうせ転生するならイケメンとかになってないんだよ、畜生。いや、それでも前世のボクよりはマシな顔かもしれないけどね? でもこの普通ぶりはヤバいよ、モブに混ざれる。

 しかも、あれだよ……九尾襲撃が2年前ってことはあれ? ボク、ネジやリーの同期ってこと? マジかよ、もう本当勘弁してよ。どうしろってんだよ。ていうかナルトの知識なんて52巻か53巻くらいまでの知識しかないよ。それも真面目に読んでたわけじゃないからあらすじと大体の登場キャラは知ってても詳細なんて覚えてないよ。どうしろってのさ。

 でもまあ、なるようにしかないかなあ。とりあえず生存確立上げるために少しでも鍛えとこう……。あとナルトがぼっちなのは可哀想だから見かけたら優しくしとこ……。

 そんな風に思ったのが去年の話である。

 正直、これからもどうしていいのかわらかないし、まだ4歳というわけで両親にはブリッ子してお願いしても、忍術の修行もなんもやらせてくれないし、独学じゃチャクラがどうのこうのとか理屈がサッパリわからないので独学で修行すら無理だけど、これから頑張ろうと思う。

 ボク自身のために。

 

 

 * * *

 

 

 えーと、随分久しぶりに日記を付けるような気がする。あなたの街のアイドル(大嘘)大風コナタです。

 ボクも今年で6歳になり、アカデミーに無事入学しました。ていうか数年ぶりの日記とか既にこれ日記じゃないよね、うん。とかそんな感想は置いときまして、アカデミーに入学してから知ったことですが……ボク、普通に落ちこぼれです。

 やばい、先生が言ってることがサッパリわからない。ていうか、チャクラってマジ何!? うおお、吃驚するくらいわからない。甘かった! 学校入ればわかるようになるだろ、とか原作知識あるから楽勝とか甘かった! ちっとも楽勝じゃねえ。ていうか、先生の話聞いてるとわけわからなすぎて眠いんだよ、寝ちゃうんだよ、わかる!?

 おまけに運動能力もあれですよ、後から数えたほうが早いですよ。

 なんだよ、ボク雑魚過ぎんじゃねえかよ。ただでさえチャクラ使って何かしたり出来ないのに、運動神経にも恵まれず、座学もさっぱりってどうよ、いやマジでどうよ。ていうか、得意なものなさすぎだろ、うおおお、どうしよう、どうしたらいいんだ!?

 そんなことを思いつつ頭を抱えていたら、隣の子にそっとハンカチを出されました。

 一瞬隣の子が天使に見えましたボクですが、だがしかし、その直後のやりとりにボクは更に傷ついた!

「あ、ありがとう」

「いえ……その、頑張って?」

 ……隣の子は生暖かい同情に満ちた目をしていました。可哀想な子を見る目そのものだよ、畜生。くそ、乳揉むぞ。いや、揉むほどねえけど。ていうか、よく見るとこの子テンテンじゃね?

 そんな感じでボクは今日も元気? に生きてます。

 

 

 * * *

 

 

 えーと、またも久しぶりの日記だな。ていうかこれ本当に日記なのかな? まあ、いいや。書いたことないからよくわからないけど、日記だとボクが思えば日記なのです。

 さて、気を取り直して……ボクも今年で7歳になったわけですが、なんと先日ナルトと知り合いました。公園でポツーンとしていたので、遊びに誘ったら嬉しそうな顔をして懐いてきた感じであります。ふ、ちょろいぜ。

 因みに前世でオタクしてた時代ボクはナルトのことが特別好きだったわけではなく、好きなのは我愛羅とか白とか多由也とかだったんだけど、まああれだな……ナルトの境遇は可哀想だなーと思ってたので、改善してやれるもんなら改善してやりたいなーと思っていたわけですな、はい。といっても原作イベント巻き込まれるほど仲良くなりたいとは思わないし、原作イベントに首突っ込む気もないけど。ていうか、それしたらボク死ぬし。

