そしてロリコンは神になった   作:破邪矢

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皆さんどうも破邪矢です

今回の話は
前半が『バキ』で
後半が『バカ』です

何を言ってるのか分からないと思いますが
百聞は一見に如かず

それでは本文をどうぞ



そしてロリコンは神になる

前回までのあらすじ

 

ロリコンが転生を断って神に宣戦布告したよ♪

 

 

 

①ありとあらゆることで範馬勇次郎の100倍の性能を持つ体

②物理的な力をありとあらゆる事・物に干渉させる能力

 

この二つの能力にフル活用し神をぶん殴ったロリコン

 

「待て!ちょっと待てお主 何で儂を殴った⁉」

 

「理由が思いつかないなら思いつくまで殴るぞ」

 

「そんな事言われt「フンッ!!!」ゴボァ‥‥!」

 

ならば死ねとでも言うように再び神を殴る

 

「あれか? 残した家族に未練でもあったか?」

 

「違う!」

 

メシャッ

脇腹を左足で蹴り 横に薙ぎ払う

 

「死んだときの苦痛を思い知れと?」

 

「そんな事じゃない!」

 

ボゴッ

頭頂部に裏拳をかます

 

「何が不満か知らんが 此れしきでは儂は死なんぞ」

 

「ならば遠慮は要らないなッ」

 

バァギィ ヴェゴ メシャ ブヂェ ヴァヂャ ボォギ  ボゴゥ ミヂ  メェギ ガシュッ メリョ バォギ ビェギョ  ベェキ ビチッ ヴィゴゥ バキッ メキョ メシャ ブヂッ ヴェキ  ボォゴ ミジュ ゴリュ ガシュッ  メリョ バギュ ビェギョ ベキ ビジィ ヴィゴ バァコ メギョ ドゥゴッ ブヂャ ヴァギャ ドゥゴッ メリ メシャ ブゥチ ボキィ  ボゴ ミシ ガシュッ デュヂャ バァギッ  バェゴ ミジュ ミギィ ブヂャ メギャ ミキョ メジャ  ブチッ  ボキ ボェゴ  ミヂッ ベグォ ヴィキィミキュ ヴェギョ バキッ メキョ メシャ ブチュ ボォゴ ブッチ ボキ ミチ バゥギ ガシュッ ヴィギュ ミィチャ ベギィ メリュ バァギ ビェギョ ベキ  メェギョ ビヂィ メシャ ブチ ボゴ ヴィヂ ボィキ ブヂィ ボゴ ヴァギォ ミェシ ミキョ ブチ ヴェギィ バキッ メキョ ヴェシャ  ミシ ブェキィ ガシュッ ビゴン ビギィ バギ ビェギョ ベィギ ビィヂ ヴィゴ バィコゥ メキョ ヴァギャ ドェゴ メリィ ボギ ドゥゴッ ミヂュ ベェギ ヴィゴゥ  バァギィ

 

百を超える無呼吸連打 しかしそれを全て受けて尚 神が死ぬような気配はない

 

「理由は思い浮かんだか」

 

「何の事だか分からんな」

 

「そうか‥‥なら仕方が無い」

 

そう言うとロリコンは 体をほぼ真後ろへ捻り まるで遠投や砲丸投げのように構え_

 

握力(あくりょく)×体重(たいじゅう)×スピード=破壊力(はかいりょく)!!!

