学生はテストと戦う。。。
───魔法少女っていつ勉強してるの?
夜の魔女退治→親に不審がられる
昼の魔女退治(平日 )→学校あるしなぁ
「えー、皆さん。ニュースでも見たと思いますが、先日、学校を休んだ日から行方不明になっているすみれさんはまだ見つかっていません。何か知っている事があれば教えてください。───終わります」
「起立ー礼ーありがとうございましたー」
「すみれちゃん、どこ行っちゃったんだろう……」
私は、きるとちゃんの席に行って言った。
「やっぱり魔女かなぁ」
「さぁー。魔法少女ってのもあり得るんじゃないかしら」
「まぁでも、普通に事件に巻き込まれたのが一番可能性は高いと思うけれどね」
「きるとちゃん、巻き込まれた時点で普通じゃないんじゃ……」
「私達の知ったこっちゃないわ」
「確かにそーだね。──あ、先生来た」
そして私は席に着く。
一時間目は数学だっけか。
「やだなぁ、数学」
そう呟き、教科書を開く。
礼をした後、ノートをとってはいたものの、授業内容は全然入ってこなかった。
魔女が活性化・増加している。
この町はどうなってしまったのか。
原因をさっと挙げてみる。
・魔女を増やして欲しいと誰かが願った
→頭おかしい人か、魔法少女の仕組みを知っている者
・魔法少女が増えた
→この町に素質を持った人が多い
・多くの人に影響を及ぼす事件があり、絶望した
→人数に限りがあるし、そこまでの大事件ならテレビでもやっているはず
どれも当てはまりそうにない。
上二つならまだあり得なくもない…………かな(?)
恨みでも持ってる人ならやりそうだしなぁ、魔女化。
魔法少女が増えた、っていうのは方法があるのか?
単に素質を持った人が多いだけ、という可能性は低いはずだ。
なぜ、なぜ、なぜ…………。
きゅうべえは、知っていても言わない。
原因を知ったところでどうこうできる訳でもないのだけれど。
むしろ、魔女が増えて好都合だし。
グリーフシードの確率も百発百中になって、貯金ならず貯グリーフシードが出来るくらい。
私ときるとちゃんの強さだったら一日に二三体は倒せる。
今までは魔女自体が少なくて何日かに一回程度。
かなりギリギリだった。
それがこんなに増えたんだから少しは感謝しないと。
なんて考えているうちに授業は終了。
そしてあっという間に六時間目も終了。
「みかん、帰ろう」
「ちょい待ち……………行こっか」
私はリュックを背負う。
部活には入っていないため、そのまま帰れる。
この中学は、良い成績をとってから先生に相談すれば、部活を帰宅部にしてくれる。
なんて好都合な学校なんだ!
昇降口を出てから、体育館の裏へ。
人の気配がないのを確認する。
私は足に魔力を込める。
きるとちゃんと目を見合せて、思い切り踏み切る。
大きく、飛ぶ。
透明化しながら飛び、誰かが目撃しないようにする。
住宅の屋根を飛び移り、数分で自宅へ。
走って自分の部屋に行き、鞄を置く。
そして、いつもの集合場所に行き、きるとちゃんと合流する。
「急いでみかん!あの路地から反応が!」
「分かった!」
私達はソウルジェムの光に包まれる。
可愛らしい服に変身する。
「さぁ、今日も魔女狩りだ!」
「うん、行こう!きるとちゃん!」