 あれだ、イルカ先生と似たようなポジで生き残れたらいいんだ、うん。イルカ先生って何気にあまり危険な目にあわないしな。

 因みにサスケとは関わりたくないっス。だってナルトは仲良くなっても主人公補生の恩恵で生き残れそうな気がするけど、サスケに関わったら死にそうじゃん、ボクが。正直サスケのために死ぬほどサスケに思い入れないし、やっぱ自分が生き残るのが1番だよね。願わくば無事に生き残って可愛い嫁さん貰って大往生したいです。いや、可愛くなくてもいいからおっぱいおっきい嫁さんが欲しいです。

 ……うん、女の子のおっぱいをこの手で合法的に揉む日まで死ぬに死ねないよね。

 そんなことを思う今日この頃。

 

 

 * * *

 

 

 どうも、半年ぶりの日記になるかなあとか思う大風コナタです。

 最近漸くチャクラの使い方を覚えて、少しずつ忍術を覚えられるようになりましたボクであります。

 しかし、変化の術ってアカデミーの術のわりに覚えるの案外難しくね? 難易度あれ高くね? 変化したい対象の姿を詳細にイメージ出来なかったら無理なんすけど、なんでみんな簡単にできるのかわかりません。洞察力? 洞察力が忍者には大事だっての? いや、そりゃ大事なんだろうけど、ボクみたいなしがない一般人としてはもう勘弁してよってくらいアカデミーの授業はいつもいっぱいいっぱいでつ。

 さて、そんなボクですが、ナルトと大分仲良くなったので、昨日ナルトを家に招きましたのでその時の話をしようと思います。

 まあ、ナルトといえばあれだよ、孤児なわけで当然飯もいつも1人で食ってるわけです。だから事前に母ちゃんに「友達夕食に誘っていい?」と許可取った上でナルトに「うちに飯食いに来いよ」と誘って連れてきたわけですが……里人のナルトへの悪感情っぷりをうっかり忘れてたボクが悪いのか、いつもは優しくもしがない万年下っ端中忍の父ちゃんは、あれだ、ナルトへの敵意バリバリなのでした。ちーん。

 って、チーンじゃねえ!

 いや、なんだよ、父ちゃん、その汚物見る目は。ボクの友達っていって紹介したのに失礼じゃね? なあ、これ超失礼じゃね? 失礼過ぎるよな。

「あ……あの、オレさ、コナタの友達のうずまきナルト……」

「…………」

 ナルトが怖じ気づきながらも頑張って自己紹介したってのにガン無視ってどうよ!? あんた、いくつだ、ガキか。

 いや、確かにナルトは九尾の人柱力ですよ。父ちゃんの友達も九尾との戦いで死んだって母ちゃんにも聞いてましたよ。でもさ、それってナルトのせいか? ナルトのせいじゃないじゃん。九尾封印されただけでナルト自身があんたに何かしたのかってーの! で、あんまりムカついたので、後ろ振り向いたクソオヤジの膝に蹴りくれてボクは言ってやりました。

「父ちゃん、ナルトはボクの親友だよ。まさか父ちゃんは息子の親友を馬鹿にしたりしないよね? そんな大人気ないことしないよね? しないよなあ? ああん?」

 ……ガラ悪くてすまぬ。でもマジでむかついたんだよ。

 大体ナルトが九尾の人柱力なのは口外禁止だし、ナルトは九尾を封印して死んだ四代目の息子だってのにこの里人からナルトへの扱いには前から腹据えかねてたんだ。

「しかし、コナタ、お前は知らんかもしれないがその小僧は……」

「ナルトはナルトだ。ボクの親友で、一つ年下の可愛い弟分。で、もう1度聞くけど父ちゃん、ボクの『友達』がなんだって?」

 そういうと父ちゃんは口をもごもごしながら奥に引っ込みました。ふ、ちょろいぜ。流石万年下っ端、強く言われるのに弱いな……ていうか、相変わらずよくそれで中忍になれたな。奇跡じゃね? 因みにその時、ナルトはボクの『親友』連呼に目を潤ませどうやら感動していたようです。ふ、惚れてくれてもいいんだよ? ただし、おいろけの術の女体変化版限定でお願いします。あ、おっぱい揉みてえ……。