 

殴った

放物線を無視するかのように ほぼ一直線に吹き飛ぶ神

 

「思いついたか あんたが殴られる理由は」

 

「なにが不満か知らんが‥‥お主タダで済むと思っとるのか」

 

「何をするのか知らんが‥‥自分でどんな力を与えたか覚えてないのか?」

 

「そこまでボケて無いわ じゃがのぅ」

 

「…」

 

「与えた力を取り上げることが 儂に出来ないと思ったのか!!!」

 

神は与えた力を奪い返さんとロリコンに腕を突き出す…が しかし

 

「なに‥‥⁉」

 

体内に透過し力を奪い去る予定だった腕は 筋肉に‥‥いやそれは筋肉という単語で表せるものではなかった たとえるならば壁…鉄板…そんな(ヤワ)な物では無く それ以上に硬く…重い__巨岩

見上げても その高さを知ることのできない大きさを持つ_不動の巨岩_そうとでも言うべきモノそれに阻まれたのだ

 

「分かったか? 今の俺の体はお前が思っていたものより 遥に固く 遥に丈夫で‥‥強い

 

「クソッ」

 

神は悔しそうに顔を歪めた

自らが与えた力 その力に阻まれ取り返すことが出来ない これほどまでの屈辱があるだろうか

 

「まだやるかい?」

 

「‥‥」

 

神は答えない

 

「今 負けを認めるならば俺もこれ以上攻撃はしない 約束しよう だが‼負けを認めずに逃げたなら……キサマが死ぬまで追いかけまわす」

 

此の時 神は別次元に逃げたり ロリコンを強制的に転生させることが出来なくは無かった

だが 確信といえるほどの直感がそれを無駄だと判断した この男にそんな事は通用しない その肉体から発せられる剛力をもって 次元の壁すら破ってくるそう思ったのだ

 

「もうえぇ‥‥分かった儂の負けじゃよ 自らが蒔いた種じゃ責任は取ろう だが最後に教えてくれ 何故転生の権利を捨て儂に戦いを挑んだ?」

 

「一言で表すなら『俺がロリコンだから』」

 

「イヤ 分からん」

 

「俺が死んだのは‥‥トラックに轢かれたからで その事故の原因はアンタだ」

 

「そうだな」

 

「だから死んでしまった俺にお詫びしたのは分かる」

 

「偉いじゃろ」

 

「だが‥‥あの事故で一番アンタが謝罪すべきなのは俺じゃない 俺が助けた幼女だ

 

「何故じゃ? あの娘は生きておるし大した怪我もしとr_ボゴ_ゲェボゥ‥‥! さっき殴らないって言ったじゃろお主ィ」

 

「言葉より先に拳が出た すまんな だがこれが俺の意志だ」

 

「だからどういう事なんじゃ!!!」

 

「いいか? 確かにあの事故で幼女は死んでない でもなぁ もしあの子が自分のせいで俺が死んだと考えたら? あの事故がトラウマになって外に出られなくなったら? 疫病神なんてあだ名がついて学校でいじめられたら? 軽い怪我で済んでなかったら? 他にも色々あるがそれらが原因で彼女の未来が暗く悲しいものになったら? その責任を誰がとる? 事故の原因であるお前しかいないだろう?」

 

「それは別に儂の仕事じゃ‥‥」

 

「何言ってんだ 生きとし生けるもの幼女を保護するのは義務だ 仕事じゃない」

 

神は確信した

 

(こやつ‥‥ヤバイ奴じゃ)

 

「幼女を大切にするのは当たり前の事だろ もし仮に俺が生き残って同じような状況になっていたら また同じように助けに向かう」

 

「随分と立派な心掛けじゃな」

 

「だが 俺がどれだけ騒いだところで キサマがその責任を取るとは限らないし 今後同じような事が起こるかもしれない その可能性は一人のロリコンとして見逃せない」

 

「‥‥考えすぎではないか」

 

神の意見は最も_いやそれ以前にロリコンの考えがおかしいのだろう だが

 

「何がおかしい? それに 俺がやろうとしていることは基本的に善行だ 善い行いをやめる理由がどこにある?」

 

彼の信念は変わらない 恐らく止めることは物理的にも出来ないだろう

 

「それに 俺が神になれば不幸な人生を歩む幼女を減らせる これ以上に素晴らしい事は無いだろう」

 

「‥‥分かった お主に儂の力を譲渡しよう 主神よ我の声が聞こえるか?」

 

