クラス最弱だった俺がクラスごと異世界転移して最強ハーレム☆チート無双 〜闇を切り裂き閃光を操る 漆黒の道化師カオスピエロ その正体はなんと俺だった! 〜異世界最強になったからもはや人生イージーモード〜 作:Hi☆Roto☆
女神は何かボードのようなものを取り出して、必死に何かを検索している。焦りからなのか、止まらない涙がボードをしとしとと濡らしている。
「足、震えてますよぉーー?女神さまあ?」
真っ青になった女神は俺の話を聞く余裕すらない。
「わ、私は……別の時間軸の私はなんて屑を転移させてしまったの!?」
もう遅いんだよ。いつもいつも。上から見てる奴らは気づくときも遅い。
「んじゃ!その力全てもらいうけまーす!!ごちです!!」
「え!いやあああああ!」
『システムメッセージ』
【
「キャッチアンドリリース!!能力いただいたからもう用ないやぁ!もう一回、死ねー!」
はい、【
こうして女神はまた、消滅した。あー愉快愉快。
はーあー!異世界転移最高だぜー!
*********
さて、次はハーレムしよう。
異世界の扉を開く。もうこの空間には用はないので、元の世界に戻る。
「おまたせぇ!俺のマイワールドォ!」
俺が空から現れると、大臣たちが騒いでいる。
「「「「「王子!」」」」」
はぁ?前から思ってたけど、一体このピエロがどうやったら一国の王子様に見えるんですかねー?
やっぱ異世界って変なやつばっかり!
「ピエロさーん!ピエロさーん!」
とか思ってたら下からなんか女の声が聞こえる。
あ、前助けた女騎士だ.....。
「こら、王子に向かってなんて失礼なことを!」
「だって、ピエロだもーん!ピエロだもーん!」
女騎士が俺を指差して叫ぶ。
その様子に兵士たちがざわめく。
「兵長.....!なんてことだ!兵長がおかしくなっている!」
へえ?なるほど、あの女騎士は兵長だったのね。こんな若くしてそこまでいくなんて、才能があったんだろうなぁ。
「それが......大臣殿.....兵長は......」
大臣の前に立った兵士が口ごもる。代わりに隣の兵士が答える。
「兵長は、頭を打っておかしくなりました......」
女騎士改め兵長はまだ俺を指差している。
「ピエロ!ピエロ!」
「なんてことだ.......あの優秀な兵長が......」
俺は華麗に大地に降り立つ。
「よかろう!寛大なる俺様はお前を許してやる」
「「「おおなんて寛大なお心!」」」
「さて、家臣ども、そろそろ俺に何か楽しいものを用意しろ。話はそれからだ」
ああー長い茶番になっちまった。
異世界に来たらやろうって決めてたこと、まだたくさんあるんだよね。
俺の異世界ライフ、始まるッ!