 因みに母ちゃんは元々おっとりしている人だからなのか、ナルトを「友達」と紹介しても「あらあら、ナルトくん、うちのコナタをよろしくね~」とのほほんというだけで特に何か反発したりとかはなかったです。

 まあ、そんな感じでアカデミーでは相変わらず万年落ち零れですが、ボクはボクなりに楽しくやってます。

 

 

 * * *

 

 

 どうも何年ぶりの日記かわからないけど、12歳になりました、コナタです。

 まず、事件です。なんと ボク……アカデミー卒業試験に落ちました。

 いや、元々落ち零れだって自覚はあったけど、それでもショックだよ……。

 しかも2回目の奴で合格したのはいいけど、そこで合格したら合格したで、先生が決めた班で上忍の先生のところにいって試験あるじゃん? ほら原作でもナルトがやってた鈴取り合戦。ボクの場合はカカシ先生じゃないから鈴取り合戦じゃなかったけどさ、普通に落ちたよ。ボクの班全員アカデミー出戻りで送り返されちゃったヨ。もう1度アカデミーやり直せだって……畜生。マジで落ちるとは思ってなかったよ。

 そりゃね? 劣等生だって自覚はありましたよ? でもさ、下忍にすらなれないとかどうよ。父ちゃん未だに中忍かあ……と馬鹿にしてたボクの立場ないよ。なんだよ忍たまから下忍の壁も厚いじゃん。分厚すぎるじゃん。クソ、キバとかナルトの同期で役立たずとかへっぽことか前世では思ってたボクだけど、今のボクの目から見たらキバあたりも才能がありすぎてなんつうか憎い! なんだよ、超天才ばっかで相対的にへっぽこに見えるだけであいつ天才じゃん。普通に天才じゃん。うおおおん、酷いよ、あんまりだよ、神様は不公平だよ畜生。

 と、そんな感じで公園で落ち込んでいたら、そんなボクを見かねてかナルトがちょこちょこやってきて、「コナタ、元気出すってばよ、な?」とか言いながら一生懸命慰めてきました。他にも一発芸とかしておどけたりとか道化まで演じちゃって、まあ……なんていうかナルトの優しさが身に染みた。

「ナルト、お前良い奴だなぁ……」

「そ、そうか?」

 ちょっとお兄ちゃん、感動しちまったよ。

 だが、しかしボクはそこで落ち込みついでにナルトにあるお願い事をすることにした。

「なあ、マイブラザー。お願い事があるんだが聞いてくれないか? 多分それしたら元気になれると思うから」

「なんだってばよ?」

 不思議そうに見返しながらも、ボクが元気になれるという言葉を聞いてか、やや真剣みを帯びた顔でボクを見返すナルトに対しボクはこう言った。

「あれあるだろ。お前の得意忍術のおいろけの術。それで今すぐ女体変化してくれないか?」

「なんでだってば?」

「いいから」

 そういうと「変化!」と印を結ぶと同時に、ナルトの姿は煙にかき消え、代わりのようにプロポーションが抜群なナルトによく似た顔立ちの素っ裸の美少女が煙の中から現れた。

 その美少女が呑気な口調で言う。

「おーい、コナタ、オマエがいうからなったけど、これで良かっ……みぎゃあああ」

 そしてボクは、少女姿のナルトが何かいうより前にその本能の侭に指をまろやかな胸に沿わして、感情の赴くまま揉みしだいた。

「……ちょ、コナタッ、お落ち着くってばよ! ひゃ、やめろってば」

 焦った声でナルトが何か言ってるようだがもう耳には入っていない。ただ本能のままにその適度にでかい胸を揉んで揉んで揉みまくるだけだ!