「ん?」

 

神が上に向かって語り掛けると 空間が光に包まれ_光が消え去ると宮殿のような建物の内部のにいた

 

「なんだここ?」

 

「主神‥‥神の管理をする神の部屋だ 儂の力をお前に渡すことはこの者でなくては出来ない」

 

「転生特典は授けられるのに?」

 

「儂の仕事は人間の管理であって 他の神が司る仕事は出来ないのじゃよ」

 

「私を呼んだのはお前か」

 

空中からゆっくりと降りてくる 見事な白髪と髭を蓄えた主神

 

「分かっとるくせに白々しい 何じゃこの空間はいつもは殺風景なくせに 人間がいるからと豪華にしおって」

 

「何だばれたか」

 

主神が指を鳴らすと景色が一瞬で変化し 応接室のような空間が出現した

 

「立ち話じゃ疲れるからな 掛けよ」

 

促されるままにソファーに腰かけ 出されたお茶をすする

 

「話は分かった 望み通り君を神にしてやろう」

 

「良いのか? そんな簡単に」

 

「早い話 働いてくれるならこちらとしても有り難いんじゃ 人間部門は数が足りずにてんてこ舞いでな」

 

「お主には話して無かったが‥‥儂以外にも人間の管理をする神はいる」

 

「マジで?」

 

「マジもマジじゃ お主は儂がこっちに招いたから来れたが普通は無い 稀に死んだ人間や霊能力者がこちらの世界に来ることがあってな そう奴らを片っ端から人間担当の神にしてた」

 

あまり聞きたくなかった まるで企業のような運営形態のシビアな神様事情である

 

「まぁ そうゆう訳だから 仕事頼んだ」

 

「ちょっと待て ところでこのハゲはどうなる? 俺としては事故の時の幼女の事で落とし前付けさせたいんですけど」

 

「あ~ そうじゃのぅ きみの主張も全く分からない訳では無いんじゃが‥‥人間部門から減らすわけにもいかんからなぁ‥‥ そうじゃ! 君の部下にしたまえ」

 

「俺の部下になるんですか このハゲ」

 

「何かと使えると思うぞ 古参じゃから他の神にも顔がきくしな」

 

「人を便利なアイテムのように話すな 全く」

 

「お前が蒔いた種だろ 自分でも言ってたじゃないか」

 

「はぁ‥‥ 先が思いやられる‥‥」

 

その後ロリコンは 思ったより多い仕事や死にたくても死ねない神様システムに苦しめられながらも 日々幼女の苦難の無い幸せな生活の実現のため奔走した

 

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

以上が俺が神になった理由 そしてここからが後日談だ

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

 

俺は人間部門から派生した(させられた)_『幼女保護部門』その主任になっていた

 

「ある程度の予想はしておったが‥‥50%の人口増加とはのう」

 

「幼女保護して 戦争けしかける国家元首とか凶悪犯罪者とか減らしまくったからなぁ そりゃそうなるよな」

 

俺が神になり僅か数十年 ありとあらゆる世界で幼女を保護しまくった その結果ほとんどの世界で人口が増加した

 

「まさか 俺のいた世界で物語だった世界の管理までするとは‥‥」

 

「儂らが管理して無かったら 転生できる訳無いじゃろ」

 

「そうなんだけどさぁ~ 一日100時間労働ってなんだよ とんだブラック企業じゃねぇかここ」

 

「産業革命の時よりましじゃ‥‥あの時は儂一人じゃったからな ワットの糞野郎が」

 

はるか遠くを見つめながら愚痴るハゲ

 

「俺としてはアイツがいないと 子供は「小さな大人」として労働力のままだったからな 感謝しているぞジェームズ・ワット」

 

「今はそれ以上にお主が憎いがな 業務時間外に色々仕事をさせおって」

 

「え?何だって?」

 

「ハァ もうよい どれでどうする?」

 

