「 これならパラガスがでても良くね?」
と軽い気持ちで作ったものです。
第1話なのでちょっと短くしました。その方がとっかかりやすいかなと。
実は映画見てないです。まぁ、映画要素あまりないですが。
まだまだ初心者なのですがドラゴンボールという偉大なタイトルに恥じないよう、頑張ります!
分岐点:1 独眼の老兵
『パラガスの倅には驚かされたな...生まれたばかりで戦闘力1万とは...』
『お前も一緒に、あの世へ行け...!』
『どこへ行くんだぁ...?』
「ぬっ...クソォ...!」
思い出したくも無い忌まわしき記憶が蘇る。
「全て、あいつのせいだ...!」
地獄に落ちた後もパラガスはベジータ王による「傷」によって苦しめられていた。
彼はベジータ王へ復讐する事だけを思って生きていた。しかし、7年前、彼は復讐が成就する事を見届ける事なく「サイヤ人の定め」によって死を迎えた。
死してなお晴れぬ怨恨を晴らすため彼はこれまでずっとベジータ王を地獄で探し続けた。しかし、なぜか見つける事は出来なかった。
(一体、どうしたのだというのだ...?)
さらに息子のブロリーですら見つけられなかった。ベジータ王は死んだ時期のずれによって見つけるのが困難と考えていたがブロリーに至っては分からなかった。同じ日に同じ新惑星ベジータで死を迎えたはず。だが見つける事は叶わなかった。
(ブロリーさえいれば地獄を破壊し尽くしベジータ王を見つけ出すことも容易なはず...)
かれこれ7年以上、探し続けている。しかし、ベジータ王やブロリーはおろか、サイヤ人ですら見つけられなかった。いくら数が少ない種族とはいえ、これほど探しても誰1人として見つからないのは合点がいかなかった。
(私は...何をしているのだ...)
晴れることのない恨み、何も出来ない自分への憤りが、復讐鬼と化したパラガスを徐々に心の闇へと堕としていった。
パラガスの傷は癒えそうにもない。
だが、彼は傷の痛みなど感じなくなっていた。
深い憎しみが正常な感覚を麻痺させ、全てを顧みない悪魔へとしていった。
(何としても...何としてもベジータ王へ復讐を...!!)
変わらない復讐心。
何を思ったのか、神はそれを叶えてしまったようだ。
おっ、おいっ!聞いたか!
鬼達の声でふと、我に返った。
あぁ、地球の地獄が大変らしいな...っ!
なんでも、滅茶苦茶で閻魔大王ですら手も足も出ないらしいぞ...!
(地球の...地獄...?)
パラガスは疑問に思った。
死んだ者は全て同じ地獄へと落ちるのではないか。死んだ場所によって行き着く場所が違うとすれば、これまでいくらベジータ王を探しても、見つけられなかったのにも納得がいく。何故なら彼は、惑星ベジータでフリーザによって殺されたのだから。
では、ブロリーは?
もしや、あいつは新惑星ベジータの爆発に巻き込まれても死ななかったとでもいうのか?
もしその仮説が正しければ、ブロリーがいると思われる場所は...
地球か...
ブロリーが死ぬとは思えない。だが、地球で驚異的なパワーを持った者が暴れ回った、というのも聞いてない。だとすれば、新惑星ベジータから地球までの移動で力尽きた、というのが妥当だろう。
もっとも、それで死ぬとも思えないが。
しかし、今回の出来事は非常にいい収穫だ。
ベジータ王が「惑星ベジータの地獄」にいると分かればそちらに向かえば良い。流石にその位置であれば、鬼達も口を割るだろう。
初めてパラガスは神に僅かながらだが、感謝した。
だが、気まぐれな神がパラガスにもたらした「悪戯」はこれだけではなかった。
以上となります。
死んだ場所で地獄が違うというのは、フリーザ編からとりました。
確か、クリリンを生き返らせようとしたら、クリリンの魂がナメック星にあるとかで魂を呼び寄せないといけない、というのがあった気がするので。
間違えてたらスミマセン ( ̄д ̄;)