 ああ。おっぱいだ、おっぱい様がここにいる。ヘヴンはここにあったのだ。柔らかい。まるで手にしっとりと纏わり付くようだ。この揉み心地溜まりません。女の子の生乳を揉みしだく、この日をどれだけ夢見たことか。本物はどれくらい柔らかく素晴らしいんだろうと、赤ん坊の時おっぱいを吸う時触った母ちゃんの胸を参考に妄想するだけの日々だった。

 だがしかし、いくら可愛い女の子の姿をしてようと、この正体はナルト(おとこ)なわけで、それを考えたら『いつか女の子の生乳を揉んでやる』という目的を達成しているとは言い難いんだよな。所詮これは変化の術でナルトが化けただけの紛い物の女体なわけだし。

 だが、しかしこれも何時の日かのための予行演習というやつだよな。うん。きっとそう。とりあえずおっぱいが柔らかければそれは正義だ!

 とりあえずそんなことを女体変化したナルトの胸を揉みしだきながら考えていると、ボンッと音がしてナルトが元の姿に戻った。チッ、贋作とはいえもう少し味わっていたかったというのに。

 だが、まあいい。予行演習は完璧だ。何時の日か、本物の女子を、次こそ本物の女子の乳を揉んでやる。それまでボクは死ねない!

 そう決意を固め、ガッツポーズを取りながらボクは熱くこの空に向かって叫んだ。

「おっぱいには夢が詰まっている! おっぱいこそ正義!!」

「コナタ、オレたまにお前のことがよくわからないってば……」

 む、ボクのこの高尚な願いがわからぬとは尻の青い奴め。って、そういえばナルトはサクラが好きだったっけな。あの貧乳のサクラが。ならば、この熱い胸の鼓動がわからなくても当然か。しかし、あの貧乳の何がいいのだろう。Cカップ以下の胸など男の胸と大差ねえじゃねえか。やはり女は巨乳に限る。おっぱいこそロマン! おっぱいこそ正義! だが何もいうまい、ナルトはお子様なだけだものな。大丈夫、きっとお前もいつかお胸様の良さがわかるようになるよ。

「ナルト、サンキュウ。お前のおかげで元気になった。あれほどリアルな感触の女体に変化出来るとは流石はナルト! お前は天才だよ。というわけで今日も元気におっぱい万歳!」

「褒めてくれたのは嬉しいけど、やっぱオレにはわからないってばよ……」

 なんだかナルトがげんなりした声をしていた気がするが、気にすることはやめにする。

 大丈夫、この熱い情熱がある限り、たとえ最底辺のモブでしかなかろうと、自分で言うのも悲しいくらい雑魚であろうと、一寸の虫にも五分の魂、ボクはきっと生きていけるさ。

 そしていつか、次こそは本物の女の子の生乳を揉んでみせる!

 

 

 * * *

 

 

 どうも13歳になりました、大風コナタです。

 実はあれからどうせ才能のない忍者への道は諦めてアカデミーを退学し、木の葉の一楽ラーメン店で働くことになりました。

 ……まあ、よく考えたら忍びになるよりも、ラーメン店の店員のほうが死ぬ確率低いよね。うん。なんで今まで考えつかなかったんだろうね? なんかNARUTO世界に生まれたからには忍者にならないと駄目な気がしてたよ。