「『どうする?』とは?」

 

「お主の最初の望み通り 不幸な人生を歩む幼女は居なくなったが その代わり人口が劇的に増えた 何が問題かは分かるよな」

 

「‥‥どう考えても人手が足りないか」

 

「おかげで儂らのミスも増えて 転生候補も増えたが‥‥お前のような物好きは 一人もいなかったぞ」

 

どうしようかねぇ 何かいい案が__あ そうだ‼

 

「ハゲ お前幼女になれよ」

 

「遂に壊れたかお主‥‥いや 前からか」

 

何故だろう? いつぞやの警察官にとてもよく似た目で見られた

 

「そうじゃなくて 俺みたいにトラックの前にロリがいれば 善人は皆助けに向かうだろう?」

 

「善人っちゅうか 只のロリコンじゃろ」

 

「まぁまぁ落ち着け 取りあえず俺のやった事の疑似体験を 丁度寿命が尽きるような人間にやらせて こっちに引き込んで 全員神にすればいい」

 

「上手く行くかのぅ」

 

「一定数は確保できるだろ」

 

~数日後~

 

合計2万人近く集まりました

 

「マジか‼」

 

「マジじゃ 軽く脳内覗いてみたが‥‥全員重度のロリコンじゃった お主もじゃが命が惜しくないんか?」

 

「愛するロリの為なら死ねるぜ」キリッ

 

「分からんのぅ まぁ良い お主が発案者なんじゃから説明はお主がしろ」

 

俺は覚悟を決めて かつての俺と同じ選択をした同志の前に立つ

 

「どうも皆さんこんにちは 私が神です」

 

いたるところからざわめきが聞こえる そりゃそうだろう ラノベやSSならいかにもな爺さんか可愛い女神が出てくるものだ

ただ 残念なことに俺の見た目はそうではない ボディービルダーとは比べ物にならない肉体の青年である

 

「君たちがここにいるのは 俗にいう『トラック転生』‥‥ではないんだ」

 

「嘘だろ⁉」

 

「ロウきゅーぶ!の世界に行こうと思ってたのに」

 

「ワイもや‥‥」

 

「下手に希望を持たせてしまって済まない だが案ずるな! 君たちは転生以上に素晴らしいことが待っている!」

 

全員が俺の次の発言を固唾を飲んで待つ

 

我らが天使‥‥幼女を守護する神となれ!!! 清く尊いロリたちを! 君たちの手で守るんだ!

 

同志達がどよめく

 

「無論楽な仕事ではない‥‥だが! 仕事の過程であらゆる世界のロリに会える!

国も 世界も 人種も 次元すらも超え ありとあらゆるロリに会える!」

 

「拙者の嫁である 獣系ロリも?」

 

「会える!」

 

「僕が考えたオリキャラの巨乳ロリ嫁も?」

 

「会える!」

 

同志達の熱狂が最高潮に達した

 

「君たちは選択したんだ 自らの命を天秤にかけて 幼女の! ロリの! 女の子の! 命を救うことを!!! 神になることはそのご褒美だとでも考えてくれ! かつての私もそうだった だがその選択に後悔は無い!!!」

 

「そうだ」

 

「後悔なんざ微塵もねぇ」

 

皆の意志が一つになった

 

「同志達よ 神の世界にようこそ」

 

その後 一気に人材が増えた神の世界では 全ての業務が滞りなく行われ 神様のミスによる転生は無くなった

 




如何だったでしょうか?

自分でもこれでいいのか?と思おうと所はずいぶんあったのですが‥‥
タグに『ネタ』と『バキ』が入っているからいいかなぁ~という謎理論をもとに
一応の完結にしてしまいました

本作はこれでおしまいですが 機会があれば別の作品も読んでやってください

遅くなりましたが
0920さん テロさん そして非公開の方1名
お気に入り登録 有難う御座います!!!

最後までお読みくださった皆様ありがとうございました

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