「だぁああ! 遅い! もっと早く皿洗いすませねえか!」

「へい、親方すみません!」

 まあ……未だ雑用係兼皿洗いなんですけどね。

 と、そんなこんなでいつも通りの其の日、ナルトがまた一楽ラーメンへとやってきました。

「おっちゃーん、豚骨ラーメン一つー! あ、コナタ、久しぶりだってばよ」

 因みに雑用係であるボクはお使いなどにまわされることが多いから、ナルトとの遭遇は一楽勤めに関わらず週1くらいだったりする。なので苦笑しながら言った。

「先週会っただろ」

「そうだけどさ……あ、見てくれってば、これ」

 そういって、ナルトが示したのはいつもつけていたゴーグルではなく、木の葉の額宛だった。

 そうナルトは原作通り、3回卒業試験に落ちながら、先日ミズキ先生事件後にアカデミー卒業試験に合格したのだ。

「お、卒業出来たのか、おめでとう。やっぱナルトはすげーよ」

「へへっ、オレってば将来火影になる男だからな」

 そういってナルトは得意そうに笑った。

「ま、本当に大変なのはこれからだし頑張れ! それとボクからの合格祝いだ、今日は奢るよ。おやっさん、ナルトの今日食べる分ボクの給料からさっぴいといてくださーい!」

「いいのか?」

「遠慮するなよ、友達だろ。お祝いくらいさせろーてェの」

 そういって笑ったら、ナルトもつられて嬉しそうに笑った。

 それから親方に「今日はもう上がっていい」と言われたのもあり、ボクはナルトと互いに近況報告をしながら楽しく話合い笑い合った。

 

 

 

「じゃあな、ナルト、またな」

 そう声をかけ別れる。もう夜更けだ。少し話しすぎた。そんなことを思いながらボクはつたない灯りを頼りに拙い日記もどきをメモ帳に走り書きさせる。

「ふぅ」

 息をつき肩をまわせばバキバキと音がなって苦笑する。元々運動神経は微妙だったけど、それでもアカデミー時代は忍びを目指す以上、体力作りや運動は欠かせないものだったので肩が凝るなんてなかったのに、一楽に勤めだしてからすっかりなまってしまった。13歳でこれってちょっと問題があると思う。

 そんなことを思いながら、ボクは里の外れを散歩した。

 今日は良い月夜で夜風が気持ちよかった。気分もよくて、またなんだかんだいってこの13年間本当に危険な目にあったことなんてなくて、だから忘れていたのかも知れない。

 この世界が如何に物騒な世界であるかってことを。

 

「え?」

 最初に感じたのは痛みとすら認識出来なかった痛み。

 突如グラリと傾き、視界いっぱいに目に映った地面。

 そして聞き覚えのある男の声。

「駄目だよ、こんな夜中に里の外れを1人で出歩いちゃ」

 ああ、そうだこの声は……薬師カブト。

 優しげにさえ聞こえる声でそうカブトらしき男が言う。もう体は動かない。目も腕も足も動かない。何をされたかさえわからない。

「運が良い。丁度10代前半くらいの男の死体が不足してたんだ」

 その言葉を最期にボクの意識は完全に切れた。

 

 

 そして暗闇へと落ちる。

 死んだのか、ボクは。

 こんなところで、まだなにもしていなかったのに、また、死んだのか。

 いつか人間は死ぬものだとはわかっていた。簡単に人間死ぬ時は死ぬんだと、前世の経験からわかっていたはずだった。

 だけど、嗚呼、最期に母ちゃんでもない、女体変化ナルトでもない、本物の女の子のおっぱい、揉みたかったなあ……。

 

 

 

 

 

 

 ……。

 …………。

 ………………ん?

 あれ? なんで死んだのに意識が分離したりしないんだろう? おかしいなあ。

 

 やがて眩しいくらいの光が現れた。なにこれ目を開けてられない?

 あれ? 目を開けるってなんだ? ボク死んだんじゃなかったの?

 ていうか、あれ? この状況、なんかデジャビュ。

 そんなことを思っていると聞き覚えのある男と女の声が耳に届いた。

「あ、アナタ目が覚めたわ」

「何々どれどれ?」

 そういって『ボク』の顔を覗き込んでくる男女。ただしその顔は視界が悪いのかよくわからなかったが、それでもその声だけでボクはその2人が誰かわかってしまった。

 いやいや、これってまさか……!?

「コナタ、お父さんだよ」

「お母さんよー」

 

 ……すみません、チェンジでいいですか?

 

 

 終わり。




ご覧いただきありがとうございました。
前作主人公であるしーたんが非童貞性欲底辺暴走ヤンデレ男だったので、今回の主人公は童貞おっぱい星人にしてみたわけですが、おっぱい言わせるの楽しかったです。
因みに貧乳に対してコナタは暴言吐いてますが、作者である俺本人は巨乳も貧乳も大好き(だが1番ツボなのはCカップくらいだ)なので、貧乳アンチのつもりはありませんので悪しからず。ただたんにコナタが巨乳好きなだけです。
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